ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~ 作:ブラッキオ
デーモン・コマンドデッキを模索するも、TierがSまであるエンジェル・コマンドに対してAが関の山なことを直視させられます。フミシュナとダークマスターズが高いんじゃない、フミシュナとダークマスターズ以外があれなだけなんだ。
イッセーside
初日はなんやかんやあって終わり、今は夕食を食べ終わった所で、部屋で寝ている。
やっと一息つけた。それに感謝だ。
ホテルに戻ってから、アザゼル先生とロスヴァイセさんにも人外たちから襲撃、というより何かの懇願があったこととついでに俺の中から何か飛び出していったことを報告した。これには二人も困惑していた。そうですよね。一応、グレモリー家からパスが通っているはずなのにこんなことになってしまったんですから。
先生たちも確認を取るとは言っていたが、ここでアーシアが気になることを言った。
『あの女の子、まるで『もう後がない』と言った感じでした』
後がない。確かに何かそんな雰囲気ではあった。それに岸波先輩の名前を出していた。このことについても先生たちは確認を取るそうだ。
俺から飛び出したものについては調査してくれるそうだ。先生、本当にありがとうございます。
さて、頃合いか。
俺は世界の存亡をかけた戦いの為に部屋を出る。
戦い。それは『女風呂の覗きからアーシア(とついでに皆)を守るために不埒な野郎どもを通さない』ということ。
ロスヴァイセさんにもこのことは言ってある。あの人は非常階段の方を見ることになっている。シトリー眷属の皆もいることを今日初めて知り、今後は彼女らに任せるが、今夜は『俺にその気はない』という証明のためにもやることはやろう。
俺はと言うと、ロスヴァイセさんとは別の場所で、女子風呂が覗けるアングルの場所へ行く道の前に胡坐をかいて座っている。
「やぁ、来たよ」
木場も合流した。
「すまねぇな、俺の考えに振り回させちまって」
「いいよ。それにしても君が覗きから女子を守る側になるなんてね」
木場がそう言う。俺もそう思う。去年までの俺だったらきっと嬉々揚々として覗きに行っていただろう。だが、今は違う。グレートドラゴンとして、世界を守る男として、戦わねばならないのだ。
「俺も不思議に思うよ。……正直、ここを通らないならロスヴァイセ先生の方に行っているってことになる。一番いいのはどちらにも来ないことなんだけどな」
「イッセー君、いつになく本気だね。何があったんだい?」
木場がいまだに不思議そうにしているので俺は答えることにした。
「なぁ、ディオドラの時の先輩の姿は覚えてるか?」
「うん。あんなに苛烈で残虐な岸波先輩は見たことないよ」
「あれってさ、言っちゃえばアーシアが絡んでたからだろ?」
「それがどうかしたんだい?」
「アーシアって今じゃ先輩の御使いじゃん?」
「うん」
「もしあの子を悲しませたり辱めるようなことがあった場合さ……その……今度こそ世界が終わる気がするんだ」
そう言うと木場は困ったように笑う。
「そうだね。間違いなくあの人は怒る。そう言うことだったんだね。なら僕もこの道を通さないようにしないと」
木場が俺の隣に座る。何か、妙に距離が近いな。
それから数分後、本当に馬鹿が来やがったのでとりあえずぶん殴って追い返した。あいつら、俺の顔を見た時に『何でお前がここに?』なんて驚いていたな。
それから木場とスケベ関係で談笑しながら誰一人として一歩も通さないでいたらロスヴァイセ先生がやって来た。どうやら元浜と松田はロスヴァイセさんのいる方に行ったらしい。君達は実に運が悪いな。
ロスヴァイセさんは俺の前評判、つまり今年の春先までの俺の評価を聞いていたらしく、こんな風に正義の味方面しているのが不思議だったそう。うん、俺もそう思う。
でもまぁ、俺って本当に正義の味方になっちまったんだよな。だったら仕方ないだろ。やることはやるさ。
ロスヴァイセさんと話をしているとアザゼル先生がやって来た。
「お、イッセーか。随分真面目になったな」
「アザゼル先生。どうしたんすか?」
そう訊くとアザゼル先生は答えた。
「魔王少女からの呼び出しだ」
――
先生先導の下、俺達グレモリー眷属とイリナ、アーシアはホテルを抜け出して京都の料亭の一室に来た。
俺達はレヴィアタン様のお誘いを受けたのだ。
個室に通され、戸を開けるとそこには和服を着たレヴィアタン様がいた。
「ハロー、赤龍帝ちゃん、リアスちゃんの眷属の皆に天使の二人。この間以来だね☆」
「お、兵藤もか」
匙たちシトリー眷属の2年生もいる。巡さんに由良さん。花戒さんに草下さん。あいつめ、何気にハーレムじゃねぇか……!許せねぇな、おい。
「皆揃ったね。それじゃあ話をしよっか。皆は料理を食べながらでいいよ。……私がここに来たのは他でもない、京都の妖怪さんたちとの協力態勢を取るためなの」
妖怪か。もしかしなくても、昼間のあいつらは妖怪なんだろうな。それなら人外の気配も納得がいく。
「なんだけど、今大変なことになってるそうなの」
「大変なこと?」
俺の問いにレヴィアタン様は応えてくださる。
「この地の妖怪を束ねる九尾の御大将が先日から行方不明だそうよ」
その時、俺はふと思い出した。
『……希望が見えてきたのじゃ』
金髪の子が呟いた言葉をふと思い出す。もしかして、俺達に接触したのって力を借りるために……?
「レヴィアタン様、それはもしや?」
ゼノヴィアがそう言うとレヴィアタン様は頷かれる。
「ええ、アザゼルちゃんからあなた達の報告を聞いたの」
そんなアザゼル先生は盃を呷り、言う。
「ここのドンがさらわれたってことだ。関与しているのは、十中八九
そうかそうか。それじゃあオカ研の皆様ご一緒に!
『はぁ……(クソでかため息)』
俺達の……いや、先輩の予想が当たってしまった。いやね、まだ英雄派の連中とは決まったわけじゃないから。うん。頼む、そう思わせてくれ。
「お前ら、また厄介事に首つっこんだのか?」
匙が目元をひくつかせる。悪いな、これが俺らだ。何ならグレモリー一派だけじゃなくて岸波先輩もおまけでついてくるぞ。
「ったくよ、ここまで岸波の言う通りになるなんてな」
アザゼル先生は酒を呷る。やけ酒になってませんか?
「それでなんだけどね、話は後日ちゃんとつけるとして、その後にもしかしたらあなた達の力を借りることになるかもしれないの。だから不安とか反対とか聞いておきたいの」
不安とか反対ってそんなのないっすよ。てか、それ以上に昼間の女の子のことが気になるって言うか。
とりあえず、俺達は首を縦に振った。それを見てレヴィアタン様は満足げだった。
「ありがと、皆。それじゃあ、明日から私達の方は動くから、皆は旅行を楽しんで」
「え?俺達は何かしないんですか?」
俺がそう訊くとアザゼル先生が割り込んできた。
「あたりめぇだろ。ああだこうだ言っても、お前らは『修学旅行中の学生』だ。やるべきことをしっかり見ろ。それに、こういった面倒ごとは基本的に俺達大人に任せるもんだぜ?」
アザゼル先生……!
こうして、俺達は何事もなく観光を続けることとなった。ちょっと不安が残るけど、それでも俺達のやることが『旅行を楽しむこと』ってなら、それをやり遂げよう。
イッセーside out
よく言われる、というか自分の中で思うのが『主人公に魅力の無いラブコメは駄作以下』です。色々ありますが、ToLoveるのリトさんなリトさん筆頭に、幽奈さんのバトル漫画主人公なコガラシ君、100カノの愛の化け物こと恋太郎とか色々います。どっかのヤクザの息子は千葉県のYさんを見習え。
そんな中で似たような立ち位置のイッセー君。別に原作の時点で魅力がないわけじゃないんですよ。人としての最低限中の最低限な所の信念とかトラウマに葛藤する所とか。ただ、それを粉砕するだけの所業をするんですよ、あいつ。お前何なんだよ。
故のうすしお味化。
諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。
-
無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
-
逃げるな卑怯者(炭治郎並感)