ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~   作:ブラッキオ

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今回はお色気回(?)
兵藤君にだっていい思いをさせなきゃ、原作アンチアンチに粘着されそうですし、書きました。もう前作のようなことはごめんなので......

何度でも言いますが、別に兵藤君を心底嫌っているわけではないんです。マジで嫌ってたら、こんな『【兵藤一誠】チームリアス・グレモリーを救いたい【聞け】』みたいなものは書きませんし。
原作のあいつだって真面目な時は真面目な奴です。本当にかっこいい時はかっこいい奴です。アニメなんて声優さんも相まって猶更すごいです。
ただ、真面目な時に同時進行でふざけたり、そもそも真面目な事象を馬鹿どころか愚かな手口で解決するのが『基本』を越えて『日常』なのが原作のあいつなんです。だからうp主みたいな面倒なアンチを生むんですよ。



第89話 たまにはいい思いも

 

イッセーside

 

「ぬわぁああん!疲れたもぉおおお!!」

 

あの後、観光を再開、土産物を買うなど色々あってホテルへ帰還した。豪華な夕食もお腹いっぱい食べて、もう満足だ。てか、湯葉美味しいな。『癖が強い』なんて聞いていたから構えていたけど、そんなことはなかった。寧ろその繊細さには惚れそうになった。

 

今はお布団に飛び込んで寝ている。明日は予定通りの観光だ。ただし、ホテルにいつでも戻れる転移用魔方陣の形態簡易版を持ってだが。

 

俺達を統括するアザゼル先生からの連絡次第で、いつでも観光を中止してホテルに戻ることになる。

 

明日の観光は九重が案内してくれるそうだ。一日目の急な行動への謝罪という意味も込めて、とのこと。妖怪と悪魔ひいては冥界の交流の一環とアザゼル先生が軽く言うが、相手はお姫様だ。失礼のないようにしないとな。

 

……。

 

「うわーん!先輩助けてー!」

 

思わず叫んでしまった。いやね、マジで英雄派(馬鹿共)が来るなんて思ってなかったよ!あっても、こんな大事になるなんて思ってなかった!くそ!あいつら、次会ったら本気でぶっ潰す!

 

元浜松田コンビは相も変わらず覗きをするようだ。今回はシトリー眷属がガチ警備をするそうだ。無茶だと説得したけど、『それでも』とか言って行ってしまった。一応無事は祈るよ。

 

あいつらの無事を祈りつつ、俺はのんびりとする。そんな時、ドアをノックする音が聞こえた。

 

「はい」

 

『私だ、ゼノヴィアだ』

 

返事をするとゼノヴィアの声が返って来た。どうしたんだ?

 

「ほいさ」

 

俺が扉を開けるとそこには寝巻のゼノヴィアがいた。

 

「急にどうしたんだ?」

 

「遊びに来たんだ。桐生は他のクラスの女子と情報交換で、アーシアは八坂姫の無事を祈ると言って黙って天に祈りを捧げている。イリナは後で来るぞ」

 

「アーシアらしいな。てか、イリナも来るのか。さ、いらっしゃい」

 

俺はゼノヴィアを部屋に招き入れる。

 

扉が閉め、部屋の戸を開ける。瞬間、俺はゼノヴィアによって振り向かされ、そして……

 

「……。……っ!?」

 

キスされた。え……え!?

 

唇が離れる。

 

「ぜ、ゼノヴィアさん?これは一体?」

 

「おや、こういう所も岸波先輩に似ているのかな?」

 

いやいや、急にキスされたらそりゃこうもなろうよ!

 

「私はね、岸波先輩に説教されてから色々考えたんだ。あの人の言う意味をね。その末にようやく分かったんだ。人を愛するということが」

 

「お、おぅ」

 

そ、それがこのキスってわけか。はっはーw俺のファーストキスだw

 

いや、全然分からん!

 

「おい、ゼノヴィア。俺は岸波先輩に似てるって言われるけど、先輩じゃねぇんだぞ?ただのドスケベ野郎だ。それにキスなんて花の乙女が簡単にしていいもんじゃない」

 

こいつだって元々は先輩が好きだったはずだ。今は『諦めた』とか『フラれてもなお執着するほど軟弱じゃない』とか言っているけどさ、それでも人の心はどこまで行ってもその軟弱って奴だと思うよ?

 

「それは承知している」

 

「してんのかーい!」

 

何か間違いでもあったりしてんだろうと藁にも縋る思いだったが、どうやら違うようだ。ま、マジで?そんなことが……?

 

そんな時だった。スーッと扉が開かれる。そこに立っていたのは……

 

「あらら、ゼノヴィア!」

 

イリナだった。マジか、お前……。なんつータイミングで来たんだよ……。

 

「おや、イリナか。こっちに来るといい」

 

ゼノヴィアさん?ここ、一応俺の部屋っすよ?

 

「じゃ、じゃあ遠慮なく……」

 

イリナさん?!

 

「いい機会だ。イリナ、お前も男を知っておけ」

 

ゼノヴィアさん、あんた何言ってるんですか?

 

「私、堕天しちゃうんですけど?!知ったら最後なんだけど?!」

 

そうだそうだ!イリナ!お前も何とか言ってやれ!

 

「そこは気合で乗り切れ。案外何とかなるだろう」

 

ゼノヴィア!いくら何でもそれは無責任だぞ!

 

「そ、そうなの?」

 

ん?流れ変わったな。

 

「け、けどミカエル様のAの私が……」

 

一人ぶつぶつと呟き、格闘しだすイリナ。多分この状態のゼノヴィアは俺の話を聞いてくれない。だから頼む!お前だけが頼りなんだ!このままだと、俺、無責任な男になっちまう!

 

悩むイリナにゼノヴィアの説得が続く。

 

「イッセーは岸波先輩とは別のベクトルでお買い得だ。お前が思っている以上にいい男だぞ?普段一緒に暮らしている私が言うのだから安心しろ。何より、赤龍帝だ。お前が伝説のドラゴンの子を産んだとなれば、天界的にも戦力になるんじゃないか?」

 

「イッセー君の……赤龍帝の子供……天界の戦力……」

 

待って、俺、このままだと種牡馬コース?ゴールドシップしちゃうの?そういうのって先輩の仕事じゃないの?

 

「さて、ここからどうしたものか」

 

「おーい、ゼノヴィアさん?外の先生たちはどうした?」

 

男女の接触は基本的に禁止だって旅行の最初で言われている。若い男女が一緒の部屋にいたら何し出すか分かんないもんな。

 

階層ごとに男女が分かれているから先生たちが終始目を光らせている。いくら就寝前の自由時間とはいえ、先生の見回りに見られたら何を言われるか分かんないぞ!

 

「ああ、男性教諭か。天使と悪魔の力でここに結界を張ってね。この部屋は誰が近寄っても何事も起きてないと感じるようになっている。ここで艶のある声を出しても誰も来ないから問題ないぞ」

 

「よくわかんないけど、ここは神聖で魔力の溢れた空間よ!」

 

「こ、こいつら……」

 

二人してサムズアップしてそう言う。何でこの子たちはそう言う方向に気持ちよく突き抜けていくのかなぁ!?おつむ足りなさすぎだろ!

 

ゼノヴィアは再び俺にキスをする。わぁ……!(ちいかわ)

 

「ちょ、ちょっとゼノヴィア?もうするの?」

 

イリナはまだ心が決まっていない様子。

 

「ああ。私は、イッセーと子作りの練習をするぞ、イリナ」

 

そんなしょうもない『人間を辞めるぞ』の改変は聞きたくなかった……。

 

「修学旅行でそういうことをするのも乙だと桐生も言っていたしな」

 

あ、あいつか犯人は!余計なことを吹き込むな!お前のせいで俺が最高潮にピンチだぞ!

 

「そ、そうだけど……!これは確かにイベント的よ!けれど、私はミカエル様の直属の配下で……」

 

「なら見ていてくれ。天使に見られながらの子作り。フフッ、天使に選ばれた子供を作れるとは思わないか?イリナはそこで貴重な悪魔の子作りを見守っていてくれ」

 

もう限界だ。あかん。死ぬ。

 

俺は咄嗟にゼノヴィアから抜け出す。

 

ま、待ってくれ。俺には守るべき信念があるんだ……!

 

「そうか、イッセー。やる気になったか」

 

ゼノヴィアに言われて足元に視線を落とす。布団だ。……。

 

「違う!違うぞ!?」

 

あ、あかん。これ以上はいけない!

 

ど、どうすればいいんですか、先輩?!

 

『おらわかんねーぞ』

 

そんな時、だったイリナがつまずいた。そして俺の胸に飛び込む形で抱き着いてきた。

 

「あ、あわわ……!」

 

イリナの反応を見るに、ゼノヴィアのような確信犯ではない様子。よかった。いや、何も良くない。

 

女の子のいい匂い。当たるおっぱい。なるほど、これが『天使の抱き心地』って奴か。

 

「……そんなに私を堕としたいの?」

 

「違うよ(シャモ星人)」

 

潤んだ目、上目遣い。堕ちない奴はいないだろう条件でそう言われたので即答した。

 

何だかクラクラしてきた。あかん、意識が遠のく。

 

せ、せめてこいつらに説教を……

 

俺はそっとイリナを起き上がらせ、正座する。

 

「イッセー?」

 

「ゼノヴィア。俺は初めてだ。そしてせめて初めてするならムードがいい時にしたい」

 

「そうか」

 

「イリナもだ。お前だってムードがいい時がいいだろ」

 

「え、私も?!そ、それは何というか……」

 

「ああ。だから頼む。こんな形でするなんてこと……は……」

 

ドサッという音と共に、俺は布団に飛び込んだ。俺の意識が遠のいていく。ああ、初めてのこと過ぎてキャパオーバーしたんだな……ハハッ、これじゃあハーレム王はまだ遠いな……

 

――「はぁ、情けないな。相棒」

 

後日聞いたが、どうやら俺が気絶した後ロスヴァイセさんがやって来て介抱してくれたそうだ。ついでに我々への説教もあった。悲しいね。

 

 

イッセーside out

 

 

Side in

 

 

夕飯を食べ終えた俺はふと先ほど母さんから言われたことを思い出す。

 

『美空ちゃんと光璃ちゃんが久々にあなたに会いたいって言ってるの。色々積ることもあるだろうし、いっぱい話してきなさい』

 

美空さんに光璃さん。今の俺よりちょっと年上の女性二人だ。母さんとあちらのお母様がつながっており、昔から仲良くさせてもらっていた。最近は男女のすれ違いというのもあって、そんなに交流してなかったけど、まさか話したいことがあるなんてな。

 

俺にも春が来たってわけかw

 

んなわけあるかボケ。

 

 

 





何かあった世界線

ゼノヴィア「いつかする時はムードを大切にしたいと夢見ていたなぁ......」

兵藤「あ、(俺の)童貞......」

(デデーン)

諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。

  • 無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
  • 逃げるな卑怯者(炭治郎並感)
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