ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~ 作:ブラッキオ
はい、と言うことでレッドゾーンの主と同じ声帯の人の登場です。
イッセーside
開戦した。まずゼノヴィアが二刀流で突っこんでいき、アンチモンスターを蹴散らしていく。
アンチモンスターの一体がこちらに向けて口を開く。口内には光が迸る。やっべ、何か来る。
そして、光が放たれた。だが、それは途中で木場の聖魔剣によって弾かれる。
「この程度なら当たらなければ問題ない。いや、当たる前に叩く!」
かっこいいぜ、木場。憎く思えるくらいな。
ゼノヴィアと木場。どちらも『騎士』だが、まるで正反対のスタイルで戦っていく。
「曹操、お前の相手は俺がしてやる。光栄に思えよ」
アザゼル先生がファーブニルの入った宝玉を取り出し、素早く人口神器の鎧を纏う。いつ見ても目が痛くなるような金ぴかだ。
「聖書に記された堕天使総督が俺と戦ってくれるとはな。光栄の極みだ!」
曹操は川の岸辺に降り立つと不敵な笑みを浮かべて槍を構える。槍の先端が開くと、そこから光輝く黄金の刃が生成される。先端が開いた瞬間、この空間全体の空気が震えた。
なんてパワーだ!見るだけでも震えが止まらない!曹操はともかくとしてあの槍は今の俺達じゃ相手に出来ない。先生に任せよう。
まずは盤面の把握だ。今は頼れる部長さんや朱乃さんはいない。前衛で壁になってくれる小猫ちゃんもだ。索敵のギャスパーもいないから俺自身の目で何とかするしかない。アーシアは回復役。落とされちゃいけない。イリナが守ってくれているとはいえ、あいつ一人に任せきるのは余りにも無茶だ。
その上、九重も守らなきゃいけない。ここでは俺達以上に大切な人物だ。アーシアよりももっと後方で待機させておかないと。
幸い、一番ヤバい聖槍は先生が対応してくれている。
木場はともかく、ゼノヴィアがかなり前に行っている。これじゃあ、立てられる作戦も立てられない!
くそっ!考えろ!俺はリアス・グレモリーの『兵士』にして『赤龍帝』の兵藤一誠だ!こんな所で折れていたら『王』なんて夢のまた夢だ!
考えろ!こういう時、どうすればいい!部長なら、岸波先輩ならどうする!
考えろ!考えるんだ!!
……っ!そうだ!
「おい、ゼノヴィア!お前はアーシアと九重の護衛をしろ!それと、聖なるオーラを飛ばす攻撃でこちらに近付く敵を片付けてくれ!」
頼む!俺はお前の主じゃない!だけど今だけは俺の話を聞いてくれ!
「っ!了解だ!」
ゼノヴィアが俺の頼みに応じてくれた。よし、次の段階だ。
「木場!お前、光を吸収できる魔剣は作れるか?!」
俺はフリードん時にそんな感じの魔剣を木場が作っていたことを思い出す。
「吸収……。っ!なるほど、そういうことか。うん、出来るよイッセー君」
そう言うと、早速剣を創り出し、ゼノヴィアと俺、アーシアに投げる。
「その剣は普段は柄だけだ!闇の刀身を出すなら魔力を込めて!アーシアさんのはちょっと特別で、魔力がなくても何とかなる!けど、廉価版だから過信は禁物だよ!」
なるほど、そういう原理か。俺はゼノヴィアに指令を飛ばす。
「ゼノヴィア!相手は光を使う!いざとなった時はそいつを盾に使え!お前はイリナとアーシアとは違うことをしっかり覚えておけよ!」
「目ざといな、イッセー!」
俺は受け取った剣の柄を握り、ドライグに聞く。
「おい、ドライグ。この剣の能力、籠手に与えられないか?」
――「命を削る無茶にはなるだろう。だが、この場限り、この時間限りなら無理なくやれるだろう。多用は禁物だぞ?」
「それならいい。ちょうどアスカロンの抜けた穴もあるしな。そこに嵌める!」
俺はアスカロンが収納されていた所に光を食らう闇の剣を入れた。すると左手に闇の盾らしきものが生成された。よし、成功だ。
――「全く、今代は自分の体を実験道具か何かかと勘違いしてないか?俺も自分の思考の限界を超えていて恐ろしく思うぞ」
悪いな、ドライグ。これが俺だ。無茶とか無謀とかしか出来ない馬鹿なんだよ。だがよ、そうでもしないと、俺自身の責務も果たせないし、きっとこれから来る運命にも勝てないと思うんだ。
――「……ふん。上等だ。最期まで付き合ってやる」
ありがとよ。
さぁ、俺の防御は何とかなっただろう。次の指示を飛ばすぞ。
「イリナ!すまんが、ゼノヴィアの代わりに木場と一緒に前に出てくれ!天使のお前なら光は大丈夫なはずだ!」
「こ、これでもダメージは受けるのよ!まぁ、でも悪魔ほどじゃないわ。分かったわ!やってみる!ミカエル様のAの名の下に!」
よし、イリナはうまくいった。あいつは指示を聞いたら前に出て、光の剣でモンスター共を蹴散らしていく。
さぁ、次はアーシアの番だ。
「アーシア!」
「はい?!」
「後ろで回復役に専念してもらうために待機してもらおうと思っている!誰かが倒れそうになっていたら、回復のオーラとか飛ばせるか?!」
そう訊くと、彼女は強くうなずいた。
「はい、いけます!少し下がってもらわないと困りますが、何とか!」
「ありがとう!それと、九重も一緒に守ってもらえると助かる!」
「任せてください!」
「それと、絶対に死ぬなよ!アーシアが死んだら、先輩が怒って世界を滅ぼすかもしれないからな!」
「え、えー!?」
さーて、指示は出し終えた。ここからは俺のやることをやりつつ、アドリブでやっていくぞ。
「英雄派の諸君。待ったは無しだぜ!」
俺は一瞬で倍加を連打し、拳をモンスターや英雄派の奴らに叩き込んでいく。
『王』らしくないことくらい分かってる。指示役ならドラゴンショットを後方で撃ち続けるのが定石だ。だけど、この量を相手にそれをコンスタントにやるにはギャスパーの奴がここにいた上での『僧侶』へのプロモーションが必要だ。素の魔力がポンコツの俺に、今はそんなことは出来ない。だったら、魔力を使わない俺らしいやり方……すなわち『真っすぐ行ってぶっ飛ばす』をやるしかねぇ!
俺達は吶喊していく。アーシア達の警護はゼノヴィアが完璧なくらいにこなしてくれているし、俺達前線部隊に攻撃が叩き込まれれば、アーシアが即座に回復のオーラを放ってくれる。
数は多い。倒してもキリがないくらいだ。だが、これだけの生産をしているんだったらいつしか限界が来る。それまで耐えるんだ。
そんな時だった。後方で待機していた英雄派の連中が前に出てきた。全員女の子だ。くそっ、俺が女の子に弱いって分かって突っこんできやがったのか?!この感じもサイラオーグさんとの戦いまでに矯正しないといけないな!
俺は英雄派の女の子たちを迎撃するのではなく、あえて突撃した。どうやらあいつらは俺がその場に止まると思っていたらしく、少し動きが乱れた。
「くそっ!」
乱れた剣筋は俺には届かない。何せ、乱れも迷いもない剣を俺はよく知っているからな。それに比べたら何ともない。俺はすいすいと避けていく。
「嘘っ?!」
「例の読心術か!?」
いいえ、パイリンガルは一切使っておりません。あれも便利だけど、女性限定だし、何より貴重な魔力を無駄にしたくないからな。見てからの回避が余裕なら使う意味もない。
「
俺はちょっと驚きつつ、攻撃を避けていく。
今だ、隙あり!
俺は女の子たちの『衣服』に触れていく。
「
俺はとっておきの技を決める。その前に、だ。俺が懸念していたことが一つある。
もしもあいつらが来ている服に何かしらの魔術が組み込まれていた場合、何が起こるか分かったもんじゃない。仮に服の下にダイナマイトでも仕込まれてみろ。俺とて流石に無傷ではすまないし、目の前で女の子がミンチになるなんて許せない。気にしすぎかもしれないが、あいつらは文字通り何でもやる。だったら少しの保険くらいかけたっていいよな?
「いやぁああ!!」
「ま、魔術を施した服が……!」
英雄派の一人がそう言う。お、やっぱりな。俺の勘も冴えわたっているぜ。もしも『悪魔の攻撃があたったらカウンターで浄化の光を放つ』なんてもんだったら危なかったな。
女の子たちが恥ずかしさの余り店の方へと逃げ込んでいく。後ろからは呆れる視線を送る仲間とゴミを見る視線を送る幼女がいる。つらい。
「やはり赤龍帝だ。恥辱に塗れても戦い続ける精神が必要になる状況に追い込むなんてね。流石だよ、グレートドラゴン。でも、その技は男には通用しないけどね」
白髪の優男がこちらに近付きながらそう言う。なんだろう、その声でしゃべるなって言いたい。こいつ自身は関係も自覚もないだろうけど、まるで先輩の全てが愚弄されているようで仕方ない。
「悪いな、服の爆散だけは男にも効くぜ?全裸で戦う勇気があるなら来いよ、クソムカつく声野郎」
「ほう、それは驚いた」
「まぁ、嘘なんですが」
そう言うと、優男のこめかみに青筋が立った。
実は、『洋服崩壊』だが男にも効く。夏合宿にて安物のジャージからガチガチの鎧など色々着た先輩とアザゼル先生を被検体として利用させてもらったんだが、俺が加減出来ないせいで女の子と変わらないように下着まで爆散させた。これには先輩は苦笑いだったし、アザゼル先生も大爆笑だった。
じゃあなんで本当のことを言ったのに取り消したかって?決まってんだろ、あいつらを馬鹿にしたいからだよ。
「まぁ、いいさ。皆気を付けるんだ。相手は歴代最弱だが、力に一切溺れていない赤龍帝だ。何をするか分からないよ」
お前に褒められても何の価値もないんだよなぁ。寧ろ神経を逆なでるっていうか。
「随分、ムカつく言い方だな。俺にそんな褒められるほどの価値があるのかねぇ?案外、お前の目が節穴なだけかもしれないぞ?」
「そうかな?君は君が思っている以上に現赤龍帝は危険視されるものだと僕達は認識しているよ?ヴァーリもね」
はぁー。こいつもこいつで俺を上げるんかい。
「さて、僕もやろうか。初めまして、グレモリー眷属。僕は英雄シグルドの末裔、ジーク。皆からは『ジークフリート』と呼ばれているけど、まぁ、好きな方でいいよ」
何だよ、その白ねずみと一緒に使われた末にヘイト買いすぎて規制だらけのデッキになったようなカードの名前は。ふざけてんのか。俺のクラスメイトが苦悶の表情で制限改定を受けていたぞ。
「なるほどな。お前、教会を抜けてからそちらに行ったか」
ゼノヴィアがそう言う。どうやら知り合いらしい。
「ゼノヴィア、知り合いか?」
「ああ。『
ゼノヴィアがそう説明してくれた。そういや、フリードの奴も白髪だったな。そういう共通事項があるのか。
俺がそう思っているとイリナはジークフリートに問いかける。
「それにしても、ジーク。あなた教会を、天界を裏切ったの?」
「うっ……!」
「ゼノヴィア、お前のことじゃない」
ゼノヴィアが説明してくれた。イリナが質問すると、ジークフリートは愉快そうに口の端を上げる。流れ弾にゼノヴィアが当たったので一応フォローする。そういや、この子もやけっぱちで悪魔になった口だったもんな。
「まぁ、そうなるかな?だとしてもいいじゃないか。僕の代理はいくらでもいる。……さて、紹介も終わったところだし、剣士やら教会やらの縁もあるんだ。楽しもうか、ゼノヴィア、紫藤イリナ、木場祐斗」
奴がそう言った瞬間、木場が聖魔剣を持って斬りこむ。それをジークフリートは難なく受け止める。おいおい、相手は聖魔剣だぞ?まさか、聖魔剣をメタった魔剣とか聖剣を作ったのか?奴らはそんな技術を……?
「魔帝剣グラム。魔剣最強のこいつなら、聖魔剣とも打ち合える」
……なんで自分から情報を喋るの?てか、グラムって魔剣や聖剣に対して素人な俺でも知ってるくらいの北欧の大物だ。なら猶更喋らない方がいいんじゃないか?
いや、待て。もしかしたらそう言う類のブラフなのかもしれない。あえて『俺の持っているものは著名なものだ』って言ってこっちを怖気づかせるものなんだろう。きっとそうだろう。頼み、信じさせてくれ。
――「相棒、お前は間違ってない。何より、気の迷いという可能性もあるだろう。戦場とはそんなもんだ。それに、お前の言う通りこちらを混乱させるためのブラフも大いにありえる。気をつけろ」
ありがとうよ、相棒。ちょっと自信が折れそうになってた。
俺の心が折れそうになっている間も木場とジークフリートは打ち合う。最初は互角かと思ったが、段々と木場が押されていった。あいつがどれだけ神速で動こうともその全てにジークフリートは反応している。
驚いている俺に英雄派の一人が言う。
「派閥は違えど、うちの組織では『聖王剣のアーサー』『魔帝剣のジークフリート』と呼ばれている。聖魔剣の木場祐斗では相手にならない」
……ねぇ、ドライグさん?要するに『こいつの上限はアーサーくらい』って言ってるよね?しかも、そのアーサーがこいつら相手に本気を出しているってわけもないって線もあるし。
――「あー、うん。はっきり言う。すまん、こいつら馬鹿だ。馬鹿というか愚者だ」
だよねぇ!?やっぱそう思うよね!?
その後、ゼノヴィアとイリナが加勢するが、あちらもあちらでバルムンクとノートゥングという魔剣を更に取り出した。ご丁寧な説明付きで。
その上、腕が背中から追加で生えてきた。銀色の鱗に覆われている。まるでドラゴンみたいだ。
「これは
わぁ、すっごーい(棒)
その後も『僕は禁手じゃないよーん!』なんて言う始末。それはちょっと驚いた。しかもその腕で魔剣を持って三刀流をし出した。別に二本だけでもよくねぇか?あれか、剣で龍殺しを防ぐためか。ならしょうがないか。
……こんな能天気にも程があるのが先輩と同類?こんな馬鹿が?何だろう、俺もクソムカつくけど、それ以上に先輩にコテンパンにやられたドライグさんの名誉も傷つけるようでもっとムカつく。
イッセーside out
割と本気で悩んでいることがあります。
最近、インフィニット・ストラトスを読みました。もう記憶の彼方に吹っ飛んだ物だったので、初見の気持ちで読みました。その中で思ったんです。
もしかして、原作イッセー君ってちゃんと主人公of主人公ですか?原作での強化とかもあれはまだ真っ当な方なんですか?
ハイスクールD×Dは原作者がちゃんと落ち着くところまで書いている時点で、アンチするようなものではないのでは?
諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。
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無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
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逃げるな卑怯者(炭治郎並感)