ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~   作:ブラッキオ

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前回のあとがきに関することなんですが、『もしかしたらハイスクールD×Dはまともかもしれない』と思ってもう一度最初から流して読んでみました。兵藤も『スケベ系主人公』として見るなら『まぁ......ええか』と僅かに思いました。
ただ少なくとも、昨今のイキリやざまぁと呼ばれる主人公や与えられるだけで何の努力も代償もなくチート化する同期とかの主人公とか、ド底辺を越えて奈落の底に埋まっている連中がいるだけで、D×Dも大概だと思います。
要するに、私のアンチとしての信条は揺らぎましたが、根底の『こいつぅ......(憤怒)』的なことは変わっていないということです。今後もこの作品は皆さんの応援と私の頑張りが続く限り書いていきます。



第93話 マジモンの馬鹿、で済めばいいなぁ......

 

イッセーside

 

俺、困惑してます。怒りを通り越してもう困惑です。こんな奴らが英雄名乗ってるってことが。いや、ウルトラマンの曲の『英雄』の歌詞が英雄になる条件なら……だとしてもこいつら外道はその条件に当てはまらないか。

 

目の前には籠手タイプのドラゴンの入った神器の亜種であることと自分の武器を堂々と喋る白髪の馬鹿とそいつがどれだけの実力者か喋る馬鹿共。うーん……これ、先輩がいたら情報を喋らせるための一人を捕まえてすぐに『帰るぞ』って言いそう。

 

――「俺の知っている『英雄』ってのはもっと狡猾で勇猛。何より美しかったのだがな。どうも現代は違うらしい。老害みたいなことを言うようで悪いが……とても残念だ」

 

ドライグさんにまで酷評される始末だ。てか、あんたの場合英雄の頂点に立つようなのが相手だからしょうがないでしょうよ。誰だってあんなに高潔であざとくてポンコツでかっこいい男に勝てないって。

 

――「相棒。頼むから、あんな奴らに殺されるなよ?」

 

分かってる。俺だってまだ『轟熱伝』の続きを読みたいし、ハーレム王にもなってない。死にたくないさ。

 

正直さ、ジークフリートの実力を見てたら悲しいことに『勝てない』って気持ちになるよ。だってさ、こっちは禁手使ってるんだぜ?神器の奥の手を使ってるってのに、あっちはそれも使ってないんだ。実力差に悲しみしか生まれないよ。

 

でもさ、フェンリルと互角だったアーサーだとか魔剣三刀流とかいう見た目がすごいことをする、その上神器は禁手してないって情報を得られただけでも何も知らない俺達にとってはアドが過ぎるんだよ。

 

このアドから分かることは『兵士』根性が過ぎるかもしれないけど、『俺が勝てなくても、俺からの情報を使えば味方が勝てる』ってことだ。ゲームなら犠牲(サクリファイス)とかに関することだな。それに、あいつら自身も魔獣で悪魔殺しのモンスターを生み出せるようになったのはそう言うことがあったからだし。

 

まぁ、要は『俺達にとって当たり前なことがあいつらは出来てない』ってことだな。

 

……落ち着け。もっと馬鹿になるんだ。こんなことに頭のリソースを割いていたら死ぬぞ。主に俺の頭のキャパオーバーが原因で。

 

困惑していると、俺達の前に先生が降り立った。同じくして曹操も戻って来た。

 

先生がやり合っていた方を見ると焦土が生まれていた。うわぁ……。

 

正直、ドン引きすると同時に『あの光景を生み出せる先生すら敵わないドライグさんを瞬殺出来る岸波先輩』っていう構図が俺の中に生まれた。あの人、マジですごいな。やっぱ先輩を呼ばなくて正解だったわ。

 

先生を見ると、鎧が所々壊れている。翼もボロボロだ。

 

「先生、大丈夫っすか?」

 

「ああ、心配するな。ちょっとした小競り合いだ。こんなの、ぶちぎれた『あいつ』を相手にすると考えるよりずっと楽だ」

 

小競り合いにしては被害が大きすぎやしませんかね……?

 

「いい眷属悪魔の集団だ。これが若手悪魔でも有名なリアス・グレモリーの眷属達か。もう少し楽に終わることかと思っていたのだが、意外にやってくれたな」

 

ジークフリートに傷一つ負わせられなかった俺達に曹操が随分な皮肉を言ってくれる。

 

「俺の理論が正しければ、この馬鹿げた力を有するグレモリー眷属を集わせたのは、まごうことなき兵藤一誠の力だ。身体能力も魔力も才能はない。だが、ドラゴンの持つ他者を惹きつける力は歴代でもトップだろう。連続する敵の襲来、各龍王との邂逅。そして多くの者に支持される『グレートドラゴン』。何より、二天龍をいともたやすく討ったレッドゾーンとの関係。それらがいい例だ。『王』なきこの現状でも皆をまとめ上げた。まだ稚拙だが、手慣れればこれ以上に恐ろしいものはないな」

 

はぁ?何言ってんだこいつ?寝ぼけてんのか?

 

「寝言は寝て言うもんだぜ?」

 

「寝言ではないさ」

 

……。

 

――「相棒、多分、あいつ本気でそう思ってる」

 

……。

 

――「まぁ……だからさ、一応誉め言葉として受け取っておけ。鳥肌立てるな。ドラゴンはそう力を惹きつける。そう言うものなんだ」

 

わ、分かったよ……。

 

「だからこそ、俺達英雄派は旧魔王派のような油断はしない。将来、君は歴代で最も危険な赤龍帝になる。そして眷属も同様。今のうちに摘んでおくか……いずれにせよデータ解析の為にデータを集めておくべきだ」

 

ゆ、油断……。今更それを……。

 

まぁ、俺達を徹底的に小馬鹿にしていた旧魔王の連中よりは厄介に思える。うーん、油断してくれないか。俺達って結局先輩に頼ってない時って、そう言う油断を突いていたからな。困ったもんだ。

 

「一つ訊く。貴様ら英雄派の動く理由はなんだ?」

 

先生がそう訊くと曹操が目を細めて答える。

 

「俺達の活動理由は極めてシンプルだ。……『人間』としてどこまでやれるか知りたい。そこに挑戦するんだ。それに、悪魔やドラゴン、堕天使やその他諸々と言う超常を倒すのは、いつだって人間……いや、人間でなければならない。よわっちぃ人間のささやかな挑戦さ」

 

その瞬間だった。俺達の怒りのボルテージが爆上がりしたのは。特に先生の怒りはとんでもない。

 

「おい、英雄派。てめぇらが旧魔王共より強いからって調子に乗るなよ」

 

「いいや、乗らせてもらうさ」

 

ムカつく口調で曹操は反論する。

 

「仮に調子に乗っていようがいまいが……てめぇらが『人間』を語るな」

 

そうだ、俺達の怒りの原因はこれだ。こんな奴らに『人間』を語る資格なんてない。先輩に愛され、先輩を救うことなんて以ての外だ。こんな屑共と、俺達を一緒にされたくない。こんな馬鹿共が英雄という先輩の称号を語ることが許せない。

 

「それはレッドゾーンの個人的な定義だろう?そんなものはどうだっていい。人間は人間だ。俺達のような存在こそが人間だ。いずれ、レッドゾーンも超える。それが俺達だ」

 

この馬鹿が?先輩を超える?

 

その言葉を聞いて、俺達の怒りは急激に収まった。アザゼル先生に至っては肩をガックシと大きく落としていた。

 

もうこいつら救えん。ダメだ、これは。性欲まっしぐらで愚かとも言える馬鹿な俺ですらそう思うんだもん。先輩ならこう言う。『人間のアイデンティティを自分で捨てた馬鹿だ』。

 

こんな俺に常識でマウント取られて恥ずかしくないの?

 

てか、こいつらの言葉は感情のジェットコースターか何かか?何で俺達の情緒をこんなにも乱す?……はっ!?もしかして、そう言う作戦か!?こうすることで俺達の集中力を削ぐってわけか!なるほど、なら今までの馬鹿さ加減にも納得がいく!そうかそうか、超絶な馬鹿を装って俺達を油断させようってわけか!

 

――「(多分あいつら、そんなに深く考えてないと思うよ、相棒?)」

 

俺があいつらの戦法に納得していると俺達と英雄派の間に魔方陣が一つ、輝きを放ちながら現れる。この紋様は……。

 

いや、知らんな……。勉強した旧魔王のものでも、ましてやグレモリーのものでもない。

 

「こいつは……」

 

先生は知っている様子だ。え、堕天使の誰か?俺達が怪訝に思っていると、光と共に、紋様からひとが 出てきた。

 

魔法使いだ。

 

いや、マジで魔法使いだ。しかも女の子。魔法使いが被るような帽子に、マント。THE・魔法使い。年齢は中学生くらいか?

 

女の子はこちらを向くと、深々と頭を下げてきた。

 

いい笑顔でこちらに微笑んでくる。

 

「はじめまして。私はルフェイ。ルフェイ・ペンドラゴン。聖王剣の持ち主であるアーサー・ペンドラゴンの妹であり、ヴァーリチームに属する魔法使いです。以後お見知りおきを」

 

「こ、これはご丁寧に……」

 

俺は思わず言葉を返した。……いや、ヴァーリチーム?……ヴァーリチーム!?しかも、あの妙に強い残酷紳士の妹!?

 

「アーサーのか。しかも『ルフェイ』、ね」

 

アザゼル先生がひげをさすってそう呟く。

 

一方ルフェイはと言うと、目を輝かせながら俺に近付いてきた。

 

俺の前に立つと、手を突き出してくる。

 

「わ、私、『グレートドラゴン!せきりゅーてー』のファンなのです!そ、その……差し支えなければ握手をお願いできますか?」

 

「え、あ、うん。いいよ」

 

俺は反射的に手を出し、握手した。……いや、なんでこんな所で握手会してんねん。確かにこうしてファンに愛されているって実感できるのは嬉しいけどさ。出来ればもう少し真っ当な場所でしたいんだけど?

 

……それにしてもこの年齢の子が俺のファンか。俺って先輩に比べて新参のヒーローってのもあって、もっと小さい子供が主なファン層だから結構驚いている。ルフェイくらいの年齢の子は大体『赫轟絶影レッドゾーン』の方のファンだってレヴィアタン様からは聞いているし。

 

曹操は曹操で呆気にとられ、困惑している。

 

「ヴァーリチームの者か。それで、握手するためだけに来たわけじゃないだろう?」

 

そう言うと、ルフェイは屈託のない笑顔で曹操に言葉を返す。

 

「はい!ヴァーリ様からの伝言を一言一句違えずにお伝えします!『邪魔だけはするなと言ったはずだ』。だそうです♪うちのチームに監視者を送った罰という奴ですよー?」

 

ルフェイがそう言い放つと、大地を揺るがすほどの振動が俺達を襲う。地震か何かかと思っていたら、地面が叩き割れ、土煙を撒き上げながら巨人らしきものが姿を現した。

 

『ごぉおおおおおお!!』

 

石?土?レンガ?なんなのか分かんない素材で出来ているようなフォルムだ。10m近くの大きさだし、足も腕も太い。あれで殴られたらひとたまりもないだろう。

 

「ゴグマゴグか!」

 

アザゼル先生がそう言うとルフェイは頷いた。

 

「はい、私たちのチームのパワー担当で、ゴグマゴグのゴッくんです♪」

 

ご、ゴグマゴグ?俺、ゴグマジオスしか分かんないよ?見た目から考えるにゴーレムか何かか?ならゴレムスか?

 

「先生、あのゴーレムもどきってなんですか?」

 

「ゴグマゴグ。次元の狭間に放置された、お前の言う通りゴーレムみたいなもんだ。稀に狭間に停止状態で漂っているんだよ。何でも、古の神が量産した破壊兵器って奴だったそうだが……その全機が完全停止していたはずだぞ?」

 

お、俺の勘が冴えているな。やっぱ、ゴレムスの類か。……もしかして、この世界ピエールもいる?スライムがいるのは知っているから、もしかしてワンチャンある?シーザーがいる可能性があるのは俺とかタンニーンのおっさんが証明しているし。もしかして、夢にあふれているのか、この世界?!天空の花嫁もいるのか?!あ、俺、どっちかと言うとミルドラースとかエスターク側だったわ。

 

「しかし、動いているのを見るのは初めてだな。問題点が多すぎて機能停止して次元の狭間に捨てられたって聞いていたが……。まぁ、いい。こんなのが見れるなんてな、心が躍るぜ……!」

 

あ、先生ってこういうの好きですもんね。義手のことしかり、fateで言う幻想側の人なのにその幻想を否定するのが大好きでしたね。まぁ、分かる。俺もそういう古代のロマンとかの男の子の夢って好物だし。

 

「っていうか、ヴァーリのチームってこんな奴らばっかなの?」

 

俺がそう言うとルフェイは答えた。

 

「えーっと、今のところは……ヴァーリ様に美猴様、兄にフェンリルちゃん、そしてゴッくんと私の6名ですね。正直、タイミングがタイミングであれば黒歌さんとかねらい目だったんですけど、大英雄のお気に入りの女の子なら手の出しようがありませんし」

 

小猫ちゃんのお姉さんも狙われていたのか。ヴァーリの奴、もしかして相当な人材マニアか?俺も『王』になったらそうなるんだろうけど、それにしたって気が早い。それに、あいつはお尋ね者だ。ゲームに簡単に参加できるとは思えないけど……?

 

……ん?フェンリル?そういや、あいつ、ロキとの戦いの時にフェンリルと一緒にどっかに行ったけど……まさかペットにしたの?

 

「あいつ、フェンリルとどっかに消えたかと聞いていたが、まさか従僕にしていたとはな」

 

アザゼル先生がそう言う。ま、マジで?あいつ、あの神殺しを手懐けたのか?そ、そんなことが……ありえるわ。そういや、そのフェンリルの娘たち、先輩のペットになってたな。ははっ、世の中何が起こるか分かんねぇな……。

 

俺が世の不可思議さに浸っている中、ゴグマゴグは渡月橋の方にいる英雄派に向かって拳を振り下ろした。馬鹿でかい破砕音と共に渡月橋が吹き飛ぶ!と、渡月橋ぉおおおお!!……そういや、ここって渡月橋を再現しただけだったな。ならいいか。

 

ゴレムスもどきの一撃はアンチモンスターたちを蹴散らした。英雄派は皆回避したようだ。

 

「はっはっはっ!ヴァーリの髪は随分冠を衝いているようだ!監視しているのがバレたようだな!」

 

曹操は随分余裕そうに、そして愉快に笑い、槍で反撃をする。

 

「……先生」

 

「ん?なんだ、イッセー?」

 

俺はふと思ったことを先生に訊くことにした。

 

「もしかしてですけど、曹操って槍がすごいだけっすか?」

 

いやね、何というか岸波大地っていう偉大な男を見ているとあいつの底が知れるっていうか、小ささが分かるっていうか。実際、あいつの一番の脅威ってサイラオーグさん並の剛力とか木場のような剣技とかじゃなくて聖槍だけだし。

その聖槍を扱えるってのもすごいよ?分かるよ?でもさ、あいつの使い方って素材と言う名の槍100%って感じなんだよ。あいつ自身の力が一切伴っていないっていうか。デュランダル関係で自虐する時のゼノヴィアを俯瞰して見た時のそれって感じ。

何より、あいつの発言って旧魔王の連中のそれと変わらない何かを感じる。

 

「あー……あれだ、お前らの身近にいる男がすごすぎるだけだ。きっとあいつにはあいつの良さがあるんだよ。多分……」

 

先生が困ったように答えてくれた。困らせてごめんなさい。

 

橋の方を困惑や呆れなど様々な感情で見ているとゆらりゆらりと揺れながら覚束ない足取りでこちらに来る人影が一つ。

 

「ういー。人が気分よく寝ている所にドッカン!ドッカン!バコバコ!バコバコ!ズガドーン!うるさいんれすよ!」

 

ロスヴァイセさんだ。あれ?ロスヴァイセさんってアザゼル先生が封印していたんじゃ?

 

「あいつ、酔っぱらっていても俺の結界を解くとか、流石はエリートヴァルキリーっつった所か?」

 

『そこそこ強めに張っていたはずだぞ』とアザゼル先生が感心した言葉を呆れながら言う。

 

とんでもない酔っぱらいだが、一応元オーディンのジジイのお付きっていう経歴もあってか、英雄派はロスヴァイセさんを見るや否や戦闘態勢に入る。

 

「あ?なんれすか、やろうってんれすか?いいれすよ!あのクソジジイの元護衛の実力見せてやろうじゃないれすか!あぁん!」

 

ロスヴァイセさんは叫ぶと、自身の周囲に10や20じゃきかないくらいの数の魔方陣を展開した。な、なんだあの数!?

 

「全属性、全精霊、全神霊を用いた私の北欧式フルバーストくらえぇええええええええええええ!!」

 

大量の魔方陣から放たれる魔法の光。空中で軌道を変えながら英雄派の陣営に降り注いだ。

 

う、うわぁ……。すごい、というかすごすぎて怖い。ロスヴァイセさんの言っていた通り、炎や雷、氷など様々な属性の魔法攻撃が周囲を破壊しながら英雄派に襲い狂う。

 

いや、オーディンがクソジジイとは言え、北欧の主神ってのは知っているし、その直々の指名で護衛になっていたんだから相当な手練れってのは分かる。分かるけど、これは思っていた以上だ。

 

そんな中で俺の視界に霧が映りこむ。英雄派の方を見ると、どうやら霧の使い手らしき男が魔法を防いでいた。しかも、霧で仲間達を覆い始めた。

 

曹操は霧の中から言う。

 

「少々場が混乱してきたな。だが、祭りの始まりとしては上々だ。アザゼル総督!そしてグレモリー眷属たち!」

 

奴は随分楽しそうに俺達に向けて宣言した。

 

「我々は今夜、この京都という力場と九尾の御大将を使い、二条城で大きな実験を一つする!制止するためにもぜひ祭りに参加してくれ!」

 

霧が濃くなり、足元だけだったそれが俺達の胸の位置、そして顔まで覆ってきた。

 

「お前ら!元の場所に戻るぞ!武装を解除しておけ!」

 

アザゼル先生がそう言うので、俺達は急いで武装を解除した。

 

一拍置いて、気が付くと渡月橋を渡った場所。元の空間に戻って来た。周りの人々は何も知らずに往来している。

 

見渡すと、ルフェイもいない。ゴレムスもどきと一緒にどっかに行ったのか。

 

「ふざけたことを言いやがって……!京都で実験?俺達こそ人間?舐めんじゃねぇぞ、クソガキが……!」

 

先生は激おこで電柱を殴りつけている。

 

「どうして……どうしてなのじゃ……」

 

九重は体を震わせて今にも泣きそうだ。そんな彼女をアーシアはそっと頭を撫でてあげている。

 

あいつらはまごうことなき馬鹿だ。自分達の計画の内容も、場所も、時間も、何なら自分達の実力すらも勝手に喋った。ぶっちゃけ罠を疑う。っていうか、何か確実に仕掛けている。警戒するに越したことはないな。

 

……さて、英雄派の諸君。覚悟しろよ。この『グレートドラゴン』の前で子供を不条理で悲しませたんだ。挙句の果てにはあんだけの愚行をしておいて『人間』を名乗った。泣いて謝っても許さんぞ。その顔を剥ぐだけで済むと思うなよ。

 

 

イッセーside out

 

 

 





個人的ハイスクールD×Dアンチポイントを頑張って数少なくまとめると
・度し難い原作イッセー君の性欲
・原作イッセー君に甘すぎる周囲
・原作主人公の蛮行を一切止めない所か悪乗りする大人たち

一つ目は『生きる力』と見るなら強化ポイントにもなるし妥協したくないけどせざるを得なくしている要素です。境ホラのなりそこないとはよく言ったものです。
二つ目は......読めば分かります。
三つ目。ぶっちゃけこれが一番の問題かなと思ってます。これのせいでアザゼルとかの真面目な発言の説得力が減るんよ。

逆にいい所はなんだって話ですが
・聖書勢力のかつての蛮行による各勢力との足並みの揃わなさ
・悪魔や堕天使の方が余程理知的で筋を通す、人間の愚かさ
・上の貴族になるほど現れる矛盾と愚行
等こと生々しさに関してはラノベ全体でも上の方なんですよね。他にも、神話系の取り扱いならfateやとあるシリーズの次くらいの大手(当社比)になっていることもありますし。
何よりラヴィニアがかわいい(馬鹿)

え、ラヴィニアはスラッシュ・ドッグの方のキャラだって?

諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。

  • 無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
  • 逃げるな卑怯者(炭治郎並感)
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