ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~ 作:ブラッキオ
書き溜めがある関係上、ああしてほしいとかこうしてほしいと言うのにすぐに答えられらないのが現状です。
イッセーside
俺達はホテルに戻り、夕食を食べ終えた。
決戦の時が近づく。英雄派共に鉄槌を下さねばならない。
作戦としては、俺達グレモリー眷属と匙がオフェンス、つまり突撃部隊で、シトリー眷属が後方を担当する。
現在、二条城を中心にして気の流れとかが歪んでいるのが計測された。つまり、英雄派の馬鹿共は実験を開始したということ。
部長とかの援軍を少し期待したが、どうやらグレモリー領で旧魔王関係の動きがあって、グレイフィアさんや部長のお母様と一緒にその鎮圧に向かっているんだって。
俺は準備を終えると集合場所であるロビーに来た。ロビー横のテーブル席にはアザゼル先生とロスヴァイセさんがいる。アザゼル先生が俺を見ると立ち上がってこっちに来た。
「ちょうどいい、イッセー。初日の夜に、ドライグのことで報告があったな」
報告……ああ、俺の中から飛び出していったって奴か。確かに報告したけど、それが一体どういうことで?
そう思っていると先生が懐から赤い宝玉を取り出した。
「さっき部下から受け取った。痴漢騒ぎがあった時にそれを何とかしようとした男から飛び出してきたそうだ。もしかしてだが……」
もしかして?……もしかしてそれって……
――「相棒、そいつは新幹線の中から飛び出した箱の中身だ」
お、おう。そうだったのか。それにしても赤い玉か。最近、先輩の影響でウルトラマンのことを調べたんだけど、初代ウルトラマンって赤い光の玉で業務上過失致死をしたってのを知った。何だかそれを思い出すな。
「お、やっぱりか。宝玉を解析したらお前のオーラが検出出来たんだ」
俺は先生から宝玉を受け取る。何となくだけど、オーラを感じる。
――「ああ、間違いない。このオーラ、まさしく俺達のものだ。それにしても……」
ドライグさんが何だか奇妙そうに言葉を繋げる。
「どうしたんだ、ドライグ?」
――「こいつは一種の『相棒の深層心理を影響させるもの』。つまり、お前の信念とかの類を他の人間を使って実行するようなものだが……はっ、どうやらお前の信念は、随分『堅物』で『女好き』なのだな。守った相手が悉く女だ」
え、えぇ?
「よく分かったな、ドライグ。お前の言う通りだ。こいつを持っていたと思しき連中を調べたら全員男。しかも皆女が被害者の事件に絡んで、そして女を助けていた。なるほどな、深層心理や信念の類か」
アザゼル先生がそう解説すると、俺の方をニヤニヤしながら見てくる。
「今代の赤龍帝は、随分宿敵に似たんだな」
宿敵?ああ、先輩のことか。
「やめてくださいよ、先生。そんなこと言ったらドライグが死んじゃいます」
――「安心しろ、相棒。最近慣れてきた。レッドゾーン本人は無理だがな」
……へっぽこドラゴンめ。
「それで、ドライグ。そいつの塩梅は?」
――「面白いものだ。力が明らかに高まっている。まさか、邪知暴虐の権化の俺の力が、正義と平和の為の勇気で力を増幅させるとはな。本当に、お前は面白いよ、相棒。エルシャやベルザードが気に入るのも分かる」
お、おう。俺が正義と平和か。何だか今いちパッとしない。うーん……まぁ、何とかなるでしょ。
「図らずも京都の人々を助けるとは、流石はグレートドラゴンと言った所でしょうか……うっぷ、吐き気が……」
ロスヴァイセさんがそう言う。グレートドラゴン、ね。俺、まだ日が浅いからああだこうだ言えたような身分じゃないんだよなぁ。
てか、まだ気持ち悪いんかい。さっき吐き気止めと酔い覚ましの効果を持つ薬を飲んだって言ってたけど、そんなに早く効くもんじゃないのね。
ロスヴァイセさんは少し限界なようで、そそくさにトイレへと向かった。
「……あいつ、芸人か何かだろ。とりあえずだ、そいつはお前が持っていろ。何かのきっかけで力があふれるってこともあるだろうしな」
「うっす」
力、か。欲しいけど、こいつから得られるものはどんなものなのだろう。頼むから
そもそも、こいつがどうしたら応えてくれるのかなんて分からない。まぁ、とりあえず持っておくか。お帰り、俺の可能性さん。
その後は、英雄とは何かって話をしたり、何になりたいか、とか話したりした。
その中でも目立ったのが曹操についての話。
先祖と似通った人材集め。それでも、やることはテロ。先生によれば、三国志の方の曹操は曲がりなりにも皇帝に仕えていたそうだし、そんな奴の子孫がテロだなんて世も末だなって。
「英雄、か」
「イッセー、お前も憧れるか?」
ふと呟いたことに先生は聞いてくる。
「まぁ、憧れはしますよ。岸波大地っていう英雄に。でも、その英雄が言ったんですよ。『英雄ってのはなろうとした瞬間に失格だ』って。先輩も軽く言ってたんで、多分英雄派を煽るために言ったんだと思います。でも、英雄派のやってることを見ていると、本当にそうなんじゃないかって思って……」
以前、グレモリー邸に行った時、ミリキャス様が先輩に言われた言葉を話してくれた。噛み砕くと、『俺達が俺達の出来ることをしていけば、皆英雄を必要としなくて済む』『それでも、英雄を求める世の中なら、誰かの希望を守れる意地っ張りこそが英雄だ』だって。
ははっ、先輩って本当にすげぇや。こうも道を示してくれるなんてね。
そう言うと、先生は笑った。
「そうだな。かの有名なヘラクレスの偉業だって、元をたどればオリンポスの連中の無茶ぶりやヘラからの虐めだったしな。俺達の近しい所なら、ジャンヌ・ダルクなんて、脳筋田舎娘が軍を煽動して、イギリスの連中を追い返したって奴だ。あいつらは最初から名誉欲しさに戦っていない。大体は、『周囲の安寧』や『己の誇り』のため。必要以上の戦いも、犠牲も求めていない」
先生の歴史の授業だ。堕天使総督だからこそ、その言葉は重い。
「当然英雄になろうとしてなった者もいる。例えばクーフーリンとかアーサー王なんて所か。それでも、あいつらは純然な思い……いわば『子供の幻想』みたいなものを基盤としている。要するに、今言った英雄は岸波に憧れるお前やお前に憧れる子供たちって言った所だ。そんなことも分からずに外道を嬉々揚々と進む英雄派の連中は、英雄から程遠いってわけだ。岸波も随分的を得た挑発を言う」
そう言うと、先生は俺の頭をぐしゃぐしゃと撫でる。
「先生?」
「お前があいつに似ていて何よりだ。相手が種族上での人間である以上、きっとアーシア達はしり込みするだろう。先頭を突っ走ってあいつらを導けるのは、この場ではお前だけだ」
何言ってんだこの人?よく分かんねーや。
「何だかよくわかんないっすけど、先輩の真似くらいはしてみせます!」
「そりゃ期待するぜ!」
そうして、皆ロビーに集合した。
ちょっとした話し合いの結果、何か俺が『王』の役割をすることになり、ロスヴァイセ先生含むグレモリー眷属一同とアーシア、イリナ、そして匙の指令をすることになった。荷が重い。けど、いつか『王』になるんだ。今のうちに慣れておこう。
そうして俺達オフェンス陣は、二条城へと向かった。待っていろ九重。お母さんは必ず助け出すからな!
イッセーside out
主人公「力が欲しいか?」(禁断パワーセット)
諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。
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無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
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逃げるな卑怯者(炭治郎並感)