魔法科高校の続話を書かずにすみません
ちょっと衝動的に書きたくなってしまいました
2つとも進められるよう頑張ります
ソードアート・オンライン。通称SAO。
フルダイブ型VRマシン:ナーヴギアの基礎設計を担当した茅場晶彦率いるアーガスが発表、公開した世界初となるVRMMORPG。
僕はそのβテストに参加している。
───第10層迷宮区【千蛇城】
目の前を走る2人のプレイヤーを追いかけながら、流石に追いつくのは難しいかと感じる。βテスト終了まではあと数分しかない。疾走スキルは使っているし、ウォール・ランや壁を目一杯使った跳躍など距離は詰めている筈だが、どうにも届かない。
「っ!行ける!」
ややコーナーで膨らんだ長身の鎌使いの横を滑り込むように抜き去り、残りは1人。追いつくのは兎も角、10層ボスの容姿は見れるかもしれない!
あらん限りの力を振り絞って走る。ボス部屋の扉は既に開き始めている。あともう少し。見れる───
が、現実は非常なり。タイムアップということで白い空間に強制転移されてしまった。
あまりのお預け感に思わずその場に倒れ込んでしまう。
「マジかぁ〜〜…あと2歩で見れたのにー!!!悔じいぃ!!!!!」
ゴロゴロと転がり回りながら最後の光景を反芻していく。
最後まで先頭にいた片手剣使い。確かβテスト中常に最前線にいたプレイヤーだった筈。戦闘の際の力も、技術も、速度も。何もかもが上だった。
「ハァー…もう少し…いや」
仕方がない。悔しいものは悔しいが、あくまで今回のはβテスト。正式サービスの際に今度は前に出ればいいのだ。そう思うと、なんとかログアウトする気力が湧いてきた。
端から端まで転がり回ったところで立ち上がり、ウインドウを開く。
空間中に響き渡る「βテストは終了しました」というアナウンスをさして気にもせず、僕はログアウトした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
───3ヶ月後
「あと2分!?やばい準備終わってない!」
咀嚼していた菓子パンを飲み込み、慌ててナーヴギアを用意する。LANケーブルだの充電ケーブルだのを挿し込むが、先に被るのを忘れていたのでやり直す。
相当焦っていて逆に時間が掛かったが、なんとか正式サービス開始時間に間に合いそうで胸を撫で下ろした。
漸く時間になったのを確認して、即座にあの世界への魔法の言葉を唱える。
「リンク・スタート!」
やや長めの起動画面のあと、次々とシステムが立ち上がっていき多少の浮遊感を感じる。すぐさま目を開くと、そこは3ヶ月ぶりに帰ってきたアインクラッド第1層主街区:はじまりの街が広がっていた。
「いっ、いよっっっしゃー!!!!!帰ってきたぞー!」
速攻で路地裏に走り、はじまりの街でマストとも言える武器屋に入る。表通りの武器屋のものと物品は同じだが、値段が目に見えて安い。ここを使わない手は一切無いと言っていいだろう。
そんなこんなで武器を買い、今度は表通りに戻って薬屋でポーションを買う。すっかり手持ちのコルが無くなってしまったがまあ、ボアを狩ってれば素材は溜まるし。
「
各種初期武器の1つ、ラフシミター。片手曲刀の最初の店売り武器で、やろうと思えば3、4層辺りまでは使えるが…普通に上の階層に上がるたびに店売りの武器は強くなっていくから使い続けるやつは中々いない。あと迷宮区周りの森で曲刀を
準備は万全。となればやる事は1つ!ひたすら前に進むのみ。
ボアを相手に戦闘感を取り戻し、慣れてきたら蜂、狼と相手を変えていく。我ながらいい調子じゃなかろうか。このペースなら明日、明後日にはホルンカら辺まで進めそう。
と、いう時に鐘が鳴った。鐘?
「鐘なんて何処にも…うわぁっ!?」
結構な光量と共に強制転移させられた先は…はじまりの街だった。
僕はこの時何も気づいていなかった。ログアウトボタンがなくなっている事、GMが呼び出せないこと、ナーヴギアを外そうとすれば脳が茹でられてしまうこと。そして何より…この世界の創造主、茅場晶彦が定めた仕様であり、デスゲームと呼ばれる状況で、この世界はゲームであって遊びではないことを───
あらすじにも書いたのですが…
現状ヒロインが決まっておりません
多分アルゴおねーさんかなー…
主人公の設定は追々明かしていきます