なんで俺の転生特典【ソシャゲ】なんだ?〜チートだから良いけど。   作:白米ジン

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プロローグ 異世界・ダンジョン・スクール

気が付けば異世界に転生していた。

高校生活で一人暮らしに胸を躍らせていたら、階段から滑り落ちて...死んだ。

で今に至ると...酷い即落ち2コマ!神様恨んでも仕方ないよねぇ!?と神様に懇願(こんがん)が通じたのか。

異世界転生を果たして今世改めて『ベリル・アーグス』は今度こそ異世界で

念願の学園生活を満喫(まんきつ)するのだと。小走りに階段を上がり目的の学園を目指す。

 

此処(ここ)迷宮学園(ダンジョン・スクール)リバース...」

 

階段を登った先は広大な土地と装飾を贅沢に使った校門と校舎が広がっていた。

広さは故郷の村が10個以上は収まりそうな程ある。

迷宮学園(ダンジョン・スクール)とは字の通り主にダンジョン探索を目的とした学舎(まなびや)だ。

 

「世界最優最大の学舎(まなびや)にして人類存亡の分水嶺(ぶんすいれい)か...」

 

ファンタジーよろしく人類存亡の危機は約1000年前まで遡り。

魔物...モンスターとは別種族の()()によって人類は絶滅しかけていた。

そこで手付かずだった世界各地にある大迷宮を基に有志達が集い。

魔族の攻撃から身を守る防衛基地を打ち立てた、これを世界五大迷宮と言う。

 

「おっと!」

 

思考に耽っていたら、見渡すと人の波が階段から押し寄せて来る。

皆、同級生だろうこの学園は基本寮生で何か理由が無ければ学園で生活した方が

便利で安全だからだ。

 

「待ってろよ!キャンパスライフ!」

 

入学式会場に足早に向かう、人類の危機は今はまだ訪れない。

 

 

 

 

「えー学園理事長からお言葉です」

 

教職員からマイクを取った怖い程の美しい純銀の髪を靡かせた美女は口を開く。

 

「皆さんおはようございます。私はこの学園の理事長アスティール・タルタロスです」

 

その声は水の様に綺麗で冷たい音を奏でる。

 

「皆さんが入学出来たこと心より嬉しく思います。...そうですね私も教師ですから

 問題を出しましょうか」

 

その目はまるで魔法の水晶(すいしょう)玉の様に透き通って()()()を見つめる。

 

「...人類存亡の危機、これを何年言い続けてきたか分かりますか」

 

それは返答(へんとう)を求めたモノでは無いと此処(ここ)にいる全員が感じた。

 

「1000年です。学園創設記念と一緒ですね。私の一族は学園創設メンバーの一人でした。

 魔族根絶は人類の課題、王都或いは国々は数百年単位でこの難題を解決しようと

 躍起(やっき)になっています...そうでした忘れていましたね」

 

その意思はまるで(つるぎ)の様に鋭く輝きを放つ。

 

迷宮学園(ダンジョン・スクール)開設(かいせつ)理由を...」

 

その形相(ぎょうそう)は鬼すら生易しい程に歪み、遥か遠くを睨み。

腹の底から炎詛(えんそ)を吐き出す。

 

ー悪鬼劣悪の魔族をッ!根絶やしに!私達が受けた恥辱陵辱を一千倍に返すとッ!!

ーあまつさえ人類生存圏を犯し続けるアイツらを!チリも残さず消し去るとッ!!

ー私達を差し置いて他国々が魔族を殺す?ふざけるなぁッ!見通しが甘いッ!!

ー我々人類を虐殺してきた仇敵を侮るなど万死に値する千年もの間に理解っていろ!

ー迷宮学園が掲げる課題を宣言するッ!!来る聖戦は近い!備えろ若人諸君ッ!!!

 

「「「「「「ハッ!!!」」」」」」

 

「コホンっ... 天外魔境、迷宮学園(ダンジョン・スクール)リバースへ...ようこそ」

「どうぞ死な無いように、気をつけて下さいね!」

 

「(学園、辞めようかな...)」

 




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