幼馴染のアーモンドアイが勝負を仕掛けて来た!!   作:グリザイユの牢獄

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アーモンドアイを完凸したので記念ですね。

アーモンドアイ可愛すぎだろ。


おい………勝負しろよ。

「お兄ちゃん!あそぼうよ!」

 

「おおきくなったらね、お兄ちゃんとけっこんするの!」

 

「そうすればね!ずっとしょうぶもできるし、わたしね、お兄ちゃんとならずっとたのしいの!!」

 

「ずっと一緒に居ようねお兄ちゃん!!!」

 

 

あの日…歯車を動かしてくれたのはあの子だった。動かなくなった時を彼女が動かしてくれたから…俺が俺であるきっかけを作れた。

 

アーモンドアイは俺にとっての『Fate』…運命だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トレセン学園のかなり広めの部屋。その部屋には大量の資料やレポート、遺影に見える家族の写真が綺麗に置かれている。

 

美しい白色のシステムデスクに1人の青年がしんどそうな表情でコーヒーを飲んでいた。

 

「ったく…相変わらずアホみたいな仕事出してきやがったなグリーンデビルめ」

 

今は居ない某緑の悪魔に苛立つ俺。

 

偶然近くの鏡を見るとそこには『濃い緑が混ざった黒髪色で翡翠の瞳、長袖のシャツにサスペンダーをつけてる』自分の他の人と少し違う姿。別にカラコンしてるわけでもウィッグをしてるわけでもない。

 

自分の姿を見て思わずウマ娘より人離れしてねぇか?と自嘲したくなるし、実際に俺は中高の時…この容姿もあってか不気味やら近寄り難い印象を持たれてダチはほぼ居ない。

 

 

タッタッタッタッタ!!

 

 

いや…1人だけ俺を見て綺麗だと言った変わり者であり運命と言える自慢の愛バが。

 

 

「お兄ちゃん!!」

「足音が少しやかましい…廊下は走るなと小学校にもあっただろ」

 

そう言った時に来た…愛バにして唯一の俺の担当ウマ娘『アーモンドアイ』がな。鹿毛とグラデーションがかった空色のインナーカラーのロングヘアーと吸い込まれるような星の瞳…個人的にはゴールドシチーの万倍は可愛いと思ってる自慢のウマ娘。

 

そして白いカチューシャはアイが小学生の時にプレゼントとして渡した物。今でも大切に身につけてる事を正直嬉しく思ってる…アイには言えないけどな恥ずかしいし。

 

 

「お兄ちゃん聞いてよ!ララったら…もう!ララァ!!」

 

アイは心底悔しそうに地団駄を踏んでいる。何かあったのだろうか?頭マダラみたいな叫びをあげてる目の前の乙女に思わず何とも言えない表情を浮かべてしまうもアイはとりあえずと言わんばかりに手を伸ばす。

 

 

「とりあえずお兄ちゃんが作ったお弁当!トレーナー室に忘れてたの!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基本的に昼食は俺とアイの2人トレーナー室で食べてる事が多い。

 

俺はトレセン内で人が多い所に立ち寄ることはあまり無いしアイは俺が作ったお弁当を食べる毎日。俺たちは食堂をあまり使用しない。

 

トレーニング前とトレーニング後の二回食べるのが理想、朝練と昼と夕方の練習でバランスよく多くの食事を取らせる。

 

トレーニングが終わったらすぐにアスリート飯で運動直後に食べるとそれがすぐ筋肉になってくれるという研究結果に基づいているこの食事法ならすぐに肉体改造ができる。食事は生きる楽しみだという事も忘れてはいない、厳密なコントロールをする事により女の子が大好きなスイーツを楽しめるよう調節もしている。

 

アイはストイックだがやりすぎるとこもあるので俺は上手く調整している。やる気が無くなると練習効率も落ちる、無理なく持続できるという事が大切なのだ。

 

 

「ねぇお兄ちゃんてば…」

「いいのか?もしも人前でお兄ちゃん呼びしてたらカレンチャンのトレーナーだと勘違いされるかもしれねぇぞ?」

「良いもん。アイが幼稚園の頃からお兄ちゃんとの関係はあるし…結構知られてるじゃん。私達より相性良いカップルなんて世界中探しても見つからないわよ!」

「カップル言うなカップルは」

「まんざらでもないじゃんお兄ちゃんも」

 

おいおい開始早々とんでもねえ事言ってんぞ?もしここが食堂だったらどんなネタにされてんだか…まぁアイは楽しそうに笑ってる姿を見るにばっち来いなんだろうが。

 

 

「………………まぁ別に恥ずかしくねぇしアイの好きにすればいい」

「やった!」パァ〜〜!!

「本当…良い笑顔してんだな」

 

カレンチャンやライスシャワーのトレーナーだと勘違いされるこの呼ばれ方、俺が小学校から中学校、アイは幼稚園から小学3年まで長い関係があった。言わば『幼馴染』である。

 

この頃からアイは俺をお兄ちゃんと呼んでおりトレーナーと呼ぶ事はほぼない。実際俺もアイからトレーナーと呼ばれる方が驚くんだわ、喧嘩してる時以外は基本的にお兄ちゃんだ。

 

ロリコン?悪いがそもそもアイ以外の女の子と高校までにまともに関わった事はない。

 

「それで何があった?ラララと喧嘩したのか?」

「あっそうそう!お兄ちゃんに頼み事があったの!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ララに勝つためにわたしの胸をお兄ちゃんの手で「続けたら叫ぶぞ?」酷くない!?!?」

 

俺の耳は死んだかもしれん。

 

突如としてアイはヤク中みたいな事言ってるんだが教育に失敗したのだろうか??

 

すまん誰か俺を殴ってくれ、今目の前でぷんすかしながら胸を張る目の前の乙女は本当にアイか???

 

 

「…ついにボケたか?」

「ボケてないわ!少し失礼よ!好きな人から胸を─」

「おい待てェ、失礼すんじゃねぇ…」

 

冨岡に言葉足らずな対応をされた不死川もこんな思いをしてるのか、いや…ない。少なくともセクハラしろとは奴も言わない。不死川がセクハラするのはおはぎくらいだろうか?

 

いやそんな事はどうでもいいんだけどな?言葉足りないどころか俺は止めてるんだからなぁ?

 

 

 

 

「俺相手でもそれは女の子が口にするものじゃねぇぞ??」

「当然よ!本当は午前のすぐに頼もうと思ったわ!」

「自信満々で何はみ出そうとしてんだ??怖いんだが??」

 

少なくともやらかせば俺は打首獄門からの獄門疆閉門待ったなし。

 

俺は今年19か20歳…だったかな?そこらの年齢になる歳だろうと犯罪なのは丸わかりだ。

 

理事長と緑の悪魔に靴を舐めざるを得なくなる。

 

 

「何があったか言ってくれ……俺が頭おかしくなったのか?」

「なんか私が頭おかしいって言われてるみたいじゃない…あれはね」

 

どうやら身体検査が今日あったようだ。体重管理もしっかりしたしリカバリーケアも真面目に取り組んでるから故障もない。

 

フォームも整えてるために姿勢が崩れないように背筋を強化したりとか、体幹を強化してトラブルの問題が起こらないようにした。時間をかけて肉体改造を施したから安心なはず……いったい何が?

 

 

「負けたのよ…ララに…2センチも!負けたのよっ!!」

「………………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え?」

 

どうやらバストのサイズで負けたらしい…ラッキーライラックがB88だった事に悔しがってる。

 

正直言ってどんぐりの背比べすぎないか?三苫のライン越え判定の長さとそう大差ないと思うが??

 

「わたしは86でララは88…お兄ちゃんからすれば2センチ差かもしれないわね」

 

「桜花賞で2番人気だった時より悔しがってるじゃねぇか…」

 

「ララのサイズを聞いて自尊心の全てが粉々になったわ。それどころかわたしと視線が重なって…下着も見られた時になんて言ったと思う?」

 

 

『うちもアイみたいな可愛い下着を着たいわぁ』

 

「絶対馬鹿にしてた!多分『お前の胸はスズカ先輩みたいなスラッとした物だからええなぁ〜』って馬鹿にした顔だったお兄ちゃん!!!」

「めちゃくちゃ言い過ぎじゃねぇか??それは誤解だろ…どうあがいても」

 

ライラックは性格的にここまで言う性格ではない。アイが負けず嫌いなのは昔からそうだがある意味で変な形で発動して難しい状況だ。

 

俺自身女の子の問題はちっとも分からん…

 

「だからお兄ちゃん、勝負よ!わたしの「それはマジでやめとけ」痛っ!お兄ちゃんデコピン痛い!」

「倒錯しすぎだ。負けず嫌いなのもお前らしくていいさ。まぁデコピンくらいウマ娘なら問題無いだろ?そもそも自分でやりゃ良いはずだろう?」

「でも調べたら好きな人に……してもらうのがいちばんだっ…て…」

「…………………………全く。アイ、おいで」

 

俺はアイを呼び寄せるとムーと頰を赤くしつつ膨らませてアイは近寄る。ソファで隣同士で座ってるからどういった感情なのかが分かりやすい物だ。

 

 

「科学的根拠の事例なんて物もあるがそいつらは確信でもなんでもねぇ。そこまで短期間で大きくしたいなら『ただひたすら食べまくる』しかない。最も…ウエストはコラテラルダメージって事でしゃあなしだ」

「ならスペシャルウィークさんとオグリキャップさんは?」

「あれはカービィと同じ部類だから枠に入れるなよ?」

 

 

昔からそうだ。アイは負けず嫌いなのはもちろん拗ねるとつーんと少し不貞腐れるような顔をするが優しさもあるし純粋だ。とち狂ったような癇癪を引き起こす同じクラスだった女子高生よりも幾分も良い。

 

アイは昔から俺の手に余ってしまうほどの良い子だ。

 

 

「お兄ちゃんのケチ。鬼畜、私の初恋泥棒」

心配すんな自覚はある………不思議だな」

「?」

「アイを見てると3年間が長く感じてしまう」

 

「わたしは子供じゃないわよ!?」

「まだまだ子供だろ?泣き虫で負けず嫌いで茶目っ気もある女の子が3年会わなかっただけでここまで大きくなるとは感慨深いんだよ。でもな…」

 

     

 

 

「強く抱きしめるのは良いが。アイ、苦しい…」

「愛くるしい…!?も、もう〜〜///////」

「悪い。真面目にやってくれ…確かに愛くるしいけど」

 

ニコニコとした顔で俺の膝の上に乗ってさっき以上の力で抱きしめてきた。さっきまでの機嫌はどこに飛んだか楽しそうな表情だ。

 

 

「さぁお兄ちゃん!次は、何で競いましょうか!!」

「なら…久しぶりにスマブラするか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日………

 

 

 

「お兄ちゃん!!わたしと勝負しよ!」

「眠い。今日はトレーニング休みのはず…」

「もう6時30だよ!普通の人は起きてる時間!」

「…………うぅ。仕事も全部終わらせたし久しぶりに寝たい。でも起こしてくれたら起きるし一緒にご飯作る」

 

「……………馬鹿////」

 

 

その後は流れに任せるようにアイに起こされ朝食を作る2人。

 

 

まぁ…今回は口車に乗せた俺の勝ちでzzz…

 

 

「料理中に寝ちゃだめ!」

「いてっ」

 




久々だから腕落ちてるかもしれない。今後ともよろしくお願いします。

今回だけは先に教えますが次回は『VS料理』かな?

トレーナー(沙条冬夜) 18歳もしくは19歳
CV 内山 昂輝 
『容姿』朝雛タクトや糸師凛みたいなクール系

アーモンドアイの専属トレーナー。

アイが『完璧で超絶優等生』ならこのトレーナーは『変人and奇人な天才』なタイプ。普通の人とは少し離れた容姿でかつ変人として学生の頃は扱われてたので友達は少ない上に交流関係も少ない。親も幼い頃にすぐ亡くなってるためその影響で情操教育も同年代と比べると少し幼い。

おそらくアイ以外の相手で1番会ってるかもしれないラッキーライラックでさえ『不思議さん』と内心思われてるほど。喜怒哀楽の変化は大きくない。

これでもトレーナーとしてはペーペーなド新人ではあるが高校3年でアホ程難しいトレーナー試験に主席で受かってるある意味でたわけ氏のような才能もある。冬夜の人生の中で1番影響を受けてるのはアーモンドアイと『もう1人』…もう1人のおかげで彼は志望大学を蹴りトレーナーを志すと決めた。

アーモンドアイとは彼が小学生の時からの関係であり、彼女と居る事を心から楽しんでいる。彼女と出会わないだけで人生は結構狂ってしまう。

ウマ娘に尽くすという『アーモンドアイに尽くす超一途な男』である。





アーモンドアイ

みんな大好き超が9個つくほどの完璧美少女。幼馴染の冬夜とは互いに1番に己の事を知り尽くしてると自負しておりそれぞれの長所と短所を補い合ってる。ほぼ毎日と勝負をしてるが実は負け越してる物も多い。

冬夜の事を「初恋泥棒」と言ってるが「自覚はある」と返されてるためクソボケでもない。幼い頃のアイからの結婚するという普通に約束も覚えてるし実は互いに守る気でいる。
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