幼馴染のアーモンドアイが勝負を仕掛けて来た!! 作:グリザイユの牢獄
サガはザロストガルラガンとイワシンが殿堂した時のとこまてで
配信で使ってたサガ
・アカダシ4
・レオポル/エマタイ4
・ウォズレック/審問4
・絶望神サガ4
・イザナギテラス4
・ブルース/迷いはない 4
・ドアノッカ/開けるか? 2
・サイクルペディア2
・アーテル2
・ダンタル2
・Mロマ 1
・ラキナン1
・ヴェールバビロニア1
・ウォカンナピエール1
・キューブリック1
・5000VT 2
↓
その後マジックに負けた配信の後に調整して…
まずはサイクルペディアが完全に抜けてアーテルが3になりました。その上でダンダルの枚数も1は増えると思われます。完全にペディアを抜かしてアーテル型サガループになってますね。てか中身はコロコロ変えたりしてます。VTを無くすとか、バビロニア無くすとかね。
赤青マジックは従来のテンプレ構築に何故離れを多めに搭載した形ですね。こっそりお兄ちゃんがサガ相手のために何故離れを多投してます。
基本的にTCGのデッキはお兄ちゃんが構築してます。
お兄ちゃんのお気に入りもとい愛用デッキの歴史(まずはデュエマ)
(同時にいくつかデッキがある場合左からお気に入り度合いは高いです)
(ツインパクト)ジョラゴンループ
↓(少し経って)
(超天編)青黒カリヤドネ、メルゲドッカンデイヤー、零龍ギャスカ
↓
(大ドラグナー時代)青黒カリヤドネ。ハムカツドラグナー、青白ギャラクシールド
↓
(王来編)オカルトアンダケイン
↓
(JO退化環境)JO退化と青単スコーラーとアナカラー退化
↓
(サガ環境前)青魔道具と青黒ゼーロ
↓
(サガ環境)ずっとダンタルサガ
↓
(サガ死んだ後)青黒ヴォゲンム
↓
(マッハ革命出た後)黒緑アビス、青黒ヴォゲンム、赤青マジック、アナカラージャオウガ
↓
(マジックアビス期)黒緑アビス、赤青マジック、青黒COMPLEX
↓
(マジックアビス死んだ後)青黒COMPLEX、黒単ゼナーク
↓
(鳥マーシャル環境)マーシャルループ、青黒COMPLEX、黒単ゼナークブレスラ型アナマルル、デイガファイヤーバード
↓
(現在)青黒COMPLEXリペア、黒単ゼナーク、黒緑バロム、リースボルシャック、デイガファイヤーバード
お兄ちゃんが純粋に好きなデッキをランク付けするなら…
圧倒的1位 ダンタルサガ(サガ全般)
2位 闇自然アビス
3位 青黒カリヤドネ
4位 青黒COMPLEX
5位 零龍デッキ
『朝4時』
「がぁぁ……ゴホッ!ゴホッ!あー……連絡入れないと……」
寝れない。
きつい…体が重い…しんどい…クソが。今…俺の体は死ぬほど重い。そもそもキツすぎて寝れねえし…頭はガンガンする…吐き気もだ。
「俺が…気分が悪いだと……」
鏡で自分の顔を見たら…うわキッモ、顔真っ赤だ…リンゴ病にすら見えるわ。あーしんど、死にたい、やだやだ…ここまで体が動かないなんてねぇよ…風邪なんて一度も引いた事ねぇのに。
「イライラって糖分で治るかなぁ……あ?」
『お兄ちゃんおはよう!今からそっちに行くね!』
「……まっず」
起きてたのかよ…いやこのくらいの時間に設定してたの紛れもなく俺だわ。あーまじどうしよ、アイの事を考えると流石に不味い。アイに風邪を移すとかマジ論外。
そんな事したら俺は首括って死んでやる…しんど…こんなにぐちゃぐちゃに悩むのも、ここまでボロッカスなのも全部俺の風邪のせいだわ。マジムカつく…体痛すぎなんで風邪如きでこんなにきついんだよ。
「あーしょっぱいの食いてぇ…ゴホッ…がハッ!?ガハッ!!」
もう限界だ……無理。立てないし辛い。季節の変わり目、寒暖差が激しい時に風邪かよ。倒れてんのに余計にきついにしんどいし重い。
……動け…動けよ俺の体………クソッタレ。幼い頃から昔からそうだった…親がとっくに死んでて、お婆ちゃんも体が弱くて病院に通ってたから看病なんてほぼされたことねぇ…1人だった。おばあちゃんの体を悪化させるのを恐れて自分でなんとかしてたんだったな。
………結局1人かよ俺は。
はぁ……………クソが、しんどい
………………………………………………
「〜〜〜〜〜〜〜〜♩」
…………不思議な感覚だ。まるで何かに包まれている、温かい…味わったことのないこの感覚。まるで…母親が子供を子守唄で寝かせているような…そんな感覚。
「お兄ちゃん…大丈夫かな」
…………ん?え?
「なっ!?」
「あっ…やっと起きた!」
「な…なんで…」
俺が目覚めた時驚いた……地べたでぐったりと倒れていたはずがいつの間にかベッドで寝かされていたし、熱さまシートも額に貼られてた…いや脇や首元にもちゃんと貼られていたな。なんで???
「大丈夫?体重い?」
「アイ……」
いや、居た。目の前に…あのクソみたいな状況を少しだけなんとかしてくれた存在が。
「良かった…やっと目覚めたわ」
「悪りぃ…俺しんどい」
「大丈夫よ。今のお兄ちゃんは39度以上の酷い熱だから、安静にしててね」
「39……マジかよ」
思ったより酷かった…そりゃまともに立てないわけだ。今だって視界が少し歪んで見えるし。見えてるアイの顔が少し変な感覚を覚えている。
「……今何時だ?」
「6時よ。わたしが来てからお兄ちゃんは安心感を得たように約2時間眠っちゃったから」
「そうか…悪かったな」
「大丈夫…わたしよりお兄ちゃんが心配だから、今日は学校は休むし、トレーニングも様子見するわ」
「大丈夫…なのかよ」
「わたしは優等生よ。このくらいなら先生達も許してくれるし、この状態のお兄ちゃんを1人にする方が心配なのよ。それにウマ娘の肉体を甘くみないでほしいわ」
「………………赤ちゃんかよ俺は」
「今のお兄ちゃんが赤ちゃんより深刻な状態だから傍に居るのよわたし!」
くっそ………ぐうの音も出ねぇ。
……………………………………………
トレーニングするためにトレーナー室に行ったらお兄ちゃんが顔を真っ赤にし、朦朧としつつ苦しそうに倒れていた。しかも39.2度というとんでもない高熱で。わたしは苦しんでたお兄ちゃんを見て何度も呼びつつ、強引にベッドに寝かせつつ服もどうにかしてわたしが体を拭きあげながらパジャマに着せてあげて安静にするようにしてたら
「ア………イ………」
と安心したようにグッスリと眠っていた。
こうしてお兄ちゃんが目覚めた後…
「お兄ちゃん、生姜湯作ったけど飲む?」
「………あんがと。一応飲める」
「…無理ならわたしの口移しで『それやるとアイに風邪うつるからやめろ』分かってるわよもう…」
確かに病人の時のお兄ちゃんにやるのは悪手よね。そんな事を思いながら長めのストローからチューとどうにかして飲むお兄ちゃんの頭を撫でつつ見守る。撫でられてる時のお兄ちゃんは、恥ずかしそうだけど全くいうほど嫌がらない。
(これがツンデレなのかしら…)
お兄ちゃんって無表情だけどすごーく!分かりやすい。
基本的に深い関係を築いてない他人相手だと無視していたり向こうから話しかけない限りは反応もする事はほとんどないけど、気を許した相手だと警戒心をなくした動物のように近づいてくるのがお兄ちゃん。
たまに思っちゃうけどちょっと赤ちゃんみたいね…………
「お兄ちゃん、お粥とかご飯食べれる?」
「…………喉痛い。あんまり、食いたくねぇ…」
「なるほど、もしかして喉が痛くて食事が喉を通らないのね?」
「………コクン」
気持ちはよく分かるわ。風邪をひいてる時って思ったよりしんどくてきついから食べ物が思うように入らないなんて事もある。
どうしようかしら………
「そうよ!アレがあったわ!」
わたしは冷凍庫からとある小さな箱を取り出す。
「これよこれ!お兄ちゃんがいっぱい作ってた美味しいアイス!」
少し前にお兄ちゃんはおやつとして砂糖なしの『豆乳アイス』を作っててそのストックがあったのを忘れていた。
「後はこれ、はちみつをかけて完成!」
単純だけどものすごく美味しいのよ!はちみつを上からかけた豆乳アイスは正直市販のケーキとかよりも虜になっちゃってるわたしがいる!
豆乳にはたんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が含まれており、風邪の予防や症状の緩和に役立つ上にアイスにすれば熱があるときや喉が痛いときでも食べやすい。
「しかもハチミツって抗菌作用や抗炎症作用もあるから風邪を癒せるのよ。三重でいいこと尽くしじゃない?」
「…………よく知ってんだな」
「お兄ちゃんが色々教えてくれたおかげよ。ちょっと起きれるかしら?」
「……ん」
お兄ちゃんは私に委ねるようにゆっくりと起き上がる。さっき眠っていたから少しはよくなればいいけど…
「はい、あーん❤️」
「…………一人で食える」
「もう!無茶しないでよお兄ちゃんたら」
「下心しか見えないが???」
「当然よ!合法的にあーんが出来るなんて最高じゃない!お兄ちゃん…あーん❤️」
「本音しかねぇな?……んむ。やっぱ自分で作ってても美味いなこれ」
「ふふっ….お兄ちゃん凄く可愛い」
お兄ちゃんは、ぷいと横に向いて子供のように恥ずかしそうだけどそんな様子を見て思わず母親が子供を可愛がる理由がなんとなく理解出来た気がするわ。
「ごちそうさま」
「全部食べてくれたんだ。お粗末さまです、今日は安静にして横になってゆっくりしようね」
「あぁ…」
わたしに体を拭かれながらゆっくりと疲れ切った体を癒すように眠りにつこうとするお兄ちゃん。
「…もうこんな時間なんだ」
今はもうお昼過ぎていた。このままどうしようか…筋トレでもしに行こうか、それともこの部屋の掃除をしてここで昼食を食べようかな…
「……あ…………い」
離れようとした時に服を掴まれた感覚を覚えてると苦しそうにきつそうではあるがまるで自分から離れていこうとする親を見て嫌がってしまう子供のような瞳でわたしの服を掴んでいた。
「ダメよお兄ちゃん、わたしもご飯食べないと…」
「やだ…行かないでくれ…」
「お兄ちゃん?」
…お兄ちゃんの様子が変だ。
弱みなんて基本誰に対しても見せない…見せたとしてもあの時の配信でわたしがお兄ちゃんのサガを追い詰めた時だけしか見た事ないのに。
まるで赤ちゃんのように……ひとりぼっちを嫌がる子供のように
「どこにも行かないでくれ……俺の、『僕の』そばに居て」
「っ!!!!」
え…嘘、何この甘えん坊のお兄ちゃん、ならわたしがお兄ちゃんの隣にずっとお嫁さんになっても永遠に…って違うわよ!?
わたしが選んだのはお兄ちゃんに安心感を与える事。手をギュッと握って繋ぎ続けていくと弱々しいお兄ちゃんの表情はゆっくりと眠りにつく。やっぱりお兄ちゃんって普段はツンケンしてるけど結構甘えん坊な所あるよね。
「…………………」ジー
やっぱりお兄ちゃんって…しっかり見てると綺麗な顔してるよね。いつもはクール系の氷のような表情をしてるのに眠る姿は結構可愛い。だけどお兄ちゃんの良さは内面もしっかりと見ないと分からないと思うけどね。
「ちゃんと寝てるのかしら」
ツンツンと頬をツンツンしたり軽くつねってもすやすやと眠っている。
「あ……い」
「っ!!………エヘヘ」
お兄ちゃん…眠ってる時ですらわたしの名前を呼んでるなんて、いったいどんな夢を見ているのかしら?もしかして…わたしとイチャイチャしていたりとか?
「う……………あぁ…」
「え?」
突如として雰囲気が変貌するようにお兄ちゃんは苦しいうめき声を出す。まるで悪夢を見ているようにとても苦しそうな表情を浮かべていた。
「お兄ちゃん?」
「うぅ……あぁ………あっ…ゴホッ!ゴホッ!」
突然として苦しむように表情も声も変わった。思わず状態が悪化したのかと大慌てをしたが…見えたのはお兄ちゃんの一滴の涙。
「父さん………母……さ……ん」
その時、私は少し神妙な顔をした。だって……私はお兄ちゃんの家族事情を誰よりもよく知っていたから。
「なんで……なんで………なんで俺は…二人の声を…知らない…写真は…あるのに。なんで……なんで……」
『人は声から忘れていく。でも、人の最後に残るのは聴覚』
…お兄ちゃんが昔わたしに言ったこのような言葉がある。
だけどお兄ちゃんは両親の言葉はどのような声なのか一切知らない。生まれたばかりの頃にお兄ちゃんの親は亡くなり思い出すらも知らないため残されたのは、数枚の両親の写真と遺影だけ。それに加えて、親戚の人々から厄介払いされてたらい回しにされて、最終的に引き取ったのは病弱だったおばあちゃん。
だがしかし引き取ってくれたおばあちゃんも病気でかなり前に亡くして天涯孤独となっていた。
お兄ちゃんが道で歩いている仲良しな親子を見ると少し思うところがあるような瞳を向けているのを見てみるとやはり家族に対しては何か思いがあるのだろう。
「…………なんで」
「お兄ちゃん……お父さんやお母さんじゃなくてごめんね。だけど…わたしが隣に居るから……だから、大丈夫」
「……………………」
わたしはお兄ちゃんの親にはなれない。だけど、わたしが隣に居てお兄ちゃんが安心してくれるならわたしはすごく嬉しい。
両親の損失は今のわたしではまだ分からない…だけど生きていくなら大切な人との別れは必ず起こってしまう。その経験は残酷な事に幼い頃にお兄ちゃんは経験してしまった。
だからこそ…わたしが今できるのは悲しみを少しでも和らげる事だけ。
「お兄ちゃん……大丈夫だよ」
何度も何度もお兄ちゃんの右手をギュッと握って優しく頭を撫でる。するとお兄ちゃんは安心感を得たように眠りについた。
…………………………………………………
……不思議な夢を見た気がする
幼い俺は暗闇の中を彷徨っている。誰も助けに来ないと…すぐさま悟りどうにかすべきだと考えていた時。誰かがこちらに来ていた。その姿は見えない…だけど何者かは俺の手を繋いで導くように一緒に歩いていく。その方向は明るい光り輝く方へと進んでいた。
「なんだ…お前」
何故俺を導くのか?俺を引っ張っていくように暗闇から連れていく事になんの徳があるんだ?
「お前は…誰だ?」
改めて聞こうとした時……光に照らされて姿が見えてきた、そこで見えたのは俺が毎日会ってる少女のあの『カチューシャ』
一部しか姿は見えなかったが…俺は凄い安心感を得ていた。
「んん……俺は起きたのか」
目覚めたのは昼真っ只中なのか?時計を確認した時には針は1番上を超えていたのを見るとかなり眠っていたようだ。
「頭痛や痛み…苦しみが収まっている?」
自分で言うのもなんだが酷い症状だったはず。いつの間にか治ったのだろうか?
「それにしてもあの夢は………ん?」
さっきから何か違和感があった。手が凄く暖かい…まるで手を繋いでる感覚がある。いや手を繋いでるなこれ?
「アイ?」
「うぅん………お兄ちゃん…」
そこには俺の手を繋いだまま隣で眠っている愛バの姿だった。なるほど……そうか、そういう事だったのか。
「アイ…お前が、俺を導いてくれたんだな」
………………………ありがとうな。
数日後…
「お兄ちゃん!支度終わった?」
「さっき終わった。花も用意はしてある」
「スーツ姿なんて久しぶりに見たわね。基本的に白衣の格好してるからかしら」
「スーツというより…喪服だな」
今の俺の服装はブラックスーツ、簡潔に言えばそういった行事のために着ていく服装であり、アイも今回は学生服を着ていた。
「さて…少し遠出だ。久々にアイの両親にでも会いに行くべきか」
「もう…ついこの前に会ったばかりじゃない。それに、お父さん達も同行してくれるから大丈夫よ」
「そうか…優しいな」
アイの両親は俺が来て居ない時も、俺の両親や先祖の墓を手入れをしてくれている事に感謝しかない。親戚も親も居なくなった俺を親代わりに見てくれた事や俺の祖父母や両親と関わりがあったらからと言って、俺の代わりに墓の手入れをしてくれてる事に真面目に頭が上がらない。
俺とアイにとっては久しぶりの地元だ。生まれ育った場所への墓参りくらいの敬意はあるま…だがそれでもやはり今でも思うところはある。
「なぁアイ…父さん達は怒ってると思うか?もうすぐ成人するってのになんでまともに会いに来てないのかって」
「お父さん達がお兄ちゃんの現状のことを話してるみたいだし、顔を見せるだけでも…きっとお兄ちゃんの親にとって凄く嬉しいと思うわ」
「そうか……」
やはり彼岸の時や命日、お盆の時くらいはちゃんと行くべきだ。
俺が長生きするかどうかは分からないが…この身が朽ち果てるまでにそこに通い、そして魂が燃え尽きた後はそこに俺の魂も還るだろう。
「さて…行こうか。墓参りへ」
今の俺が亡き両親や祖父母のために出来ることはこれだけだから。
この話は…成人して数年経てば社会人にもなる歳なのに、まともにおばあちゃんへの墓参りを出来ていない俺への戒めにもなります。
大学のために一人暮らしをしてる中で地元とはかなり距離が離れてますが、少し前におばあちゃんが亡くなったという親の電話があった物のおばあちゃんの葬式にはかなりのごたつきもあり参加出来ず最期にも会えなかったという思いがあります。やっと会えたと思ったら遺影越しですから…あの時の自分も思うところはありました。
おばあちゃんからかなり大切にされていたという事もあり負目も感じて正直めちゃくちゃ後悔してます。
悪い事は言いません…親や友達は大切にしてください。葬式も確かに辛いですがそれ以上に大切な家族を看取る事が出来ない方がもっと辛いです
人はいつか死ぬというのを嫌でも痛感しました