幼馴染のアーモンドアイが勝負を仕掛けて来た!!   作:グリザイユの牢獄

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お兄ちゃん「おいお前……」
ラヴズオンリーユー「あら?アイさんのトレーナーさん。頼み事ですか?」

お兄ちゃん「この前言った依頼だ。これをやるから手伝え」
ラヴズ「あら?これは撮影の依頼……え?」

お兄ちゃん「アイと一緒に雑談しながらソウルオブジアビスのパックを2カートン開ける開封動画つもりだが… 」
ラヴズ「2……2カートン?つまり24個……これいくらなんです?」
お兄ちゃん「12万」
ラウズ「12万??」
お兄ちゃん「ペテン師採用のドロマー天門が最低レート10万を最低超えてるらしいから気にするな」
ラウズ「10万???」
お兄ちゃん「俺とアイ用に天門はあるからそれぞれペテンシー買い揃えば作れるが…」
ラヴズ「もしかしてこれで20万????」
お兄ちゃん「正直金トレジャーのサイフォゲートとボルシャックドリームとムザルミの欲しいから…25000円が4枚、15000円が4枚と12000が4枚もだな…」

ラウズ(下手すら1ヶ月内で合計40万以上消費してることになるけど……)

お兄ちゃんの頭のおかしさに戦慄したラヴズオンリーユーである。


お兄ちゃん「トレーナー腕相撲大会?」

スピカの部室に一部のトレーナーが集まっていた。

 

「さぁ〜て……準備は出来たか?」

「アンタ…今回は男女も年齢も関係なしの無礼講よ?」

「アハハ…お手柔らかに」

「お嬢様のためにも」

「運が悪かったんだよ …お前等は」

「それじゃあ頑張りますよ…」

「今回は勝たせてもらいますよ。ジェンティルに怒られてしまう」

 

 

今回…7…否、合計8名のトレーナーが集まっていた。

 

上から沖野トレーナー、おハナさんこと東条トレーナー、謎の経歴南坂トレーナー、テキーラジョッキストレートのメイドダイヤトレ、何故か上半身が裸体の893…もとい黒沼トレーナー、通称お兄様のライストレ、筋肉ゴリラジェンティルトレの7人がメラメラと燃え上がっていた。

 

 

いまここで何をするのか?

 

 

それはトレーナー対抗『腕相撲』である。

 

なんでこんな事になったのか?理由は単純…トレーナーだけによる飲み会でみんな酔いまくった中で決まってしまったのだ。大人というのはそんな物である。

 

なら待てよと…後一人は誰なんだと?

 

それは単純だった。

 

 

「アイ……しんどいんだよこれ」

「負けないでお兄ちゃん!お兄ちゃんが1番腕相撲が強いって分からせるのよ!」

「言葉のチョイスどうなってんだよ…みんなメスガキなの?」

 

アーモンドアイのトレーナー纏いお兄ちゃん改めて冬夜である。実は冬夜はトレーナーで唯一の未成年という事で酒も当然飲めない年齢であるため基本的に冬夜は参加しようとしない(そもそも参加しない)のだがオルフェーヴルのトレーナーが色々ありまして欠員し沖野の一声で呼ばれてこうなったのである。

 

余談だが本来はもっと参加者が居たはずだが、黒沼トレーナーとジェンティルトレによる盛大な分からせを食らってしまったのである。

 

「しんど……」

「まぁまぁ、冬夜くんも参加したのですから頑張りましょう」

「アンタ…眩しいよ」

「アハハ…」

 

沖野に連れてこられたが白衣にメガネをという、いつもの科学者格好のままダウナーな表情で隣のアーモンドアイから頭を撫でられている。

 

王子様的ルックスのライスシャワーのトレーナーから励まされるも、表情変わらず眩しいとすら言ってしまうこの有様は本当に陽と陰がはっきりとしてしまっている。

 

(アンタ…あの子を呼んで来てはいるけど本当に大丈夫なの?)

「大丈夫だって!アイツはみんなが想像してるよりやべぇから。多分ジェンティルドンナのトレーナーや黒沼さんに勝つ可能性ある逸材だぜ?」

「「……何??」」

「……マジで言ってる?」

「おおマジさぁ!なぁ冬夜!」

「…………ん」

「すっげぇやる気なさそうだなぁおい!」

 

 

むーんとした顔でのっそりと座っている男─冬夜。白衣をタキオンのように萌え袖で着てはすぐさま腕を出すという何をしたいか分からないこの男。完全にアーモンドアイに介護されている。

 

面白半分でゴルシが審判をするそうだし、ライスシャワーや黒沼のジャージを着ているミホノブルボンのように見に来ているウマ娘もそれなりに居るようだが……マッチアップは黒沼によるスマホのルーレットのようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中で一回戦…

 

 

「では…参ります!」

「頑張ってください!」

「負けないでね!」

 

まさかのサトノダイヤモンドとサトノクラウン所属のカペラのメイド…否トレーナーである。

 

(黒沼先輩だろうと関係ありません。私はあの二人の護衛役も兼ねてます。運動能力だって桐生院トレーナーに負けません!)

 

どうやら護衛役も兼ねてるため肉体には自信満々なようだ。

 

 

そして相手は…

 

「お兄ちゃん!お兄ちゃんってば!」

「………ん?」

「お兄ちゃんよ!ダイヤモンドさんのトレーナーさんが相手なの!」

「…………早っ。暑いしアイ、白衣脱がせて」

「もう!タキオンさんみたいな事言ってるわね!?」

 

おなじみこの男…陰のお兄ちゃんである。

 

「大丈夫でしょうか…」

「やる気なしね…」

「ダイヤちゃんのトレーナーって結構力あったほうよね…大丈夫かしら」

「流石にあの人は様子を見るに理系の人でしょうし運動もしてないでしょうから勝てないはず…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みんな何言ってるですか!流石にわたしのお兄ちゃんを舐めすぎですけど!?」

 

キタサン筆頭に大半はダイヤちゃんのトレーナーが勝つだろうと考えてる中でアーモンドアイだけは自分のトレーナーが勝つとわかっている反応を取る。

どうやら信じられなさそうな一同の目の前ですぐさまお兄ちゃんのメガネを取って白衣を優しく脱ぐ。

 

 

 

「「「「え???」」」」」

 

一同は思わず本気で驚いていた。

 

やる気がなさそうに欠伸をする彼と、その様子を見つつもニコニコと笑っているアーモンドアイというよく見る絵面なのだが想定と全く違うことがあった。

 

 

「お〜お前、前よりデカくなったなぁ!」

「うるせえよ兄ちゃん。研究の一環からまだ鍛えてるだけだ」

「絶対ハマってるだろお前〜!!」

 

沖野がニヤニヤと肩を叩いてるが冬夜の姿は白衣を脱いだらシャツなのだが…想像以上に腕がかなり太くてムキムキ。しかもチラッと腹が見えたのだが筋肉である。

 

 

そう…彼の肉体は皆がイメージしてるナヨナヨな体に反してめちゃくちゃムキムキである。

 

 

黒沼トレーナーやジェンティルトレのように分かりやすくムキムキではなく、どっちかと言うと表面には分かりにくく見えないが内部にしっかりと筋肉をつけてるタイプである。そこら辺はちゃんとウマ娘の研究をしてるからこそ人体の肉体の付け方にも精通していたのだろう。

 

 

何故皆に知られていなかったのか…それは基本的に日常は白衣の姿でありつつトレセン内でもレースの会見くらいしか見ない人も居るレベルで彼は姿を出さない事もあるのが大きい。

 

お兄ちゃんはトレーナー室から出てくる方が少ないため自ら冬夜に会いにでも行かない限り姿を見ないなんてザラだ。おまけに白衣というブカブカの格好は筋肉質などが思ったより分かりずらいのも大きい。だからこそアーモンドアイや沖野のような深い関わりがあるメンバーしかこの秘密を知る人は居なかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

「お兄ちゃん頑張って!」

「ジャッジメントですの!審判のアタシ、ゴルシちゃんの前では不正は許しましぇん!」

 

「黙れ。似てて腹立つわやかましい。おい…お前早くつけ」 (未成年のお兄ちゃん)

「は…はい!」(成人済みのダイヤトレ)

 

すぐさま冬夜はダイヤちゃんのトレーナーにやるぞと席を指を指して着かせる。

 

コイツ態度デカイな??と思ってしまうが基本的にお兄ちゃんは他人に対してはそんな物である。

 

「………」

「お…お願いしますってあれ…(な、なんか違う!?東条さんや不審者の腕を掴んだ時と違って岩を掴んでるみたいな!)」

 

 

 

「レディ……ファイ!!」

 

「フン!」

「え…ちょ!?」

 

 

 

ドカン!!!

 

僅か数秒…女性とはいえ力自慢であろうダイヤトレを一瞬にして粉砕したお兄ちゃんは勝負が終わると即立ち上がり、相手を上から見て一瞬で去っていきアーモンドアイの隣にゆっくりと座る。その姿は甘えんボーイと圧倒的強者。

 

これには思わず…黒沼トレやジェンティルトレのような筋トレ組による蹂躙劇を彷彿とさせる様子に一同も驚く。

 

「あの子って…下手な男子より強かったはずよね?」

「だから言ったろおハナさん、昔の話だが中学の頃アイツはペンチプレス100.キロとか140とか普通に持ち上げてたからな!今は多分それ以上だがな!」

「それを早く言いなさいよ!?!?アンタが勝ったら次は彼となのよ?」

「ハハハハハハ!それは棄権して…って痛てぇ!?」

 

東条さんも大誤算だったようで思わず沖野の首をぶらんぶらんとなる勢いで肉体を振る。まさから想像よりゴリラだったとは誰も思わないだろう。

 

 

「ほう…」

「いいじゃあないかぁ…」

 

同じくゴリラの黒沼トレーナーとジェンティルトレも沖野の言葉を聞いて野獣というかヤクザとかオールマイトみたいな顔をしてるわ。

 

 

 

 

『2戦目』【南坂vs沖野】

 

 

「グォォォォォォ!!」

「ぐぅ…想像より強いですね」

 

混沌としていた…まさかの拮抗勝負である。顔が崩壊気味の沖野と少しだけ冷や汗の南坂。男と男と意地という勝負である。

 

そんな事を思ってると沖野は容赦なく南坂の手首をネジネジと攻めてくる。

 

「ちょっと沖野さん!?消耗しますって!!」

「うるせぇ…顔だけは平成みたいな面しやがって!」

「手汗が…手汗がすごい!!」

 

もはやヌルヌルしてフィニッシュまで行かない…本当に五分五分だ。

 

「だ…ダメだ、足がつる!」

「足ぃ!?アンタおかしくなってんじゃないの!?」

「グワァァァァ!股がぁ!!」

「お前トレーナー…アタシの前で顔芸してんじゃねぇよ!腕相撲だぞ!」

「腕相撲だからだろぉ!?」

「…草」

 

沖野が苦しそうな顔で足を痛そうにする姿に東条は何故と困惑している。沖野は容赦なく南坂の手首をネジネジと曲げまくるが…

 

 

「「「「お!?」」」」」

 

 

突如として南坂が王手をかけようとする。このまま机に当てれば南坂の勝ちになるが沖野は顔を真っ赤にしながら定位置に引き戻す。

 

「ぐぅ!!!」

「グォォォォォォ!!」

 

 

 

 

『諦めんなっサイヨっねぇ!!』

 

「ぶぅ!?」

「オカマ!?オカマなの!?」

 

沖野が悪役オカマみたいなきもちわるい呻き声を出した瞬間、目の前に居たおハナさんや冬夜、その場に居たスピカ所属のウマ娘が吹き出す。あのミホノブルボンでさえ笑いかけたのだ。

 

 

「オラァァォァァァァ!!」

「なっ…まだ!」

 

突如として沖野が根性を見せると南坂の腕をべったり机に叩きつけて無事勝利。

 

「だぁぁぁ!!腕が死んだぁぁぁぁ!!!」

「これは…手首がきついですね」

「これもう実質両負け!もう死ぬ!しかも次の相手冬夜だし!」

 

 

互いに死にかけた顔をして地面にぐっだりとまるで死にかけの瞳をしていた。南坂が手首を痛がっているのは間違いなく沖野のせいである。

 

 

 

3戦目 『ライストレVSおハナさん』

 

簡潔に言おう…めちゃくちゃ拮抗していた。

 

 

「ぐぅぅぅぅ…強いですね」

「なんか私がショックよ!」

 

おハナさんが何故か自分でショックと言ってしまうほど…ライストレが想像より腕相撲が弱かったようにも見えるし、東条さんが強いようにも見える。

 

女の子相手の腕相撲なんてオタクやチー牛からしてみたら刺激の強い企画でしかないがライストレはそんな事ないくらいモテ男なので全く該当しないので誤解しないように。

 

 

「もしかしてアンタ…ぬくもりを楽しんでる?」

「そうなの?お兄さま…」

「そんな訳ないですけど冬夜くん!?ライスも誤解しないで!おハナさんが想像より強すぎるから!!」

「いやだって…握手会だったら出禁になるが??」

「どこが握手してるように見えるんだい!?」

 

 

冬夜の痛烈なツッコミと驚くようなライスシャワーの反応に思わず苦しそうに返すライストレ。実質女の子対決なので泥沼の地獄になっても合法なのでしょう。

 

な訳ねぇな…冬夜やライストレはトレセン学園イケメントレーナーランキングの一位に輝いた奴らだわ。

 

「うぅぅぅぅぅ………」

「ァァァァァァァァァ!!!」

 

 

苦しそうに押し込もうとするライストレと女を失ったように叫びをあげるおハナさんという「何を見せられてるの??」という顔をしてしまう冬夜であるがそれだけ真剣なのだ。

 

沖野や黒沼がヤジを飛ばす中で冬夜がこれまた恐ろしい事を言った。

 

「もう…無理!」

「あぁぁぁ!腕がつる!流石にここまで粘られたらつるわよ!!」

 

 

 

 

 

冬夜『出産かよ』

「「ぶふぅ!?」」

「お兄ちゃん!!!出産はだめ!!」

 

沖野や南坂も思わず吹き出し、ゴルシを持ってして二度見してしまうとち狂ったツッコミを冬夜はかます。

 

そのツッコミ大丈夫???となってしまいますがご安心ください…ダメだったから現在アイちゃんに怒られてるんです。どうあがいてもピー音必須である。

 

 

その後…隙が生じた所をライストレが根性で粉砕した。

 

 

 

4戦目 『黒沼トレvsジェンティルトレ』

 

 

 

………いやいいだろ。誰も上半身ムチムチのおっさん同士の腕相撲なんて見たくないやろ。

 

ケツから言うと…おっさん二人がおっさんらしい熱々の汗を掻きあいながらの死闘を繰り広げ黒沼トレが勝利した。

 

 

 

 

 

準決勝 『冬夜vs沖野』 『黒沼vsライストレ』

 

 

「ヘブフォヒビキバトライゲンム」

「ちょっ!?タンマ─グハッ!」

「逃走者確保」

 

 

「オラァ!」

「うおっ!?」

 

 

それぞれ2秒で終わり無事に冬夜vs黒沼の決勝卓に直行した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行くぞ桐生一馬。跪く準備ちゃんとした?」

「ほう…言ってくれるじゃねぇかクソガキ」

 

決勝卓に座る前に黒沼の指示で上半身裸に何故かさせられて、若干青筋が顔に出てる冬夜。そのせいもあってか普通に煽ってくる冬夜に対してノリノリで黒沼も答える。もちろん黒沼もブルボンにジャージを脱がされて半裸であるが。

 

 

つまりは上半身裸のクソガキVS上半身裸の893である。

 

 

「レディ…ファイト!!」

 

 

ゴルシの合図によりスタートした決勝戦。ダイヤトレと沖野を容赦なく粉砕したお兄ちゃんとジェンティルトレとの死闘を繰り広げ、ライストレを粉砕した桐生…いや黒沼。

 

その二人は……恐ろしいほど拮抗していた。

 

 

(このおっさん…なんだこの腕、重っ!)

(コイツ…まるで丸太を握ってる感覚だな)

 

「おい冬夜…お前ペンチプレス140持ち上げれるってな?」

「ぶっちゃけかなり前だが…だからなんだよ」

「随分とハリキリボーイしてるじゃないか。俺はペンチプレス軽く150以上だ」

「アンタこそハリキリボーイだろ。てかこの感覚してもまだまだ上がるだろうが」

「だからこそだ。若造には負けねえって事だぁ!!」

 

 

黒沼は汗をダクダクと流しながら、戸愚呂を彷彿させる筋肉質で一気に押し込んでくる。思わず冬夜も本気で驚くが涼しげな顔をしつつ無理矢理持ち上げれる。

 

「チッ!クソが…」

「どうした?顔のそれは『冷や汗』か?」

「いや、アンタの汗がついただけ」

「そうか…そうかもな」

 

 

不適な笑みを浮かべる黒沼に対して、舌打ちしながらも拮抗している冬夜。完全なシーソーゲーム状態であり、状況次第で一気に崩れていくのも互いに理解しあっていた。

 

 

「やはり…腕相撲こそ男と男の勝負として相応しい!」

「お前こそ何言ってんだよジェンティルトレ…」

 

思わず沖野もげっそりしつつも、感動してる顔で腕を組んでるジェンティルトレの方を見ながら、動向を見守る。

 

 

アーモンドアイとミホノブルボンが応援してる中で行われている激戦。互いに小細工はない…やるのは単純。

 

 

壊すだけである。

 

 

その瞬間……空気が歪んだ。

 

 

「!?」

 

黒沼が立て直すために一瞬力を緩めたその瞬間…冬夜は悍ましい勢いと共に一気に王手を掛けた。

 

「なっ!」

「…緩めたな?」

 

このまま机に叩きつけて終わらせようとするが…最後の最後で少しずつ持ち上げてくる。

 

(クソが!コイツ殺す!!!)

(冬夜の野郎…油断も隙もねぇ!!)

 

互いに完全に口が荒くなってしまうほどに冷や汗を掻き続けており油断も出来ない。

 

 

「どうした?きつそうだぞ冬夜」

「黙れ。若い奴に大人しく譲れや…おじさん?」

「言ってくれるじゃねぇか!!」

 

黒沼はレースでアーモンドアイを何度も見た事ある。

 

 

彼女のレースを見てみると…2種類の気迫を感じた。

 

1つ目はサトノダイヤモンドやシュヴァルグランなどの強豪を打ち破った相手のリズムや動作…そしてフィールドを見極めて合理性や最適な解答を計算し突き詰める『美しく壊す』走り。

 

 

そしてもう一つ……

 

 

安田記念やオークスで見せた、合理的な戦術を捨て相手に何もさせず…圧倒的な地力で相手をめちゃくちゃに、時には大逃げやブルドーザーのように轢き潰す追込などのめちゃくちゃな走りでぐちゃぐちゃに真っ向勝負で潰す『醜く壊す』破壊者のような走り。

 

 

後者の走り方には…黒沼は思わず誰かに似ている感覚を得ていた。

 

 

 

その感覚を今…理解した。

 

 

 

 

(コイツだ…)

 

目の前に…目を漆黒に刮目し、黒沼の手をハンドペイン剥き出しにギチギチと掴み、凄まじい凶相と共に熱くさせれば奴の担当ウマ娘を彷彿とさせる『負けず嫌い』を起動させるこの男。

 

それは……スイッチが完全に入りそうな凶相のモンスターのようだった。

 

「オラ…終わりか髭ジジイ」

 

アーモンドアイ(完璧)を作り上げて無限の進化をさせた冬夜(モンスター)だと。

 

 

「お前がウマ娘じゃなくてよかったよ」

「喋んなボケが…お前の腕ぐちゃぐちゃにしてやる」

「そうだな…だが終わりだ」

「あ"?」

 

その瞬間……黒沼の凄まじい叫びと共に一気に冬夜の腕を叩きつけた。

 

「ウォォアアアア!!!」

「っ!?あ……がぁ……」

 

その衝撃に机にヒビが出来てしまったが。

 

「クソ……が」

「途中から己の本能のままに暴れすぎたな、俺が温存してるのも見えてなかったくらいに…」

 

 

ふぅ……と少し悔しそうにクールダウンのため息を吐く彼と汗びっしりに雄叫びを挙げる黒沼トレーナー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ライス…ずっと思ってたけど、これ腕相撲だよね」

 

困惑してるライスシャワーは普通の感性である。

 




質問1 お兄ちゃんの見た目最近は誰をイメージしてる?

A.最近は中の人も相まって糸師凛をイメージしてる。


質問2 お兄ちゃんってちょっとやばくない?

A 家族と社会性などの一部を犠牲にして生まれたとんでもモンスターです。


質問3 お兄ちゃんに与えなくて良かったのは?

A アイちゃん「お兄ちゃんがウマ娘だったら正直世界変えてたと思う」



質問4 なんでお兄ちゃんはトランプ知らない癖にデュエマや遊戯王とかは詳しいの?

A 基本ひとりぼっちだからです。トランプとUNOは誰か居ないと基本遊べないでしょ?その代わりデュエマなどのカードゲームはコミュニティに入れば仲間は出来るし大会に行けば一人でもデュエマは出来るのです。


質問5 お兄ちゃんが出来ない事は?

A 友達を作る事、陽キャの真似、ウマインの友達の追加方法。

詳しく挙げるなら『リゼ様が出来ない事の大半』はお兄ちゃんも出来ない
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