幼馴染のアーモンドアイが勝負を仕掛けて来た!! 作:グリザイユの牢獄
「えへへ、お兄ちゃん〜」
「ん?」
「撫でて?」
「撫でてるだろ?」
「もっと!」
風呂上がり…アーモンドアイの髪がお風呂から上がってから髪を整えるためにドライヤーを使って髪を整えていた。髪を整えてからはもっとおねだりするようにしっかり甘える少女がアーモンドアイ。強き乙女である。
「………よしよし」
そんな中で彼女の顎を猫を愛でるように優しく撫でるように…弧を描くように掻く。
普通の一般人相手にこれをやれと言うなら上から見下ろして「あ?誰がすんだよボケが」などと明らかに不機嫌になりきっつい暴言を吐き断るが、アイの前では断る事はない。彼も心を開いた親猫のように不器用ながらも慈愛の表情を浮かべゆっくりと頭を撫でる。
(本当…凄い甘えん坊だな)
昔から見ていたから思っている。頭を撫でると自ら撫でられに行くように甘えてくる。情操教育が全く行われてない昔の冬夜は不思議だなぁと思って撫でていたが、今は色々とある(惚れた弱みだったり、心を開いていたり、ぶっちゃけかなり好きだったりなど)ため自覚してるか分からないが顔を赤くしつつ撫でている。
「……………」(ジー)
「……………??」
アイは美しく綺麗な瞳をじっと冬夜に向けて見つめているも冬夜はなんとかいつもの澄まし顔のままを維持する。てかぶっちゃけ互いが互いの事を超がつくほど好き好き人間なのはとっくにバレてる。
アイはずっと…というか昔から冬夜に対しては好き好き好き好きと言わんばかりにくっついていたため関係ない…無敵かな?
そのまま膝の上に乗って愛おしい表情でアイは冬夜を強く、そして優しく冬夜の首にキスをついぱむように抱きしめる。まるで小動物のように可愛らしいが、今の冬夜にとっては世界で最も愛する存在がこういった仕草をとってくるのだから内心顔真っ赤だ。
(昔の俺…未来を知ってるか?俺にお嫁さんが出来るなんて思ってたか?俺に永遠を誓う人が近くに居るなんて知ってたか?俺が本気で好きになる人が居るなんて考えたか?…どれも信じないだろ?本当…人間らしくなったな俺は。もし…今の俺は幸せなのか?って聞いたらこう返してやる)
「幸せさ……………よしよし」
「………………❤️」
苦労しながらも数多の偶然や試練を乗り越えて2人で手に入れた永遠の幸せ。
「ねぇお兄ちゃん、勝負しない?」
「………いきなり?」
「良いじゃない。それに単純な勝負よ…どっちが好きの感情が強いかって。最近お兄ちゃん…動画配信やり込んでて構っててくれなかったもん」
「………あぁ」
『今回はファイナルファンタジーを…テメェシーモアか!あぁスパチャありがとう…ってこれ完全にシーモアスパチャ…テメェ誰がユウナの旦那だぁゴラァ!!旦那って名乗るんじゃねぇ!!すぐ女脱がしやがってクソカスが!!』
『やべぇAZKi様好き…めっちゃ罵るやん。やっぱAZKi様はみんなのアイドルですからねぇ!まぁ拙者はSNSでアイドル気取らんでござるからなぁ!……不味い豚になる…ラプラスの隣で豚の呼吸詠唱しちまう…』
『鹿毛ロング神!鹿毛ロング神!何?その人は女装男子だと?いやいや女装男子とかお得で草、女装男子かはしか得られない栄養素があdu…お得ってなんだよ意味分かんねー!!!』
最近のお兄ちゃんはオタクモード*1を暴発してしまっていた。
アイちゃんはそんなお兄ちゃんに対して『結局お兄ちゃんはアイの事が世界で1番大好きなの知ってるし隣に必ず帰ってくるから大丈夫』というスタンスだが、やっぱり構ってくれないと寂しいのだ。
そんなアイは……
「────スゥゥゥゥゥゥゥ」
冬夜の顔辺りを愛おしそうに吸っていた。
「…はむ」
「っ!?」
吸っていたと思いきやすぐさま耳を優しく甘噛み。そこに痛みはないが辺り一面に女性のいい匂いがする。
「お兄ちゃんいい匂いする。この匂い凄く大好き」
(全く……忘れてるのかアイ。いや狙ってんのか!?)
冬夜は指摘すべきか分からないが、思わず彼女に目線を向けた直後に一瞬視線を逸らす。目の前の彼女の服はほぼ下着だ。だって風呂上がりだからだ。狙ってるのか??本気で誘惑しにきたのか?自分の胸部にアイの胸元が何度も何度も押しつけられる。
おかしい…以前までなら推しのてぇてぇはともかく仲間にお下劣本を見せられてもなんとも思わなかったのにこの感覚は…頬がだんだんと赤くなっていく自分が居る。
(不味い…このまま攻撃を受けたままだと間違いなく俺は…負ける)
僅かながらの冷や汗…チラッとアイの表情を見ると互いに目が合って……ん?この表情もしや!
(負けちゃえ)
「!?!?」
目で訴えていた、負けちゃえ降参しちゃえとふふん!とニッコリ自慢げに言わんばかりに…ちょっと強くないですかねえ本当。
(少し反撃してみるか?)
すぐさまアイの耳元に「……ふぅ〜」と吐息を吐き二段構えですぐさま線を描くように耳をゆっくり舐めて、最後に軽く耳たぶをキスをするようにはむっと口に加える。
「ひゃあ!!…んぁ!ひぅう!!んっ!!」
「………ふぅ」
「目を背けないで?」
「っ!……//////////」
……………不味い。なんでこっちが恥ずかしくなってるんだろうか…明らかにとんでもない光景だ。俺が興奮するのなんて「絶望神サガ召喚、効果で1ドローしてサガを捨ててサガ蘇生してサガを破壊します、ここでループ証明をします」が1番興奮していたはず。
いや………今なら勝てる。そもそも相手が結構反応してたしこのまま完全に押し切るとしよう。
………あれ?この勝負ってどっちの方が好きか、愛してるかという勝負だったよな?………もういいや、この時間を楽しみたい。
「アイ……」
「……んっ!」
「アイの全てが好き、アイ、大好き、愛してる」
「っ!!!まっ…お兄……」
「逃すわけないだろ。先に仕掛けたのはそっちだからな」
「あっ、待って…やぁ…みないで…」
「すぅぅ〜〜〜〜〜きっ!」
「っ///////」
吐息よりも熱く、敏感であるウマ娘の耳を、まるで嬲るように息で弄び、アイに形状しがたい快楽をひたすら与え続けた。一瞬でもアイに対してこういった勝負では高火力を出してみると意外と顔が真っ赤になるから試してみてくれ。俺も今内心顔真っ赤だ。
「…………もう!お兄ちゃんのバカ///」
「バカで結構、それだとアイの方がバカになるぜ」
「そういう意味じゃない!」
「なんてな、まぁこういう事を言えるのはアイと出逢えたからなんだけどな」
「ッ!なんでお兄ちゃんは恥ずかしい言葉をスラスラ言えるの?」
「おいおい…俺のこと好きすぎるだろ」
「っ!?えぇそうよ大好きよ!お兄ちゃんを世界一で1番大大大好きなんだから!!」
アイは恥ずかしそうに人差し指同士をツンツンしてると目を瞑り赤面しながら唇を尖らせた。
これは………キス待ち顔か!?
「!?!?!!?!?!?!?」
「お兄ちゃん………んっ」
目の前でアイがキスを求めている。何度もしているがこれはまるで…結婚式の誓いのキスを求めてるかのような。
「ねぇ…冬夜さん。しないの?///」
「おまっ!……反則だろ」
ここで俺の名を呼ぶかこの魔性め!いや…違うこれは純愛だ。
こちらも答えなければ無作法だというもの
「アイ、こっちをみて」
「……うん」
すぐさまアイの唇を優しく奪う。ファーストキスではない、だが柔らかく温かい感触と共に甘い吐息が心地いい。
トレーナーとウマ娘の関係?一線を超えた?そんな物関係ない…今や結婚してるし誰にも邪魔させやしない。褒められた行為ではないのは確か?信用を失いかねない行為?ま、知ったことじゃない。
もう離れない…最悪の場合が起きても俺たちはもう負けない、2人一緒なら。
「お兄ちゃん…大好き…大好き」
唇を離すとそこには嬉しそうに顔を赤らめ幸せそうに涙を流すアイの姿があった。
「アイ…」
「嬉しいの……涙が、止まらない…」
アイがハンカチを手に取り涙を拭う。左手の薬指に見えるのはアイと冬夜で2人で作ってもらったオーダーメイドの結婚指輪。ペリドットとアクアマリンという、冬夜の綺麗な髪色とアイの美しい瞳を思わせる2つの誕生石の指輪が光り輝く。
数多の苦痛や孤独…耐えがたい恐怖を受けて歪に育った青年の心を少女が溶かし2人で掴み取った幸せは青い空のように綺麗で無限の未来を感じさせる。
すぐさまアイを抱きしめるが彼の瞳には一滴の涙が流れる。
「アイ、ありがとう…ありがとう」
その表情はいつぶりに見せたか…魔王に相応しい表情ではなく年相応の笑顔を見せていた。
勝負?単純だよ…
「俺…これはもうアイに勝てないかもしれない」
アイに今の顔を赤くした表情を見せないように…いや結構嬉しそうだなお兄ちゃん。
これはアイちゃんの勝ちだ。
それに………先ほど、休憩と言わんばかりに引いた某型月のソシャゲのガチャにて…
「お兄ちゃん!なんかすごいキャラ来たよ!」
「ライダー、ネモ。喚び声に応え、参戦する。ノーチラスは無くても僕には別の船があるんだ。』
「ノアアアアアアアア!!殺せよ神様!俺はお前が大嫌いだバーカ!!」
『悲報』お兄ちゃん…またアイちゃんにキャラを当てられる。
またしてもネットのファンに同情される事になるとは夢にも思わないだろう。
アイちゃん「ねぇダーリン」
お兄ちゃん「んぅ!?」(唐突にぶつけられた高火力)
お兄ちゃんはこれでもめちゃくちゃオタクなのでこういったシチュは実はめちゃくちゃ効くのをアイちゃんは知らない。
質問1 最近お兄ちゃんが嬉しいと思ったのは?
お兄ちゃん「ファンアートが見る機会が増えたんだよな。アイとのイラストが圧倒的だけど、なんやかんやでサガとか、ジャガイストとか、デモンスミスとかブラマジとかと好きなモンスターやクリーチャーとの一緒の絵を描いてくれる人が普通に嬉しい」
質問2 チャンネル登録者数は?
お兄ちゃん「ぶっちゃけどうでもいい。このチャンネルってアイや俺が中心にやりたいことを自由にやるチャンネルだし、そこで別にチャンネル登録者を亡者の如く求めようとは思ってないのよね。100万とか超えてても1億とか興味ないし。てかトレセンのサブチャンが1億超えるとか言ってたけど現実的なのか?そもそもミスタービーストの4億超えてないぜ?」
「まぁ…こっちは1億とか無い代わりにトレセン以外にも色々な企業のスポンサーついてるから融通効くんだけど。某KONAMIとかさ…」
もしもトレセンのサブチャンネルが1億超えてるなら、この2人のチャンネルの登録者数どんくらいなんだろうなぁ??みんなどんくらいなのか考えてみてほしい
質問3 マジでやれるのか?って実現しそうな事は?
お兄ちゃん「最近テレビ関係や配信関連のプロデューサーの仕事してる元格ゲーマーの知り合いとさ…魁星くんっていうウマチューブで俺が推してる某にじさんじのVチューバーが3Dになったのを見てアイとさ…ウマ娘で3D配信…なんなら現役ウマ娘がしてるケース全くないからやってみないかって話してたんだよ」
「そしたら呼び出されてお前とアーモンドアイさんで3Dお披露目配信やってみないか?ってオファーと提案来てさ、今プログラム何しようかって話し合いしてるとこ。これはトレセン学園陣営にも伝えてない。まだ内緒な?サプライズは面白くないと」
「いやマジで人脈多くて助かったのと魁星君推してて良かったわ…彼のおかげでやりたい事まだまだ色々出来るようになって創造欲が湧く。……後で長文で感謝の手紙送ろ」
質問4 思ったよりバズったのは?
「歌ってみた。要望めちゃくちゃ頼まれてたから色々裏で仲間に対しての依頼を通して協力のアポを取って苦労しながら動画作ったらめちゃくちゃバズった。いや…アイは単独で1000万超えるしすげぇと思ったら俺とのデュエットでも1000万超えるとかやばすぎだろ…どんだけお前らアイの歌好きなんだよって思ったわ。でも流石はすいせいちゃんのビビデ○…伊達には超えれないか。燃えるだろ?これを超えたら最高に面白くないか?」
質問者(いやアンタ単独でも数百万超えてんだがという顔)
質問5 お兄ちゃん…苦労してるんですね。
お兄ちゃん「してるんだよ!でも楽しいからいいんだよ」
質問者「楽しい?」
お兄ちゃん「やりたい事するにはそれ相応の苦労も必要なんて昔から知ってる。過程はクソほど大変だけど結果的にはやって良かったってなる事が多いんだよ。その上で反省会をして次はどうやっていくかの課題が出来て、それらの課題をどうにかしてクリアするのも改良という」
お兄ちゃん「だから面白いんじゃないか」