幼馴染のアーモンドアイが勝負を仕掛けて来た!! 作:グリザイユの牢獄
今更だけど、多分キセキちゃんってうちのトレーナー達とおそらく相性は良さそうなんだよね。
主人公になりたいキセキちゃんと昔から魔王の異名とと共に暴れつつも一部では前線を退いてキングメイカーしてるうちのお兄ちゃんとパチンカス。
なんだかんだで悪い影響をキセキちゃんが受けないなら行けそうな気がする
配信を終えて、初日の出と初詣に行くことになったアイの家族と共に冬夜。
現在は酔いが覚めたアイの父と共に髪を整えながら話をしていた。
「そういや親父…アイは?」
「あの子は母さんと準備をしてる。あの子が冬夜に見せたいものがあってね?」
「準備?まぁ、いいか」
「なぁ冬夜。俺も配信出て見ていいか?」
「え?マジで言ってんの??」
「アレを見ていたらね、流石に興味持っちゃったから」
「あぁそういうかんじ?……(まぁぺこらマミーとか居るし大丈夫だろ。うん大丈夫か)いいんじゃねぇのか?いやでもアイが嫌がりそうなんだけど」
「そうなんだよ!この前同じようなことを俺が話したらあの子は『………アイが恥ずかしくなるから出ないで』って珍しく嫌そうな顔されてね、俺もおじさんになったからかなぁ…やっぱ悲しいなぁ…うぅ…」
「親父、アンタやっと三十路だろまだ。今の俺とギリ10歳近くの差だろうが」
「それは俺への慰めなのかい!?」
「………さぁ?」
「うわーん!!私の息子も冷たい!!」
「やかましいわ!後…俺は息子じゃ…」
「私にとっては冬夜も息子なの!!」
「………………あんがと」
「ふふふ、やっぱり冬夜は素直じゃないねぇ、ツンデレかぁ?」
「やかましいわ!!」
思わずニヤニヤとしながら冬夜の頬をツンツンとするアイの父に対して顔を恥ずかしそうに赤くして振り向く冬夜。
そんな時に居間の方が声がしドアが開くと1人の少女がそこに居た。
「ふふっ、ねぇお兄ちゃん、似合ってる?」
「!」
そこに居たのは振袖姿のアイ。髪を結んで雪のような文様の水色の着物を着てる姿は可愛い以上に美しいの方が似合う。
「おおっ!やっぱりよく似合ってるじゃないか!」
「着物…………いったいどっから?」
「ふふっ、私のお母さんつまりおばあちゃんが譲り受けてくれたの。これはきっとアイは似合うってね。そしたら本当似合ってて!」
「……………………」
こういう時の冬夜の反応は分かりやすい。マフラーで口元を隠してるが、耳元の紅さは誤魔化せない。両親は冬夜を知り尽くしてるため、様子を見ただけでニヤニヤしてるし、アイも嬉しそうに笑う。
「……なんだよ」
「うむ、今年も良い年になりそうだな母さん」
「……早いぞ親父」
「ん!」チュ!
アイが慣れつつも着物の重さもあってか少し不器用にキスをするも、冬夜は支えて手を寄せる。アイは嬉しそうに笑いながら4人は神社に向かう。
雪降る新年の街灯照らす道で語り合っていた。
「そう言えば冬夜、この前コラボ配信してたな」
「………見てたのかよ。負けてたのに」
「見てたわよ。貴方があそこまで汗をびっしり掻いて必死に考えてた所を見たのなんて久しぶりだからこっちも思わず手に汗握ってたのよ?」
「家族公認であの配信見られてるのだいぶ恥ずかしいだろ」
皆は知らないため先に言うが、アイの両親は当然のように2人の配信活動はカミングアウトなどをしてないにも関わらず、チャンネルにたどり着いてはメンバーシップ第一号、第二号という名誉あるメンバー入りにしてるのだからそれに気づいた冬夜は二度見していたようだ。
当然のように初配信で、アホみたいにサガをぐるぐるとぶん回してた様子もしっかり見られてたようで、その様子に「楽しそうだ」とニコニコして見ていたようだ。流石はアイを育てて冬夜の幼少期に面倒を見ていた親たちだとしか言えない。
「俺も母さんもカードゲームの事は冬夜が横で見てるだけで、トランプ以外は全く知らないけど、だいぶ惜しかったな…」
「……ふぅ、ドロマーマーシャル*1でサガ*2に対面するのは無茶だったか。やっぱり審問を割り切って無理矢理マーシャルクイーンで強引に攻めるべきだったか…つーか最近似たような思いばっかしてる気がするし有マの次の日にやるような企画じゃねぇだろ」
そんな事を話しながら神社に着くとものすごい長さの列が…
「なんだこれ!」
「初詣だからね。多くの人が来るはずよ」
「………ふぅ.初詣ってフルリモートで行けるのか?」
「行けるわけないでしょ!?」
「研究所のバイトも正社員になった時も、社不すぎて勤務初日からフルリモートした男を舐めるなよ?なんならトレセンでもフルリモート希望しかけてたぞ」
「本当に社会的にダメそうな話はなしだと思うわよお兄ちゃん…」
「俺だって!冬夜みたいに勤務初日からフルリモートでしたいと思ったことが何度あったか!」
「お父さん!?」
「社会人の闇が見えるな」
「だがな…俺から見てもハイスペックお化けみたいな冬夜相手に勝ってる事があるんだぞ?アイ、母さんも」
「ん?」
「あら?お父さんそれは何かしら?」
「俺は冬夜より若い頃はモテてたんだぞ?」」
「耳が腐るんだよ男の若い頃はモテたみたいな話はよぉ!」
「パパ…それはないと思う」
「酷い!子供2人の反応が痛烈!だがな…母さんは俺が本気で好きになって一緒になったからな!俺はあの時に母さんに本気で惚れてて…」
「おい親父………惚気か?」
「うふふ、アイのこういう所ってお父さんに似たのかしら?」
「ママ!?」
思わずニヤニヤしながらアイを見る彼女の母。女はどんだけ色恋ってやつが好きなんだよと思いながらも隣にいたアイの手を自然と優しく繋ぐのを見て父は(どの口が言ってるんだろう)と思わずニヤニヤしてしまう。
「なぁ…アイって叶える願いはなんなんだ?」
「わたしはみんなとこうして楽しく過ごせるようにって祈るわ。お兄ちゃんは?」
「さぁ……なんだろうな」
「それじゃあ私はお兄ちゃんが無事に過ごせるようにお祈りするわ」
「…………………そっか」
思わずどう反応しようかと悩みながらもぎこちなくも彼は笑みを浮かべる。ようやく俺たちの順番がやってきた。4人のその願いが叶えられることを祈り、趣味も一応仕事をちゃんとこなすように意志を固める。
「さて、」
「これでいいのかしらね」
「そうだな母さん、おや?」
3人は祈り終えてアイの方を見ると、まだ目をつぶって真剣な様子で祈っている姿があった。ここまで一生懸命に祈る姿に思わず冬夜は感心を抱くとアイの目が開き、視線が合うと少し照れた様子。
「ちょっと!見すぎよ!さっきまでお兄ちゃんとずっと幸せに暮らせるように祈ってたのに恥ずかしいじゃない!」
「隠せてねぇ隠せてねぇ…こっちも反応難しくなるだろ…」
「っ〜〜///////みんな行くわよ!」
次に、夫妻がゆっくりと甘酒を飲んでる中で2人はおみくじ売り場に向かった。
「狙いはどうする?」
「もちろん大吉よ!いつだって1番を狙うわ!」
「(なんか兄貴がダイワスカーレットに言われてた事とほぼそっくりな事言ったな)ぼちぼちとやるか」
そう言いつつおみくじを取り出してすぐさま開くと….
「やった!大吉よ!」
アイは大吉。去年もそうだったような…そして冬夜は。
『小凶』
「………はぁー」
おみくじを信じてなどないが思うところはある。しかも凶より酷い小凶なのだから苛立ちは感じる。
「うわ…お兄ちゃんくじ運酷くない?」
「さて…どうなる?」
『商売→真面目にやれ社不』
『ガチャ運→……………ハッ』
『失物→少なくともお前ガチャ運無くしたで?』
『健康→真面目にやれ』
『争い事→改めろ社不の思考、隙が出来りゃ先延ばし』
『旅立ち→あちこちイキスギ』
「あぁぁぁぁムカつくんだがこのおみくじ!!」
怒るのも、やむなしな舐めた態度のおみくじに思わずアイすらも同情する。だが下を見ていくと見つけた。
『待ち人→目の前に居るで?相手もお前も大好きだろ?おいおい』
「「!!」」
「このバカおみくじが…」
「ふーん…そうなんだねお兄ちゃん〜そんなにアイのことが好きなんだぁ」
隣でニコニコとアイが微笑み、ギューと腕に抱きつく。じーっと星のような瞳で見つめている。
気づけば、俺は彼女の頭にぽんと手のひらを乗せて、さらさらと撫でつけていた。
「…………えへへ♪」
幸せそうな微笑みとともに、アイの尻尾がふりふりと揺れ動いた。
その後は人がだんだんと増え始めた事で、人の多さに懸念を感じた冬夜はすぐさま皆と共に家に戻る。
初詣に行ったムードのまま、アイの母が片手に持ってきたのはトランプ。
「ウフフ、みなさん、ポーカーしません?」
その様子に他3人の目も光る。なんだかんだ言いつつも4人でトランプはやる上にガチなのだ。
「ふん、新年早々かよ。やるに決まってんだろ」
「あら?お母さんは本気?」
「ウフフ…アイ?貴方負け越してるじゃない」
「絶対負けないから!」
「おやおや、父さんも頑張っちゃおうかな!」
「じゃあ俺から親父に提案、もし親父がドベになったら」
そう言って立ち上がった冬夜はキッチンに行き、いくつかコップや瓶を取り出す。
これは………
「ウイスキー?」
「まずはビールのビアグラスにビールを入れる、そしてショットにウイスキー」
「これは???」
『このショットごと、ビールに入れるのさ』
冬夜はショットグラスにウイスキーを入れた物ごと、一杯のビールの入ったグラスにスッと入れる。
「おぉ!!シャレてるなぁ冬夜!!」
『親父、1番最初に負けたら、責任持って一気な?親父が最下位じゃなければ俺が飲むけど』
「いやアルハラ!!」
「アルハラじゃねぇ、親父がこの程度で酔わないことは知った上でだ。なんなら龍斗の馬鹿は自らスピリタスのカクテルを作って貰って飲んでやがったからな」
「す………凄いな彼」
「あの人何してるの??」
「あいつは頭が逝ってるんだ」
何故か別人に風評被害が行ってる中で、母が綺麗にシャッフルをして、そのまま2枚カードを渡す。
「今回のポーカーはテキサスホールデムよ。ルール知らなかったら個人で見ててね?」
「それ、今までカードゲームしかしてなくトランプの全ての遊び方を全く覚えてなかった俺に言う?」
「冬夜くんの場合はちょっとおかしいから」
「まぁ、今回も勝つけど」
そんな事を言いながら始まったポーカー。
突然だがこの4人、それぞれ普通にゲームをする場合、強さ的には基本的にどのような形になるのか。
元も子もないが間違いなく冬夜が最強で、アイの父が最弱なのだが2番目に強いのは誰か?
『現在の状況』
「まぁ、この程度なら余裕しかない」
現在のチップの数で、他のメンバーから大量のチップをむしり取り1番の高得点のポイントを抱える冬夜。
「もう!少しくらいチップちょうだい!」
「アイ、お前は物事を早く行きすぎてる」
「1番に負けたお父さんは黙ってて」
「……はい」
焦りの汗を掻き、この中でダントツで1番チップの少ないアイ。
そしてその隣…
「あら、アイ、貴方はオールインしないと行けないレベルにまでなってるわよ?」
「うぅ…やっぱり冬夜と母さんが相変わらず強すぎる」
「ウフフ、やっぱり遊びは本気にならなくちゃ♡」
冬夜とほぼ近い点数を取り、まさかのトップ2がチップを独占してる光景が見られた。やはりアイの母親というべきか…ぶっちゃけめちゃくちゃ強い。
「こういうの、私は昔から負けず嫌いだったけどパパと出会ってから余計に増したのよ、だって楽しいじゃない、勝負事って」
「つくづく、…アンタはアイの母親だよ。チェック」
「あら?私もチェック」
「………チェック!」
「5枚目だね…」
『♠K、♦5、♠5、♦3、♦7』
マットに置かれた最後のカードの1枚はダイヤの7。
「っし!!」
「………」
1人だけ、アイがガッツポーズしているのを見た冬夜はすぐさま手札に何があるのか予想しながら自分の手札を見る。
(…7が来て喜ぶ…まぁスリーカード辺りではないし良くてフルハウス、他はストレートとフラッシュか。まぁ別にいいけど)
「…最後だな。俺はチェック」
「…よし、オールイン!」
「あら?アイやるのね?ならコールするわ」
「まぁ、俺もコール」
「さて、オープンだよ!」
アイ「4と6でストレート!」
冬夜「お疲れ、♡と♧のKのフルハウス」
「嘘ぉ!!そこでフルハウスなの!?」
「まぁ、仮にアイがフルハウスでも俺がK持ちだから勝てないぜ?」
「うぅ……負けた!悔しい悔しい!!」
「ふっ、賭けたチップ全部よこしな」
「ウフフ…貴方達。まだ終わってないわよ?」
「……なんだ」
アイの母『同じ数字が4枚でフォーカード。手札は♡と♧の5よ」
「は?」
「お!?よし!!やったぞ母さん!フルハウスはフォーカードには勝てない!!」
「まじで言ってんの??Kでフルハウス出来て勝ちだと思ってた隣で5が4枚揃えられることとかある???」
「どっちにしてもお母さんにも勝ててない…」
「ウフフ、チップは貰うわよアイちゃん」
「うー………負けた」
そして決勝…チップの差で逆転したアイの母はその後、冬夜との一騎打ちで、まさかの2度目のフォーカードという馬鹿げた引きを見せてチップの合計を完全に逆転させると、そのまま一騎打ちで無事に勝利した。
「なんだこれ…相手引きだけ」
「ウフフ、無事に勝ったわ!」
「凄いな母さん…あそこを通すのか」
「ちょっとずつ賭けたチップを多くして冬夜くんが誘いに乗ってくれるかどうか不安だったけど…乗ってくれて良かったわ」
「あのさ、これ私行けます!みたいな顔して、流石にコールしたチップの数で降りた時にノーペア見せられたらこっちの死ぬんだよ流石に」
「騙されたみたいね、腹の探り合いはこちらが上だったという事よ」
「一本取られたよ」
割と嫌そうな顔をしている冬夜に対してニコニコと母はとある提案をした。
「じゃあ…パパに罰ゲームをしてたから私も貴方に罰ゲームをしてもいい?」
「…………何をするんだ?」
『今からアイの事をマイ・スイート・ハニーって呼ぶのはどう?』
「俺の恥が死んでしまいそうだからやめてくれ」
その後……ハニーと呼び、ダーリンと呼ばれ頭がおかしくなっていく冬夜の姿がこの家で目撃されたという。
軽ーいランキング
金の使い方悪い意味で荒い人ランキング(トレセン関係のみ)
一位 龍斗(察しろ、コイツはやばい)
2位 冬夜(隠れてるけどコイツも無限にある金の使い方おかしい)
3位 一時期のキタハラ(パチとかに使ってたけど龍斗ほどえぐくない→荒れてた時期含めても龍斗よりマシ)
個人的、見た目詐欺ランキング
1位 冬夜(イケメンの皮を被った全てが捩れた多重モンスター)
2位 南坂(なんか万能の人、ネジは外れてる側だがモンスターではない)
3位 スティルインラブ『表』(裏が可愛く見えるレベルでかなり強欲的で卑しい乙女)
ここで龍斗が入ってないのは、あいつの場合見た目からあからさまに柄悪い兄ちゃん(紫触覚のパツキンにチャラチャラとアクセサリーつけてたりと見た目がほぼ不良)だから。