幼馴染のアーモンドアイが勝負を仕掛けて来た!!   作:グリザイユの牢獄

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「日常」

「年寄りの功」

だんてさん「頼む…おばさんでいい!なんならおばあちゃんでもいい!若い子だけは無理だ!」
若い女の人「こんにちは!」
だんてさん「やだぁぁぁ!!!!」

冬夜「は?」
はる「何言ってんだお前」
紅くん「ババアが若い女の子に勝てるわけねぇだろ!」
龍斗「三十路なのにBB専はやべぇだろだんてくんよぉ」
かいくん「だんてさん歳を取ってセンスおかしくなったの??」

斎藤さん「お前らボロクソ言ってて酷いな…」
冬夜「今は多様性だぞ?」

だんてさん「お前ら痛烈なんだよ!後お前らと違って元カノくらい居たわ!」
かいくん(彼女なし=年齢)「嘘つくんじゃねぇ!」
はる(彼女なし=年齢)「アンタほぼ毎日野郎としか絡んでねぇじゃないすか!」
龍斗(彼女なし=年齢)「だんてニキ、一生婆さんといちゃつけよ」
冬夜(彼女なし=年齢だがお嫁さんはいる)「パチこきジジイで草」


だんて「お前ら覚えてろよ!?状況聞けよ状況!!」
斎藤さん「ふむふむ…状況」
だんて「お前らこれが…」














だんてさん「『採血注射』だった時どうするんだ?」
冬夜以外「!?!?」
紅「維持張ってごべーーーん!!!!」
かいくん「ババアがいいーー!!!!」
龍斗「ババアの安心感しか勝たん!!」
はる「これは共感するしかない!!」
斎藤さん「採血ベテランのおばちゃんは凄いぞ?キルアに心臓抜かれた罪人の感覚になる!」

冬夜「解体屋ジョネスか?」
だんて「若い子の血管細いですねって言い分がマジでテンプレ!」
紅「ベテランババア来た時のヒーロー感マジで神!」
かい「小児科のベテラン看護師は最強!一切感覚なくて終わる!」
斎藤さん「本当に採血の時のおばちゃんは神なのよ!」

冬夜「お前ら全員おばさんに謝れ」




1杯のコーヒー

とある日のトレセン学園での話。

 

そこには男3人が居た。

 

机に座るのは沖野と龍斗の2人…そしてキッチンにはエプロンをつけた冬夜の姿が。小気味良いミルの音と砕かれて広がるコーヒーの香りがこの部屋を匂わせていた。

 

この部屋にエスプレッソメーカーはない。

 

だが…冬夜のキッチン作業をしている時に聞こえる音は…コーヒーミルがゴリゴリとする音である。

 

そしてハンドトリップで淹れる姿は絵になるだろう。

 

 

ほらよ…そう出されたコーヒーは2つ。冬夜お手製のコーヒーを飲むと2人は思わずカッ!と目を開く。

 

 

「…………うっま」

(マジで俺好みのコーヒーじゃねぇか)

 

 

思わず美味くて呟いてしまう龍斗と軽く一飲みして自分好みすぎる味だった沖野。

 

「どうだよ。俺特製の気まぐれコーヒーの味は。残り少なくなった豆と出先で買った豆を合わせて挽いたオリジナルブレンド。いつも通りに苦くて濃いが、同じ味には二度と逢えない世界で一番自由なコーヒーだぜ」

「つくづく…テメェのコーヒーには惚れ惚れするぜ」

 

 

ケッと言いながらも飲むのを止めない龍斗。沖野も笑いながらも砂糖など入ってないブラックなコーヒーを片手に一杯飲む。

 

 

コーヒーというのは味好みは人それぞれだ。マイスターが入れた特別なコーヒーを美味いという人も居るが味が合わないならば不味いと思うような人もいる。

 

 

よほどこの2人には好む味なんだろうか。

 

 

「どんなコーヒーでも、淹れ方次第では美味いのは出来る。だけど豆はこだわらないとな。この豆じゃなければこの味は出来ないのさ」

 

小さな笑みを浮かべて自ら淹れたコーヒーを一飲み。

 

 

「ただいま!」

 

そんな時にアイが帰ってきた。コーヒーを飲んでる様子を見て少し驚きつつも楽しそうな反応を取る。

 

「あっ!コーヒー!」

「……飲むか?」

「うん!飲ませて!」

 

冬夜自身のカップをひょいと渡すとアイは楽しそうな、ワクワクしたように手に取り軽く飲む。

 

 

 

 

 

「うぅ……苦い」

「フッ、まだ早いか」

「飲める!飲めるから!」

 

 

冬夜の挑発に思わず反応してしまいもう一回飲むも渋そうな顔をする。

 

 

「ブラックだからな」

「…でも、昔に飲んだパパのコーヒーそっくり」

「中学の時から…あの苦さは覚えたからな」

 

 

冬夜がコーヒーを淹れる技術を教わった相手はアイの父親。アイの家に遊びに行ってた時期に彼女の父親のコーヒーを淹れてる姿を見て幼いながら興味を持ったのだ。

 

一時期は彼もコーヒーを作っていたが…それなりに浅い経験だったため不味かったものだ。

 

 

「トレセン学園つうのはコーヒー通の奴はそれなりに居るからな。マンハッタンカフェや冬夜、後はドリームジャーニーやシンボリルドルフもコーヒー飲むんだって。お前のとこもスティルが飲むんだろ?」

「まぁな。タキオンはそうはいかねぇがな」

 

男達はどうやら紅茶もコーヒーもどっちもいけるようだ。

 

 

まぁ…待ってろと冬夜は少し離れると砂糖とミルクをマシュマロを持ってきた。

 

「ラテアートは少し面倒だからこれで勘弁してくれ」

 

アイが飲んだカップに砂糖とミルク、トッピングにマシュマロを淹れた。

 

 

「……うん!これ凄く美味しい!」

「ハッ、やっぱり子供だな」

「子供じゃないわよ!」

 

そう言って冬夜もアイのコップをひょいと取って一飲みするもあっまと思ってた以上に甘めなのか思わずゲンナリしてしまう。

 

そう言ってると沖野がニコニコと笑みを浮かべて3つのカップをおぼんの上に乗せる。

 

「……なにこれ」

「コーヒーか?」

 

「どーよ!俺もコーヒーの知識はあるもんでな!作ってみたぜ!」

 

 

なんと……沖野もノリノリでコーヒーを作った。

 

 

「……ま、マジで?」

「沖野兄やんのコーヒーってマwwwww作れたんかよwwwww」

「龍斗は失礼だなぁ!?冬夜を見てたら見よう見まねで出来るっつうの!ほらよ!」

 

 

「………見よう見まね」

 

 

思わず沖野のワードに沈黙してしまう冬夜。嫌な予感がすると思いながら見てるとアイは一杯のコーヒーを手にした。

 

「負けないわよ!アイはもう子供じゃないんだから!」

「おい待て…これは罠だ。飲んだらアイ…死ぬ」

 

冬夜の言葉を無視してアイは一気にぐいっと飲んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「に、苦いぃ!!」

 

 

優しくカップを置きながらも口を抑えて顔を真っ青にしながら苦いと言い続ける。涙目になって口を抑えてる様子からして明らかにやばいと察した。

 

 

「「…………」」

 

冬夜と龍斗も思わず一杯。

 

 

「ゲェェェェェェェ!!!」

「このコーヒーは格別に不味ぃなぁ!!」

 

まさかの冬夜と龍斗ですらゲーゲー言い出す沖野のコーヒー。

 

「はっはっはっ!俺の淹れるコーヒーの良さもわからないなんてお前らもアーモンドアイのことが言えないガキじゃねぇか」

 

「苦いと甘いがめちゃくちゃすぎて吐き気がする。兄貴…分量はちゃんとしたのか?」

「紫の変な色の奴はなんだ!?」

「コーヒーなのにネバネバする感覚…」

「兄やんきいてるかぁ?俺たちがお前に何したんだ?」

 

沖野が少し拗ねてるがそれに対して徹底的に反論を入れる。言いたい放題言われたので飲んでやるよと言って自分で飲んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まっっっっずぅ!!!!」

 

「ほらな」

「ギャハハ!!ザマァ!!」

 

 

冬夜も本気で舌打ちし、龍斗も不味いコーヒーを自分で作ってる様子に腹を抱えた。だがやはり沖野は大人気ない男だった。

 

「だったら最後まで俺のコーヒー飲みやがれ!」

「テメェ!ふざけんな!」

「ハハハハハハ!!逃げろ逃げろ!!」

 

残ったコーヒーを2人の口に無理やり突っ込もうと追いかけっこを始めた。流石に苦しんでるアーモンドアイに死体撃ちはしないのである。

 

 

「待て待て!俺のコーヒー飲みやがれ!!」

「なんでこんな歳になって追いかけられてんだよ!?」

「やなこったぁ!!1人でコーヒー飲んでろ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

『数年後』

 

とある大きな一軒家にて…メガネをかけた大人の青年は本を片手にコーヒーを飲んでいた。

 

 

「パパ…」

「ん?……」

 

椅子を掴み支えとした小さな子がパパと呼び気になった様子でこちらを見つめている。

 

「ふふっ、アナタのコーヒーが気になったのよ」

「アイまで…」

 

そこには大人になり、美しい女性になった女性…アーモンドアイが居た。という事は青年の正体はもちろん冬夜であり…現在は三十路になったかなってないかの年齢である。近くには小学中学年の男の子と小さいウマ娘の女の子2人が父である冬夜に対して笑顔で駆け寄る。

 

 

うむ……教え子兼妹的存在の乙女に手を出すの早い気が

 

 

「パパ!何飲んでるの?」

「これか?……コーヒーっていうんだ」

「コー…ヒイ?」

「フッ、大人の飲み物だと思えばいいさ。3人達にはまだ速いさ」

「むぅ…パパ!アロンも飲む!」

 

低学年の娘であるアロンズロッドが父である冬夜の体をツンツンと優しくつついてお願いという瞳で見ていると温かいコーヒーを溢さないようにと机にコーヒーカップを置き、アロンを優しく抱きしめる。

 

「パパ!私も!プロメも!」

 

幼稚園児であるプロメサアルムンドも冬夜の足をよじ登り笑顔で冬夜に抱きつく。

 

思わず冬夜も不器用な笑顔は変わらずだが、優しい笑みで娘を抱きしめる。

 

「…パパ」

「ママ、おいで」

「アーナータ❤️」

 

娘達にも負けないと言わんばかりに後ろからアイも抱きつく様子に僅かながらも笑みが大きくなる。アイは冬夜のことが好きすぎるからなのか首元に自然にキスしてるし冬夜も分かっててアイの頭を撫でてる。

 

アイはテレビ番組に冬夜と共演してる時、冬夜の頬にキスしていちゃつく事はあれど冬夜の場合は大多数の他人の前では絶対見せない姿だ。

 

元々無愛想で人間不信で他人に対してきつかった男をあそこまで惚れさせたのだからとんでもない者だ。

 

 

そんな時にふとした時に息子を見ると興味深そうに…同時に警戒しながらシュ!と音を立てて、ついぱむようにコーヒーを飲むと「うっ!?」と言わんばかりに苦そうな顔をしてた。

 

「にげぇ〜」

「あっコラ!」

「まぁ待てアイ。ハハッ懐かしいなぁ」

「うぇ〜パパこれ苦げぇ!!」

 

息子がうげぇ…といった顔をしてる隣でアイは懐かしそうな顔のままカップを手に取り一口飲む。

 

 

 

 

 

「昔飲んだアナタが作ったブラックコーヒーの味ね。とても美味しいわ」

「…………………」

「パパ?」

 

冬夜のコーヒーを飲み、愛おしい笑みを浮かべてるアイを見て思わずキョトンとしてしまうが娘の顔を見て思わず思い出しながらも微笑む。

 

 

 

「ハハッ、さんざん苦いって言ってたのにな」

「っ///もう〜アナタったら!」

 

真っ赤になりながらもトントンと冬夜の胸元をポンポンと叩いてる様子に娘達も真似している。

 

息子はもう一回コーヒーに挑戦して顔を歪ませてるようだが…

 

 

「さて…3人のために砂糖をドバドバ入れた特製コーヒーでも作ってもいいが子供のカフェインの取り過ぎは良くない。どうせならコーヒーを使ってティラミスでも作ろうか」

「わたしも手伝うわ」

 

冬夜とアイがティラミスを完成させたあとに子供達が食べてる様子を見ていているとニコニコとアイが2つのカップを机におく。

 

 

「………コーヒー?」

「久しぶりにアイも作ってみたわ。2人で飲みましょう」

 

 

アイが作るのはブラックコーヒーに砂糖を2つ淹れる程よい甘さもあるコーヒー。ブラックを好む冬夜は砂糖入れる事はほぼないが嫌いではない。

 

 

「ねぇ、どうかしら?」

「………………あぁ、砂糖は入れないが…これは良い」

「ふふっ、やった!」




超CSに出ることが決まってホテルとかの話してる時にコーヒーを出されたので今日の話をしました。

知り合いがコーヒーミル使って作って出してきたからびびったね
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