「ハマダ辺境伯の婚礼に我々を呼ばぬとは!」
どこで聞きつけたのか、ジェイドバイン侯爵、シラー伯爵、エキナセアベア公爵の3人が披露宴の最中に乱入してきた。
「そなた達…弁えよ」
アルストロメリア様が一喝した。
「これはアルストロメリア様…」
3人は揃って固まった。
そして直に顔面蒼白になった、何故ならアマラ義姉さんがどす黒いオーラを噴出させていたのだから…当たり前だよ自身の婚礼の邪魔をされたのだから…勿論リリス義姉さんも怒り心頭なご様子。
「お前は…フォゲットミーノットの所の小娘」
ジェイドバイン侯爵がメネシアを指差した。
「いかにも…だからどうだというのじゃ?」
アマラ義姉さんがいつものように扇子で口許を隠しながら言い放った。
「お前の父親がしくじらなければ!」
あっ…コイツら馬鹿なのか?自分から王妃暗殺計画の事をバラしたよ…。
「そうか…そうい事なのかぇ」
アルストロメリア様が手を挙げると…騎士団がなだれ込んできた。
「やれやれ…無粋な奴らじゃ」
ジェイドバイン侯爵以下全員が取り押さえられ、
「そなた達の爵位は剥奪…身柄は拘束する」
アルストロメリア様が事前によこしてくれていた騎士団により拘束された、多分全員死刑だろうなメネシアの家族の件同様に…聞けば大半は独り者らしい…。
「ケンゴ殿…済まぬな、折角の婚礼の儀をこの様な形にしてしまって」
アルストロメリア様が謝罪した、
「アルストロメリア様、どうかお気になさらずに…獅子身中の虫を根こそぎ退治出来たのです、よしとしましょう」
アマラ義姉さんが…笑っているのだが…正直怖い!
「アルストロメリアよ…この者達はどうするつもりぞぇ?」
アマラ義姉さんがアルストロメリア様に問うた。
「取敢えずは、取り調べをして全てを吐かせるつもりです」
…多分取り調べって拷問だな…南無。
そして…騎士団によって、彼等は王都へと連行されていった。
「さて、無粋な輩の乱入が有ったが、改めて式を再開する」
アルストロメリア様が仕切り直しを宣言した。
「メネシア君も着替えておいで…カナン義姉さん」
俺はメネシアを呼ぶとドレスと装飾品を渡しカナン義姉さんに着付けを頼んだ。
「ケンゴ様…私が着てもよろしいのですか」
驚いていたが、カナンに連行されていった。
そして暫くすると………。
「ほぅ、美しいのぅ」
アマラ義姉さんがメネシアを褒めていた…そりゃあ義姉さんの親戚でしょう!!
その後は邪魔する者もなく、披露宴はつつがなく終わった。