披露宴が終わり、来賓が其々の部屋へとメイド達に案内され会場を後にしていった。
「ケンイチ様、ケンゴ様…アマランサス様からお聞き及びかとは思いますが、私の本当の名前はメネシア・ラン・フォゲットミーノットと云います…アマランサス様に呪をかけようとした家の者です…」
ケンイチ兄さんと俺がアルストロメリア様と話をしていると、アマラ義姉さんに連れられてメネシアがやって来ると、身の上を話しだした。
「メネシア…君は俺預かりとなっている…君さえよければ第三夫人とするつもりだけど…」
俺は事前にアルストロメリア様とアマラ義姉さんとで話した事を伝えた、勿論メリッサとアザレアには話してあった。
「メネシア…いいんじゃない」
「そうだよ、ケンゴは優しいから」
メリッサとアザレアの返事は事前に貰っていた。
「アマラ義姉さん…一つ気になるのだけど、メネシアの母親はどうなった…問題なければ呼びたいのだが」
俺はメネシアの母親についてアマラ義姉さんに聞いた。
「うむ、メネシアの母親は…まだ彼女が幼い頃に病死しておってな…それを良い事にあやつらが良いように言いくるめて…」
「そうか…」
俺とアマラ義姉さんが考えていると、
「アマランサス様、ケンゴ様さえよろしければ…お願いいたします」
メネシアが跪いた。
「メネシア…これで俺達は家族だ、へりくだる必要はないぞ」
メネシアが立ち上がると、アマラ義姉さんに頭を下げ続けた。
「アマランサス様ありがとうございます、ありがとうございます」
こうして俺は披露宴翌日にさらなる妻を貰う事となった。
「健吾…序列はどうするつもりじゃ?」
アマラ義姉さんが聞いてきた、
「そうだな…メリッサ、メネシア、アザレアの順だろうね…」
俺が答えると、
「それが妥当じゃろうな…メネシアの家は取り潰しとは言え、元は貴族だからのぅ…」
アルストロメリア様とアマラ義姉さんが話し合っていた。
だが…この話し合いは…耳の良いミャレー達によって聞かれていて来賓達に伝えられてしまった。
「ケンゴ殿、我々も祝福致します」
ノースポール男爵が代表してやってくると、俺達を祝福してくれた。
「ありがとう」
俺はアイテムBOXから新たに買っておいた指輪を取り出すと、メネシアの指に嵌めた。
「有り…」
メネシアが大泣きし始めた。
「これからは家族だ…」
俺はメネシアをそっと抱き寄せると頭を撫でた。
「流石、ケンイチ殿の弟じゃな」
その場に集まった兄嫁達が微笑みながら俺を見ていた…、
「妾も…貰って欲しいのぅ」
いきなり何を言い出すかと思えば…アルストロメリア様は!
後日、来賓を其々送り届けると、
「アキラさん、ケンイチ兄さん、話がある…その義姉さん達にはまだ聞かせられない内容だから…PBR31でミャレー達からも聴こえない湖上に移動してから話す」
俺はアキラさんとケンイチ兄さんをPBR31に乗せるとサクラと対岸へと向かった。
「ケンゴ一体何の話だ」
アキラさんが聞いてきた。
「深刻な話で…その…俺もだけどアキラさんやケンイチ兄さんが毎晩励んでいるのに誰一人妊娠しない…これに疑問を感じて」
俺の疑問に2人が確かにと云う顔をした。
「おいおい…子宝は時の運だろ…」
ケンイチ兄さん呑気すぎ。
「原因として…たまたま、それもあり得るけど…考えられる原因として…3人共無精子症による不能…ただ確率的にはかなり低いよなぁ…」
ケンイチ兄さんとアキラさんが互いをみあっていた。
「俺と健吾なら兄弟だからあり得るとしてもアキラ迄とは考えにくいな確かに」
ケンイチ兄さんも考えていた。
「なぁ…俺達異世界人だよな」
アキラさんが唐突に口を開いた…。
「うん?あっそうか」
俺はとある事を口にした。
「俺達3人は異世界人だよな…此処の人間と俺達とで種の起源が違う為に交配出来ないということか!」
簡単に云うと、この世界の人間と俺達とで遺伝子が違うということだ。
「ケンイチ…簡単に云うとミャア達と幾らやっても妊娠しないだろ?それと同じ事だ…二人ともこの事は、先生達には言わない方がいいな…」
アキラさんの提案により、この事は俺達3人の中だけの最高秘密とする事にした