「さてと、新作のスイーツの材料をっと…って何だこの(裏)って??」
俺は何時もの様にステータ画面を開いた、そしてシャングリ・ラを選択しようとした所、シャングリ・ラが2つ並んでいたそして片方には(裏)と付いていた。
「(裏)って…まさか大人の為のアダルティーなビデオやグッズ専門か?」
俺は興味から(裏)の方を開いた…。
「マジかよ…裏じゃなくてブラックマーケットじゃねえか!」
そうそれの販売品目は…個人携行銃火器から大きい物は古いとは言え戦車やヘリコプター迄も扱っていた。
「買える…のか?」
俺はチャージ金額を確認した、
「通常版のシャングリ・ラと同じか…」
アカウントは同じな様でチャージ金額がそのまま表示されていた。
「それなら!」
俺はハンヴィーやM113に装着するブローニングM2機関銃を検索した。
「あったよ…使用実包も売ってるし」
俺は両方をポチるとカートに入れた。
「手持ちの機関銃も欲しいか」
俺は更に検索すると、
「M60やっぱり男ならこれでしょ」
あの筋肉ダルマが片手持ちでぶっ放していた機関銃を使用実包とセットでカートに追加した。
「あとは…携行対戦車ロケットもあるのかよ!」
AT4やカール・グスタフ無反動砲なんて物まで販売していた。
「流石に必要ないだろうな」
俺は買わずに軽機関銃やアサルトライフルのページに目をやった。
「グレネードランチャーあるじゃん!」
そうM203が掲載されていた。
「M4A1付きのにするか…」
俺はM4をカートに入れると、購入画面へと進んだ。
「結構な金額だな…まぁ残高は有り余るくらい有るから余裕だけど」
購入確定させると……眼の前に大量の木箱が積み上がっていった。
「取り敢えず…俺の部屋に隠して…ケンイチ兄さ〜ん」
俺はケンイチ兄さんの部屋へと向かった。
「健吾どうかしたのか?」
アマラ義姉さんとケンイチ兄さんが部屋から出てきた。
「少し良いかな…」
俺はケンイチ兄さんを連れて自室へと戻った。
「実は…シャングリ・ラ見ていたら、その(裏)なんて項目が増えていて…こんなん買えちゃった」
俺は部屋の奥に積み上げた木箱を見せた。
「木箱がどうかしたのか?」
ケンイチ兄さんがはい?という顔をしながら木箱に近寄った。
「おい…これって」
ケンイチ兄さんが驚きながら俺を見た。
「うん…そのまさか」
木箱には中身の名称が焼印されていたからだ。
「M2機関銃、M60だと…」
「魔物相手でもオーバーキルじゃないか!」
ケンイチ兄さんが呆れていた。
「どうしたのじゃ、騒がしいぞぇ」
アマラ義姉さんがやって来た。
「ケンゴ…これは何じゃ?」
アマラ義姉さんが木箱を指差した。
「何て説明したらいいのか…」
俺は1番分かり易いであろうブローニングM2機関銃と使用実包を木箱から取り出すと…台地の上に向かった。
「これから試射してみる」
俺は少し離れた場所に廃車になったランクルをケンイチ兄さんに出してもらうとそれを的にした。
「それじゃ…」
俺はコッキングレバーを引くと初弾を装填し引き金を弾いた。
「何じゃ…煩いのぅ!!」
アマラ義姉さんが耳を押さえた……が次の瞬間唖然としていたなぜなら、
12.7mmの弾丸を大量に受けたランクルが蜂の巣になり…燃料に引火し爆発し吹き飛んだからだ。
「こんな…弓矢や剣なぞこれの前では役に立たぬではないか…」
アマラ義姉さんが驚いていた。
「もしメリッサのレッサードラゴンの時に使っていたら…謁見の間にいた貴族は…妾達も含めて…」
「アマラ義姉さん…俺はできる事なら…銃口を人には向けたくない…まぁこんなの買える事を知ったのは今日だし…」
俺はアマラ義姉さんにそう告げた、
「それに、もしこれを使う時が来るとすれば…その時は義姉さん達を護る戦いだと思う」
俺の言葉に、アマラ義姉さんが静かに頷いた。
「そなたがケンイチの弟でよかったぞぇ」
俺はブローニングM2をアイテムBOXに収納すると家へと帰ることにした。
「時に健吾、そのM2どうするんだ?」
ケンイチ兄さんが聞いてきた。
「ハンヴィーのルーフとPBR31に取り付けようと思う」
「やっぱり…」
それまで静だったアマラ義姉さんが唐突に口を開いた…、
「最強クラスの魔導師が5人、剣士が2人…これだけの戦力に機関銃なる強力な武器迄有るこの領に攻め込む輩は馬鹿者じゃな」
しかし…その馬鹿は実在した!
前からカナン義姉さんに横恋慕していたゴヤ・ゴーヤ男爵その人だった…ツンベルギアの商人達と徒党を組んで辺境伯領内に闇討ちを仕掛けてきたのだった、結果は獣人達とケンイチ兄さんの重機でいとも簡単に撃退されたのだった。
表のシャングリ・ラで買えたM113に装備されていたM60は単発射撃しかできない仕様で、裏で買えるM60は当然軍用の其れなのでフルオート射撃が出来る物になります。