「ホイップクリーム、砂糖…あとは…苺とパイナップル、キウイ…バナナ…蜜柑の缶詰…こんなものか」
俺はシャングリ・ラで必要な食材を購入した。
「大きめのボウルに氷と水を入れるて、冷蔵庫でよく冷やしたクリームを別のボウルに入れ…そんで氷水で底を冷やしながらホイップを始める砂糖とバニラエッセンスを入れる…で…ボウルをやや手前に傾け、泡立器を斜めにし空気を抱き込むようにホイップすると…」
俺はホイップクリームを作った。
「やべ、サンドイッチ用のパン買うの忘れてた!」
俺は慌てながらシャングリ・ラでサンドイッチ用の食パンを追加購入した。
「これでよしと…お~いマイレン、ちょっと来てくれ」
俺はマイレンを呼んだ。
「ケンゴ様、お呼びでしょうか」
直にマイレンがやって来た。
「手空きのメイドを呼んできてくれ、新作メニューの味見を頼みたい」
「畏まりました」
マイレンがメイドの控え室へと下がった。
「ケンゴ様お待たせ致しました」
11名のメイドが……ちょっと待て全員じゃねぇか!!
「新作メニューの味見と仰っていましたので、不公平にならないように全員連れてきました」
マイレンがしれっと言ってきた。
「まぁいいか…それじゃあ頼む」
俺は四つ切にしたサンドイッチを大皿に盛り付けるとメイド達の前に置いた。
「この緑色の果物はキウイで黄色いのがパイナップル…そんで白みがかったこれがバナナ、橙色のは蜜柑、最後に赤いのが苺だ」
うん…俺の説明が終わるよりメイドがサンドイッチに手を出すほうが早かった。
「この果物以外の白いクリーム甘くて美味しい!」
果物よりもホイップクリームに好みが集中した…悲しいかな。
「私的には苺と蜜柑が美味しいと思います」
マイレンだけが真面目に感想をしてくれた。
「私はこのキウイっていうんですか…これの酸味とクリームの甘さが凄く美味しかったです」
以前ベロニカ峡谷の時に同行していたメイドも真面目な感想をくれた。
「何じゃ妾達を除け者かぇ…」
なんつうか犬並みに鼻が利く2人だ…リリス義姉さんとアマラ義姉さんが俺の専用厨房へとやって来た。
「母上、これは!」
うん…2人に食べ尽くされた、
「まだ試作だからマイレン達に試食を頼んだだけなんだが…」
俺は仕方なく人気のあった、苺と蜜柑、キウイのフルーツサンドを追加で作ることにした。
「ケンゴ…おぬしのアイテムBOXもケンイチと同じ位色んな物が入っているのじゃな」
リリス義姉さんがそう言っていた…まぁケンイチ兄さんとアキラさん、アマラ義姉さんの3人以外は本当に入っているものは知らないから仕方ない。