俺達はアストランティアの街を抜けると、湖の湖畔に居を構えることにした。
「ここらに家を召喚する」
ケンイチ兄さんが滝が見える場所にログハウスをアイテムBOXから出した。
「ケンイチ兄さんちょっと待って、家は俺に任せてくれないか?」
俺はケンイチ兄さんの同意を得ると2階建て3LDK型3棟と1DK平屋型7棟の合計10棟のログハウスを召喚した。
「2階建て3LDK型は俺とケンイチ兄さんの居住用、ダイニング、リビングにしてエントラス玄関に1棟そして残りを客間にして周囲に配置すると…こんな感じでどう?」
俺は簡単な図面を描くとケンイチ兄さんに見せた。
「なる程な良いんじゃないか」
ケンイチ兄さんが同意したので、ケンイチ兄さんのキットハウスから組み立てることにした。
「クレーン車召喚!」
俺はカトウのSR250Rと云う25tラフタークレーンの中古をシャングリ・ラで購入召喚した…1430万円也。
「おま…クレーン車買っちゃうか…」
ケンイチ兄さんが呆れていたが、
「安全に組み立てるには必要だからね」
俺は更にシャングリ・ラで各家とダイニング棟を繋ぐ渡り廊下の基礎となる壁板や束石、木材を購入召喚した。
「本格的だな」
ケンイチ兄さんとアネモネが興味津々で
見ていた。
「此処までしっかり作ると簡単には家ごと引越しは出来ないけどね」
ケンイチ兄さんの家が先ず完成した。
「部屋できたぞ、ケンイチ兄さんの部屋は1階でアネモネの部屋は2階にあるから」
俺の言葉に、
「ケンイチと同じ部屋がいい」
アネモネが駄々を捏ねたが、
「お年頃になったら必要だからね…」
何とか宥めると、次に俺の部屋の設置に取り掛かった。
「あともう少しだな」
俺は家が完成すると同様に廊下となる部分を組み付けていった。
「これで最後だな」
総て同じ様に設置すると其々の部屋の屋根にソーラーパネルを設置し照明が使える様にした。
「ケンイチ兄さん、ソーラーパネルと蓄電池を設置したから照明と客間を除いた部屋で電気温水器が使える」
俺の言葉に…ケンイチ兄さんとアネモネは固まっていた。
「…なんで同じシャングリ・ラで買えるものが、こうも違うんだ?」
ケンイチ兄さんの疑問の答えは俺も知らない…。
等と話していると背後の藪から1人の猫人が飛び出してきた、
「置いていくなんて酷いにゃー」
ミャレーだった…一緒に住みたいそうだったので、ケンイチ兄さんの家の1部屋がミャレーの部屋となった…。
「ミャレーも来たし、内覧でもするか」
俺はケンイチ兄さん、アネモネ、ミャレーを連れてエントラス替わりにしたログハウスの玄関扉を開けた。
「此処が正面玄関だね…此処には万が一貴族が来ても良いように護衛の騎士の待機部屋を用意してある、勿論トイレもね」
そしてエントラスから繋がる客間に向かった。
「此処が客間一応トイレ付き平屋型は総て同じ造りにしてある、ダイニングとリビングについては俺達家族専用だな…」
それから数日後、ケンイチ兄さんが街に出かけた…そして翌日、ケンイチ兄さんが誰かとタンデムしてバイクで帰ってきた。
「この匂いは、マロウの娘にゃ」
ミャレーが匂いで気がついたようだった。
「プリムラはこの部屋を…」
ケンイチ兄さんが部屋に案内していた。
「一応ガレージも召喚っと」
テントタイプ(サーカスのテントみたいな大きいもの)の召喚すると、ラフタークレーンやハンヴィーを中に入れた(アイテムBOXの大きさがイマイチわからないので)。