「う~ん…眼の前にこれだけデカい湖が有るなら…やっぱり」
俺はシャングリ・ラを検索するととある物を召喚した。
「PBR31Mk2召喚!」
眼の前の水面に一隻のボートが現れ着水した。
「おま…これも軍用じゃねえか!」
ケンイチ兄さんが驚きながらPBRをみていた。
「俺のシャングリ・ラじゃ検索しても出てこないぞ…どうなっているんだ?」
ケンイチ兄さんの疑問に、
「ちょっと比べてみる?」
俺はケンイチ兄さんの隣に立つとシャングリ・ラの画面を開いた。
「気にもしていなかったが…かなり違いがあるな…価格表記がドルじゃないか!本国仕様のシャングリ・ラだったのか、それなら軍用放出品も買える訳だ」
俺は気にもしていなかったが、どおりでハンヴィーやPBR、レーション何かが表示される訳だ。
「健吾…まさかとは思うが、銃器も売っているのか?」
俺は銃器について検索してみた。
「町中の銃砲店で買えるレベルの銃なら拳銃からライフル、ショットガン位は売ってるみたい…」
俺は湖面に浮かぶPBR31に乗り込んだ。
「かなり使い込まれてボロいが…まさか買えるとは、流石にM2機関銃は架台だけか…」
「それがついていたら怖いぞ」
ケンイチ兄さんが笑いながらPBRをみていた。
「ケンイチ…これは何ですか!!」
家から出てきたプリムラがPBR31をみて驚いていた。
「釣り船…かなり無理があるけど」
俺はプリムラにそう答えた。
「二人共凄いにゃー」
ミャレーとミャメナがPBR31に飛び乗ると呆れていた。
「でも健吾…これ何に使うんだ?」
最もな疑問をケンイチ兄さんが聞いてきた、
「本当に釣り船として使うつもりだけど…さっき熊だと思う獣が何か大きな魚を獲っていたから、多分色や形から鮭だとは思うけど…それ釣りたいし」
俺は昨日見た光景をケンイチ兄さんに話した。
「熊が取ると云えばやっぱり鮭か………」
ケンイチ兄さんが何かを考え始めた。
「取り敢えずかまどを作るよ」
俺はシャングリ・ラで必要になる資材を購入召喚した。
「あとは土鍋と炭か…あっと米もだな」
そう鮭らしい魚が捕れるなら握り飯を食べたくなるのは日本人の性だ。
「鮭フレークも有るのか…これは買いだな」
俺は市販の鮭フレークで鮭おにぎりを作ることにした。
「かまどで米炊くのムズい…」
悪戦苦闘しながら米を炊くと早速鮭フレークを種に握り飯を量産した。
「ケンゴさん…これは」
プリムラが恐る恐る握り飯を手にしていた。
「美味しい!」
アネモネが躊躇なく口にした。
「だろう」
ケンイチ兄さんも口にした。
「まさか此処に来て握り飯が食べられるとはな」
俺はネタになりそうな具材を購入召喚した。
「ツナマヨも外せないな」
これはミャレーやニャメナに好評だった。
「これマヨだろ…俺…ケンゴに餌付けされちまったよ」
ニャメナが俺に擦り寄るとゴロニャンゴロニャンしていた。
「猫人ヤベェ…このモフモフ堪らん…」
俺はニャメナの背中を撫でていた。
「…確かにな」
ケンイチ兄さんも同意していた。
それから、俺達はシャングリ・ラで互いに買えるもの買えないものを確認しあった。
「同じなのは銃器や爆発物は買えないもの、か…」
「そうだね、あとは生き物もだね」
「食べ物も買えるけど単位がヤバいな…」
食べ物もどうやら買えるが…基本はキログラム単位だ。
「業務用の量だ…」
「でもさケンイチ兄さん、プリムラやアネモネ、ミャレーにニャメナもいるなら何とかなるんじゃない?」
俺はある事を忘れてた、それは俺達は知っていても彼女達は知らない食材があるという事を。
ニャメナやミャレーの容姿はアニメ版に準じます。