妹が微笑う理由を、僕はまだ知らない   作:吉月和玖

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いつもお読みいただきありがとうございます。

今回はいよいよ林間学校編のスタートです。

出発前の買い物や、らいはの体調不良騒動を経て、それぞれの想いが少しずつ動き始めました。

本人達はまだ自覚していませんが、三玖や五月、二乃達の中にも確かな変化が生まれています。

そして、キャンプファイヤーのダンスという伝説。
誰が誰と踊るのか。

そんな期待を抱えながら始まる林間学校ですが、どうやら順風満帆とはいかないようで……?

それでは『それぞれの想いを乗せて』をお楽しみください。




34.それぞれの想いを乗せて

「行ってきます」

 

翌朝。

玄関で靴を履きながらそう声を掛ける。

 

「いってらっしゃい!」

 

元気な声が返ってきた。

振り返ると、そこにはパジャマ姿のらいはちゃんが立っていた。

昨日より顔色はかなり良い。

熱もほとんど下がったらしい。

 

「無理するなよ」

 

風太郎が真面目な顔で言う。

 

「大丈夫だよ」

 

らいはちゃんは笑った。

 

「お兄ちゃん心配しすぎ」

「心配するだろ」

 

即答だった。

 

「妹なんだから」

 

その言葉に。

らいはちゃんは少し嬉しそうに笑う。

すると。

 

「はいはい」

 

後ろから母さんが現れた。

 

「らいはちゃんは私が見てるから安心しなさい」

「お願いします」

 

風太郎が頭を下げる。

 

「真面目ねぇ」

 

母さんが苦笑した。

 

「でも、そのくらい妹想いの方が好感持てるわよ」

 

風太郎は何も言わず視線を逸らした。

少しだけ照れているらしい。

 

「兄さん」

 

聖奈が玄関へやって来る。

 

「そろそろ時間です」

「だね」

 

時計を見る。

確かに良い時間だった。

 

「じゃあ行ってくる」

「いってらっしゃい!」

 

再び手を振るらいはちゃん。

その姿を見届けてから、僕達は家を後にした。

 

・・・・・

 

集合場所へ到着すると。

既に多くの生徒達が集まっていた。

クラスごとに固まり。

友人同士で話し。

出発前特有の賑やかな空気が広がっている。

すると。

 

「兄貴!」

 

聞き慣れた声が飛んできた。

政樹だった。

その後ろには清治もいる。

 

「おはようっす!」

「おはよう」

「らいはちゃん大丈夫だったんすか?」

 

政樹が真っ先に聞いてきた。

その表情は本気で心配している。

 

「大丈夫だよ」

 

僕は頷く。

 

「朝にはかなり元気になってた」

「良かったぁ……」

 

政樹が心底安心したように息を吐く。

 

「マジで心配したっす」

「熱も下がっていたなら問題無いだろう」

 

清治も頷いた。

 

「林間学校から帰る頃には元気になっているはずだ」

「だと良いね」

 

そう答えた時だった。

 

「和喜さーん!」

 

元気な声が響く。

四葉だった。

その後ろには五つ子達の姿。

 

「おはようございます」

 

五月が頭を下げる。

 

「おはよう」

「らいはちゃん大丈夫だった?」

 

二乃も少し心配そうに聞いてきた。

 

「大丈夫」

 

僕は頷く。

 

「朝にはかなり元気になってた」

 

その言葉に。

五つ子達も安心したようだった。

 

「良かったぁ~」

 

四葉が胸を撫で下ろす。

 

「本当に」

 

五月も微笑む。

すると。

 

「フータロー…」

 

三玖が風太郎を見る。

 

「昨日は眠れた…?」

「普通だ」

 

即答だった。

しかし。

 

「嘘ですね」

 

聖奈が言った。

風太郎が固まる。

 

「朝五時には起きていました」

「そんなに早くですか?」

 

五月が驚く。

 

「目が覚めただけだ」

 

風太郎はぶっきらぼうに答える。

だが。

 

「らいはちゃんの熱を確認していましたよね?」

 

聖奈が続けた。

 

「……」

 

沈黙。

図星だった。

 

「上杉君らしいですね」

 

五月が少しだけ笑う。

 

「妹想いなところ」

「そうか?」

「そうですよ」

 

すると。

 

「一組はこちらー!」

 

教師の声が響いた。

 

「二組も集合しろー!」

「三組ー!」

 

次々と呼ばれるクラス。

どうやら乗車時間らしい。

 

「じゃあ後でね」

 

一花が手を振る。

 

「うん」

 

三玖も頷いた。

そして。

 

それぞれ自分のクラスの列へ向かっていった。

 


 

バスへ乗り込む。

適当に空いた席へ向かい窓側へ腰を下ろすと。

 

「……」

 

当然のように隣へ誰かが座った。

三玖だった。

 

「おはよう」

「おはよう……」

 

小さな返事。

だが。

以前より自然だった。

前より少しだけ距離が近い。

そんな気がする。

 

「眠そうだね」

 

僕が言うと。

 

「少し」

 

三玖は素直に頷いた。

 

「昨日考え事してた」

「珍しい」

「そう?」

「三玖は悩むより先に調べるタイプだから」

 

すると。

三玖は少しだけ笑った。

 

「それはそうかも」

 

そんな会話をしていると。

バスがゆっくり動き出した。

林間学校の始まりである。

 


 

~二組バス~

 

「いやー!」

 

一花は大きく伸びをした。

 

「林間学校だぁ~♪」

 

テンションは高い。

隣には清治。

 

「元気だな」

「イベント好きだからね♪」

 

すると。

後ろの席から声が飛んできた。

 

「そういや中野さん!」

 

前田だった。

 

「あれ?」

 

一花が振り返る。

 

「何?」

「樋口と踊るんですよね?」

 

その瞬間。

二組の空気が止まった。

 

「え?」

「何?」

「マジ?」

 

周囲の生徒達が一斉に反応する。

 

「あー……」

 

一花は苦笑した。

思った以上に広まっている。

犯人は間違いなく前田だろう。

 

「前田君」

「ん?」

「広めた?」

「少しだけ」

 

絶対に少しではない。

すると。

 

「本当なの!?」

「樋口君とキャンプファイヤー!?」

 

女子達まで食いついてきた。

 

「あはは……」

 

一花は笑う。

否定はしない。

何故なら事実だからだ。

 

「まあ、そういうことになってるかな♪」

 

その瞬間。

車内は大盛り上がりとなった。

 

「マジかよ!」

「羨ましい!」

「いつの間に!」

 

そんな騒ぎを横目に。

清治は静かにスマホを取り出した。

そして短い文章を打つ。

 

送信先。

樋口和樹。

 

『二組が騒がしい』

 

数秒後。

さらに続ける。

 

『ダンスの件が広まった』

『犯人は前田』

『現在二組女子が盛り上がっている』

『一花さんは楽しそうだ』

 

送信。

 

そしてスマホをしまった。

 

「報告でもした?」

 

一花が聞く。

 

「ああ」

「律儀だねぇ」

「後で面倒になる」

 

清治は短く答えた。

その判断は。

恐らく正しかった。

 


 

ブルルッ…

 

スマホが震えた。

僕は画面を見る。

送信者は清治。

嫌な予感しかしない。

そして内容を読んで──

 

「何やってんだあいつ……」

 

思わず頭を抱えた。

 

「?」

 

隣の三玖が首を傾げる。

 

「どうしたの?」

「いや……」

 

どうせ隠せる話でもない。

僕はスマホを三玖へ見せた。

すると。

三玖はメッセージを読む。

 

『ダンスの件が広まった』

『犯人は前田』

『現在二組女子が盛り上がっている』

『一花さんは楽しそうだ』

 

「……」

 

三玖の動きが止まった。

 

「広まったんだ」

「みたいだね」

 

僕は苦笑する。

 

「前田も余計なことを……」

 

まさかクラス中に広めるとは思わなかった。

すると。

 

「一花らしい」

 

三玖がぽつりと言った。

 

「ん?」

「楽しそう」

 

確かにそうだ。

容易に想像出来る。

 

「否定出来ないね」

 

思わず笑う。

一花なら間違いなくその状況を楽しむだろう。

すると。

三玖は窓の外へ視線を向けた。

流れていく景色。

曇り空。

そして。

胸の奥に残る小さな違和感。

何故だろう。

少しだけ気になった。

 

一花とカズキ。

キャンプファイヤー。

ダンス。

 

その言葉が頭から離れない。

だが。

その理由は分からなかった。

 

「三玖?」

「え?」

「酔った?」

 

僕が心配そうに聞く。

 

「違う」

 

三玖は首を振った。

 

「少し考え事」

「珍しいね」

「そう?」

「うん」

 

僕は笑う。

 

「三玖は考える前に調べるタイプだから」

「それ、二回目」

「あれ?」

「さっきも言った」

 

少しだけ。

本当に少しだけ。

三玖は笑った。

 


 

~五組バス~

 

「それで?」

 

二乃が腕を組んだ。

 

「何ですか?」

 

隣の聖奈が首を傾げる。

 

「アンタ結局誰と踊るのよ」

 

直球だった。

聖奈は一瞬だけ考える。

そして。

 

「決めていません」

 

そう答えた。

 

「ふーん」

 

二乃は疑わしそうな顔をする。

 

「七人以上から誘われた女の余裕ね」

「二乃さんも似たようなものでは?」

「は?」

 

今度は二乃が固まる。

 

「何の話よ」

「政樹さんです」

 

即答だった。

 

「なっ!?」

 

顔が真っ赤になる。

 

「何でそこで政樹君が出てくるのよ!」

「違うのですか?」

「違うわよ!」

「そうですか」

 

全く信じていない顔だった。

 

「アンタねぇ……」

 

二乃が頭を抱える。

そんな様子を見ながら。

聖奈は小さく微笑んだ。

 


 

~三組バス~

 

「林間学校ですねー!」

 

四葉は朝から全開だった。

 

「そうだな」

 

隣の政樹も笑う。

 

「楽しみだ!」

「私もです!」

 

すると。

四葉がふと首を傾げた。

 

「そういえば」

「ん?」

「福島さんは誰と踊るんですか?」

 

直球だった。

 

「ぶっ!?」

 

政樹が吹き出した。

 

「な、何だよ急に!」

「気になったので!」

 

悪気は一切無い。

だからこそ強い。

 

「決まってねぇよ!」

「本当ですか?」

「本当だ!」

「良かったです!」

 

満面の笑顔だった。

政樹は一瞬固まる。

何が良かったのか。

全く分からない。

だが。

何故か少しだけ嬉しくなってしまうのだった。

 


 

~一組バス~

 

「上杉君」

 

五月が声を掛ける。

 

「何だ」

「林間学校のしおり、確認しましたか?」

「した」

 

即答だった。

 

「なら問題ありませんね」

 

五月は満足そうに頷く。

勉強会を続けてきたお陰で、こうした会話も以前より自然に出来るようになっていた。

すると。

 

「お前こそ確認したのか」

 

風太郎が聞く。

 

「もちろんです」

 

五月は胸を張る。

 

「持ち物も全て確認済みです」

「そうか」

 

短いやり取り。

しかし。

以前の二人なら考えられないくらい穏やかな空気だった。

すると。

五月は窓の外へ視線を向ける。

流れていく景色。

曇り空。

そして。

ふと昨夜のことを思い出した。

 

──らいはちゃんの看病をしていた和喜。

──朝も体調を気に掛けていた和喜。

──困っている人を見ると放っておけない和喜。

 

「……」

「どうした」

 

風太郎が聞く。

 

「いえ」

 

五月は慌てて首を振った。

 

「何でもありません」

 

そう答える。

だが。

頭の中には何故か和喜の顔が浮かんでいた。

理由は分からない。

ただ。

気付けば視線で探してしまう。

そんな自分に五月はまだ気付いていなかった。

 


 

暫くしてサービスエリアに到着した。

 

「休憩だぞー!」

 

教師の声と共にバスが停車する。

長時間座りっぱなしだった生徒達は一斉に立ち上がった。

 

「よっしゃぁぁ!」

 

真っ先に飛び出したのは政樹だった。

 

「ソフトクリームっ!!」

「朝から元気だな……」

 

呆れながらバスを降りる。

すると。

 

「和喜さん!」

 

四葉が駆け寄ってきた。

 

「見てください!」

「ん?」

「ご当地キャラです!」

 

指差した先にはゆるキャラのパネル。

 

「なるほど」

「写真撮りましょう!」

「何でだよ」

「記念です!」

 

断る間もなく腕を引かれる。

相変わらずだった。

 

「カズキ君発見~♪」

 

そこへ。

聞き慣れた声。

一花だった。

 

「おはよう」

「もう昼前だよ?」

「細かいな」

「それよりさ」

 

一花がニヤニヤしながら近付いてくる。

嫌な予感しかしない。

 

「二組大変だったんだよ?」

「らしいね」

「らしいねじゃないよー」

 

一花は肩を竦める。

 

「前田君が盛大に広めちゃってさ」

「聞いた」

「人気者だねぇ」

「一花がね」

 

すると。

一花は笑った。

 

「どうかなー?」

 

その表情は。

少しだけ楽しそうだった。

 

「そういえば」

 

一花が続ける。

 

「カズキ君は気にしてないの?」

「何を?」

「ダンス」

 

即答だった。

 

「別に」

「えー」

 

一花が不満そうな顔をする。

 

「もうちょっと特別感出してよー」

「ただ踊るだけでしょ?」

「それ言っちゃう?」

「言う」

 

すると。

 

「ふふっ」

 

一花は楽しそうに笑った。

 


 

少し離れた場所。

その様子を見ていた人物がいた。

三玖である。

 

「……」

 

隣には五月。

 

「どうしたんですか?」

 

五月が聞く。

 

「別に」

 

三玖は首を振った。

だが。

視線は無意識に向いてしまう。

一花と和喜。

楽しそうに話している二人。

そして。

昨日の放課後に前田から聞いた言葉。

 

──独占したいから。

 

不意に思い出す。

 

「……」

 

胸の奥が少しだけざわついた。

理由は分からない。

分からないのだが。

何故か視線を逸らせなかった。

 

一方で。

五月もまた。

少しだけ視線を向けていた。

和喜へ。

 

らいはの看病。

勉強会。

困っている人を放っておけない性格。

 

色々思い出す。

すると。

 

「五月?」

 

三玖が呼ぶ。

 

「え?」

「どうしたの?」

「な、何でもありません!」

 

慌てて首を振る五月。

三玖は首を傾げた。

そんな二人の様子を。

少し離れた場所から。

聖奈が見ていた。

 

「なるほど」

 

小さく呟く。

 

「面白くなってきましたね」

 

聖奈は微かに口元を緩めた。

もっとも。

その視線の先にいる三玖も五月も、自分が見られていることに気付いていない。

 

「聖奈ー!」

 

そこへ二乃が現れた。

手にはジュース。

 

「何一人で立ってるのよ」

「少し観察を」

「アンタ本当に観察好きよね……」

 

二乃が呆れたように言う。

すると。

 

「姉(あね)さーん!」

 

遠くから政樹の声。

振り向くと。

両手にソフトクリームを持って走って来る。

 

「見てください!」

「何ですか?」

「期間限定っす!」

 

自慢げだった。

 

「一本余ったんでどうぞ!」

 

そう言って。

何の躊躇もなく聖奈へ差し出した。

 

「私にですか?」

「はい!」

 

政樹は満面の笑み。

 

「限定味なんで!」

 

深い意味など一切ない。

本当に一切ない。

ただ、余ったから渡しただけである。

 

「ありがとうございます」

 

聖奈は素直に受け取った。

 

「美味しそうですね」

「美味いっすよ!」

 

嬉しそうな政樹。

すると。

 

「……」

 

二乃が無言になる。

 

「どうしました?」

 

聖奈が聞く。

 

「別に」

 

即答だった。

しかし。

明らかに少し不機嫌そうである。

 

「二乃さんも食べますか?」

 

聖奈が差し出す。

 

「いらないわよ」

 

再び即答。

 

「そうですか」

 

聖奈は小さく微笑む。

その顔は。

全部分かっている顔だった。

 

「何よその顔」

「いえ?」

「絶対何か思ってるでしょ」

「気のせいでは?」

「気のせいじゃないわよ!」

 

二乃が声を上げる。

すると。

政樹が首を傾げた。

 

「?」

 

全く状況が分かっていない。

 

「何かあったのか?」

「何もないわよ!」

「そうか?」

 

本当に分かっていない。

だからこそ。

二乃は余計に調子が狂う。

 

「もう……」

 

思わず額を押さえた。

そんな様子を見て。

聖奈は小さく笑う。

 

「仲が良いですね」

「なっ!?」

 

二乃が反応する。

 

「違うわよ!」

「そうですか」

 

全く信じていない顔だった。

 


 

そして──

 

「兄貴ー!」

 

政樹は僕達の方へ走って来ていた。

 

「どうしたのさ」

「ソフトクリームどうっすか!」

「いらない」

 

即答だった。

 

「即答!?」

「朝からそんなに食べない」

「えぇー」

 

露骨に落ち込む。

すると。

 

「私食べます!」

 

四葉が元気よく手を挙げた。

 

「四葉ならそう言うと思ったぜ!」

 

即座に手渡される。

 

「やったー!」

 

満面の笑み。

本当に平和だった。

 


 

~サービスエリア~

 

その頃。

サービスエリアの外では。

ちらり。

白い雪が舞い始めていた。

最初は誰も気付かない。

だが。

数分後。

 

「……ん?」

 

清治が空を見上げた。

 

「どうしたの?」

 

一花が聞く。

 

「雪だ」

 

その一言で。

周囲も空を見る。

確かに。

白い雪が舞っていた。

 

「本当ですね」

 

五月が呟く。

 

「天気予報では曇りだったはずですが……」

「山だからじゃない?」

 

一花が気楽に答える。

だが。

清治は少しだけ眉をひそめていた。

 

「嫌な降り方だな」

 

経験則だった。

山の天気は変わりやすい。

そして。

こういう時の予感は当たる。

すると。

 

「集合だぞー!」

 

教師の声が響いた。

どうやら再出発らしい。

生徒達は次々とバスへ戻っていく。

 

「じゃあ後でねー♪」

 

一花が手を振る。

 

「ああ、また後で」

 

和喜も手を振り返した。

その様子を。

三玖は静かに見ていた。

胸の奥に残る小さな違和感。

まだ名前の付いていない感情。

それを抱えたまま。

再びバスは目的地へ向けて走り出す。

そして。

窓の外では。

雪が少しずつ強くなっていた。

誰もまだ知らない。

この数時間後。

吹雪によって予定が大きく狂うことになることを──

 

 




最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の話は、林間学校本編へ入る前の「それぞれの立ち位置確認回」といった内容でした。

一花は相変わらず積極的。
三玖はまだ恋心を理解しきれていない状態。
五月も少しずつ和喜を意識し始めています。

そして二乃と政樹。
本人達は隠しているつもりですが、周囲から見るとかなり分かりやすくなってきました。

また、らいはの体調不良を通して、風太郎の兄としての一面も改めて描いてみました。

そしてラストに降り始めた雪。

果たして林間学校は予定通り進むのか。
吹雪は彼らに何をもたらすのか。

もし面白いと思っていただけましたら、感想・評価・ブックマークをいただけると今後の執筆の励みになります。

それでは次回もよろしくお願いいたします。

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