初めてのライブハウスに入ったら元カノが店長をやっていた 作:gaoです
お待たせしてすみません
沢山のお気に入りや評価ありがとうございます
<ライブ中>
喜多「────♪」
大輝「すごい…」ゾワッ
人混みの最後尾の方でライブを見ていた大輝は
見事に初めてのライブで心を揺さぶられていた
ピンク髪の子「……」ギュイーン
大輝「郁代もあの子も…皆かっこいいなぁ……」
学生時代に何らかの趣味や活動に熱中したことが無かった大輝は
楽しそうに演奏をしている4人を素直に羨ましくなりながらも
純粋に初めての【結束バンド】を楽しんでいた
大輝「……」
星歌「……」ジィー
何故か真隣に元カノが居ることを除いて
…
…
…
ピンク髪の子「お…お疲れ様で…す……」ススス…
青髪の子「んじゃ」スタスタ
星歌「おつかれ〜」
ライブ終えた結束バンドメンバーの内2人は
大輝と星歌の前を素早く通って帰った
大輝「あのピンクの子…ほふく前進で移動してましたよね……?」
星歌「ぼっちちゃんだからな」フン
大輝「…えぇ」(ぼっち…?イジメ…?)
変な移動をしていたピンクの子に
大輝は動揺していたが
喜多「お兄ちゃんっ!」スタスタ
大輝「はっ」
近づいてきた妹の声で正気が戻った
喜多「初めてのライブ…どうだったっ?!」
キターン
大輝「あっ…えっと……なんて言えば分からないけど…」
喜多「うんうん!」
ライブの感想を求められた大輝は
褒め言葉を期待している妹のために
頑張って返事を考えた結果……
大輝「歌声がカラオケの時より上手かった気がする…!」
喜多「ぅ…うーん……」
大輝「あれ」
あまり良くない発言してしまった
星歌「お前そういうとこ変わんねぇな」フッ
大輝「…」
何故か未だに真隣に居る星歌に鼻で笑われるが
妹からの視線から逃れるために星歌の隣から離れ
大輝「久しぶりだね 虹夏ちゃん」
虹夏「えぇ!?大輝兄さんだぁ!!」
片付けを終えた少女へと話しかける
喜多「虹夏先輩も顔見知りなんですね」
星歌「あぁ 私の代わりによく面倒見てくれてたからな」
星歌と付き合っていた頃の大輝は
伊地知家に遊びに来ることが多々あり
その度に虹夏とのコミュニケーションは欠かさなかった
その結果……
虹夏「わーい!」ダキッ
大輝「んぐっ」
顔に飛びついて 顔全体を覆うように体で抱きしめる行為をしてしまうほど
仲良くなっていた(健全)
大輝「んんん!!!」(この絵面はやばいから離れて!!!)
虹夏「んー?聞こえなーいっ!」ニコニコ
喜多「せ…先輩……?」ポカーン
今の虹夏には結束バンドでの姿は1ミリもなく
純粋無垢な子供の姿にしか見えなくなっていた
虹夏「あはは!」ギュー
しかし
星歌「……っ」
元カレが自分の妹とイチャイチャしている所を
ずっと見てられる訳がなく
大輝「んん!」(息がっ!)
喜多「虹夏先輩!お兄ちゃんが苦しそうなのでそろそろ……」
虹夏「えー?だって久しぶりの再会だよ?」
星歌「おい」ガシッ
星歌は虹夏の脇腹を掴み
虹夏「あ… えっ」
星歌「ふんっ!」グッ
虹夏「うぐっ!」ヒョイッ
強制的に大輝の顔にくっついている虹夏を取り除いた
喜多「お兄ちゃん大丈夫!?」
大輝「ふ"ーふ"ー…気絶しかけた……」グッタリ
星歌「イチャイチャするなっ!」ボソッ
虹夏「だ…だってぇ……!」ボソボソ
――――――――――――――――――
その後喜多兄妹と伊地知姉妹は
ライブの話や恋愛の話で盛り上がり
(話す為にちゃんと店は閉めた)
外が暗くなる時間までテーブルを囲っていた
喜多「ではまた明日!」
虹夏「ばいばーい!」
4人でSTARRYの外に出て
それぞれの家へと帰ろうとすると
大輝「さ…さようなら〜」
星歌「待て」ガシッ
妹に隠れて帰ろうとした大輝は
星歌に肩を掴まれた
星歌「一対一で話したいことはまだ沢山あるが…」
大輝「はい…」
星歌「今日は勘弁しといてやる」スッ
掴んでいた手をすぐ離した星歌は
大輝のことを睨みつけて
星歌「まぁ 無理強いはしない …けどさ」
大輝「…はい」
星歌「絶対…また来いよ?」
大輝「してるじゃないですか……」
流石の元カノ先輩
無理やり再会を約束させて帰っていった
星歌「ブロック解除しとけよ?」
大輝「はい……」
…
…
…
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大輝「 」