公安特捜班 走る大捜査線-会津路殺人捜査行- 作:新庄雄太郎
ファーン!
と、警笛を鳴らして400系「つばさ」と200系「やまびこ」を連結して東京へ向かっていた。
そこへ、1人の男が女性とぶつかっていた。
「わっ。」
「あっ、ごめん。」
と、男は女のバックから財布をすったのだ。
「おいっ、ボヤボヤすんなよ。」
「はいっ、すみません。」
「たくもう。」
と、男はそのまま走り去っていった。
「荒海や佐渡によこたう天の川。」
「今回の旅行は武蔵が企画したんだからな。」
と、中居は言った。
「今回の旅行は俳句巡り「奥の細道」の見どころだよね。」
「うん。」
「やっぱり、「奥の細道」の旅は列車に限るよ。」
「そうだね。」
「やっぱり、駅弁は欠かせないよ俺は。」
「そうか、酒田の駅弁は「ササニシキ弁当」か。」
「うん、ご飯もうまかったよ。」
と、中居は言った。
そこへ、車掌がやってきた。
「すいません、乗車券を拝見。」
「はい。」
「南さん、今日は新幹線に乗ってローカル線巡りですか?。」
「ええ、ローカル線に乗って友人と一緒に奥の細道の旅をしたんですよ。」
「へぇー、奥の細道か。」
そこへ、1人の女性が車掌の方へやってきた。
「あっ、車掌さん大変です、スリです、スリです。」
「どうしました。」
「私の財布すられました、犯人の顔を見ましたから、まだ乗ってる筈です。」
「おい、何か様子がおかしいな。」
「とにかく、私様子見てくる。」
と、南は車掌の方へ向かって行った。
「それで、犯人の顔は見られましたか?。」
「ええ、顔を見ましたから、捕まえてください。」
「あのー、すいません。」
「はい、あなたは。」
「鉄道公安隊特捜班の南といいます、お話を詳しく。」
と、南は手帳を見せた。
「はい。」
南はすぐに、大宮駅に連絡をした。
「大宮駅上りホーム緊急警備、大宮駅上りホーム緊急警備、ハコ氏が下りる可能性があります、ハコ氏が下りる可能性があります。」
と、南は大宮公安に連絡した。
「公安さん、あの人です。」
「その男ですね。」
「はい、間違いありません。」
「わかりました。」
南が乗った「つばさ」と「やまびこ」は大宮駅に到着した。
「とにかく、周辺の捜索に当たれ。」
「了解。」
だが、大宮駅構内を捜索したがスリは逃げ去って行った。
「くそー、逃げられたか。」
「今、構内を財布を捜索しています。」
「そうですか。」
「あのー、名前を教えていただけないでしょうか?。」
と、南は言った。
「はい、私は如月真由といいます。」
「わかりました、早速公安室にきて調書を取らせていただきますので公安室へ来てください。」
数時間後、南と西田と中居が乗った新幹線「つばさ」と「やまびこ」は東京駅に到着した。
「むさし、マサ、公安室で待っててくれ。」
「うん、わかった。」
そして、南はそう言って公安室へ向かった。
「なるほど、肩にぶつかって財布をすられたんだね。」
「ええ、犯人は男で20代ぐらいの男でした。」
「わかりました、早速手配しておきます。」
「お願いします。」
と、話をして如月は帰っていった。
「すまん、すまん。」
「大変だったな。」
「ああ。」
「帰りに列車スリに遭遇するとはね。」
と、西田は言った。
「ああ、まるでサスペンスドラマみたいだよ。」
そして、翌日。
「あれ、空いているな。」
とあるアパートで、1人の男がポスティングをしていた時の事だった。
「はっ。」
なんと、スリの被害者の如月が殺害されていたのだ。
そして、事件が起きた。