公安特捜班 走る大捜査線-会津路殺人捜査行- 作:新庄雄太郎
「へぇー、殺人事件の捜査で私を聞きに来たって事ですか。」
と、安部は言った。
「はい、実は私は事件当日新幹線に乗って那須塩原へ行っていました。」
「ほう、那須塩原ですか。」
と、岩泉は言った。
「ええ、私はよく鉄道利用するから東北や那須塩原は東北新幹線に乗るからね。」
「という事は、次の日に会津若松へ行かれたんですね。」
「ええ。」
「ホテルに出たのは8時頃ですね。」
「ええ、塩原で別れた後にその場で新幹線に乗って郡山へ向かってそこから特急に乗って会津若松へ行きましたよ。」
「ほう、なるほどね。」
「これが、私の旅行日程だ。」
と、安部は岩泉と松本と梶山に旅行日程を渡した。
1日目
東京から那須塩原へ 東北新幹線に乗車
那須塩原で一泊
2日目
那須塩原から会津若松へ
東山温泉で1泊
3日目
会津若松から喜多方へ
帰りは喜多方-郡山-東京へは特急と新幹線に乗り継いで帰京
「ほう、2泊3日で会津若松か。」
「ええ、1日目は那須塩原へ行っていたそうです。」
「ほう、那須塩原か。」
「ええ、何でもゴルフへ行っていたそうです。」
「ほう、なるほどね。」
と、高杉は言った。
一方、桜井と松本は列車スリを追っていた。
「あっ、あいつだ。」
「ええ。」
そして、桜井は男を追いかけた。
「待ちなさーい!。」
「ふふっ、俺を捕まえてみろっ。」
「そこまでだ!、観念しろっ!。」
「ぐはっ。」
と、スリの男は階段から滑り落ちた。
「確保!。」
「観念しなさいっ!。」
「ちくしょー」
スリの男の名前は、国府田康弘26歳。
「新幹線「やまびこ」のスリはお前か。」
「ああ、そうだよやったのは俺だ、東京と会津若松の殺人は俺じゃねぇぞ。」
「ふざけるなっ、お前がやったんだろ。」
「でもよっ、俺がやったとしてもな、あいつとは無関係だよ。」
「えっ。」
そして、松本は高杉に報告した。
「何、犯人は別にいる。」
「ええ。」
「国府田は女性ばかり狙うスリらしいからね。」
と、桜井は言った。
「つまり、東京と会津若松で起きた殺人は別にいるって事か。」
「ええ、おそらく。」
「そうか、犯人は別人か。」
「ええ。」
「南達は今、喜多方へきているからね。」
一方、南と高山たちは。
「犯人はもし、列車で行ったら只見線に乗って浦佐から上越新幹線に乗って行ったんじゃないかな。」
と、三輪は南に行った。
「そうか、只見線と上越線に乗りついで、浦佐から上越新幹線に乗ったんだよ。」
「ほう、なるほどね。」
三輪と小海の推理
只見線
会津若松発13時00分
只見着15時55分
只見発16時20分
小出着17時41分
上越線
小出発18時17分
浦佐着18時26分
上越新幹線「あさひ332号」
浦佐発19時01分
東京着20時32分
「ほう、それも考えられるな。」
「ええ。」
「それじゃ、如月を殺害には無理だな。」
「犯行は可能なのかな?。」
「無理だろうな。」
と、菅原は言った。
「でも、会津若松から東京へは特急「ビバあいづ」と東北新幹線「やまびこ」に乗って行ったんじゃないか。」
「ほう、それも考えられるな。」
「ん。」
「いや、1つだけ方法があるよ。」
「高山、何かわかったのか。」
と、菅原は言った。
「会津若松から新潟へは快速「あがの1号」にに乗ればいい。」
「えっ。」
「確か10時50分、それに乗れば新潟へ行けれるよ。」
「なるほど、すると犯人は新潟から上越新幹線に乗って東京へ向かったって事か。」
「ええ。」
「とにかく、快速「あがの1号」に乗ってみようか。」
「ええ。」
13時04分、新潟駅に到着。
「ああ、この男ですか。」
「ええ。」
「さぁね、その人知らないなぁ。」
「そうですか、どうも。」
と、そう言って南と高山たちは新潟から会津若松へ戻った。
「という事は、犯人は最初から会津若松へ来ていた。」
「ああ、それも考えられるな。」
と、三輪は言った。
「そうか。」
そして、南と高山と菅原たちは次の日10時50分発の快速「あがの1号」にに乗り新潟へは13時04分に到着し、新潟からは13時22分の上越新幹線「あさひ350号」に乗り継いで東京へは15時28分に到着した。
本当にこの男が犯人なのか?