Jump to the Super star!! 作:黒破リンク
無事に学園祭を行なうことが出来、恋が加入したスクールアイドル部のメンバー達は、学園祭のライブを成功させる。
そしてスクールアイドル部は、いよいよラブライブへ──
奏視点──
『show me, show me, way to do, show me, way, way, way to go
show me, show me, way to do, show me』
2人『『教えてよ my way』』
『光は差す 同時に影は生まれ
世界の
彰人『選ばれし者たちの恍惚と 不安に溺れそうさ Good time Bad time 呼吸を忘れそう Show me a way 教えてくれないか?』
『勝者と敗者を 分かつのがモノガタリか?主役が』
彰人『一人と』
2人『『誰が決めた?』』
『Double A-Side この世界は 表裏一体
彰人『White?』
『黒いか』
彰人『Black?』
『答なんて』
彰人『あるのか?
Double A-Side 君を見た 退けぬ“理由”と“覚悟”抱えて
今日も』
『wow』
彰人『交差する』
『wow』
彰人『群像劇』
『Don't let me down
闇のなかを進もう 後戻りはしない』
彰人『足掻いて 藻掻いて 決めたことだから』
2人『『yeah』』
学園祭終了後に2人で撮ったL tubeの動画。
合同で曲を作って、俺は姉さんに編集を頼んで動画をアップロードしてもらった。
かのんと千砂都の携帯の画面にはアップロードしたばかりのその動画が映っていた。
かのん「聴いたよ!新曲!」
千砂都「すっごくかっこよかった!
2人で作ったの?!」
「普段と違うからちょっと新鮮でしょ?
作詞作曲は俺がやって、編曲は彰人がやってくれたんだ。」
彰人「それに、後ろの音も打ち込みじゃなくて俺達で弾いて録ったんだよ。
ギターとキーボードは奏、ベースとドラムは俺だな。」
千砂都「そうだったの!?」
「あははっ……正直かなり疲れたよ。歌も録らなきゃだったからね。」
彰人「でも1番やりがいを感じたよ。
次作る時俺に任せて貰ってもいいか?」
「ん?いいけど?」
彰人「サンキュー、奏。」
かのん達と話をしている時、可可さんの声を聞いた。
可可「わわわ、わわわわわ……!!!」
可可さんはスマホを持って、声にならない声をあげていた。
彰人「可可〜?どうした〜?」
可可「来まシタ……ついに……!!」
スマホを持った可可さんが席から飛び出して、教室に入ってきたすみれさんの方へ向かう。
すみれ「どうせまた『あのスクールアイドルが凄い』だけ──」
そのまますみれさんと衝突して教室を飛び出して行った。
すみれ「ギャラッ!?
なんなのったらなんなの〜!!!」
叫ぶすみれさんを横目に俺と彰人は可可さんを追いかけた。
「可可さん!?」
彰人「おぉい!?」
可可「来まシター!!
ついに……ついに来たのデス……!!この時が!!この命を懸ける瞬間が……!!」
そう言って何処からかカッターナイフを取りだして屋上にあった縄を切る可可さん。
すると……デカデカと『LoveLive!』と書かれた横断幕が屋上から垂れる。
恋「なんですか…!?これは…。」
下から色んな生徒が見てる中、俺は恋さんらしき人を目撃した。
彰人「なんだあれ!?いつの間に作ってたのかよ!?」
「その行動力……凄まじいよ…。」
可可「始まりマス……!スクールアイドルの頂点を決める大会!『ラブライブ』……!!ラブライブデスーー!!」
「スクールアイドルの頂点……?」
彰人「可可、そういや前から何度か言ってたな…。」
それから、放課後に部室で集まった俺達。
そこで可可さんから改めてラブライブのことを聞いていた。
ホワイトボードに『LoveLive』とデカデカと書いていた。
可可「ラブライブのエントリーが始まりマス!」
かのん「ラブライブかぁ…。」
千砂都「部活で言う、全国大会みたいなものだよね?」
可可「そんな一言で済ませられる大会ではありまセン!
ラブライブはかつて、幾つもの感動と奇跡を起こしてキタ、スクールアイドルにとっての、夢!魂!命の源ー!」
恋「実際に大会で有名になったことで、入学する生徒が凄く好き増えた高校もあるとか。」
可可「はい!廃校のピンチから一気に有名になった高校も幾つもありマス!」
彰人「そういや聞いたことあるな。
確か……国立音ノ木坂学院って学校はそこのスクールアイドルのμ'sってグループの活躍で実際に入学希望者が増えて廃校が阻止できたって話を聞いたことあるな。
もうなくなっちまってるけど浦の星女学院ってとこのスクールアイドルのAqoursってのが有名になったりしたって聞いたことある。」
「そうなの?」
彰人「らしいぜ。この間俺が生配信してた時にチャットに書かれてた。」
「へぇ……。帰ったらちょっと聴いてみるか。」
すみれ「たかがアマチュアの大会で?」
可可「ハッ…あなたがそう言うのは想定済みデス。
見るがいいデス!」
そう言って可可さんはまたどこからともなくプロジェクターとスクリーンを取り出して写真を映し出す。
可可「これが今年の……決勝の会場デス!」
千砂都「すごい……。」
かのん「こんな大きな所なの…!?」
可可「はい!ついについに、この神宮競技場で行われる事になりまシタ!」
「規模凄いな……。スクールアイドルはここまで来るのか……。」
彰人「俺達も……ここで歌ってみてぇな…。」
すみれ「ここで……!!」
すみれさんは神宮競技場の写真を見てなんか言い始めた。
すみれ「ここで私が何万人もの注目を浴びて……!!
ふひっ、幼きあの日から夢見てきた、スポットライトを浴びる瞬間が…!!」
彰人が電気をつけて無理やりすみれさんを現実に引き戻した。
すみれ「ちょっと!」
彰人「そんな簡単に行けるわけねぇだろ?このスカポンタヌキ。」
すみれ「スカポン!?」
恋「どういうことです?」
恋さんが疑問符を頭に浮かべていた時、かのんが恋さんの違和感に気づいた。
かのん「あれ?恋ちゃん……?」
恋「……?」
かのん「ん〜……?」
恋「なんです?」
かのん「恋ちゃん、なんか違和感が……。」
千砂都「むむむむむむむ………。
あ!!普通科の制服!」
かのん「それだ!」
「まさか、恋さんまで普通科に?」
恋「いえ、科によって制服で区別するのではなく、自由に選べるようにした方がいいと、理事長から提案がありまして。」
かのん「そうなんだ!私も音楽家の服、作ってもらおうかな?」
千砂都「今度みんなで着てみよっか!」
かのん「わぁ!それ絶対楽しい!」
千砂都/かのん「「うぃーっす!」」
テンション上がってる2人に、可可さんが圧をかけて話を戻しに来た。
可可「話が彼方に逸れていマス。」
彰人「ま、それはそれとして。
どうやら、今年のラブライブは難関らしい。スクールアイドル人気は留まることを知らず、毎年、参加学校が過去最多を更新し続けている。その中であのステージに辿り着ける学校はほんのひと握り。」
「でも、俺たちのレベルってそんなに低くは無いと思うけど……。
かのんの歌は素晴らしいし。」
かのん「ちぃちゃんのダンスは、大会で優勝できるレベルだし!」
千砂都「恋ちゃんはフィギュアスケートとピアノもやっていたし、すみれちゃんは小さい頃からステージ経験が豊富。可可ちゃんの熱い想いは何よりの武器だし!
奏の歌とギターも素晴らしいし!彰人だって歌もダンスも、DJだって最高レベルだしね!」
かのん「優勝は分からないけど、予選くらいは……。」
可可「甘すぎデス!」
そう言っておそらく中国語で「甘すぎです」って意味と思われる言葉を話しながら地団駄を踏む可可さん。
「キャラ変わりすぎだよ?」
彰人「とりあえずエントリーはしてみよう。
だけど、突破するには素晴らしい曲と圧倒的なパフォーマンスが必要。そのつもりで練習していこう。」
千砂都「新曲じゃなきゃいけないんだよね?
じゃあかのんちゃんが詩を書いて…。」
恋「私が作曲ですか?」
千砂都「ダメ?」
かのん「せっかく恋ちゃんも増えて作曲できる人が増えたんだから、そっちの方が新しくていいと思う!」
「いつまでも俺と彰人の曲だけじゃ味気ないだろうしね。」
彰人「そうだな。
頼りにしてるぜ、恋。」
恋「まぁ、できないことは無いと思いますが……。」
すみれ「パッと華やぐ曲でお願いよ!」
すみれさんが話してたら、突然可可さんの様子がおかしくなる。
可可「わ、わわわわわわわ……」
彰人「どした可可!?」
俺たちがみんなで可可のスマホを見る。
可可「結ヶ丘スクールアイドル部……」
かのん「グループ名?」
恋「そういえば、私達って……」
すみれ「なんてグループ名なの…?」
「確かに……」
彰人「大問題だな……。」
俺たちは可可さんを除くメンバーでグループ名を決めるために話し合っていた。
かのん「全っ然思いつかないよぉ〜!!」
千砂都「だよねぇ……。」
すみれ「ていうか、決めてなかったの…??」
「結ヶ丘、スクールアイドル、で何とかなっちゃってたし……。」
彰人「最初の頃は可可が『クーカー』とか付けてたけど。」
可可「その通りデス!
デスから、奏さんと彰人さんを除いて5人になったその発展形とシテ全員の頭文字をとって!」
そう言って黒板に『チクレカス』って書いてドヤ顔で見せる可可さん。
千砂都「『チクレカス』……?」
かのん「なんか……ネットスラングみたい…。」
すみれ「カス…。」
可可「なんデスと!?」
すみれ「書いてあるでしょここに!?!?」
彰人「千砂都はなんか思いついたのか?」
千砂都「私はやっぱり……マル、かな。」
「あっ……。」
なんか、千砂都の変なスイッチ入っちゃったかも。
千砂都「例えば……『まるまるサークル』!
サークルって言うのは、円でしょ?マルとマルが集まって、世界はマルで溢れてるんだよ!?幸せぇ…。」
あーあ…やっぱりこうなっちゃった。
恋「マル…ですか。」
千砂都「そうだよ!?マルは全ての基本!世界最大の謎であり、全ての始まりなんだ!
そう!マンホールもボールも!マンマルの目も!水滴も!月も!地球も!太陽も!全て……」
謎の回転をしながら千砂都は教室の扉の前付近でポーズを撮る。
千砂都「クルクルクルクル……マルなんだYO!」
……みんな一斉に静まり返った。
それはそう。
「恋さんはなんかないの?」
恋「えっ…!?」
千砂都「スルー…?!」
恋「私は、特には……。
その……あまり趣旨を理解していないもので……。」
そう言ってメモ帳を背中に隠す恋さん。
可可「そうデス!このグループを1番理解しているのはかのんデス!」
かのん「うーん…それで言うと…ストレートに、『結ヶ丘スクールアイドル』とか?」
すみれ「つまらん!」
彰人「つまんねぇな!?」
かのん「仕方ないでしょ!?思いつかないんだもん。」
すみれ「しょうがないわね……。
じゃあショウビズ界でセンスを磨き続けてきたこの私が……」
可可「思いつきまシタ!」
可可さんの声にびっくりしてコケるすみれさん。
すみれ「ギャラクシーッ!?」
……なんで驚いた時に出る言葉がギャラクシーなのかは置いといて。
可可「確か、レジェンドスクールアイドルはかつて……」
可可さんは急いで意見箱を作っては設置して……
可可「こうして名前を募集シタのデス!」
彰人「ほんとに集まんのか?これ。」
すみれ「入ってもまともなのはなさそうだけど……」
可可「大丈夫デスよ!こうしておけば週末には……」
週末になって、箱を開けると中身は……。
可可「ゼロぉ……。」
すみれ「すっからかんたらすっからかん。」
可可「うるさいデス!」
かのん「そんなにみんな興味無いのかな?」
恋「もしかしたら、私がずっと反対していたからかもしれません……。」
千砂都「それは無いと思う。学園祭で恋ちゃんがどういう気持ちでいたかはわかっただろうし。」
それから解散になって、俺はかのんの家にお邪魔して、悠奈さんと摩央さんに相談していた。
悠奈『グループ名!?』
かのん「はい……実はまだ決まってなくて…。」
悠奈『そういえば…確かに、聞いたこと無かったかも。』
摩央『私たちは、ファンの子が付けてくれたの。』
悠奈『そう!
こんなの考えてみたんですけど!って。』
「お2人は人気者ですからね…。」
悠奈『いいや、その頃はそんなでも無かったよ?』
摩央『ただ、少しでも覚えてもらおうと思って、動画を上げたりして。』
「動画……」
サニパさんからのヒントを元に、俺は一旦自分の部屋でかのんを含む全員にビデオ電話で共有した。
全員『配信…。』
かのん『スクールアイドルって、歌とダンスだけじゃなくて、色んなことやってるみたいで…。』
千砂都『私達、歌を上げてるだけだもんね。』
可可『迂闊でシタ…。
ついラブライブにばっかり目を奪われていて…。』
彰人『俺も奏も個人チャンネル、なんならBAD SOULのチャンネルあるから配信のノウハウに関しては問題ないし、俺達2人もそれぞれ得意ジャンルあげてるしな。』
恋『あの……つかぬ事をお聞きしますが、動画配信とはなんなのですか?』
「……え?」
彰人『……マジ?』
恋『動画を配るのですか?どこかに?』
可可『まさか……。』
千砂都『恋ちゃん、知らないの……!?』
恋『はい……あまりそういうものには、近づかないように言われていたこともあり…。』
かのん『わかった!じゃあやってみよう!』
次の日、部室に集まった俺達は実際に動画配信をしてみることに。
恋「これが…動画配信?」
彰人「これで撮影してネットで見てもらって、それで世界中の人に結ヶ丘のスクールアイドルを覚えてもらう。」
「そしたらきっといい名前が集まるんじゃないかって。」
彰人「ほら、行くぞー。」
恋「え!?
あ、あの!私、結ヶ丘高等学校の生徒会長をしております、葉月恋と申します!えっと……この度はスクールアイドルとしてラブライブ……ん?」
恋さんは横の椅子に置いたパソコンの画面を見て固まってる。
恋「〜〜〜〜〜〜///
なんですか!?これは!?」
かのん「恋ちゃんを見た人がメッセージをくれてるんだよ?
何か答えてみたら?」
恋「え!?
『可愛い』……『美人ですね』……『髪型ステキ』…!?
もう!!こんなこと勝手に始めないでください!!///」
彰人「お試しだよ、お試し。」
恋「すぐ切ってください!!///」
仕切り直して……
彰人「準備いいか〜?何言うかちゃんと決めたか?」
千砂都「大丈夫だよ!」
恋「最初からこうして準備をさせてくれればいいのです。」
かのん「はーい、じゃあ行くよ。」
恋「待ってください。
かのんさん、あなたは?映らないのですか?」
かのん「えっ、私は……撮影?」
恋「撮影?ズルいですよ、私達だけに押し付けて。」
可可「その通りデス!」
千砂都「うんうん。」
「ほら、かのんも映って。撮影は俺と彰人で何とかなるから。」
かのんを並ばせて、5人揃ったタイミングで俺と彰人は合図をだす。
「はい、3、2、1!どうぞ!」
5人「「「「「こんにちは!私達、結ヶ丘スクールアイドルです!」」」」」
彰人「んじゃ、まずは自己紹介から!」
かのん「えっ!?
わ、私達は、結ヶ丘でスクールアイドルの……恥ずかしいからやめよっか。」
恋「どの口が言うのですか!この口が言うのですかー!」
千砂都「映ってるよ!?」
「彰人、早く画面切り替えて!」
彰人「任セロリ。」
彰人は素早くパソコンで画面を切り替える。
『申し訳ございません、ただいま映像が乱れております。今暫くお待ちください。』
の文章を画面に出したはいいものの、音声だけは切れてなく……
千砂都「まる〜まる〜!」
すみれ「グソクムシ〜!」
彰人「だぁぁぁぁぁっ!!やかましいわお前らぁぁぁぁぁ!!」
「いいねいっぱい増えてるんだけど……。」
配信を終えて下校時刻になり……
彰人「……結局、なんも進んでねぇじゃねぇか。」
未だお怒りの彰人。
恋「そもそもの原因はあなたなんですよ。」
かのん「えぇ!?私?!」
可可「今日も動画だとか名前だとかで全然練習できてまセンし。」
千砂都「とりあえず、名前のことは置いといて、明日からは練習ちゃんとやらないと…。」
すみれ「で?歌はできたの?」
かのん「歌?」
恋「それもそうですね…かのんさん、詩を。」
かのん「??曲が先でしょ…?」
恋「??私は詩が出来たらと思ってましたけど……」
かのん「嘘……。私は曲が出来たらそれに合わせて書こうと……」
恋「えっ。」
かのん「えっ。」
全員「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」」」
「曲も進んでないのか……。」
……To be continued
すみません、今回から前後編に分けます。
その方が皆さんも読みやすいかなと思いまして。良ければXのDMか、感想でご意見いただけると光栄です。
使用楽曲:Argonavis『AAside』