Jump to the Super star!! 作:黒破リンク
奏視点──
次の日、千砂都主導で練習が始まった。
千砂都「しっかり前を見て!フラフラしない!
あと5秒!3、2、1!はい終わり!」
ラブライブ出場に向けて、かのん達の練習はハードになっていった。
その姿を見ながら、俺はグループ名を決めるためにパソコンと睨めっこしていた。
「名前……いい名前決まらないな…。」
ていうか、かのん歌詞作ってるのかな?
それすら分からないの、どうなってんだ……。
かのん「このグループと学校を代表するような曲っていうと、なかなか……。」
彰人「そんな難しく考えなくていいんじゃないか?」
可可「そうデス!この5人を見て感じたことをそのまま歌にすればいいのデスよ!」
かのん「じゃあ聞くけど、可可ちゃんはこの5人を見て何を感じる?」
可可「そうデスね……。それは…最強とか、最高とか…エクセレントとか……では無いかも知れません……。」
かのん「ほら〜。」
すみれ「そんなのギャラクシーに決まってるったら決まってるでしょ?」
千砂都「え〜、マルだと思うけどなぁ。
名前もまるまるサークルなんだし。」
恋「その名前は拒否されました。」
可可「じゃあ、なんだと言うんデスか〜!!」
恋「それは……。」
かのん「ほら、みんなだってそうでしょ?難しいんだよ。
この5人ってバラバラだし、最初からなにか目的を持って集まったわけでもないし…。」
彰人「まぁ、それはわかるけどなぁ……。」
「エントリー期限までもう時間ないんじゃないの?」
すみれ「まさか諦めるの?」
可可「そんなわけありマスか〜!!」
「はぁ……。しょうがないか。」
──缶詰にするしかない。
家主にちゃんと許可を貰って、かのんを缶詰状態にした。
「曲できるまで帰れないからね?」
その間に俺はグループ名と、ある大会のエントリーを考えて彰人と話し合う。
──かのん、中でなーんかやってんな?
千砂都「かのんちゃーん。歌は出来た?」
かのん「ちぃちゃん!?可可ちゃん!?」
俺たちはベッドで寝転がるかのんに詰め寄った。
すみれ「どうやら。」
恋「監視が必要なようですね。」
千砂都達がかのんを監視している間に、俺達はあるライブへのエントリーを話し合っていた。
彰人「ま、かのんのことはあいつらに任せて、俺たちはちょっと話し合おうぜ。」
「それでさ、どうする?このライブ。」
俺はスマホの画面を見せる。
その画面には、『ワイルド・バトルフェス』というライブのページがあり、それを彰人に見せた。
彰人「あいつらがラブライブに出るんだ、なにか規模のでかいライブに出てぇって思ってたとこだ。」
「じゃあ出よう。
今の俺達でどこまで行けるか、試そう。」
彰人「だな。」
次の日、俺達は集合場所に少し遅れてきた。
「ごめん、遅くなった──って、どうしたの皆。」
千砂都「特別すごい才能があるスターが集まっているって訳でもないし……。」
恋「普通の子が1つになって何か突破しようって感じもない…ですか。」
すみれ「ショービジネス的には致命的よね、それって。」
可可「スクールアイドル戦国時代と呼ばれる今、勝ち残れまセン……。」
かのん「そうかな?」
「かのん?」
かのん「……今日私、練習休む。」
彰人「急だな。」
かのん「なんかね、今聞いてて浮かびそうな気がしたの!」
「作詞?それともグループ名?」
かのん「分からないけど……でも、全ー部!」
「全部?!」
かのん「うん!この5人が何なのか、わかった気がした!」
千砂都「かのんちゃん!」
走るかのんに、千砂都が声をかけた。
千砂都「頼ってばかりで、ごめん。」
かのん「ううん。私の方こそ、時間かかってごめん!
でも、やっと見つかった気がする!」
「その顔は、大丈夫そうだね。」
彰人「んじゃ、俺達は練習と……しゃれこみますか。」
恋「しゃれ……?」
可可「まずはランニングから!着いてくるデス〜!!」
すみれ「すぐバテるくせに〜〜!!」
「……かのん達のチーム名決まった気がする。」
次の日、かのんが詩をみんなに見せている間に、俺はホワイトボードにある単語を書いた。
「みんな、昨日かのんと話してて、いいチーム名が決まったから、見て欲しいんだ。」
俺がホワイトボードの横に立って、ホワイトボードに注目を集める。
そこに書いたのは──
『Liella!』
恋「『Liella!』……?」
「そう。
フランス語で『結ぶ・繋ぐ』って意味の『lier』と、スペイン語で『内面的な輝き』を意味する『brillante』を掛け合わせてみたんだ。」
かのん「恋ちゃんのお母さんって学校を通して、1つに結ばれるって想いから『結ヶ丘』って名付けたでしょ?」
恋「えぇ…。」
かのん「私たちもそれと同じで、スクールアイドルを通して、色んな色の光で結ばれていくといいなって思ったんだ!」
「だから、スペイン語の『brillante』を組み合わせた。」
千砂都「光か〜!!」
かのんは窓を開けて、呟く。
かのん「赤だったり、青だったり、緑だったり。
繋がったり、結ばれていく中で、私達自身、想像しないような、色んな色の光になっていく。それはまだ、何色でもない、私たちだからできること。
──始まったばかりのこの学校だからできること。」
千砂都「私たちだから…!」
すみれ「悪くないんじゃない?『Liella!』」
恋「『Liella!』…!」
千砂都「『Liella!』…!」
可可「『Liella!』…!!」
かのん「『Liella!』…!」
みんなの後ろで、俺と彰人は話していた。
彰人「いいグループになりそうだな。『Liella!』。」
「だね。
これで安心かな。」
可可「さぁ!!そうと決まれバ!!」
可可さんがまた屋上に行って、またなんか横断幕を降ろした。
──いつの間に作ったの?
可可「結ヶ丘スクールアイドル!Liella!デース!!」
すみれ「だから大きすぎるって言うのっ!」
千砂都「このくらいでいいよ!どんどん有名になっていかなきゃだし!」
恋「勝たなきゃいけませんね!」
かのん「うん!」
彰人「んじゃ、俺達も頑張りますか〜!!」
「だね。
……Liella!とBAD SOUL。お互い高めあっていこう!!」
俺達も、かのん達に続いて屋上で合流した。
昨日開いていた『ワイルド・バトルフェス』のエントリーページに項目を記入した。
「魅せよう、彰人。──BAD SOULの挑戦を。」
彰人「だなっ!!」
可可さんも同タイミングでラブライブにエントリーしたようだ。
可可「それでは皆さん!エントリーしマスよ!!
私達の名は──」
5人「「「「「『Liella!』!!」」」」」
……To be continued
感想、評価、お気に入り登録よろしくお願いします!