Jump to the Super star!!   作:黒破リンク

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すみれとの衝突の果てに、ラブライブ予選に出場したLiella!、同じくワイルド・バトルフェスの予選に出たBAD SOUL。

果たして結ヶ丘スクールアイドル部のメンバー達は、予選通過出来るのか──


第11話#1

奏視点──

 

Liella!はラブライブの、俺たち2人はワイルド・バトルフェスの結果を見るためにパソコンとにらめっこしていた。

 

Liella!一同「「「「「うぅぅぅぅ…!!」」」」」

 

恋「神様……!!」

 

すみれ「どうなのったらどうなの…!!」

 

千砂都「12時になったよ。」

 

恋「いよいよ発表……!!」

 

可可「大丈夫、皆頑張ったデスし!」

 

かのん「じゃあ行くよ…!!地区予選通過は8組…!!」

 

パソコンをスクロールするかのん。

俺達は隣でもう1台のパソコンで結果を見ていく。

 

かのん「エントリーNo.1番 Sunny Passion。」

 

可可「デスよね。」

 

千砂都「当然だよ。」

 

かのん「さて……!!」

 

彰人「あ、俺達予選通った。」

 

「ホントだ。」

 

すみれ「あんた達ノリが軽いわね!?

もっとこういいリアクションないの!?」

 

彰人「いや、別に……。」

 

「まぁ内心……彰人いるんだし、通るだろうな…としか。」

 

すみれ「あんた達、別の意味ですごいわ…。」

 

かのん「そして、エントリーNo.21 ネオンミュータントガールズ……エントリーNo.62 浅草スカイラブリー、エントリーNo.70 神楽坂ダッシュ組……エントリーNo.……!!」

 

一同「「「こい……!!」」」

 

すみれ「あれ?」

 

すみれさんの声に気づいて俺達はかのんのパソコンを見る。

 

「画面、固まってるね。」

 

すみれ「もったいぶらないでったらぶらないで〜〜!!」

 

可可「も〜!!動け動け〜!!」

 

彰人「まぁ、みんなが同時に接続してるからだろうな。

スマホで見てみろよ。」

 

そんな時、かのんの携帯にメッセージがきた。

画面を見てみると──

 

「『おめでとう』……?」

 

かのん「ってことは……!!」

 

彰人「あ、動いた。」

 

スクロールすると、予選通過のリストにLiella!の名前と写真が映っていた。

 

5人「「「「「やったー!!!」」」」」

 

教室では、俺達とLiella!の話題で持ち切りになっていた。

すみれさんのファンが増えたことや、スクールアイドル部はこの学校の希望、だとか言われて、俺は嬉しくなった。

──俺の歌、ちゃんと届いてるんだ。

 

理事長『スクールアイドル部の皆さんにお伝えします。

スクールアイドル部の部員は放課後、理事長室に来てください。繰り返します。スクールアイドル部の部員は放課後、理事長室に来てください。』

 

彰人「もしかして……表彰か?」

 

「さぁ?」

 

恋「はっ!!」

 

恋さん??

 

恋「私のせいです……。」

 

かのん「恋ちゃん……。」

 

すみれ「恋が?何したの?」

 

恋「実は……この前部室に入ったら、パソコンが点いていまして……興味本位でつい……。」

 

禁断のセカイ……?

あ、最近なんかよく広告で見るわ。あんまり覚えてないけど。

 

恋「生徒会長ともあろう者が、あんなものを……。あぁ、失格です停学です退学です、私の人生終わりました──」

 

「いやいや、流石にそんなのバレてないでしょ…。」

 

俺達は理事長室に向かい、ノックをした。

 

理事長「はい。」

 

かのん「失礼します…。」

 

理事長「どうぞ?

──どうしたの?なにか悪いものでも食べた?」

 

彰人「いえ……。

ただ……。」

 

恋「申し訳ありません!私葉月恋、生徒会長ともあろう者が、興味本位であのようなものを見てしまいまして──」

 

理事長「何……言ってるの?」

 

………。

そりゃそうなるよ。理事長困っちゃってるよ。

 

恋「え?」

 

理事長「来てもらったのは、これが来たからです。

澁谷さんと嵐さんと、出雲さんの母校の小学校から、あなた達に歌って欲しいって依頼。」

 

かのん「私達の…?」

 

理事長「えぇ、母校の卒業生が始めたスクールアイドルの歌を生徒に聞かせたいって。」

 

恋「そういうことでしたか〜。」

 

可可「スバラシイデス!是非参りましょう!」

 

理事長「じゃあ、OKって事でいい?」

 

俺達の母校……。

かのんが歌えなくなった……あの舞台の場所……。

 

かのん「えっ……?」

 

理事長「ん?どうかした?」

 

かのん「……いえ、とても素敵なお話だと思います!」

 

千砂都「……。」

 

練習の時間のとき、俺はあの時の事を思い出していた。

合唱部の発表会の出番の際、みんなが緊張していた時。

 

かのん『大丈夫!歌は怖くない!楽しいものだよ!みんなが頑張って練習して来られたのは歌うことが楽しかったからでしょ?』

 

『だね!その気持ちで歌っていれば、きっと伝わる!

この楽しい気持ちが、世界中の沢山の人達に!!』

 

2人『『だから歌おう!!楽しく!!』』

 

舞台に立った時、かのんは歌えなかった。

あがり症が出て、かのんは舞台上で倒れた──あの時。

 

彰人「……。」

 

練習を終えて、千砂都と彰人はバイトに向かっていった。

俺達はそれを見送り、部室で話をしていた。

 

恋「練習後なのに、大変ですね…。」

 

可可「でも、楽しんでるみたいデスから。」

 

そんな時、俺とかのん以外の皆の携帯が鳴った。

 

かのん「どうしたの?」

 

可可「な、なんでもありまセン!」

 

すると、皆突然着替え始めて部室から出て行ってしまった。

 

可可「お先デ〜ス!!」

 

恋「さよなら〜!!」

 

すみれ「グッバーイ!!」

 

「……?なんだろ。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

彰人視点──

 

恋「それで、話というのはなんなのですか?」

 

俺と千砂都で恋達をたこ焼き屋の前に呼び寄せて、話をしていた。

 

すみれ「しかもかのんと奏には秘密なんて、千砂都と彰人らしくもない。」

 

千砂都「……うん。」

 

可可「小学校の事デスよね?」

 

俺達は千砂都から昔の話を聞いた。

 

恋「倒れた?」

 

千砂都「うん。それが、かのんちゃんが歌えなくなった最初の事件で…。」

 

すみれ「なるほどね、そのステージに立ったら、またぶり返すんじゃないかって事?」

 

千砂都「大丈夫だとは思うんだけど……。」

 

可可「そうデスよ!かのんは可可とステージに立って歌いまシタ!

あの時から一度だって歌えなくなった事はありまセン!」

 

恋「むしろ、率先して歌っていると言うか……。」

 

千砂都「うん。それは分かってるんだけど……。

ただ……かのんちゃんも奏も、凄く繊細な所…あるから。」

 

すみれ「でもさ、それで歌えなくなっちゃう様だったら、ラブライブで歌っていくことなんてできないんじゃない?」

 

可可「同意するのは気に入りませんが、すみれの言う通りです。」

 

千砂都「だよね。」

 

恋「では、1度下見に行ってみるのはどうでしょうか?

そこでかのんさんの反応を見てみる、と言うのは。」

 

千砂都「下見か……。」

 

次の日、俺達はかのん達の母校の小学校に足を運んでいた。

 

教師「わざわざ来てくれるなんて、ありがとうね。」

 

千砂都「家も近いので。」

 

教師「スクールアイドルって言うの?この学校の生徒でも、憧れている子は結構いてね。」

 

かのん「本当ですか!?」

 

千砂都「嬉しい!」

 

奏「良かったね、2人とも。」

 

ある教室の前で止まった俺達。

案内してくれていた先生がドアを開けると、かのん達3人は声を出した。

 

2人「「わぁぁ〜!!」」

 

奏「あの頃から変わってない…俺達3人がいた教室だ。」

 

すみれ「机ちっさ!?」

 

恋「小学生ってこんなに小さかったんですね。」

 

「言われて見りゃたしかにちっせぇ…。」

 

かのんが中に入ると、黒板の前で止まった。

 

かのん「ちぃちゃん、いつもここでダンスしてたよね〜!!」

 

奏「確かに!いつも俺達の隣で踊ってたね!」

 

千砂都「2人こそ、いつも歌ってたよ?」

 

かのん「そうだっけ!」

 

案内してくれる先生が先に進んだのを見て、俺達も歩き始めた。

 

奏「行こう、かのん。」

 

かのん「うん。」

 

最後に案内されたのは、かなり広い講堂だった。

デカ……。

 

教師「当日は、この講堂のステージで歌ってもらうことになります。」

 

彰人「思ってたより広いな……。」

 

可可「当たり前デス!生徒みんな集まるのデスから!」

 

奏達3人が、俺達の前で止まった。

──あの時のこと、思い出してるんだよな。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

奏視点──

 

講堂に案内された俺達は、講堂のステージ見て思い出した。

かのんと俺の、苦い思い出の場所。

 

千砂都「かのんちゃん、奏。」

 

「ん?」

 

千砂都「ちょっとステージ、上がってみる?」

 

そうして、千砂都とかのんと一緒に、あのステージの舞台裏に来た。

 

かのん「ここ……!!」

 

ワールドマップ……まだあったんだ。

 

かのん『大丈夫!歌は怖くない!楽しいものだよ!みんなが頑張って練習して来られたのは歌うことが楽しかったからでしょ?』

 

『だね!その気持ちで歌っていれば、きっと伝わる!

この楽しい気持ちが、世界中の沢山の人達に!!』

 

2人『『だから歌おう!!楽しく!!』』

 

「あの時、ここの前でみんなに楽しく歌おうって、俺とかのんで言ってたっけ。」

 

かのん「うん。今でも覚えてるよ、あの時のこと。

手を繋いで、楽しく歌おう!!って言ったこと。」

 

それから、ステージの上に俺たちは立った。

 

千砂都「かのんちゃん、ちょっとだけ歌ってみせてよ!」

 

かのん「え?」

 

恋「練習です、せっかく来たことですし、しておいた方が良いでしょう?」

 

かのん「うん。」

 

かのんはそうして前を向いて……

 

かのん「……ごめん、ちょっと待って。」

 

不安そうなかのんの背中を見て、俺達はかのんの手を握った。

 

かのん「ちぃちゃん、奏くん…。」

 

「心は1つ、だよ。」

 

かのん「みんな……!!」

 

俺達は手を繋いで、歌声を響かせた。

声も出る。俺達の歌はここにもちゃんと響くんだ!!

 

……To be continued

 




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P.S:Liella!の絆を信じてる。貴女が元気に戻ってくるのを待ってるよ。
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