Jump to the Super star!! 作:黒破リンク
奏視点──
「おはよう。姉さん。」
瑞希「おはよう奏!
今日はいよいよ東京大会だね!」
「うん。
でも、ちょっと早く起きすぎた。」
瑞希「ま、健康にいい範囲だしいいでしょ。
ご飯あるよ。」
「ありがとう。
……あ、雪降ってる。」
瑞希「ホワイトクリスマスってやつね。
いいんじゃない?」
「みんなも、この雪景色を見てるのかな。」
瑞希「頑張りなよ、奏。」
「うん。
いつもありがとう、姉さん。」
俺は朝ごはんを食べて学校に向かった。
道中で彰人に出会って、一緒に登校することにした。
彰人「よ、奏。
いよいよ東京大会だな。」
「あぁ。俺達の全力をぶつけにいこう。」
彰人「……あのさ。
ライブ終わったら、俺と千砂都、奏とかのんでダブルデートしねぇか?」
「いきなりだね。」
彰人「だってクリスマスだぜ?デートしなきゃ損だろ。」
「……まぁ、いいんじゃない?
後で2人に相談しなきゃね。」
学校に着いて、俺達は屋上に向かっていた。
屋上に着いて、俺達は準備運動をしながらステージの進捗の話になっていた。
かのん「ステージ進んでるのかな?」
恋「どうでしょう?」
可可「楽しみデス!」
すみれ「誰か状況知らないのー!?」
千砂都「驚かせたいから夜まで待ってって。
できたら呼びに行くからって。」
すみれ「手伝った方がいいんじゃない?」
可可「同意デス!」
恋「この雪ですしね…。体調を優先して、練習も早めに切り上げましょう。」
かのん「じゃあ、一通り振り付けをおさらいしたら、手伝いに行こうよ!」
彰人「だな。」
Liella!は新曲の振り付けと歌を、俺達は曲の通しを済ませて体育館に向かった。
「……あれ?」
かのん「ステージがないぃぃぃぃ!!
うぅ、酷いよ、酷すぎる、こんな仕打ち!」
ヤエ「かのんちゃん!」
かのん「あんまりなんじゃない???」
ヤエ「違うの!すごくいいステージができそうだよ!
ここよりもっと素敵な場所!!」
夜になって、ナナミさん達に案内された場所に着くと、そこにはみんながロウソクを手に並んでいた。
かのん「これって……!!」
ナナミ「この道を進めば!」
ヤエ「かのんちゃん達のステージが待ってる!」
ココノ「結ヶ丘の皆で用意した、最高のステージが!」
なやこトリオ「「「頑張れ、Liella!、頑張れ、BAD SOUL!」」」
生徒A「恋ちゃーん!!」
生徒B「千砂都ちゃーん!!」
生徒C「すみれちゃーん!」
生徒D「可可ちゃーん!」
生徒E「かのんちゃーん!」
生徒F「奏!!」
生徒G「彰人!!」
生徒全員「「「がんばれー!!」」」
「行こう!!」
俺達はみんなの作った花道を走る。
その先には、皆が作ってくれた、最高のステージがあった。
彰人「すっげぇな……これ。」
ココノ「学校の皆で、街の人に頼み込んだの。
そしたら、この時間だけ自由に使っていいって。」
「ここでライブが出来る……!!」
ナナミ「うん!街の人も協力してくれたんだ!」
ヤエ「私たちだからできる、私たちにしかできないステージ!!」
ココノ「さぁ、見せて!
Liella!5人と、BAD SOUL2人の、最高のライブを!」
かのん「うん!」
まずは……Liella!の番。
頑張れ、Liella!。
かのん「皆さん、はじめまして!
私たちは、結ヶ丘高等学校スクールアイドル!」
5人「「「「「Liella!です!!」」」」」
かのん「このステージに立って、この景色を見て、私は胸を張って言えます!
結ヶ丘の生徒になれて良かったって!この学校が1番だって!!
私たちの歌を、聴いてください!!」
そうして、皆の歌が始まった。
かのん「ちいさく瞬いた 胸の奥でまた
叶えにいこうよって憧れが騒ぐ」
可可「いそいで駆け出した
なんでもできるさ 出会いがくれた」
かのん/可可「「大きな勇気」」
すみれ「始まりは君から」
千砂都「でも次は僕から」
恋「晴れわたる未来を」
千砂都/すみれ/恋「「「創るよ」」」
全員「「「「「どこまでも走る Looking for light
いま動き始めた僕らの物語」」」」」
すみれ/恋「「どんな奇跡だって」」
可可/千砂都「「起こすのさ」」
全員「「「「「キラキラ大空に舞い散る夢」」」」」
可可/すみれ「「かき集めて」」
千砂都/恋「「ひとつひとつ」」
全員「「「「「叶えてゆこう」」」」」
千砂都「信じる気持ちが揺らぐときは」
恋「想いを歌にして伝えよう」
すみれ「涙は一番うれしい日に」
可可「とっておく」
全員「「「「「そう決めたんだから」」」」」
かのん「Looking for light いま動き始めた僕らの物語
どんな奇跡だって」
全員「「「「「起こすのさ
キラキラ大空に舞い散る夢」」」」」
千砂都/恋「「かき集めて」」
可可/すみれ「「ひとつひとつ」」
全員「「「「「叶えてゆこう」」」」」
かのん「君と煌めきを」
全員「「「「「描くよ ずっと」」」」」
5人のライブが終わった。
──次は、俺達の番。
俺達はギターを構えた。
「光の中で闇が生まれて 大きく秤を崩してしまう時」
彰人「闇夜に叫び地を這う者たち 街は切り裂かれ絆は絶たれる」
「ゼロになる覚悟はあるか」
彰人「使命を選んだ戦士たち」
「避けては通れぬ戦いへ 光を帯びて」
2人「「前へ 前へ 前へ」」
「進め 僕らのヒーロー
朝日に祈り 暁に誓う 平和の鐘を」
2人「「鳴らせヒーロー
僕らはあなたから本当の勇気を知る」」
「称えよ our hero」
彰人「称えよ our hero」
ライブを終え、俺達は結果を見ていた。
……Liella!は2位。1位は、Sunny Passionのお2人だった。
司会『コングラッチュレーション!全国大会に出場する東京地区の代表は!!
Sunny Passionです!!
そしてぇ!!ワイルド・バトルフェス東京地区の代表は!!』
……俺達の順位は…!!
司会『BAD SOULの2人です!!』
俺達……勝ったのか……!!
彰人「勝った……!?」
すみれ「もう!なんなのったらなんなのよ!!」
かのん「……。」
ナナミ「かのんちゃん…。」
かのん「……ダメだった。ごめん。」
ナナミ「ううん。
ありがとう、最高のステージだったよ。」
ココノ「私……すごく誇らしくて、感動した!」
ヤエ「ごめんね……勝たせてあげられなくて……!!」
生徒A「みんな…すぐ片付けないと……。」
ナナミ「あ、そっか…。」
ココノ「街の人にお礼を言わないと…!」
みんながステージを片付けている間、Liella!の皆が俺達の手を握った。
恋「私たちの思いを、繋いでいってください。」
千砂都「頑張って、2人とも。」
すみれ「……あんた達、勝たなきゃ許さないから。」
可可「可可達は全国大会に行けませんが…応援しています。」
かのん「2人ならきっと……優勝できるよ。」
Liella!「「「「「頑張れ!!」」」」」
俺達は、Liella!のみんなの想いを受け取った。
かのん「……そっか、そういうことだったんだ……!」
千砂都「かのんちゃん…?」
かのん「ちぃちゃん、私、悔しい…!!
せっかく皆が協力してくれたのに……何もお返し出来なかった……!!皆が協力してくれたのに、何も返せずおしまいになっちゃった!!!」
可可「かのん……。」
すみれ「また、全力で挑みましょう。」
恋「そうです…。」
かのん「……勝ちたい。
私、勝ちたい!!勝って、ここにいる皆を笑顔にしたい!!『やった』って、皆で喜びたい!!私達の歌で、Liella!の歌で!!結ヶ丘の歌で優勝したい!!
…いや……優勝しよう!!!」
すみれ「当たり前でしょう…!!」
可可「Liella!はこんなところで終わりまセン……!!」
千砂都「私は最初からそのつもり…!!」
恋「結ヶ丘は1番の学校です……!!」
「皆の分、ちゃんと受け取って、必ず優勝してみせる!!」
彰人「結ヶ丘の歌が、世界に届くように!!」
俺達は全員の指で星を作って……
かのん「結ヶ丘高等学校スクールアイドル!!Liella!BAD SOUL!!
これから、もっともっとたくさんの人に歌を届けよう!!」
かのん/奏「「Song for me!Song for you!」」
全員「「「「「「「Song for All!!」」」」」」」
それから──
千砂都「さぁ!練習始めるよ!!」
恋「お願いします!!」
すみれ「私について来られるかしら?」
可可「グソクムシがよく言うデス!」
すみれ「じゃかましぃ!!」
彰人「やっぱお前らはこうじゃなきゃな!!」
屋上で皆の声が響く。
「皆の分まで、絶対に勝つよ。」
かのん「お願い、奏くん。」
かのんはそっと、俺の背中に触れた。
「うん。」
俺は、ふと思い立って、勢いよく屋上に飛び出した。
手にはハサミを持って。
彰人「ちょ、奏!?」
恋「何をするおつもりで!?」
「これが俺の……覚悟だ!!」
俺は束ねた後ろ髪を、バッサリ切り落とした。
いつまでも、今の自分に囚われる訳には……いかない!!
「さぁ!!ここからは出雲奏……『SOUL』のNEWSTAGEだ!!」
……To be continued
物語は、2期へ──
使用楽曲:藤巻亮太『Heroes』、Liella!『Starlight Prologue』