Jump to the Super star!! 作:黒破リンク
Liella!に夏美が加わり、9人体制となったLiella!。
夏美も新たな夢をみつけ、前へ進むことになった!
奏視点──
かのんの家──
可可「ついに……ついに……!!
ラブライブの詳細が発表になりましタ〜〜!!」
俺たちスクールアイドル部は、かのんの家で、ラブライブとワイルドバトルフェスの話をするために集まっていた。
彰人「ワイルド・バトルフェスの詳細も同時発表、中々粋な計らいじゃねぇか。」
電気も付けずに話してた時、突然すみれさんが電気をつけた。
すみれ「何やってんのよ。
てか、なんなのこれは!」
電気をつけたすみれさんの頭には、メロンとパンダが合わさった被り物をつけていた。
四季「お土産。」
夏美「メロン好きって聞いたんですの!」
メイ「にしても、こんな喫茶店貸し切りにできるなんて!」
かのん「私の家だからっ。」
千砂都「ちなみに、この子がマンマルだよ!」
四季「丸い…。」
すみれ「わざわざ貸し切らなくても…。」
夏美「そうですの!マニーがもったいないですの!」
かのん「相変わらずだね…。」
夏美「当然ですの、スクールアイドルを夢と定めた以上、私のマニーと、インフルエンサーの知識を総動員して……このスクールアイドル部を全力サポートしますの!」
「嬉しいような…。」
零「ちょっと怖いような…。」
賢汰「ま、お手柔らかにな?」
可可「そんなコトより、ラブライブデスよ!ラブライブ!!」
すみれ「発表でしょ?去年もやったんだし、今年もやるわよ。」
可可「そういう心構えだからすみれはダメなのデス。」
かのん「それで、今年の大会の内容は?」
かのんがカウンターから可可さんに問いかけた。
俺はかのんの隣でみんなへの飲み物作りを手伝いつつ話を聞いていた。
可可「そうでシタ!
──それでは、ここで大会の詳細を……!」
可可さんが1人盛り上がっているのを横目に、皆はすみれさんのスマホで詳細を見ていた。
……これでいいのか…?
すみれ「なになに?今年の予選はリモートで開催…。歌は全て自由…。」
可可「わぁ〜〜〜!!先に言ってはダメデス〜〜!!」
彰人「ワイルド・バトルフェスも同じく、リモート予選で、楽曲は自由…か。」
「つまり、去年みたいな曲の課題はなしってことか。」
賢汰「予選をリモートで開いて、東京大会に進出するチームを一気に絞り込む…。」
零「それだけ、ラブライブもワイルド・バトルフェスの予選突破のハードルも相応に上がってる…ってことっすよね。」
かのん「ただ自分たちのやりたい曲で、勝負はできる。」
可可「もう、可可が話そうと思ってたこと、全部話されてしまったデス。」
可可さん……まだ拗ねてる…。
すみれ「んで、曲はどうするの?」
次の日、俺達は音楽科の練習室内で話をしながら楽器のチューニングをしていた。
彰人「今回の曲……誰が作る?
いつも通り奏が作詞、俺が作曲でやる感じでいいか?」
彰人が提案した時、すぐして賢汰くんが答えた。
賢汰「……俺に作らせてください。」
零「賢汰!?」
賢汰「最近、奏先輩に作詞作曲を教えてもらってますから。
……既に何曲に作ってますし。この間先輩達と歌った『陽のさす向こうへ』も教えてもらってから自分で作った曲です。」
彰人「そうか。じゃあ賢汰に任せていいか?」
賢汰「はい。」
「一応俺も賢汰くんのサポートするよ。
編曲出来るやつがついていた方がいいだろ?」
彰人「わかった。じゃあ賢汰が作詞作曲、奏が編曲でよろしく。」
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彰人視点──
昼休みになり、俺は零と合流した。飯を食う場所を探しながら、話題は昨日の話になっていた。
零「そういや、恋先輩、昨日喫茶店来なかったっすね?生徒会も忙しいと聞いてますし、心配っすね。」
「……未だに生徒会も1人だし働きすぎなんじゃねぇのか?
さっきの練習中、恋の様子がおかしいって千砂都から連絡あったし。」
零「それは心配ですね……。」
話してる最中、俺達は恋を目撃していた。
……ん?あいつ何してんだ?
「ん?恋のやつ何してんだ?」
零「行ってみましょう!!」
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奏視点──
俺は昼休みにかのんから連絡を受けて理事長室にいた。
練習中、恋さんの様子がおかしかったらしく、理事長は何か知らないかと思ったらしく、俺も一緒に向かっていた。
理事長「オーバーワーク?」
かのん「はい。」
理事長「だからそろそろ書記や会計も入れて、生徒会をちゃんと作った方がいいと忠告したのに……。
あの子、まだ生徒も少ないからってずっと一人で……。」
理事長から話を聞き、俺達は理事長室を後にした。
2人「「失礼しました。」」
理事長室を出てすぐ、俺達の元へ恋さんが駆け寄ってきた。
恋「かのんさん!奏さん!
すみません、気づいたらこんな時間で……。」
かのん「ううん!
それより恋ちゃん、忙しそうだね…。」
恋「いえ!心配ご無用です!
あ、ラブライブとワイルド・バトルフェス……発表になったんですよね…!」
かのん「うん。だから曲作りを始めたいなって。」
放課後になってからは、俺は彰人と共にLiella!の練習を見ようと屋上に向かおうとしていた時だった。
「ごめん彰人。教室にパソコン置きっぱなしにしてきちゃった。先向かってて!」
彰人「おう!気ぃつけろよ〜!」
俺は急いでパソコンを取りに戻り、いざ向かおうとした時。
ピアノの音を耳にして、俺は音楽室に向かった。
「あれ?メイちゃんどうしたの?」
メイ「あ、奏先輩。
いや、ピアノの音耳にしてこっちに来たんです。」
「って……中にいるの恋さんだよね?」
メイ「ですね。何やってるんだ……?」
俺達はこっそり中に入って、様子を見に行った。
恋「行ける…行ける…!くぅ…そこ…!!よしよし、このまま……!!うぅ……!
……はぁ…またしても……。」
「なにしてるの?」
恋「はい、『深淵の王 フニロード』です…。ここが全く進めなくて……」
メイ「はぁ?」
恋「……!?メイさん…奏さん…!?」
恋さん、どうやら俺達に気づいたらしくて……。
メイ/奏「「あ、あはは…。」」
恋「お願いします!誰にも言わないでください!この事は誰にも……!!」
メイ「い、いやちょっと…!!」
恋「そうだ、メイさん、スクールアイドルが好きなのですよね!わかりました、今すぐSunny Passionさんに連絡して一緒に写真の手配を……」
メイ「いやちょっと……!!」
恋「違うというのですか〜〜!!
はっ、わかりました、カルボナーラパンですね。購買に行ってまいります。」
「ちょっと待って!待ってってば!!何があったの?」
事情を聞くために恋さんと向かった先は……まさかの恋さんの家で。
テーブルには大量のゲーム機やらゲーミングチェアならモニター等が置かれていた。
「なにこれ…!?」
メイ「嘘だろ…!?」
恋「まさかこんなことになるとは…。」
メイ「こんなゲームマニアだったのか…。」
恋「いえ、元を辿ればこの前───」
どうやら、この前可可さんの家でゲームをした時相当楽しかったようで、サヤさんに話をしてゲーム機を手配してもらってからと言うもの、めちゃくちゃハマってしまったらしく、遅くまでやっていたら、恋さんのお父さんがゲーム機を色々手配し出して──
気づいたらめちゃくちゃゲーム機が届いて、どんどんのめり込んで……っていうことらしい。
メイ「だからってやりすぎだろ。」
恋「お父様から送られてくるゲームが、どれもこれもとても面白く……。
そう、それなんかも!」
あれ、メイちゃんもゲームし始めちゃったよ……。
てか、ゲーム機ってこんな回ったりするやつあったっけ…?
「それで、毎日充実したゲームライフを送ってるうちに寝不足になったってわけね……。」
恋「はい…。
……あの…これを、預かっていただけませんか?」
恋さんが差し出したのは部屋の鍵。それをメイちゃんに託そうとしていた…。
メイ「はい?」
恋「この部屋の鍵です、作曲が終わるまででいいのです…。ゲームがなければ、作業に集中と思うので…。」
メイ「私が?かのん先輩にでも持って貰えばいいだろ…。」
恋「そういう訳にはいかないのです…仮にも私は生徒会長…この学校をまとめる存在でなければいけません……こんなことがバレた日には……」
かのん『生徒会長がゲームに夢中の学校が?』
可可『ラブライブで勝てるわけないデス……。』
すみれ『ガッカリだわ…。』
千砂都『丸……じゃない。』
彰人『もう終わりだな…?』
かのん『恋ちゃん……嫌い。』
恋「あぁ〜〜!!!スクールアイドル部は終わりですぅぅぅ!!」
メイ「なんか千砂都先輩だけキャラ違う気がするけど。」
千砂都の解像度低くないか……?
恋「お願いします!ゲームさえ視界に入らなければ今までの私に戻れるのです!」
メイ「わかったよ…。」
そう渡すのかと思いきや、恋がおもむろに呟き出した…。
恋「でも…あと1時間…いや半日…明日…とかでも…。」
「あのねぇ……。」
こりゃあ重症だなぁ……。
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賢汰視点──
俺は朝早くに来て、ワイルド・バトルフェスに向けた曲作りを教室でしていると、メイさんが鍵を持って嘆いていた。
メイ「困ったなぁ…。」
きな子「ん?なんすかその鍵?」
零「部室の鍵…じゃないよな?」
メイ「な、なんでもない!」
きな子「今日は恋先輩、元気っすかね…。」
メイ「まぁ、見守るしかないんじゃないのか?恋先輩なら何とかするって!」
零「だといいけど…。」
「って言っても、恋先輩にも限界はあるだろうしな。」
四季「メイ、なにか隠してる。」
メイ「か、隠してなんか…!」
四季「本当に?」
四季さんは発明品でメイさんを見つめていた
いや、何してんだ…。
メイ「やめろ〜〜!!!」
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放課後、俺は奏先輩に曲作りを見てもらっていた。
奏「いい感じだね、賢汰くん。」
「ありがとうございます。」
奏「ちょっと休憩しよっか。」
「そうですね。
かなり長い間やってましたし。」
奏「ちょっとだけ聞いてほしい曲があってさ。
……昔、かのんと作った曲なんだけどね。今もたまに歌うんだ。」
奏先輩はそのままギターを取り出して軽く音を鳴らした。
奏「果てしなく続くこの道に ひとつだけ決めたことがある
未来変えたいのなら 今を変えればいいだけとキミは歌うように言うけれど 踏みだせなかったね
いつかあの
明日に向かって歌う my song 負けないでとささやく your heart
こぼれおちた夢のひとしずくが“終わらない”と告げている
めくるめく季節ぬけだして泣きじゃくるキミを見つめてた今はまだ届かなくたって 終わらない音楽(キズナ) 奏でよう
走り始めたばかりのキミに──」
奏先輩は歌い終えるとギターを引くのを止め、俺にふたたび顔を向けた。
奏「どうかな?」
「やっぱり、奏先輩はすごいです。
──俺じゃあ、こんな歌詞は作れない。」
奏「ううん。そんなことないよ。
今作ってる曲、夏美ちゃんの事を想って作ったんでしょ?」
奏先輩はそう笑いながらとんでもないことを言い始めた。
……たしかにこの詩は夏美のことを想って作ったけど、まさか先輩からそんなことを言われるとは…。
「なっ、ちょっ、先輩っ!?///」
奏「歌詞を見て、思ったんだ。
──大切な誰かに届いて欲しい、自分が誰かの背中を押して、前を向いて貰えるような、そんな歌詞。」
夏美とこの学校で再会して、その時にふと思ったことを書いた歌詞。
それが大切なライブの曲として、昇華される。
「……奏先輩。
この曲、先輩にギターをやって欲しいです。」
奏「……!?突然だね。」
「この曲は、先輩が歌う曲。
──だからこそ、先輩がメインで引っ張って欲しいんです。」
奏「いいよ。
だけどその代わり、この曲は俺と2人で歌おう。」
「俺と先輩で…ですか?」
奏「うん。
この曲は誰かの背中を押して、前を向いて歩くきっかけになる曲だと信じてる。だからこそ、この曲を1番理解してる賢汰くんと一緒に歌いたい。
……俺、前からずっと思ってたんだ。賢汰くんの作る曲は、賢汰くんの心の叫びなんじゃないかって。」
「心の……叫び……。」
奏「今までほとんど1人で生きてきて、沢山辛い思いをしてきたと思う。
賢汰くんの歌詞には、そんな気持ちが乗ってると思うんだ。」
「……そうなんですかね。自分じゃ、とてもわかんないです。」
奏「うん。
──少なくとも、俺はそう思ってるよ。」
そんな話をしつつ、俺は奏先輩と一緒に曲を完成させた。
奏「うん、これでいいと思う。」
「すみません、長い間付き合わせてしまって。」
奏「ううん。平気だよ。」
「そういえば先輩、この間皆口を揃えて恋先輩の様子がおかしいって言ってましたけど、どうだったんですか?」
奏「ん?あぁ……あれね……。
ただのオーバーワークだってさ。」
「本当ですか?
今日の朝、メイさんがなんか鍵持って嘆いてましたけど。」
奏「……うん。本当に何もないみたい。ただの働きすぎだって、理事長も本人も言ってたし。」
それならいいんですけど、なんかメイさんも奏先輩も、何か歯切れが悪いな…。
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彰人視点──
掲示板を見て、何か神妙な顔をしているかのんを見かけた俺は、千砂都と共にかのんへ話しかけにいった。
「かのん、そんな顔してどうしたんだ?」
千砂都「もしかして、恋ちゃんのこと?」
かのん「うん。
1年生が入ってきてから生徒会の仕事、絶対増えてるよね。」
千砂都「今年は他に立候補者もいないから、恋ちゃんが会長のままだし、私達に手伝えることがあればいいんだけど……。」
かのん「ちぃちゃんは部長、頑張ってるじゃない。」
「ま、気になるよな。」
かのん「去年、生徒会長選挙の時、結局私候補しなかったし……なにか力になれないかな。」
千砂都「じゃあ、やってみたら?」
かのん「私なんて──」
千砂都「私も、部長にチャレンジしたよ?
『自分ができないって思い込んでるだけ。』かのんちゃんの言葉だよ。」
「あぁ。今のかのんなら出来る。
……奏なら、きっとそう言うぜ?」
……To be continued
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使用楽曲:Poppin'party『走り始めたばかりの君に(Popipa Acoustic ver.)』