Jump to the Super star!!   作:黒破リンク

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留学は中止となり、結ヶ丘に残ることになったかのんと奏。

感動的な別れをした後で戻りづらい2人を他所に、マルガレーテと冬弥は新スクールアイドル部を設立してLiella!とBAD SOULに宣戦布告を行なう。

……新スクールアイドル部vsスクールアイドル部……
2つの部の戦いの火蓋が、密かに切られた瞬間だった。


第1話#2

奏視点───

 

「……彰人、突然電話してごめん。」

 

彰人「どうした?」

 

「俺、今、日本にいるんだ。」

 

彰人「は……?どういうことだ!?」

 

「……えっとね、留学が延期になってさ。それで結ヶ丘に残ることになってさ。それで、日本にいる。」

 

彰人「そうか…。

このこと、まだ誰にも言ってないのか?」

 

「うん。まだ彰人以外には言ってない。」

 

彰人「……わかった。」

 

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冬弥視点──

 

マルガレーテ「スクールアイドル部です。」

 

「よろしくお願いします。」

 

俺とマルガレーテは新スクールアイドル部のビラ配りをしていた。

 

「新スクールアイドル部です。よろしくお願いします。」

 

マルガレーテ「……?」

 

恋「あの。」

 

「マルガレーテ「……何?」

 

恋「やはり、私達と一緒にラブライブとワイルド・バトル・フェスを目指す、と言う選択肢はないのでしょうか……?この結ヶ丘高校はまだ3年目……歴史も浅く、生徒も多くありません。

今、生徒同士が校内で争って競い合うメリットはないと思います。お互いに目指すのは優勝……ならば思いをひとつにできるのでは…?

……かのんさんも奏さんも、それを望んでいると思います…!!」

 

「出雲奏の名前を口にすんじゃねぇ!!

……こないだも言ったろ。そんな選択肢はねぇ。」

 

マルガレーテ「何度も言わせないで!!私はLiella!に入るつもりはないの!!」

 

すみれ「ちょっと!もう少し言い方があるんじゃないの?

一緒のステージで競い合った相手に、わざわざ手を差し伸べているのに!!」

 

「それが気に食わねぇんだよ!!!!!

……お前ら、俺とマルガレーテの話聞いたんだろ。受験に失敗して、ウィーンにも戻れずにここに入った俺達の事をよ!!!」

 

すみれ「聞いたわよ、かのんから。」

 

「……競い合った奴らの仲間になれば、優勝に近づくしウィーンにも帰れる!!!!んな事は最初っからわかってんだよ!!!!!!

でも、俺達はお前らに勝ちたいんだよ!!!」

 

マルガレーテ「ラブライブで優勝した、あなた達とぶつかって乗り越えたい!!!じゃなきゃ自分が納得できないの!!!」

 

「俺は俺の存在を表明しなきゃいけねぇ……スクールアイドルも、ワイルド・バトル・フェスも、全部通過点に過ぎねぇ!!!

……平安名すみれ!!スカウトされなかったあんたにはわかんだろ!!!俺達の気持ちが!!!!」

 

すみれ「……っ、言ったわね…!!」

 

恋「……すみれさん。

……わかりました。でも、これだけは覚えておいてください。私達は、同じ結ヶ丘の生徒だと言うことを。」

 

そう言って、2人は俺達の前から去っていく。

 

「……チッ。」

 

マルガレーテ「……ねぇ、冬弥。」

 

「……なんだよ。」

 

マルガレーテ「荒れてるわよ、あなた。」

 

「うるせぇ。

……お前に関係ねぇだろ。」

 

マルガレーテ「あるわよ。

……だって、私はあなたのフィアンセなのよ。」

 

「……そうだな。」

 

夜、俺は久しぶりに歌っていた。

マルガレーテが自分の歌を歌った後。俺の歌を歌うのを手伝っていた。

 

「やまない 土砂降りRain 窓を眺めて 傘をさして出かける理由もない 今日が始まる It's pouring...Ah」

 

マルガレーテ「もう一度眠りたいな 心待ちのレインブーツ 絶好のチャンス Ready?No!泥だらけにしたいわけじゃない」

 

「ああやっていつだって跳ねる雨粒 見つめる薄暗い街明かりafternoon 私の夜の涙も 軽やかに踊ってみてよ」

 

マルガレーテ,冬弥「「Let it rain A little little little little 私だけのcloudy

Let it rain A little little little little しまう Raindrops Raindrops in my heart」」

 

かのん「……!!」

 

奏「……。」

 

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奏視点──

 

俺はかのんと一緒に結ヶ丘の校門を通る。

急いで練習着に着替えて、皆の後を追って走り出す。

 

かのん「夏美ちゃん!みんな!」

 

「おはよう!」

 

可可「かのん!?奏!?」

 

すみれ「どういうこと!?」

 

恋「留学は!?」

 

千砂都,彰人以外全員「「「「「「「「「本物だぁぁ〜!!!」」」」」」」」」

 

可可「どうしてかのんが日本に〜!!」

 

恋「他の生徒会の皆も知らないはず…!」

 

メイ「びっくりだぜ…。」

 

「この学校に残ることになった。

……向こうに行くのは、少しお預け。今年一年は、皆とまたこの学校に居れる。」

 

千砂都「昨日かのんちゃんから聞いてビックリ!」

 

彰人「俺も、夜中に作業してたら奏から突然電話きてな。」

 

零「先輩達が戻ってきた……!!」

 

夏美「ですの…!!」

 

恋「また私達……」

 

四季「一緒に……」

 

可可「可可、嬉しいデス…!!これでまた共に、ラブライブを目指せマスね…!!目指せ連覇デス、優勝デスー!!」

 

かのん「可可ちゃん、零くん。

……皆にも、聞いて欲しいんだ。」

 

「俺とかのんは、スクールアイドル部には戻らない。」

 

可可「えっ……?」

 

零「先輩……?!」

 

賢汰「どういうことですか……!!」

 

すみれ「……かのん、奏。説明してもらえる?」

 

かのん「……私、向こうに行っても、皆の気持ちに負けないよう、自分ももっと大きくなるんだって思ってた。そう考えたら、頑張ろうって思えた。

……今Liella!に戻ったら、頑張ろうって思った気持ちも、皆の頑張ろうって気持ちも、元に戻っちゃう。」

 

きな子「そんな……!」

 

可可「じゃあ、かのんと奏はどうするのデス?もう歌わないのデスか…?」

 

メイ「そうだよ、辞めちゃうのか?スクールアイドル…。」

 

「辞めたりしない。

……俺とかのんは、ウィーンの学校からマルガレーテちゃんと冬弥に歌を教えて欲しいって頼まれたんだ。」

 

メイ「もしかして、あいつらのところに……!?」

 

「……うん。」

 

すみれ「嘘でしょ……?!」

 

夏美「かのん先輩が…。」

 

彰人「俺達、ライバルになっちまうな。」

 

かのん,奏「「いつか、1つのチームになるために。」」

 

かのん「2つのグループが競い合って、互いに切磋琢磨し合えば、もっともっと成長出来る。いい歌が生まれる。」

 

四季「成長……。」

 

「それができたらきっと、みんなが納得できるゴールが見つかる気がする。」

 

賢汰「いつか、1つになる為に……。」

 

「2つのグループが高めあった先に、今よりもっと素敵な未来が待ってる。

……俺はそう信じてる。」

 

かのん「今はまだ離れていても、お互い競い合って、1番素敵なスクールアイドルを、結ヶ丘に作りたい!」

 

彰人「……手加減、しねぇからな。」

 

可可「可可…よく分かりませン……。」

 

きな子「先輩…!!きな子は、それでも寂しいっす!!……ひっぐ…」

 

かのん「ずっと近くにいるよ。

……そんな顔しないで。お互い負けないように、頑張ろ!」

 

「いつか1つになる日を目指して。」

 

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航海視点──

 

新スクールアイドル部……か。

俺は入部届けの紙を書き終え、冬毬に話しかけた。

 

「冬毬、お前はどうするんだ?

……やっぱり、夏美さんや兄貴のいるスクールアイドル部の方に──」

 

冬毬「いえ。私は姉者のいるスクールアイドル部には行きません。

……見定めます。スクールアイドルが、どんなものかを。

そういう航海くんはどうするのですか?」

 

「……俺は、兄貴と競いあってみたい。

……小さい頃に一緒に音楽をする約束を果たすために、今の自分がどんなもんか、それを知りたい。」

 

冬毬「アグリーです。

……では、参りましょうか。」

 

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冬弥視点──

 

「スクールアイドル部です。」

 

奏「声小さいよ!

そんなんじゃ誰も来ないよ?」

 

「……るっせぇ。ほっとけ。」

 

かのん「はい!」

 

2人が、入部届けを俺達に差し出してきた。

 

マルガレーテ「は…?」

 

かのん「名前、書いてきたよ。」

 

マルガレーテ「え…?」

 

奏「入部届け。

……俺達、ここに入部を希望します。」

 

「はぁ?」

 

奏「3年生、出雲奏です。」

 

かのん「3年生、澁谷かのんです!」

 

マルガレーテ,冬弥「「嘘でしょ!?(嘘だろ!?)」」

 

「あんたらが……俺達とスクールアイドル……!?」

 

かのん「よろしくお願いします!」

 

出雲奏と澁谷かのんの2人を相手に話してきた時。

スモーキーブルーのツインテールの女と、赤髪の男が俺らの元にやってきた。

 

??「失礼。」

 

マルガレーテ「……取り込み中よ。」

 

??「聞くところによると、新たなスクールアイドル部が生まれたそうで。」

 

「そうだが、ちょっと待ってろ。」

 

??「I understand。」

 

??「なるべく早めに終わらせてくれると助かる。」

 

「知るか、そんなんこいつら次第だ。」

 

……To be continued




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使用楽曲:Abyssmare『Raindrops』
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