Jump to the Super star!! 作:黒破リンク
そこで、上海の街の写真が送信され、可可を探すべく手分けして探していたスクールアイドル一行。夜になり、謎の女性の手引きにより船に乗った一行。女性の正体は可可の姉、萌萌であり、「可可を助けて」と言われ……
昔──
教師『现在开始公布考试成绩。(今からテストの結果を発表します。)』
生徒『哇,不知道是几分呢…。(うわ〜何点だろう…。)』
教師『首先是第一名(まず一位)、唐可可。』
学力テストを終え、廊下を歩く可可。
またも学年1の成績を出したことで、周りから羨ましがられていた。
生徒『是可可(可可だ)…。』
生徒『听说他又拿第一了。(また一位取ったらしいよ)』
友達『可可ー!又是第一名,真不愧是你!(可可、また一位だね、流石!)』
可可『謝謝。(ありがとう)』
友達『每天学习不觉得累吗?我已经受够了!(毎日勉強してて辛くない?私もう嫌になっちゃう!)』
可可『但是,现在不努力的话…。(でも、今頑張らないと)』
友達『可可真的太厉害了,我真的很佩服她!(可可は本当すごいな、尊敬するよ!)
再见!(またね!)』
可可『……现在不努力的话。(今頑張らないと)』
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奏視点──
可可さんのお姉さん、『唐 萌萌』さんから上海のスクールアイドルフェスへの参加をお願いされた俺達。
……だけど……助けてって、どういうこと…?
萌萌「上海でも、スクールアイドルは大人気。ついに巨大イベントが開かれるまでになったのです。」
メイ「で、なんでそれが可可先輩を助けることに繋がるんだ??」
萌萌「両親に見てもらいたいからです。
可可ちゃんは、これからも歌の道を突き進むのです。ステージの上で、可可ちゃんが輝く姿を見れば、両親もきっと賛成してくれるはず!」
「歌を……進路に……。」
……可可さんの顔は、少し暗い顔をしていた。
次の日、宿で朝食を取っていた俺達。
マルガレーテ「はっ…カレーまで……!!」
「マルガレーテちゃん、どんだけ食べる気…?」
マルガレーテ「ここのご飯全部制覇するまでよ!」
冬弥「バカか、この後練習する予定だろ。食いすぎで動けねぇとかシャレになんねぇからな。」
席に戻って、俺達はご飯を食べることに。
かのん「可可ちゃん、困ってた……。」
マルガレーテ「私達には関係ないでしょ、イベントに出て欲しいと頼まれたのはLiella!とBAD SOULだけ。」
かのん「でも、可可ちゃんのお姉さんは、私達も呼んでくれたんだよ?」
冬毬「お姉様は、私達が別グループであるということを知らなかったそうです。」
マルガレーテ「Liella!は敵よ?こっちがちょっかい出すべきじゃないわ。」
かのん「だから敵じゃないって!もう!」
航海「……もう少し、明るい雰囲気でご飯食べませんか?せっかくこんないい所でご飯食べてるんですから。」
「まぁまぁ…。」
冬毬「実際、私達には上海フェスのオファーは来ていません。ここは素直に、観光を楽しむのがベストかと。」
冬弥「冬毬、意外とミーハーなのか?」
冬毬「……そういう訳ではありません。ただ、オファーがない以上、私達がステージに出る理由はありません。それだけの事です。」
冬弥「(やっぱ、こいつちょっとわかんねぇな…。)」
冬毬「私の目的は変わりません。姉者の発言が本気かどうか、それをこの目で確認したいだけです。
……ごちそうさまでした。」
そのまま、冬毬ちゃんは去っていってしまった。
航海「……冬毬、サラダしか食ってねぇじゃん。」
冬弥「だからあんなに落ち着いてんのか…?」
「いや、関係ないと思うよ?」
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彰人視点──
練習のために皆と合流しようとした時。
街中で可可を見かけた俺は、咄嗟に声をかけた。
「可可、どうした?」
可可「あ、彰人…。
……いえ、なんでもないデス…。行きましょう。」
……こいつが見てたの、上海スクールアイドルフェス開催告知のモニター…?
可可「……现在不努力的话。(今頑張らないと)」
……奏から連絡?
奏【ライブ、絶対見に行くから。】
見に行く、か。
……一緒のステージに立てないなんてな…。
零「先輩、こっちこっち!」
「悪りぃ、遅くなった。」
賢汰「どこ行ってたんです?」
「いや、慣れねぇ場所だから道に迷っちまってよ…。場所聞こうと思っても言葉通じねぇし……ちょっと困っちまってな。」
零「なんだか、奏先輩みたいっすね。」
「かもしんねぇなっ。」
賢汰「……ライブの曲、どうしますか?」
「奏達とも歌いてぇ…なんてわがまま、通るわけねぇよな。」
零「まぁ、呼ばれたのは俺達だけですからね……。」
賢汰「……前は、彰人先輩がDJで音楽を流しながら3人で歌う形にしてましたが……今回もそれで行きますか?」
「いや、今回は全員やる楽器は持ってきてんだろ?それ使わねぇともったいねぇだろ。
足りない楽器は打ち込みの音源で対応する!」
零「曲の方はもう出来てるんですよね?」
「こっち来る前に作ってある。
あとは細かいとこ調整するだけ。」
賢汰「……なら、早速練習に取り掛かりましょうか。」
俺達は、スタジオを借りて練習に取り掛かった。
……しっかし、楽器の音が全然足んねぇな……。
零「……少し、音が物足りないですね。」
賢汰「そうは言っても、奏先輩に頼るわけにはいきませんからね…。」
「つーか、悪りぃ。普段の曲より音多くしすぎた。」
零「別に、問題ねぇっす!こういう方が燃えます!」
賢汰「……成長した姿、先輩に見せないとですから。」
「ははっ、やっぱ頼もしいぜお前らっ!!」
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奏視点──
夜、俺はかのんと一緒に可可さんに会いに行った。
近くのカフェで、可可さんと3人で話して。
可可「結局、両親とはまだ何も話せていなくて…。」
かのん「そっか…でも、可可ちゃんのお姉さん、とても優しそうだった!お父さんもお母さんも、きっと素敵な人なんだろうな…!!」
可可「……かのんはいつも優しいデスね。大好きデス。」
かのん「私もだよっ。」
可可「……龍井茶、可可好きなんデス。」
俺は可可さんにおすすめされた龍井茶を飲む。
「……たしかに美味しい。」
可可「かのんと上海で過ごせて、とっても嬉しいデス!」
「話、良かったら聞かせて?」
可可「はいデス。
……両親は日本に行く可可を、優しく見送ってくれまシタ。最初の時こそ、皆心配していまシタが…可可の努力を認めてくれて、3年間好きなことやらせてもらえまシタ。
……大学に行けば、お父さんもお母さんも安心する。両親への恩返しにもなる。だから可可は、進学しようと思っていマス。」
「北京の大学に?」
可可「はい。」
かのん「……いいの?」
可可「スクールアイドルと出会っていなければ、元々進んでいた道デスよ。」
「お姉さんは?悲しまない?」
可可「反対すると思いマス…歌を続ければいいのにって……。
……でも、可可は両親を安心させたい。」
「だから、進学…。」
可可「日本に送り出してくれた親に、進路をもうちょっと待ってなんて言えまセン……。」
かのん「でも、ライブには来てもらうんでしょ?可可ちゃんの頑張っている姿を見たら、ご両親の考えも──」
可可「そんなの、甘い考えデス。
……親には、本当に自由にやらせてもらいまシタ…。
……可可の青春はここまで。もうすぐ終わるんデス。家族の皆には最高に輝く可可を見てもらいマスよ!今年が最後デスから!!」
「……それが、可可さんの選んだ道なんだね。」
可可「……はい!」
……To be continued
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