Jump to the Super star!! 作:黒破リンク
一方のかのん達新スクールアイドル部のメンバー達も、ステージには出ないものの練習を重ねていた。
夜、かのんと奏は可可の進路の話を聞き、可可の決意を見守っていた。
……奏は、可可がまだ迷っていることに気づいており──
昔──
萌萌『可可。』
扉越しに、萌萌の呼ぶ声が聞こえる。
可可『姐姐?(お姉ちゃん?)』
萌萌『他们俩似乎都很担心要去日本的事。(2人とも日本に行くこと、とても心配してるみたいよ。)』
可可『嗯。不过,这是我自己决定的。(うん。でも、それは私自身が決めたことだから。)』
萌萌『请务必小心。(くれぐれも気をつけて。)』
可可『谢谢你,姐姐。(ありがとう、お姉ちゃん。)』
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三人称視点──
萌萌「早上好!终于到了今天呢!(おはよう!いよいよ今日だね!)」
可可「うん。」
萌萌「爸爸妈妈也已经准备好了。(お父さんもお母さんももう準備できてるわ。)
真期待啊!(楽しみね!)」
可可「姐姐!(お姉ちゃん!)」
萌萌「……?」
可可「嗯,今天我会加油的。(ううん、今日頑張るね。)」
ライブ直前、可可は意を決して車の中で両親へ言い放った。
可可「我走了。(行ってきます。)
……爸爸、妈妈,我毕业后要去北京上大学。(パパ、ママ、私、卒業したら北京の大学に行く。)」
そう言って、可可は車を飛び出して行った。
萌萌「等等!(待って!)」
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奏視点──
ライブ会場は、既に熱気でいっぱいだった。
かのん「頑張れ可可ちゃーん!皆ー!!」
マルガレーテ「……なんで私がここに…。」
冬毬「帰りますか?」
マルガレーテ「ふん、それこそ……上海まで来た意味ないじゃない!」
どこからかマルガレーテちゃんはペンライトを2本取り出して光らせていた。
かのん「持ってきてたの!?」
マルガレーテ「昨日買ったわ。」
冬毬「Liella!は敵……では?」
冬弥「もうLiella!のファンじゃねぇか。」
航海「そう言う冬弥だって、ペンライト出してんじゃん。」
「あははっ……。」
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彰人視点──
可可「お待たせしまシタ!」
舞台裏に、可可がようやく現れた。
千砂都「いよいよだね!」
恋「上海フェスのスペシャルステージ…!!」
夏美「最高に盛り上がってますの!」
可可「……全力で頑張りまショウ!」
千砂都「さ、着替えに行こう!」
俺は着替えを済ませ、スタンバイをしていた。
そんな時、可可とすみれが話している姿を目撃した。
すみれ「北京の大学、行くの?」
可可「……!?なんで…。」
すみれ「かのんと奏と、話している姿見たの。」
可可「……自分で決めたことデス。ほっといてください。」
すみれ「ふーん、可可がいいならいいけど。」
可可「いいんデス。」
すみれ「……私は見たいわ。」
可可「え…?」
すみれ「可可が、ステージに立ち続ける姿を!」
………ふっ、やっぱりあいつら、仲良いんじゃねぇか。
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奏視点──
萌萌「かのんちゃーん!!」
かのん「どうしたんですか!?」
萌萌「可可ちゃん、大学に進学するって両親に伝えたの!」
かのん「え…?」
萌萌「せっかく、好きなことと出会えたのに……どうして……。」
かのん「……っ!!」
かのんはそのまま、ステージ裏の方まで駆け出して行って。
……俺はそれを追いかけた。
かのん「可可ちゃーん!!」
ステージ裏にいる可可さんの元に着いた俺達。
かのんは、可可さんと話していた。
可可「かのん…奏…。」
かのん「いいの!?」
可可「え…?」
かのん「進路、本当にいいの!?」
可可「かのん……。この前話したでしょ!?もう決めたんデス!!」
かのん「可可ちゃん、自分に嘘ついてるよ!!」
可可「……!!
……うるさいデス!かのんならわかってくれると思ってたのに!!」
そう叫んで、可可さんは、涙を流し始める。
かのん,奏「「好きなことを頑張ることに、おしまいなんてあるの?」」
可可「……それって…!!」
「可可さんが、俺達に教えてくれた言葉。」
かのん「私が……宝物にしてる言葉!可可ちゃんが自分に嘘をつく姿なんて、私見たくない!
……私と奏くんは、卒業したらウィーンに歌を勉強しに行く。だから可可ちゃんも、まっすぐ突き進んで欲しいの!」
「俺は、可可さんに助けてもらった。
……大好きだった歌を、無理だって勝手に決めつけて、俺は歌から逃げた。
……けど、可可さんとかのんが歌う姿を……あのステージを見たから!!俺はもう一度歌をやりたいって思えた!!!
かのんがいたから、俺は音楽を辞めずにいられた。可可さんがいたから、歌をもう一度やりたいって立ち上がることができた。
……だから、可可さんには、自分に嘘はついて欲しくない。自分に嘘ついて、音楽を嫌いになって欲しくない。」
かのんは、可可さんを抱きしめる。
可可さんは、かのんに抱きついて涙を流す。
かのん「そんな顔じゃ、ステージ立てないよ?」
可可「かのんと奏のせいデス……!!」
かのん「……私、やる。」
可可「え…?」
かのん「可可ちゃんが、1番祝福される状況を…私が作る!だから泣かないで!
……待ってるから!」
「……会場の熱気、高めておきますから。」
かのん「マルガレーテちゃん、冬毬ちゃん!やろう!私達に今できること!」
マルガレーテ「面倒は御免よ?」
冬弥「ったく、揃いも揃ってお人好しだな。」
航海「けど、なんだかんだ付き合う辺り、お前もお人好しだよ、冬弥。」
冬弥「……うるせぇ。」
俺と冬弥くんと航海くんの3人で、ステージ裏でスタンバイしてる彰人達の元に向かった。
彰人「お前ら!?なんでここに!!」
「ごめん!ちょっと訳あってさ!今可可さんにはスタンバイしてもらってる!!
……だから、俺達3人で、出来ることをやろうと思って!!!」
零「一夜限りの復帰、って事ですね!!」
賢汰「曲は……?」
冬弥「……曲のデータは
航海「……ぶっつけ本番ですが、合わせます。」
彰人「じゃあ……ボーカルは俺と奏で……航海にはベースを、冬弥にはキーボード頼んでいいか??」
航海「……えぇ、大丈夫です。」
冬弥「……キーボードか…任せろ。」
「じゃあ……BAD SOULの円陣やろう!!」
彰人「あぁ!!」
「BAD SOUL!!」
全員「「「「「「バディーゴー!!」」」」」」
俺達はステージに上がり、スタンバイを済ませる。
彰人「空がどんな高くても 羽根が千切れ散っても 翔び立つこと恐れずに 焦がせ不死なる絆」
「Fly to the sky... Fire bird!」
彰人,奏「「潰えぬ夢へ 燃え上がれ」」
全員「「「「「「Burning up Burning up」」」」」」
賢汰,零,冬弥,航海「「「「Lala, lalala, Lala, lalala,」」」」
「暗闇での絶望も どうか怖がらないで
貴方の胸いつだって灯す夢があるから」
彰人「決断への」
賢汰,零,冬弥,航海「「「「
「慟哭した」
賢汰,零,冬弥,航海「「「「現実」」」」
彰人,奏「「だけどそれは」」
賢汰,零,冬弥,航海「「「「
彰人,奏「「背負う
賢汰,零,冬弥,航海「「「「Lala, lalala, Lala, lalala,」」」」
彰人,奏「「飛べよ
火の鳥のように We are・・・何度も歌い 強くなった 夢は負けない
貴方を連れて行きたいんだ 絶世の天へ」」
「ゼロ距離で抱き締め合い」
彰人「神話に記そうこの音の風で」
彰人,奏「「そして新世界へ」」
彰人「最初は上を見ることも」
賢汰「空を望むことも怖かった」
航海「カゴの中からの銀河は高く」
零「その星の輝きに憧れては」
冬弥「ただ眩しくて、ただ悔しくて」
全員「「「「「「だけど今は、きっと此処から・・・ 」」」」」」
彰人,奏「「
飛べよ
We are・・・再び誓う 頂点への」」
全員「「「「「「不滅のアンビション」」」」」」
彰人,奏「「貴方を連れて行きたいんだ 絶世の天へ」」
「終焉の楽園まで」
彰人「勇気と云う名の」
賢汰,零,冬弥,航海「「「「音楽を地図に」」」」
彰人,奏「「歌え新世界へ」」
(Burning up Burning up)
全員「「「「「「Lala, lalala, Lala, lalala,」」」」」」
こうして、俺達のステージが終わる。
そして、トマカノーテの3人にバトンを繋ぐ。
かのん「こんにちはーー!!日本からやって来ました、トマカノーテです!
……Liella!のステージまで、まだ時間があります!そこで皆さんさんに、お願い事を1つ、いいですかー!!」
観客席から、歓声が響く。
かのん「皆さんに、可可ちゃんを大声で呼んでもらいたいんです!!上海は可可ちゃんの故郷!!
……皆さんの声で、このステージに呼んで欲しいんです!!いいですか!!
……せーの!!」
観客「「「「「「唐可可ー!!!」」」」」」
トマカノーテ「「「謝謝!!」」」
かのん「ありがとうございましたー!!」
マルガレーテ「私達のステージも、今度見てよね!」
……ステージ裏に、可可さんが来た。
「待ってたよ!」
きな子「かのん先輩達が盛り上げてくれてるっす!」
夏美「私達も続きますの!」
千砂都「ねぇ、皆!
……今日だけ特別。かのんちゃんと一緒にライブしない?」
恋「えぇっ!?」
メイ「待て待て!相手はライバルだぞ!?心の準備が!」
千砂都「だって今、私達上海にいるんだよ?
それに、彰人達だって、6人でライブしたんだもん!私達だってきっとやれる!!」
そう言って、千砂都はステージに飛び出して行った。
千砂都「かのんちゃーん!!」
かのん「わぁっ!?」
千砂都「一緒に歌おう!!」
かのん「でも私達…!!」
千砂都はいつもと変わらない、太陽のような笑顔でかのんに言った。
千砂都「最高の瞬間を!」
すみれ「結ヶ丘のスクールアイドル全員で!
……可可!!」
可可「……っ!!」
可可さんがステージに上がる姿を見て、俺達はステージ裏から見守ろうとしたんだけど……
千砂都「(6人とも、おいで!)」
って、口パクでこっちに伝えて来るもんだから……
彰人「しゃーねぇ、行くか!!」
零「バックバンドって事で…やりますか!!」
俺達は、再びステージに上がって準備をしていく。
その間、可可さんが客席へ向けてメッセージを届けていた。
可可「我是来自上海的校园偶像唐可可!(上海出身のスクールアイドル、唐可可です!)」
観客席から、大きな歓声が聞こえる。
可可「我在日本结识了许多朋友,并一直努力走到今天。今天,我想和大家分享学园偶像的魅力……以及这份快乐的心情!在场的每一位都是我的珍宝!
……请听!
(私は日本でたくさんの友達と出会い、ここまで頑張ってきました。今日はたくさんの人とスクールアイドルの素晴らしさを…楽しい気持ちを分かち合いたい!ここに居るみんなは私の宝物です!聴いてください!)」
俺達は可可さんの言葉を合図に弾き始める。
可可以外「「「「「「「「「大好きさ ねぇ 大好きって」」」」」」」」」」
可可「伝えたいんだ」
可可以外「「「「「「「「「「最大級にアイシテル!」」」」」」」」」
すみれ「わたし色に世界よ染まれ!」
恋「秘密のキモチ ぶつけちゃう 今日は」
かのん,千砂都「「笑顔見えた!いつもありがと!」」
夏美「キミの声が響いた In my heart」
千砂都「この声も聴こえるよね!? To your heart」
かのん,すみれ「「レスポンスはラブレターなんだ Ah」」
きな子「準備はいいですか?」
夏美,マルガレーテ,冬毬「「「両手でハートを作ろう」」」
メイ「急いで 来、来、来!」
四季「贈って 我爱你!さあ」
全員「「「「「「「「「「「ちょうだい 打 call !
Yes! 今はただ今に夢中で よそ見したら置いてかれちゃうよ」」」」」」」」」」
すみれ「お気に入りがあふれて」
可可「胸がいっぱいだ!」
全員「「「「「「「「「「「ステージ いつまでも煌めきたいの
最高をもっと更新しようよ!」」」」」」」」」」」
夏美,冬毬「「目と目」」
四季,マルガレーテ「「合ったとき」」
可可「「キミが絶対的LOVER」」
可可以外「「「「「「「「「「大好きさ ねぇ 大好きって」」」」」」」」」」
可可「伝えたいんだ」
可可以外「「「「「「「「「「最大級にアイシテル!」」」」」」」」」
歌い終え、俺達も演奏を止める。
その瞬間、ステージに大歓声が響く。
可可「爸爸、妈妈!
……可可、果然,我还是想一直站在舞台上。
自从遇见学园偶像,可可就变了。可可最喜欢可爱的事物,也最喜欢闪闪发光的东西!我不想让这美好的时刻结束!
(可可、やっぱり、ずっとステージの上に立っていたいです。
スクールアイドルと出会って、可可は変われました。可可は可愛いものが大好き。キラキラしてる物も大好き!こんな素敵な瞬間を終わりにしたくありません!)」
……自分に正直に、なれたんだね。
可可「我今后也会继续站在舞台上!请一直关注我挑战自我的样子,好吗?(私はこれからもステージに立ち続けます!私の挑戦する姿を、ずっと見ていてくれませんか?)」
ステージから、可可さんはじっと観客席を見つめる……
きっと、今までの事を、思い出してるんだろうな。
可可「可可は……可可は、今1番幸せですよ。」
隣に立ってたかのんが、可可さんの手を握って、こう言った。
かのん「上海で歌えてよかったね!」
可可「はい……!!
……谢谢大家!(ありがとう皆さん!)」
…………こうして、俺達の上海ライブが終わった。
……To be continued
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使用楽曲:Roselia『FIRE BIRD』、Liella!、澁谷かのん(CV.伊達さゆり)、ウィーン・マルガレーテ(CV.結那)、鬼塚冬毬(CV.坂倉花)『絶対的LOVER』