転生したから魔法少女モノで黒幕やることにした   作:外道黒幕魔法少女

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prologue

 

彼/彼女の記憶は、前世の終わりから始まる

 

かつては平凡な人間だった

性別も、暮らしも、死因すら定かではない━━事故だったのか、病気だったのか、それとも別の何かだったのか

覚えているのは、死の瞬間だけだ。目の前が白く染まり、次の瞬間に真っ暗な空間に放り出された

 

そこに、圧倒的な存在感を持つ声が響いた

 

「お前は死んだ。そして私達に選ばれた」

 

声の主は自らを「神」と名乗った━━全能を誇りながら、どこか退屈そうな響きを帯びた声だった

彼/彼女は現状を理解できず、言葉を返す余裕もなく、神の宣言が続いた

 

「私達に誇るべき第一使徒として選ばれたこと光栄に思うがいい」

「お前には力と役割を与える」

「この星に混沌と秩序の均衡もたらし、私達を楽しませろ」

 

その言葉に、彼/彼女の心は揺れた

拒否する選択肢もあったかもしれないが、死後の虚無に耐えきれず、彼/彼女は頷く。光が彼女を包み込み、14歳の少女の姿でこの世界に転生した

 

神は彼/彼女に2つの力を授けた

 

「生物創造」「魔法創造」

これが、彼女の運命を、そしてこの星の未来を決定づけた力だった

 

─────

 

転生した彼女はすぐには動かなかった

2年間、森の奥深くに身を隠しこの世界を観察しながら計画を練った

 

そこは平凡な世界だった━━人間が暮らし、笑い、泣き、死にゆく、そんなありふれた場所

神を楽しませるには物足りない。彼女は考える「混沌と秩序の均衡」をつくるにはどすればいいのか。やがて一つの計画を浮かんだ

 

計画の一段階として怪物と魔法少女が戦うドラマチックな舞台を作り、その中で人間達が希望と絶望を行き来する世界を構築する。これは神々の退屈を紛らわす「娯楽」になると確信した。

 

彼女は「生物創造」を「怪物創造」と「妖精創造」に分け、力を振るった

まず「怪物創造」で異形の存在を生み出した

恐ろしくも魅力的な姿を与え、世界に放つ。怪物たちは街を襲い、人々を恐怖に陥れた

次に「妖精創造」で自律的な小さな生命を作り出した

蝶や小人、花の精霊のような姿の妖精たちに命令を植え付けた

 

「素質ある者を見つけ、魔法少女に変えなさい」と

 

妖精たちは創造主の意図を知らず、純粋に「世界を守るため」と信じて動き出した

 

最後に「魔法創造」で多様な魔法を生み出す

固有魔法は契約者の魂に合わせて発現し、基礎魔法——飛翔、魔弾、身体強化、転移、魔力感知——は魔法少女なら誰でも扱えるように設計した

 

舞台は整った

 

怪物が暴れ、妖精が魔法少女を生み、魔法が世界に広がる

すべては彼女の手の中から始まった

 

─────

 

ある日、彼女は「始まりの魔法少女」として表舞台に立った。銀髪にゴシック風の黒いドレスを纏った姿で現れ、怪物と戦う姿を見せつけた。人々は驚き、畏れ、そして希望を抱いた

 

彼女は宣言した

「妖精と契約すれば、誰でも魔法少女になれる」

 

その言葉通り、妖精たちは素質ある者を見つけ、魔法少女を増やしていった。彼女自身が怪物を作り、それを倒す自作自演だったが、人々は気づかない。彼女の演技は完璧だった

 

10年間、彼女は魔法少女のリーダーとして戦い続けた。

政府と協力し、怪物対策省を設立。魔法少女を組織化し、訓練の基礎を築いた。怪物と戦う日常を根付かせた後、役割を終えたと判断し、忽然と姿を消した。人々は彼女を伝説として語り継いだ。

 

だが裏では彼女は動き続けていた

怪物を作り、魔法少女に戦わせる。混沌と秩序の均衡を保ち、神々を楽しませるため、彼女は50年後の今も暗躍している。

 

マンションの窓から見える街並みを眺めながら、彼女は呟く

「この世界、面白いかな」

 




特に前世がどうとか決めてないのですけど、可能性があればTSとかつけた方がいいですか?
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