転生したから魔法少女モノで黒幕やることにした   作:外道黒幕魔法少女

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6話

朝陽が廊下の窓から差し込む5月の朝。地元の高校の廊下で、朝倉陽菜が窓際に立って外を眺めていた。オレンジ色の短髪がそよ風に揺れ、彼女は昨日の戦いの疲れを忘れるように深呼吸する

 

「おはよう、陽菜!」

 

廊下の端から勢いよく赤い短髪の炎堂伊吹が走ってきて、陽菜に挨拶をする

 

「お、おはよう、伊吹ちゃん! 朝から元気だね…」

陽菜が少し驚きながら笑うと、伊吹がニヤリと笑った

 

「当たり前だろ! 昨日のお前との勝負、めっちゃ熱かったからな! まだ体が疼いてるぜ!」

 

その時、廊下の反対側から静かな足音が近づいてきた。青い長髪を軽く束ねた水河涼香が、教科書を抱えて二人に近づく

「おはよう、朝倉さん、炎堂さん。普段の姿で魔法少女の話は控えてくれるかしら」

涼香の冷静な声に、伊吹がムッとして振り返る。

「涼香、別に周りに人がいないから大丈夫だろ」

「学校でも気を抜かない方がいいと思うけど?」

涼香がクスリと笑い、陽菜の隣の窓枠に寄りかかった。陽菜が目を輝かせて言う。

「でも、同じ学校でこうやって会えるなんて嬉しいよ! 涼香先輩も伊吹ちゃんも一緒なんて、ほんと平和だね」

 

授業が始まる前の休み時間、3人は廊下の窓辺で雑談を始めた。陽菜が鞄からお菓子を取り出し、伊吹に差し出す。

「はい、伊吹ちゃん、涼香先輩。昨日のお礼にクッキー!」

「おおっ、サンキュー! 陽菜、気が利くな!」

伊吹がガサツにクッキーを掴んで口に放り込むと、涼香が紅茶の入った水筒を手に微笑んだ。

「ありがとう、朝倉さん。有難くもらうわ」

3人が笑い合う中、廊下にチャイムが響き、1時間目の準備のために生徒たちが動き始めた。

 

─────

 

昼休み、校庭のベンチに3人が集まった。陽菜が弁当を開き、伊吹が購買のパンをかじり、涼香がサラダをつつく。

「なぁ、涼香さ、怪物対策省で結構すごいんだろ? なんか噂で幹部候補とかって聞いたことあるぜ。」

伊吹がパンくずを払いながら言うと、陽菜が目を丸くした。

「幹部候補って何!? 涼香先輩、そんなすごいことになってるの?」

涼香が箸を止めて静かに答えた。

「炎堂さん、どこでそんな話を…。確かに推薦は受けたけど、蹴ったわ。私には向いてない。」

陽菜が首をかしげて聞く。

「え、幹部候補って何? 伊吹ちゃん、教えて!」

 

伊吹がパンを一口食べてから説明を始めた

「陽菜、知らねえのかよ。怪物対策省の幹部ってのは、全国で7人しかいないトップの魔法少女だぜ。国を守る最強のやつらで、すげえ実績と責任持ってる連中。ほら、アイドルの星空瑞希とかもその一人だろ。で、幹部候補ってのは、その次を狙える有望株のこと。涼香は実力あるから推薦されたらしいけど、断ったってわけ。」

 

陽菜が驚いて言う

「ええっ! 星空瑞希ちゃんが幹部!? 涼香先輩もトップになれるチャンスだったのに!? なんで断ったの?」

 

涼香がサラダをフォークでつつきながら答えた。

「朝倉さん、幹部になると戦いだけじゃなくて、政治的な仕事も増えるのよ。私はただ、仲間を守るために戦いたいだけ。それで十分だから」

 

陽菜が目を輝かせて言う。

「でも、涼香先輩なら絶対すごいリーダーになれるよ! 5体倒した時も、私全然動けなかったのに、先輩が助けてくれて…ほんと頼りになるもん!」

「陽菜、お前だって最後の一撃決めたじゃん。涼香が冷静でも、お前がいなきゃ街は滅茶苦茶になってたぜ」

伊吹が笑うと、涼香が小さく頷いた。

「炎堂さんの言う通りよ、朝倉さん。貴女にも力があるわ」

「そ、そうかな…。そうだといいな、えへへ」

 

放課後、3人は校門で別れを告げた。陽菜が自転車を押しながら呟く。

「学校でこんな楽しい時間過ごせるなんて…涼香先輩も伊吹ちゃんもいて、毎日がワクワクするな。」

涼香が「また明日ね、朝倉さん、炎堂さん」と言い、伊吹が「陽菜、涼香、またな!」と手を振って走り去った

 

─────

 

1:名無しの魔法少女 ID:FPKvK0/MK

 最近、地方支部で新人魔法少女『サンライズ』が話題になってるね。5体同時出現の怪物倒したって本当? アーカイブ見たけど、最後のビームやばすぎ! アクアタイドと2人でやってたらしい。アクアタイドは実力者だから納得だけど、新人があそこまでやるなんて驚きしかない

 

 

4:名無しの魔法少女 ID:hUdH1WoJ7

 あのオレンジのビーム、固有魔法っぽいね。『太陽』って噂あるよ。新人であの威力は有望株だと思う。ブレスインパクトの多属性も派手だったけど、サンライズ注目度高いな

 

 

9:名無しの魔法少女 ID:2n7zno+Vk

 友人に聞いたけど、サンライズとブレスインパクトが決闘したらしいよ。めちゃくちゃ見応えがあったらしい。なんでアーカイブにないの?妖精さん仕事してよ。役目でしょ?

 

 

11:名無しの魔法少女 ID:3ndvs9llW

>9 あれは諫原玄一郎総帥が妖精と直接話し合ってできた、魔法少女専用のお給料だから……対怪物戦しかないのである

 

12:名無しの魔法少女 ID:zW5qLncML

ブレスインパクトって死に急いでていつか死にそうって言われてた子?支部の魔法少女ともろくにコミュニケーションとらなくてアクアタイドさんが気にかけてたらしいけど新人に何か目を引くものがあったのかな

 

 

16:名無しの魔法少女 ID:I2iNQhRh9

>12 えがったえがった 基本的に魔法少女のプライベートは詮索しないのが暗黙のルールだったから支部の魔法少女皆、心配してたらしいね

 

21:名無しの魔法少女 ID:pJCYUYYs0

 話題変えるけど、最近怪物の動き変じゃない? 私の支部じゃ3体同時が2回もあったよ。多頭出現が増えてる気がする。

 

26:名無しの魔法少女 ID:Y4axtHcTp

 >21 うちの地域でも似た報告ある。昨日霧を操る鳥型と氷を吐く狼型が同時に出て、連携してるっぽかった。偶然じゃない気がするんだよね

 

31:名無しの魔法少女 ID:au4nlMXWW

 >26 それ、うちでも似た話あったよ。幹部が調査始めてるらしいけど、情報出てこない

不気味すぎる

 

 

 




よし、掲示板は苦手!
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