寝落ちしたら帝国軍に就職してました   作:SW好きのガノタ

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どうも、SW好きのガノタと申します。

えー、SW好きと言っておきながら一度もSWについて言及してなかった…
心よりお詫び申し上げます。


寝落ちしたら提督になってました。

突然だが皆さんは寝落ちというものをした事があるだろうか。

そう、ドラマや配信などを見ながら眠りに落ちるという豊かな生活の象徴であるあれの事だ。

 

 

そして俺、山岡大樹(やまおか だいき)はダラダラとドラマ:マンダロリアンを流しながら自宅警備員生活を満喫し、そのまま寝落ちしようとしていた。

大学生となったことを機に始めた一人暮らし生活は隣人が両方とも、何なら上下とも入っていないマンションだったこともあり静かだった。

 

 

くそ。今日は同期の連中も来ないし、暇だな。

 

 

そんな事を考えながらマンダロリアンを一気見している内に、ついつい飲んだ酒が回って眠くなっていたのだ。

 

 

・・・・・・・

 

うーん、なんか画面が光って…?

いや、これはたまにある幻覚症状ってやつだ。そんな事よりも眠い…

このまま寝るか。

 

・・・・・・・

 

「…督!提督ッ!」

 

うー、体がだるい。声が、誰かが俺を呼んでいる?

いやいや、そんな訳。だいたいここはマンションの4階のはず。

今日は誰も来ない筈だし…

…っまさか不動産業者の言う通りここ事故物件だった?! 安いし、周りにも人がいないわけだ!

 

「提督!大丈夫ですか?」

 

へっ?

ゆっくりと目を開けるとそこにはスターウォーズで見慣れた帝国宇宙軍の軍服を着た人が立っていた。

 

「ちょ、なにこれ」

 

そう、これが俺がこの世界に来て最初に喋った言葉だった。

 

 

「提督、本当に大丈夫ですか?一応ハイパー=ラプチャーの検査を…」

 

そういう副官(さっき声を掛けてくれた人)の申し出を断りゆっくりと艦橋を見回す。

うん、これ完全にISD(インペリアルスターデストロイヤー)ですわ。

そしてなんという事でしょう。ビューポートの外には青いハイパースペースが!

 

えっ、これ俺タヒんだくね?

一応夢かもしれないと頭を叩いてみる。

 

突然、俺のこの世界での情報が頭に流れ込んできた。

 

カタナ=ダイキ、所属は銀河帝国宇宙軍。階級は提督、帝国名誉勲章・コレリア功労勲章並びに帝国従軍勲章を授与されている。出身はコルサントで、そのままコルサントのアカデミーに入学。成績は並みだったが僻地での海賊討伐等の勤務を評価され、コルサントに戻り、ISD"アマダ―"での勤務を経て現在の地位まで上り詰める。

ただし、上層部や部下からは優柔不断な平均的将校という評価を受けている。

 

おい、なんだ最後の。最後の無ければ普通に優秀な士官やんけ。

ていうか腐っても名誉勲章を授与された士官やぞ。それが平均的って…

 

過去の戦闘データなどを参照とすると直接的な戦闘行為ではなく後方支援を中心に活動している。クルーリソースマネジメントは卓越したものがあるが、直接的な戦闘では慌てる節がある。直近では、敵輸送艦隊との戦闘時にネビュロンBフリゲートの反撃を受け、輸送艦数隻を取り逃がしている。

 

あっ…(察し)

ほんとに平均的というか、よくここまで粛清されなかったなと感心する。

こういうタイプはベイダーにめっちゃ嫌われてそう(偏見)

 

「提督。クロノ―放射を抑えるため8分後に星系外に出ます。確認を」

 

ちょっと待って。

俺、今何してるかなんて知らないんだが。

 

「すまない。再度確認のため作戦を説明してくれ」

 

うん、上手く誤魔化せたんじゃないか。

 

「サー、本艦"エジアン・プリンス"を旗艦とした帝国フクセクター艦隊は現在アダマールシステムへ向かい航行中であります。第一目標は失踪した帝国輸送艦隊の調査並びに可能ならば回収を行う事であります」

 

「よろしい。航行に関する事項は君たちに一任するから代わりに報告を怠るな」

 

手短に伝えた俺を副官たちが怪訝な顔で見てくる。

ちょ、なに?!

 

「あー、その。サー、よろしいのですか?」

 

えっ、この世界の俺ことカタナ提督はそんなに出しゃばりだったの?

それは嫌われますわ。

 

「ああ、かまわん」

 

威厳たっぷりに語る俺を見て部下たちは顔を見合わせた。

おいやめろ、俺が恥ずかしくなってくるじゃないか!

 

 

「サー、5分後に惑星アダマーの周回軌道への軌道変更を行います」

その言葉に頷くと煌めく星々を眺める。

ロマンチックだと思うじゃん?ISDは艦長席が実質無いので腰に来るんだな、これが(迫真)

 

それにしてもかなりの艦隊だぞ、これ。ISDはこの"エジアン・プリンス"だけだが、レイダー級が3隻にアーキテンス級司令クルーザーが2隻、ゴザンシティ級が4隻。これだけの艦隊ならよほどのことが無い限り大丈夫だろう。

ていうか艦隊といえば俺の名前のカタナってカタナ艦隊を連想させるよね。

なんでこの名前で海軍勤務を希望したんだ…?

 

 

「サー、正面に反応…分離主義のレキューザント級軽デストロイヤーと識別!」

 

へっ、嘘だと言ってよ。

何でここで分離主義者の残党と出会うの?!

 

「分かった!交戦に備えてTIEの出撃準備を!」

 

とりあえずそれっぽい事を言って誤魔化す。

 

「レキューザント級こちらへ向かってきます!」

「撃ってきたぞ!」

「TIEはまだか!?」

「各砲塔は指揮所からの合図を待て」

 

一気に艦橋が慌ただしくなる。

 

「本艦と相対距離6000メートルを切りました!」

「提督、発砲の許可を!」

 

あっハイ。

 

「発砲を許可する!それと各艦に伝達。付近の監視を怠るな、と」

「各砲台、目標敵レキューザント級!」

 

流石に最新鋭艦であるISDとクローン大戦の遺物のレキューザント級など比べ物にならない。

数分後には爆発四散するレキューザント級を横目に進む艦隊の姿があった。

 

艦橋でも士官たちが安堵した表情を見せているが、俺はどこか腑に落ちなかった。

 

「提督…?なにか気になる事でも?」

 

副官が直ぐ声を掛ける。

 

「うん。いや、あの艦に輸送艦隊はやられたのかな?」

「…おそらくは」

 

と言いつつ副官もどこかおかしいと思っているらしい。

まあ普通に考えて、ラジャラジャドロイドのオンボロ艦に護衛がいる艦隊がやられるとは思えないもんね。

 

「各員、警戒を…!?」

 

突然視界が灰色に染まる。

いや、視力が落ちたって意味じゃないよ。

 

「ルクレハルクだと…」

 

誰かの声が聞こえる。

 

そう、俺たちの行く手を突如現れたルクレハルクが遮ったのだ。

否、ルクレハルクだけではない。プロヴィデンス級ドレッドノートやミュニファスント級スター・フリゲートなど控えめに言っても十数隻の艦が現れた。

 

「惑星の裏にでも隠れてやがったか…」

 

まずい、今の状況はマズイ。軍事知識がそれほどない俺でも分かる。

まず、数が違いすぎる。ましてや敵は主力艦が多いが対してこちらは巡洋艦や駆逐艦クラス。

更にはこちらが軌道上を動くためにほぼ単縦陣なのに対し敵は上手くT字にこちらを抑える形だ。

 

「とっ、ともかく先導艦を引かせろ!この"エジアン・プリンス"が敵を引き付ける内にT字から抜け出せ!」

 

慌てて闇雲に命令を出す。クソ、これじゃカタナ提督と変わらんじゃないか。

 

「ダメですッ!先導艦のアーキテンス級"ゾシモス"がルクレハルクのトラクタービームに…!」

 

これ、SWBF2(バトフロ2)のスターファイターアサルトで見たやつだ。

そんな場違いな事を死の危機に瀕している俺はふと思ってしまうのだった。

 




元ネタ解説(誰も頼んでいない)


ハイパー=ラプチャー
・ハイパースペースを飛行中に外をずっと眺めていると発症する。
・気が狂ってしまう為多くのパイロットは対策をした上でなるべく見ないようにした。


帝国名誉勲章
・ジャクーの戦いなどを描いた小説&マンガ(洋書)に登場


コレリア功労勲章
・確かゲーム作品(多分未翻訳)に登場
・ゲームクリアで獲得できる…らしい


帝国従軍勲章
・ガリアス・ラックスが付けていた事以外不明


クロノー放射
・ハイパースペース突入時などに微量が出る放射線
・コレのせいでEP5の死の小艦隊は反乱軍に見つかった


エジアン・プリンス
・映画「ハン・ソロ」にてコレリアの宇宙港に在ったレリーフのモチーフとされる人物


フク
・昆虫種族でフクセクターはこいつらが治める所
・グリーヴァスはこいつらと戦うも、ジェダイがフクに騙されグリーヴァスらを攻撃
・グリーヴァスがジェダイを嫌いなのはこれのせいでもある


アダマール
・小説かなんかに出てる星系(カノンは言及のみ、レジェンズはかなり詳しく記載)



こんな感じです。
私のを見るより英語版wookieepediaの方が詳しいからそっちを見て。。。

評価・感想くれると嬉しいです。

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