寝落ちしたら帝国軍に就職してました   作:SW好きのガノタ

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グランド・モフ・ターキンに呼ばれたカタナ提督こと山岡大樹

彼はターキンと話している内に帝国の弱さを理解し始めるのであったー


帝国軍人は踊り狂う

 

 

コルサント

 

 

《ターキンのスカイフック》

 

 

日本の皆さまこんにちは、いかがお過ごしでしょうか

私は今、宙の上に居ます。

 

何を言ってるのか分からない?

安心しろ。私もよくわからない。

 

「カタナ提督、待たせてしまったな」

 

パーマクリートでできた強化扉が開き、音もなくその男が入ってくる。

 

「…グランド・モフ・ターキン閣下!」

 

思わず声がうわずってしまうけど、これはしょうがないと思う。

だって目の前に"あの"ターキンがいるんだよ?

 

「さて…君を呼んだのには理由がある」

 

俺は自然と背筋が伸びるのが分かった。

 

「だが、まずは…まあ何か飲みたまえ」

 

え~、嫌だよ。

だって絶対飲み物の中にクスリ入ってるじゃん。

 

「ありがたく頂戴します…」

 

まあ断れなさそうだけど。

 

「さて、では本題に」

 

一体何を聞かれるのだろうか…

めっちゃ心配になってきた。

 

「ではまず…数日前にアンダーワールドで有った事件についてだ」

 

ですよねー

 

「…知っていることは全てISBに話しましたが」

 

これは本当だ。

 

「誤解を招く言い方をしてしまったようだ。つまり私が言いたいのは"襲撃者"の特徴を詳しく聞きたい、という事だよ」

 

ふむ、あいつの特徴…

 

「申し訳ございませんが、仮面をつけていたので…」

「成程。ではその他に…例えばセーバーの色は?」

 

セーバーは確か…

 

「青、だったはずです」

 

ターキンがそれを聞いて大きく頷く。

 

「他には? 種族や言語、或いは使っていた技などでも良い。何か分かることは?」

 

うーん、でもあいつマジでミステリアスなキャラだったんだよな~

 

「ベーシックを流暢に話していました。恐らく種族は…ヒューマノイドかと」

「理由を聞こう」

 

ターキンが先を促す。

 

「まず、仮面の形です。ローディアンなどは構造上被れないでしょう」

「他には?」

 

あとは…

 

「一瞬だけ肌が見えました。あれは…極めて人間に近いヒューマノイド種の肌です」

 

まあSW世界なら整形で肌も変えることが出来るけど。

 

「ふむ。大変参考になった」

 

ターキンも満足したみたいだし、これでとりあえず一件落着かな?

 

「ああ、そうだ。あのトルーパー…TD-291だったか?」

「ええ、彼が…?」

 

TD-291はあのセーバー野郎ごと自爆したトルーパーだ。

彼がいなければ俺たちは殺されていただろう。

 

「帝国殊勲名誉章が彼に与えられることが決定した。…ただし、内密に」

 

…そっか。まあジェダイがここまで来てることが知られたら大変だからね。

 

「…ご配慮くださりありがとうございます」

 

これで今日は終了かな?

 

 

 

 

 

 

 

「ところでカタナ提督、君は帝国をどう見る?」

 

へっ?

 

「どう、とは?」

「…この帝国に未来はあると思うかね?」

 

あれー、ターキンさんってこんなヒトだっけ?

なんかもっとこう、帝国LOVEで反乱アンチみたいな感じじゃない?

 

「これは…尋問でしょうか?」

 

これ俺、もしかしなくても反乱のスパイだと疑われてる?!

 

「…いいや。これは…老いぼれを助けてほしいという事だよ」

 

あっ、ふーん。

面倒くさいな!?

 

「では…これは個人的な感想で、帝国軍人としては全力で帝国に仕える所存であることをお忘れなく」

 

先に注意だけして個人的な意見を述べる。

 

「正直、帝国に未来はほぼ無いと思います」

 

ターキンは目をつぶって静かに聞いている。

 

「まず…失礼ながら皇帝陛下は帝国を…崩壊させようとしている気がいたします」

 

ターキンがハッと息を飲む音が聞こえる。

 

「そもそも皇帝陛下がお望みなのは…常に革新を遂げること、かと」

 

これに関してはシスの書…か何かで言ってた気がする。

 

「どんなに新しい制度でも、いつかは古くなる。そうなる前に帝国を終わらそうとしている、というのが私の意見です」

 

ゆっくりとターキンが閉じていた目を開ける。

ヤベッ、怒らせたか?

 

「続きを聞こう」

 

あぶねえぇぇ

とりあえずは大丈夫か…

 

「第二に…思想的な面以外でも弱点が多すぎる点です」

 

これにはターキンも納得しているようだ。

 

「例えば、派閥争い。反乱者どもは共通の敵の為に手を取り合っていますが、帝国は大きすぎるがあまり帝国内で争っています」

 

まーじで無意味なのよね。

だいたいヤヴィン以降もやってますからね、派閥争い。

 

「第三に民意の風向きの問題です」

 

ターキンは政治に関しても深いところまで入っている。

ココの改善は俺にはできない。ここの改善をやるならターキンに頼むしかない。

 

「民衆は今でこそ帝国に従順ですが…なにかあれば直ぐに相手側につくでしょう」

 

ここが一番の問題なんだよな~

帝国は独裁に近い政治形態だけど、帝国元老院は一応あるし…

 

「帝国の支配が弛んだ隙をついて犯罪シンジケートが蔓延れば…」

「ああ…民衆の怒りは帝国に集まるだろう」

 

ターキンもこれに憂慮しているようだ。

事実、ゲーム作品なんかで語られてるけど帝国の力が弱まって犯罪組織が巨大化した面はある。

 

「詰まる所…我々は常に発達する、立ち止まってはいけないということです…」

 

いやー、改めて見ると無理ゲーだな。うん。

こういう内部事情がほとんど無くて、軍事に注力できる反乱者ってつえー

 

「…やはり、かなり厳しいと言わざるを得ないな」

 

ターキンさんも言語化してみて改めて感じたそのヤバさから顔真っ青になってるもん。

 

「ええ、一つ一つ改革していくしかありませんが…」

 

アレ? なんかターキンがこっちを興味深そうに見てるんだけど?

なんかやった?!

 

「カタナ提督、君は…帝国に絶望しているのではなかったかね?」

「…帝国軍人として、最後まで帝国の為に献身する覚悟であります」

 

なんかめっちゃ疑われてた。

やっぱターキンってこえー

 

まあターキンも思うところがあったのか「そうか」と言っただけだったけど。

 

「君が改革するとしたら…どこから始める?」

 

うーん、ぶっちゃけ分からん()

 

「…まずは整理から、かと」

 

まあ多少はね? 汚職撲滅キャンペーンの徹底とかしないと、ね?

 

「そうか…ところでカタナ提督、貴官は白と黒ならどちらを好む?」

 

白と黒?なんかの例えかな?

うーんどうしよう?

 

「…黒、ですかね」

「ほぅ? 理由は?」

 

理由…ね

 

「黒は…染まり切っている。敵かどうか見分けがつきます」

「では白は?」

 

白は…

 

「白は染まっていない。だからこそ未知の存在、未知を恐れるのは…当然では?」

 

おーい、ターキンさん?

しっかり理由説明しましたよ~

 

「成程。では君に、頼みたい事がある」

 

嫌な予感しかしないんですけど?!

 

「何も身構えるほどではない…少し…"掃除"してもらいたい」

 

あー掃除ね。おk、ってなるか!!

どう考えても政敵の排除ってことでしょ!?

 

「因みにその…片づけるゴミは?」

 

ターキンがフッと笑う。

やめて!怖いから!!

 

「そんなに難しいものではない。赤と青をそれぞれ6つほど持ってる人に聞くといい」

 

赤と青を6つ?

あれ、それって帝国海軍の提督の階級章では?

 

「名は確かカルダンだ。彼を"集積場"まで見学させてきたまえ」

「はっ!…彼にもゴミの苦しみを味わってもらいますか?」

 

暗に生け捕りにするのか殺るのかを聞く。

 

「ふむ。折角なら彼にもゴミ収集の大変さを学んでもらいたいが…」

 

ターキンは少し頭を捻った後、結論を出したようだ。

 

「…そんな時間は無いだろう。ここで教えるから連れて来てくれ」

 

この爺さんマジで軍人気質でもあるんだよな~

まあ元軍人なんだけどさ。

 

「…ああ、それと」

 

去り際にターキンが俺を呼び留める。

 

「せっかくの機会なのだから、情報部から何人か増援として回そう」

 

 

 

 

 

 

 

 

…うん?!情報部!?!?

 

ちょっと待って?

白か黒って「ISBか情報部か」ってコト!?

 

えー、地球に居る皆さん。

どうやら俺に政治はまだまだ早かったようです…

 

 

 

 





どうも、SW好きのガノタと申します。
東方ロストワードにハマって投稿遅くなりました…反省してます。。。



今回の最後に続く形で、次回は逮捕劇…かなぁ?



お気に入り200件ありがとうございます!!!
ここまで活動を続けられるのも皆様のお陰です!!


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