スルトが完全復活。
今回は新キャラでます。
「っしゃあー!完全復活だぁ!!」
「って馬鹿!!まだ無理しちゃダメだってば!!」
「....」
スルトの絶対安静が解かれ、コンゴウの群れを討伐するという任務に出撃したスルトとマリアとシェリル。
「おらおらおらぁーー!!」
スルトはコンゴウやオウガテイルなどの小型アラガミをバタバタと切り倒していく。
「....馬鹿は1回死なないと治らない」
「シェリルさん....その通りなんですど、銃口を向けるのやめてあげてください」
シェリルはスルトに銃口を構えるが、それをマリアが止める。
「はぁ....なんなのこのカオス....」
マリアは1人ため息をついた。
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「いやー。全然足りないね。うん」
「結局1人でほとんど倒したわね....」
まだまだ足りないと言った感じのスルトをよそに、マリアは呆れかえる。
「....まさか。そんなはずは....」
「シェリルさん?」
「....なんだろう、この懐かしい感じ....近い....」
「スルトまでどうしたの?」
突然スルトとシェリルがなにかに気付く。
「スルト!間違いない!間違えようがない!!」
「シェリルさんっ!?」
シェリルが珍しく大声をあげてスルトに言う。
「....行こう。シェリル。マリアは先に帰投ポイントに向かってて」
スルトが低く、冷静な声でマリアに言うと
「どうして?....スルト、私も行く」
マリアその言いつけを守ろうとしない。
「....マリア。お願いだよ。今回は本当に2人で行かせて欲しい」
「....そうね....私って足手まといだものね....ごめんなさい」
先日起きた事を気にして考え直すマリア。そしてシェリルが口を開く。
「マリア、違うの。....これは私とスルトに関わる事なの。だからごめんなさい」
「....わかりました。シェリルさんがそう言うなら深追いはしません。でも約束してください、必ず無事に帰ってくるって」
「大丈夫だよ」
「....約束する」
そして2人は歩いて行ってしまう。
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[マリアさん、帰りのヘリがもう少しで着きますよ....ってシェリルさんとスルトさんは....?]
「マシューさん。なんか2人とも、どこかへ行っちゃいました。なんか、懐かしい感じがする。とか、間違えようがない、とか言って....」
[....?どういうことでしょう?よくわかりませんが、とりあえず2人が帰ってくるまで待っていただいてもよろしいですか?]
「大丈夫ですよ。2人を信じて待ちます」
[わかりました。....今2人通信送りましたが、どうやら電源を落としてるようですね。一体どうされたんでしょう?]
「とにかく動きがあったらまた連絡しますね!」
[はい、わかりました!どうか気をつけてくださいね。割と遠いですけど、アラガミの反応がありますので]
(....あれ?スルトは近いって言ってたけど....)
マリアはマシューの話に疑問を覚えたが、それを口にしなかった。
「とにかく、無事に帰ってきてね....」
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「絶対。絶対アイツ」
「うん。俺もそう思うんだ。でも何か変じゃないかな?」
「そう。あまりにも反応が大きすぎる」
「そういうことか!なんか変だと思ってたんだけど、それではっきりしたよ」
「えぇ。アイツは....」
「そうだね。....アラガミ化してる」
「よーくわかったなぁ!!満点だお前ら!!しっかしでかくなったなぁ!」
シェリルとスルトが話していると、突然上から声がする。すぐ近くの街灯の先端に男が立っていた。
「....やっぱりアスラ....だったんだね」
「なにしてんのよこのアホ」
アスラと呼ばれた男は白髪で黒いスタジャンを肩で着ている。そして、【神機】を持ち、腕輪をしていた。
「いやぁ、ちょっと諸悪の根源を断ち切っててな。いまわりと忙しいんだ」
「....その目、どうしたの?」
よく見るとアスラの目は白目の部分が赤くなっている。
「ん?あぁ、どうやら俺は神になっちまったらしくてなぁ。凄いぜ?暗いとこでも全然見えるんだぜ?」
「....そんなこと聞いてない。いままでどこにいたの」
「だぁーかぁーらぁー!戦ってたの!!悪の親玉と!!....って、シェリル....?」
「....バカ!死ねばいい!死ね死ね!死ね!」
「....ごめんな。悪いことしたよ。すまない」
「アスラ....何があったのか話してよ。俺だってアスラがいなくて本当に心配したんだから」
シェリルは泣きながらアスラに罵声を浴びせる。そしてスルトは悲しそうな声でアスラに問いかける。
「....言えねぇ。まぁとにかく!俺は無事だ!腹が減ったらアラガミ食えばいいし!なんともない!!だから心配すんなって!セシルとナタリーとマシューにも伝えといてな!」
「納得いかない!!こうなったら力ずくで聞き出す!」
そう言ってスルトは神機を構える。
「やめときなスルト。お前じゃ俺には勝てねぇよ」
「うるさい!連れ戻す!!」
スルトは駆け出した。正面から神機を縦に振り下ろす。
しかしアスラはその神機を左手で受け止めてしまう。
「ははっ!強くなったなスルトぉ!!俺は感動したぜ!!」
「そん....な....」
勝てないと思っていた。その立ち振る舞い、そして染み出る強さにスルトは初めから勝てないと思っていた。
だから全力の一撃だった。一切手を抜かず、殺す気の一撃だった。それなのに腕一本で止められてしまう。
「....スルト。頼むよ。2回目なんだけどよ、わがまま....聞いてくれよ」
「....俺じゃアスラを連れて帰ることは無理みたいだ。たぶんシェリルと組んでも無理。わかったよ。でもその悪の親玉を倒したら、戻って来てね。絶対」
「アスラのバカ」
「ははは。ったく、手のかかる奴らだぜ。わかった。約束するよ。おらっ!」
アスラ突然スルトの頭を雑にワシャワシャと撫でる。
「うわっ!もっとやり方あるだろぉ!!」
「うっせー!お前なんてこれで十分だ!....スルト。お前は間違いなく強くなってる。皆のこと、頼んだぞ」
「....わかった」
スルトは涙をこらえてアスラに約束する。
「シェリル。お前少し変わったんじゃないか?恋でもしたのか?」
「....っ!?うるさいバカ!死ね!」
「図星かよ....。ま、頑張れよ」
「....お願い、死なないで帰ってきて」
「ははっ!言ってることおかしいぞ!」
「....もう行けばいいじゃない」
「おーおー。怖い怖い」
シェリルはそっぽを向く。
「じゃあなお前ら。イザベルとスエードによろしく言っといてくれ」
アスラは二人に言うとすぐに跳んでいってしまった。
「....シェリル、帰ろう?」
「....うん」
2人は嬉し涙と悲し涙を流しながら歩いて帰投ポイントへ歩き始めた。
ということで次回からシェリルの過去編行きます。
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