たいへん遅れました。
しかし読んでいる人が少ないのが幸いというか、悲しいというか....
とりあえずどうぞ!
「朝....ここは?」
宴会の翌日。
イリーナは会場ではなく、どこかの部屋で朝を迎えた。
昨日確かに会議室で眠ったはずだったが、見たことも無い部屋だった。
[おはようございますイリーナさん。第一部隊が集合していますので、エントランスロビーまでお越しください]
「お、おはようございます。....集合ってどういうことですか?」
[あぁ、先程集合のアラームをかけたのですが、イリーナさんだけが応答してなかったので、ちょっと心配になって個人通信を使わせてもらいました]
「アラーム........っ!?も、もしかして私、遅刻してますか!?」
[大丈夫ですよー。このアラーム回線なかなか気づかないことが多いので。僕も現役時代によく寝過ごしましたよ!あはは]
「そ、そうなんですか....。って!みなさん待ってますよね!?すぐ向かいます!」
[はい!了解です]
イリーナはとにかく急いで部屋を後にした。
「え、えっと....ど、どっち!?」
しかしロンドン支部は初めての場所。
しかも起きると、全然知らないところにいた。
右に行けばいいのか、それとも左に行くべきか。
それすらもわからないイリーナは焦る。
「....見ない顔ね?どうかしたの?」
「へっ!?あ、その。エントランスロビーの行き方が分からなくて....」
「あら、奇遇ね。私はサリアよ。私もそこに行くのよ。ついておいで」
「あ、ありがとうございます!わ、私、ロシア支部から来ました、イリーナです!よ、よろしくお願いします!」
「初々しいのね。さ、行きましょ」
サリアと遭遇したイリーナは自己紹介をすませ、トコトコとそのあとを付いて行く。
━━━━━
「....イリーナのやつ、遅いな」
所変わってエントランスロビーでは第一部隊が集結していた。
「いや、それにしても酷い惨状でしたよ....。セシルさんなんて床で寝てましたからね....」
前日、夜勤交代のマイクが遅れたため、0時を回ってから仕事が終わったマシューは部屋に戻っている最中に、スルトの部屋のロックがかかってないことに気がつく。
中を見てみると、誰もいないのでまだ第六会議室で宴会をしているのだと思い、足を運ぶとそこには第一部隊が仲良く寝ていた。
このままでは風邪をひくと、なんとか皆を起こし部屋に戻すがイリーナは自分の部屋がわからないと寝ぼけながら言う。
「そのあと部屋を調べておんぶして部屋まで運んだんですが、彼女は病的に軽いですね」
「....マシューさん、それは絶対にイリーナに言わないでくださいね....」
「へ!?ど、どういうことですか?」
「えっと....」かくかくしかじか
マリアはマシューにイリーナが男性が苦手な事を説明する。
「わ、わかりました!と、とりあえずマリアさんが運んだ事にしてください!」
「はい、わかりました!」
マシューとマリアが口裏合わせをしていると、エレベーターが到着する。
「おはよー。マシュー、出撃は何時になりそう?」
「サリアさん、おはようございます。そうですね、第一部隊のミーティングが終わり次第なので、おそらく9時ジャストかと」
「そ、了解ー」
「あの....おはようございます....」
サリアのすぐ後ろに隠れるようにイリーナが申し訳なさそうな顔をしていた。
「おうイリーナ。早速でスマンが、出撃のミーティングをするぞ」
「あぁ....やっと隊長っていう重荷が降りるっス....」
「ナタリーもなかなか様になってたけどねー」
「そうですよ!ナタリーさんもしっかり隊長でしたよ!ミラもそう思うだろ!?」
「そうですよ。私もアインと同じですよ」
「....私はどっちでも」
「シェリルさん....」
ナタリーが隊長をセシルに受け渡すことで、脱力する。
「あ、あの。ごめんなさい....私、遅れてしまって」
「ん?あぁ、気にすんな。別に緊急ってわけでもないしな。マシューが現役だった頃なんてスルトの奴は毎日マシューに起こしてもらってたぞ」
「ちょ!セシル!!それは半年前の話でしょ!?」
アハハハハハ
と第一部隊は笑う。
(....仲いいなぁ)
イリーナは仕事仲間というより、家族に近い第一部隊のかたちに自然と微笑む。
「よーし。んじゃ、ほんとにミーティング始めんぞ」
━━━━━
ミーティングを無事終えた第一部隊は、総出で付近のアラガミを根絶やしに来ていた。
「よっしゃー!今日もやるぞー!」
「まぁ、怪我しない程度にな」
「お2人と任務を御一緒できる日が来るとは....。俺、感激です!」
「はい!私もです!今日はよろしくお願いします!」
こちらはチームαのスルト、セシル、アインとミラである。
「にしても、2人ともほんとに硬いよね。いままで気にしないようにしてたけど、イリーナが来たしそろそろその敬語辞めたら?」
「そうだな。俺も昨日会ったばっかだが、敬語はいらねぇよ」
「えっ!?いやいや、そんな支部の英雄のお2人に恐れ多いです!!」
「あ、いいの?じゃあこれからはスルトにセシルって呼ぶね」
「ミラ!?おま、嘘だろ!?」
「そーそー!ミラは素直でいいねー」
スルトが2人に敬語を辞めるよう言うと、アインは断りミラは何もなかったように辞める。
「あのねーアイン。第一部隊に社会の常識は通用しないの。アタシももういろいろ諦めたよ?」
「....お前、たまにたくましくなるよな。じゃあ、おれも覚悟決めます!よろしく、スルト!セシル!」
「その調子~」
「その方がしっくりくるぜ」
こうして4人は進んでいく。
━━━━━
「それで、イリーナはセシルとはどーゆー関係なんスか?」
一方こちらチームβでは、イリーナが質問を受けていた。
「あ、いや。ロシア支部でよくしていただいて....。とても気にかけていただいたんです」
「そっかー。セシルさん面倒見のいいお兄さんみたいなひとだしねー」
「....マリアのいうことも一理ある」
「ま、とにかくこれからは背中を預けるっスからよろしくねー」
「が、頑張ります!」
4人が歩いていると、ザイゴートが群でフワフワと浮いているのを発見する。
「よし、それじ始めるっスよー」
ナタリーがまず飛び出す。
ザイゴートは一突きで絶命し、ほかのザイゴートが4人に目を向けるが、シェリルとマリアのラッシュに反撃することもできずに倒れて行く。
「ほーら。イリーナもちゃんとしないとセシルに褒めてもらえないわよ?」
「マ、マリアさん!?」
マリアがイリーナに軽口をたたくと、イリーナも動き出す。
「....敵?」
「シ、シェリル!?違うっスよ!?彼女は仲間!」
不穏な空気が流れ、ナタリーはまたもや胃に穴が空くのではと心配になった。
その後、ザイゴートを一掃した4人は騒ぎを聞きつけたオウガテイルの群れを事もなげに一蹴する。
「ま、余裕っスね」
この時、4人は近づく影に気づかなかった。
━━━━━
次は本当に急ぎます。
頑張ります。
どうか見捨てないで....( ´ ` )
というわけで読んでいただき、ありがとうございます。
コメント、感想お待ちしております!