すみません。
とにかくすみません。
「作者死んだんじゃねぇかな」
なんて思われても文句言えません。
「やばいっス!とにかく逃げるよ!」
チームβは追われていた。
「こちらチームβ!緊急事態!スルト、早く来て!」
[え!?なに?どうしたの?]
「ジークフリートよ!それに接触禁忌種まで出張ってきたわ!」
[すぐ行くっ!持ちこたえて!]
「早く来て!シェリルさんが....シェリルが!!」
[シェリルがどうかしたの!?]
「くっ!!とにかく、早く来て!一旦戦線離脱するわ!身を隠す!座標は送ったから!急いで!」
突如現れたジークフリートと接触禁忌種によって、チームβは撤退せざるを得なくなっていた。
遡ること10分───
━━━━━
「よーし、雑魚のアラガミはあらかた片付いたわね」
チームβはオウガテイルなどを葬ったあと、すっかり気を抜いていた。
「それでー?イリーナは一体セシルとどこまで行ったんスか?」
「えっ!?」
「....」
「ちょっ!?シェリルさん!?すごい顔ですけど!!」
ナタリーがふっかけると、その場の空気が凍りつく。
正直これ以上胃に負担をかけたくなかったナタリーだが、いずれこの時が来るだろうと、早いうちに解決したかった。
要はヤケになっていた。
「あ、あの。ほんと、なんでもないですよ?」
「ふーむ....」
「本当なんですっ!」
「嘘じゃないわよ!!ナタリーもやめて!シェリルさんから溢れんばかりの殺気が....」
恐る恐るマリアがシェリルに振り向くと、なぜかシェリルは目を見開いていた。
「....来るっ!皆逃げて!」
「えっ!?どういう....」
【それ】はナタリーが言い終わる前に来た。
「ギャアァアアアアァァァ!」
スサノオが一体。
突然現れた。
「んなっ!?どういうことなの?接触禁忌種が突然現れるなんて!」
「....逃げるしかない!」
シェリルが声を荒げ、皆を走らせる。
「はぁっはぁ、んなーっ!もう走れないっス!」
「まだダメよ!走って!イリーナをかばいながらじゃ、戦えない!ある程度離してからじゃないと!」
「ご、ごめんなさい。私の....せいで」
「....あなたのせいじゃない。警戒を怠った私達の責任」
走って、走って、走って。
ある程度走って、曲がって、隠れて、また走って。
そうして、スサノオをまいたと確信ができた。
「こんなところかしらね」
「はーっ。走りすぎて死ぬかと思ったっス....」
「これで一安心....っ!?」
ズドンッ!と音を立てて、4人の目の前になにかが落ちてくる。
「まさか....コイツっ!!」
全員が驚愕する。
それは、黒く、大きな人形で。
「ジークフリート!?」
ナタリーが、声を上げるのと同時に
「....」
ジークフリートが物凄い速度で動き、イリーナを狙う。
「危ないっ!!」
シェリルが咄嗟にイリーナを押しのける。
そして....
鮮血が、飛ぶ。
━━━━━
スルト達は幸い雑魚の群れを見つけられなかったので、すぐにマリアたちの救援に向かうことができた。
「セシル!急いで!!」
「分かってる!おい2人共!しっかりついてこいよ!」
「「は、はい!」」
スルトが物凄い勢いで駆け抜け、アインとミラを気にしながら少し後ろをセシルがついていく。
「無事でいて....」
スルトは更にスピードを上げる。
「送られてきた座標から近いな....。スルト!接触禁忌種がいるかもしれねぇ!気をつけろよ!」
「わかった!」
後少し、というところでセシルの予感は的中した。
「グァァアアアアァアァアア!!!」
「ギャァァァアアアア!!」
セクメトとポセイドンがビルの門から出てくる。
「くそっ!こんな時にっ!!」
「スルト!お前は行け!俺達3人で相手する!」
「わかったよ!頼んだよ!死なないでね!!」
「任せとけ」
こうしてスルトは更にグッとスピードを上げて駆け出す。
「よーし、お前ら。初の共闘だか、若い奴の力を見せてくれ」
「「は、はい!!」」
「敬語」
「は、はい!大丈夫!セシルの足は引っ張らないさ!」
「たったの一月だけど、私達だって戦えるわ!」
「伊達に第一部隊は名乗ってねぇみてぇだな。行くぞ!」
3人は2体に攻撃を仕掛ける。
━━━━━
スルトはなんとかビルの瓦礫に隠れているマリア達に合流できた。
だが戦局は絶望的だった。
「シェリル!?」
「....スルト。やっぱり恐ろしい強さよアイツ」
「............そんな....」
「........疲れたわ。寝る....」
シェリルの左腕が、無かった。
二の腕から先が無かった。
包帯でグルグル巻きにされた腕は見るだけで痛々しかった。
恐らくマリアがいたので応急処置は済ませてあるだろう。
シェリルは疲れたようで、本当に眠ってしまった。
「また....守れなかった」
スルトはシェリルの腕を見て涙を流す。
マシューを重ねて見てしまったスルトは、自責の念に囚われると、マリアが腕を振りかぶる。
パァンッ───
「えっ?」
突然左頬をビンタされた。
マリアがスルトの頬をぶったのだ。
「いっつもそう!目先のことに囚われる!シェリルさんはまだ生きてるの!!私も、ナタリーも、イリーナも!まだ何も失ってないっ!!」
「っ!!」
「そうっスよスルト。まだアタシ達は戦える。第一部隊を見くびってもらっちゃ困る」
「....そうだね、ごめん。じゃあ、反撃と行こう!」
気持ちを入れ替えるスルトだが、ナタリーの足元にうずくまっているイリーナを見つける。
「....どうしたのイリーナ?」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「イ、イリーナ!?な、なにがあったの?」
目を伏せながらナタリーが口を開く。
「ジークフリートの速さに反応出来なかったイリーナは、初撃を受けそうになったの。それをシェリルが庇ったんスよ....。アタシが居ながら....くっ」
「....そっか。わかった。マリアはシェリルとイリーナをお願い」
スルトは外に向き直る。
「....ごめんなさい。私が何もできないばっかりに」
「違うよマリア。シェリルを看病しながらイリーナを何とかするのは、マリアにしか出来ない」
「うん。そうね、わかったわ!いってらっしゃい!死なないでね!!」
「任せて!ナタリー、行こう!」
「了解っス!」
そして外へ飛び出す2人。
「私は、出来ることをしなきゃね」
マリアは覚悟を決めてイリーナに向き合う。
━━━━━
「っせぇい!!」
「そこっ!!」
セクメトをアインとミラが相手をしている。
この一月で2人は著しく成長して、現在セクメトを押している。
が、決定打を与えられずにいる。
「シッ!おらよっ!!」
セシルは恐ろしい強さでポセイドンを圧倒していた。
[聞こえる!?シェリルの左腕が持っていかれた!今はマリアが看てるけど、もしアラガミに嗅ぎつけられたら厄介だから、3人共急いで!]
「んなっ!?シェリルが!?くっそ....こっちは急いでもあと5分といった所だ!くそっ!」
[わかった!ジークフリートは俺とナタリーで足止めしておくから!]
「わかった!....イリーナはどうした?」
[....後で話す!無事なのは確かだから!とにかく急いでくれると嬉しい!]
「わかった!」
通信を着るとセシルの神機を持つ手に力が入る。
「ったく。だからテメェらアラガミは嫌いなんだよ....」
「グアァアアァアアアアァァァ!!!」
そしてセシルはその場から消える。
「らァ!!こんなんじゃねーぞシェリルの痛みはぁ!!」
左のミサイルポッドを切り落とす。
「セシル!!」
「どうしたアイン!」
「ここは俺達2人でなんとするから!シェリルさんのとこに行ってあげて!」
「なっ!?馬鹿言ってんじゃねぇ!んなことできるか!!」
救援にかけつけろというアイン。
「そーよ!シェリルさん心細いに決まってる!セシル、行ってあげて!!」
「ざけんな!!お前ら置いて行けるかよ!!っだぁ!!」
セシルは攻撃の手を休めずに大声で話す。
「「俺(私)を信じて!!」」
「........。なら!コイツはオマケだ!!」
スドンっとセシルのチャージした一撃がポセイドンの腹部に食い込む。
「お前ら!ホントにできんのか!?」
「「できる!」」
「....すまねぇ!俺は先に行かせてもらうぞ!」
セシルは駆け出す。
「せっかく任せてくれたんだ。意地でもぶっ飛ばすぞ!」
「ええ!やってやるわ!」
「俺はセクメトをやる!ミラはポセイドンを頼むぞ!!」
「わかったわ!」
2人は一旦動きを止めて、アラガミに向かい合う。
距離にして10m。
「さぁ、手柄をあげてやるぜ」
「私だって、第一部隊なんだから!」
両者が動き出す。
「ギャァアァアアアァアア!!」
「グオオオォォォオオォォォオ!!」
2人の集中力が研ぎ澄まされる。
「こいやぁ!!」
「こんなところで、死にはしないわ!」
━━━━━
「シェリルっ!!」
セシルは、シェリルとマリア、そしてイリーナの隠れているところまで辿り着く。
セシルの声に反応して、シェリルは目を覚ます。
「....セシル。ごめんなさい」
「ばっか....何謝ってんだよ!」
シェリルは俯いて、謝罪の言葉を吐き出す。
「お前は、シェリルを守ったじゃねぇか。上出来だ!さすが第一部隊だ!........だから、そんな悲しい顔すんなよ」
「....うん。ありがと」
ふうっと一息ついて、セシルはイリーナの方を向く。
マリアがイリーナに向き合っていた。
「ねぇ、イリーナ。大丈夫だから。あなたはなにも悪くないから」
「ごめんなさい、ごめんなさいっ!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
その様子に少し驚くセシル。
「....いったいどうなってんだ」
「....彼女を責めないであげて。油断してた私達が悪いの」
「わかってる。大丈夫だ」
セシルはイリーナに対して、全く責めたり、恨んだりする感情はない。
「俺が許せねぇのは、アラガミだ....」
セシルが殺気を露にする。
「私は大丈夫だから、スルト達の所に行ってあげて」
「....シェリル」
「アイツは恐ろしく強いわ。あの2人でも、足止めが精一杯よ」
「....わかった。でも、それはアインとミラが来るまでは行かない。あいつらがくるまで、ここは俺が守る」
「....そう。わかった」
「こちらセシル!2人共聞こえるか??」
[こちらアイン!バッチリです]
[こちらミラ!問題無し!]
とにかくまず、2人が無事であることに安堵するセシル。
「よし、戦況は?」
[はい!ポセイドンをミラが撃破して、いま2人でセクメトに当たってる!後少しだ!!]
[そっちはどう?]
「まぁ、ボチボチだ。とにかく、お前らの到着を待つ。2人がきたら、おれもスルトの所に行く。急げよ!」
[おう!すぐだ!]
[余裕よ!]
ったく、若いくせに頼もしいぜ。
なんて考えていると、シェリルが何かに反応する。
「なにか来た....!」
「ちょっと見てくるわ」
セシルが外の様子を見る。
「くっそ。結局来やがったか....」
スサノオが、すぐそこまで来ていた。
━━━━━
_○/|_ 土下座
つぎも、投稿頑張るので、見捨てないでいただけますと嬉しい限りです。
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