起きたら女の子になってた上にVTuberになるようです。 作:一般通過影
「視聴者さんには申し訳ないんですが⋯」
質問箱を私が書いた葵ちゃんへの質問を入れながら、視聴者さんに申し訳なくなり、1人で謝る。
「高校生⋯ぐらいでしょうか、あの可愛らしさは反則だと思うんです、守ってあげたくなるというか、なにかしてあげたくなるような、そんな感じがします」
言い訳を並べながら、葵ちゃんへの質問を入れる。
元々はただの推しだったというのに、リアルの葵ちゃんの方も好きになるなんて⋯でも、事前に話はされていた通り葵ちゃんは少し人見知りで、私に対してもよそよそしかったです、だから
「今回のコラボで、必ず仲良くなってみせます⋯!!」
そういえば、昨日の配信見れませんでしたね⋯帰ったらちゃんと見ないと
◇
『乙川さん、答えてください』
「うっ⋯」
と決めたはいいんですが、バレてしまいました⋯
リアル推しが目の前に⋯
「そ、その⋯実は、葵ちゃんのこと知りたくて⋯」
『⋯?』
さっ、察しの悪い所も最高に可愛いです!!
推しのことになると脳が溶ける花恋なのだった。
◇
私の事が知りたいのと気を使ったことにどんな関係が⋯?
こんがらがってきた、もしかしてそもそも私に気を使ってなんか⋯?
・花恋ちゃん、こいつわかってないぞ
・これが花恋×葵⋯ですか
・口ごもってる花恋ちゃんやばすぎる
『え、えっと⋯その、質問箱の中身を⋯少しいじくっていたといいますか』
「は、はい」
『そ、その⋯だから、私から葵ちゃんへの、質問に変えたといいますか⋯』
「⋯はい?」
視聴者さんからじゃなくて花恋さんから⋯?
あれ、今回の配信ってそういう枠だったっけ⋯私が間違えた?
『そ、そのぉ⋯視聴者さんには悪いと思ってるんです、でも⋯どうしても葵ちゃんに色々聞きたくて⋯⋯配信外で聞いても答えてもらえなさそうだし⋯』
「え?すみません、後半なんて言いました?」
『い、いや!なんでもないですよ!』
・まぁ、そういう枠でも⋯いいと思う
・花恋ちゃん(視聴者)ってことか
・配信外で聞いても答えてもらえなさそうだしっていいました!!
・マイクが近いのか小声聞こえたな
「そ、そんなこと⋯配信外で聞いてくれたら⋯答えましたよ?」
『えっ!?』
「えっ」
『あ、葵ちゃん、私とあまり仲良くないのに、答えてくれるんですか!?』
「えっ、あっはい」
『はぁぁ⋯』
「な、なんかすみません⋯」
・配信だと答えてくれるって思ったからやったのか⋯
・まあそりゃ推しから質問されたら葵は答えるか
・なんでも答えそう
・葵なら多分そう
『な、なんでもっ!?』
「ど、どうしました⋯?」
『い、いや⋯なんでもないですよ?じゃあ⋯質問、戻ってもいいですか?』
「はい」
『⋯葵ちゃんは私の配信、好きなんですよね?』
「すき⋯ですよ」
本人の前で好きっていうの恥ずかしすぎるんだけど⋯
『そ、その、私の配信好きなところ、あったりしないかなぁって、思いましてですね⋯』
・あっ
・その手の話題は⋯
・配信見てないのか⋯?
・あっ(察)
「えっ!?えっと⋯」
「⋯聞いてるだけで落ち着くような綺麗な声、やばすぎる顔、面白い雑談、好きな話題が出るとテンションがあがるところ、ゲームをやって見たはいいものの下手なところとか⋯あっ、すみません⋯」
『〜〜〜っ!』
あ、かわいい⋯照れてる
・これだけですんだならまあ⋯
・責められると弱いんだな⋯
・葵って好きな話になると饒舌なんだよな
・かわいい
『そ、その辺にして!そろそろ質問に戻りましょうか!ちゃんと募集してきた方でやりましょう!』
「あっ、はい」
そうして、1時間質問に答え続けた。
『それでは皆さん、今日も見てくれてありがとうございました〜!』
「ありがとうございました」
・おつ!
・以外と喋れてたな
・いいものが見えた
・お疲れ様でした!
2人で質問に答えます!【NEO/乙川花恋/七海葵】
⤴︎︎7402 ⤵︎ ︎非公開
乙川花恋
チャンネル登録者:───
26521人が視聴中
『ふぅ⋯お疲れ様です、葵ちゃん』
「お、お疲れ様でした」
『楽しかったですね〜』
「そ、そう⋯ですね」
『⋯』
「⋯」
『⋯あ、葵ちゃん!』
「は、はい!?」
び、びっくりした⋯いきなり大きい声出さないで⋯
『この後⋯暇ですか!?』
「えっ、えーっと⋯空いてますけど⋯」
『じゃ、じゃあ⋯この後、なにかたべにいきませんか?』
「えっ誰と、ですか?」
『私と⋯です!』
乙川さんと⋯推しと⋯?2人で?無、無理だよ!今ですら緊張したのに2人っきりで食べに行くなんて⋯
「⋯ご、ごめんな──」
『ダメ、ですか⋯?』
「い、いきます⋯」
『ほんとですか!!』
「はい⋯」
『では、いいお店調べておきますね!!』
「はい⋯」
乙川さんは、そうして大層気分が良さそうに部屋から出ていった
なんだか乙川さんが出ていったドアから、声が聞こえるけど気のせいだろう。
『お疲れ様、葵さん』
「あ、お疲れ様です、マネージャーさん」
『遊びに行ってもらうのは結構なんだけど、花恋さんの方は⋯ちょっと今、マネージャーに捕まって怒られててね⋯』
「なるほど⋯」
そりゃ怒られるよね、後半はちゃんとしてたとはいえ前半は⋯
『10分ぐらい待ってくれたら、多分終わると思うよ』
「わ、分かりました⋯」
『いいパフェの店をしっていてね、そこに誘ってみてはどうだい?』
「え!?」
『初デートだろう?』
「デート⋯?」
『とにかく、場所は送るから誘ってみてはどうかな?もちろん、他の場所に行ってくれても構わないよ、それじゃあ頑張って』
「えっ!?ちょまっ⋯行っちゃった⋯」
え?私がお店誘わないとダメなの⋯?