今回の戦いを無事乗り越えられたことを祝して、宴が行われることになった。
王城の大広間は、金と宝石の光でまぶしいほどに輝く。
天井には豪奢なシャンデリア、テーブルには高級料理。
人々は笑い、歌い、杯を掲げ――勝利の宴はまさに最高潮を迎えていた。
……なのに、その隅っこの壁際に追いやられている人が二人。
「別に、はぶられてるわけじゃない」
「…………」
「ただ、地味すぎて話題にならないだけだ。いや、悲しくなんかないぞ」
「……カズマさん、独り言喋ってる方が空しくなりませんか?」
余計なおせっかいだと隣から聞こえる声の方を振り向く。
控えめなため息が聞こえたそこにいるのはゆんゆんだ。
まさか俺がゆんゆんと同族になるだなんて思わなかった。
「そうだな、確かにこんなところで壁と会話してても虚しいだけだ」
「壁とじゃなくて、私と話しません?」
「どっちも似たようなもんだろ」
「……ひ、ひどい!」
ショックを受けたようなゆんゆんだが、ほかの人たちから相手にされなくて俺の方に来てうろちょろして、なのになにも話しかけてこなかっただろ。
ゆんゆんは覇気のない目で手に持ったグラスの中の泡をじっと見つめて、はそのグラスを一気に呷った――もちろんノンアルであるが。
ぼっち娘は乾いた笑みで空になったグラスにため息を吐いた。
「お願いですから聞いてよカズマさん!」
「……聞くだけ聞いてやる」
「ありがとうございます。……あのですね、さっきまではみんな私の魔法をすごいって褒めてくれてたんです。魔王軍の強敵を一撃で――って」
「……」
「でも……めぐみんが爆裂魔法に全部持っていかれました。決め台詞も、人気も、何もかもを」
「……」
「私、勇気を出して“話しかけてください”って目でアピールしてたんです。なのに……私、どこで道を間違えたのかなぁ……」
……そりゃ逆効果だろうに。
ゆんゆんの視線の鋭さは、もはや獲物を狩る猛禽類並みだ。
しかも物凄い一人遊びをしていることが多い。
となればみんな「ゆんゆんは一人でいるのが好きなんだからそっとしておいてあげようよ」とか「近寄りがたい雰囲気感じるし、話しかけるのはやめておこうか」という判断になる。
そのせいでアクセルの冒険者ギルドでもみんなから話しかけられない。
「ねえカズマさん、めぐみん楽しそうですね」
「まあ、あいつは目立ってなんぼだからな」
「私は……爆裂魔法じゃなくても、頑張ったんですけどね」
「知ってる。普段しっかりしてるのに随分とはっちゃけてたよな」
「そ、それは若気の至りというか何というか、上級魔法で魔王軍の侵略から王都を守ろうと……」
侵略から王都を守ろうと、ねえ?
そんな崇高な考えがあんな中二病発言の裏に隠されていたとは。
「なんだっけか。『我が名はゆんゆん! 上級魔法の使い手にして、紅魔の里の長となるもの! さあ、邪悪な魔王軍よ、我が紅蓮の炎に焼かれて消えなさい!』とか『くっ、右手に眠りし黒炎竜よ、力を――」
「わーっ! わああーっ!! き、聞いてたんですか!? そ、それは……めぐみんの目みたいなもので、感情が高ぶっているときは特に魔力が高まるんです! なので、王都の人たちを助けるためにワザとやって――!」
嘘つけ。
いや、確かに魔法の威力と感情の高ぶりは連動してるだってのは本当だろうが、明らかにあれは戦場の空気に充てられて紅魔族としての本能が爆発してただけだろうに。
ワザとっていうのはさすがに無理があると思うんだ。
「ほーん? それじゃあゆんゆんは本気を出すときにはああいうことを言った方がいいんだな? 全力で力をふるえる場を作ってこれなかったのは俺の責任だ。ぜひこれからは毎回本気で行ってほしい」
「ええっ!? あっ、いや、そういうわけじゃ……」
「これからは遠慮せずにやってくれ。強い魔法を撃つにはしょうがないんだろ? 真面目な話、めぐみんの変な力もそうだけどゆんゆんのも何かあるんだったら積極的に話してほしい。大丈夫だ、俺も一応そういうのには理解がある方だと思ってる。だからゆんゆんが奇妙な発言をしても深くは聞かないから話してもいいと思えるときに話して――」
「忘れてください忘れてください!! 本当に恥ずかしい若気の至りなんです勘弁してください!」
ゆんゆんが眼を真っ赤にして俺の肩をつかんで記憶を消し去ろうと激しく揺らしてきた。
別に元々疑ってもいなかったが、ゆんゆんも紅魔族だってことがわかったな。
それにしてもちょっとばかりからかいすぎたみたいだ。
「ゆんゆん、俺が悪かった……確かにゆんゆんの魔法のおかげで魔王軍は怯んでたし、役に立ってたから。だからもう、やめ――オロロロロッロロオロロロ」
「きゃあああああぁぁあっ!」
俺のシュワシュワが、ゆんゆんの空いたグラスに注がれ、そのままあふれた。
それでもその光景に誰も気づかない。
人々の目は、めぐみんの武勇伝とダクネスのドレス姿に釘付けだった。
アクアは酒で潰れてあほ面さらして寝ていた。
「カズマさん大丈夫ですか? アルダープさんの屋敷までもう少しですよ」
「ありがとうゆんゆん。アクアまでおぶってもらって……うっぷ」
「ああっ、無理してしゃべらないで! 私が肩を揺さぶったのが悪かったんですから!」
きらびやかな笑い声を背に、俺とゆんゆんは静かに扉を後にし、俺たちは帰路についていた。
宴の喧騒が遠ざかるにつれて、街の夜風が心地よく感じる。
王都の夜は静かだった。
ゆんゆんの背中にはスカーと気持ちよさそうに寝ているアクア。
気分が悪くなってしまった俺はゆんゆんに介抱されながらゆっくりと歩みを進めると、見覚えのある屋敷に到着した。
深夜の屋敷に光はない。
俺はゆんゆんの肩を借りて自分の部屋まで戻る。
「それじゃあ、私はこのままアクアさんを部屋に送りますね。……行っても大丈夫ですか?」
「ありがとな。俺もだいぶ落ち着いてきたし、このまま眠るとするよ」
「それならよかったです。では、おやすみなさい」
ゆんゆんがそういって部屋の戸を閉めた。
遠ざかる足音が聞こえなくなる。
宴の喧騒が嘘のように、屋敷には月明かりだけが差し込んでいる。
何故だかそんな静かな時にこそ余計なことを考えてしまい寝れなくなる。
口の中に嫌な酸っぱさが残る。
俺は水が欲しいと布団から起きて、暗い廊下に出る。
今までだったら壁伝いに移動していたのだろうが、この前の戦いでレベルアップした時に千里眼スキルを習得したため、暗い中でも暗視カメラのように見えるのだ。
新たに習得したスキルが早速役に立ったのはいいが、その理由がどうにもかっこよくないことに複雑な心境でいたのだが――ふと耳に微かな物音が届いた。
「……ん? なんだ?」
ゆんゆんやアクアのものでもなければこの屋敷の人のものでもない。
不審に思った俺は潜伏スキルを使いながら息をひそめて歩み寄る。
そっとドアをキィと鳴らしながら開けると……そこには誰もいない。
なんだ誰もいないじゃないか、勘違いだったか……?
姿も音もない空間を見て、そんな思いが頭をよぎる。
潜伏スキルでも使っているのか姿が見えない。
しかし俺の敵感知スキルは、確実にそこに何者かがいると反応を示している。
俺がドアを開けたことで警戒して反応したのは少なくとも二人だ。
まさかの例の義賊か?
だとしてどうする、相手は少なくとも二人以上、姿も見えない。
少なくともゆんゆんを呼びにいかないと……いや、その隙に逃げられるに決まってる。
でも俺一人で勝ち目なんてないだろうし、戦うべきじゃない。
俺の理性はそう考えるのだが――俺の体は勝手に動き出した。
さっきの戦いでもなかなかの活躍をしたが、それだけじゃクレアに「ふん。それで? 義賊は捕まえられたのか?」などと言われてアクセルに帰れと言われるかもしれない。
アイリスと一緒にいたいという純粋な思いが、兄としての俺の体を突き動かしたのだ。
「『クリエイトウォーター』!! そして『フリーズ』!!」
「「!?」」
俺が使った魔法は氷の結晶となり部屋中に舞い上がると、月に反射して氷の粒がきらめく。
そんな中、氷が不自然にない空間、人の形が浮かび上がった。
やはり二人組だったか!
「丸見えだ……って逃げようとすんな! くらえっ『スティール』!!」
窓に手をかけて逃亡を図ろうとしている義賊。
透明になる魔法のせいか、今まで姿も目撃情報もなかった義賊だが、ここで何もせずに逃がすすなんて失態は犯せない。
俺は何かしら犯人の手掛かりになるようなものを奪おうとその右手を突き出した――のだが。
「いやぁああああああっ! ぱっ、パンツ返してぇぇえええっ!!」
俺の手に握りしめられていたのは懐かしい手触りの布切れが一枚。
聞き覚えのある叫び声も付属だった。
「うぅっ、もうお嫁にいけない……」
「悪かったって、まさか噂の義賊がお前たちだなんて思わなかったんだよ。というかパンツを剥がれるなんていつものことだろ?」
「嫌だよ! これがいつものことだって認めるのを本能が拒んでるよ! というか早くパンツ返して!」
「まあまあ、落ち着いてよクリス。それに、カズマさんもひどい勘違いをしてるよ。私たちは義賊なんかじゃない」
「あんな状況で言い逃れできるとでも!?」
そこにいたのはデストロイヤーでもタッグを組んでいた二人、クリスとねりまきだった。
諦めの悪いねりまきだが、あんな屈折魔法と消音魔法を使って怪しいことしてたのに流石に無理があるぞと突っ込んでやりたい。
ちなみにこのパンツは人質なので、この話が終わるまでは返さない。
「とりあえず言い訳は聞いてやろう。俺のことを納得させられる言い訳じゃなかったらどうなってるかわかるよな?」
「パ、パンツをはぎ取るのだけはやめてね?」
「人のことなんだと思ってんの? 警察に突き出すだけの予定だったんがその前に普段から俺のことをどう思ってるのか問い詰めてやるから覚悟しとけ」
「……じょ、冗談だよね? 私は冗談だよ、まさかカズマさんがそんな子とするような人だっては思ってないし! あはは、まったく、カズマさんってば言っていいことと悪いことがあるよ」
「冗談だったやよかったのにな」
先ほどまで自信満々といったような顔だったねりまきがピクリと反応する。
表情筋が硬直して、滝のような冷や汗をかいていた。
黙りこくっているねりまきに、このままじゃらちが明かないと指摘を始める。
「まず、ここって貴族の屋敷なんだが? 普通許可なく入れるかって話」
「い、いやぁ〜その、偶然というかなんというか! え、えっと、それはその……き、貴族の人にお願いして、許可をもらったんだよ! カズマくんたちを待ちたいって!」
「へぇー、わざわざ魔法まで使って隠れてたのに俺たちを待ってた! へぇー! ……ちなみにその黒装束は?」
「……か、かっこいいでしょ?」
確かにスタイリッシュでかっこいいとは思う。
でも陰の実力者が着てるような、闇に紛れることに特化してそうな服装な点の説明は一切なされてないんだが?
そもそもアルダープさんの屋敷にそんな怪しい服装の奴ら入れるわけないと思うんだが。
俺の怪しむ目を見てねりまきは視線をそらせながら口を開く。
「ほ、ほら、それに――あ、あれだよ! 今日は魔王軍の襲撃にカズマさんたち出てたって話だったよね!? だから隠れるために衣装を鞄に隠して、サ、サプラーイズ……なんて、ど、どうでしょう……」
「うん、流石に無理あるな?」
「で、ですよねぇ……」
観念したように項垂れるねりまき。
こいつもスティールの刑に処すことを心に決め、俺は静かに腕を前に突き出すと、ねりまきは慌てたように自白を始める。
「仕方がなかったんだ……私はクリスに脅されて泣く泣く協力する羽目に――」
「ああっ、裏切り者ぉ! あたしたちの関係って利害の一致ってやつで、別に脅してなんかないじゃん共犯じゃん! 仲間を見捨てる判断が速いよ!」
「ごめんクリス。犠牲は少ない方がいいと思うんだ」
「仲間なら苦楽をともに味わってよ! ほら、カズマくん、早くねりまきのパンツスティっちゃって!」
「死なば諸共の精神やめて!?」
義賊二人の醜い言い争いが目の前で勃発している。
こういうときに俺はどうすればいいのか……
知り合いの義賊を見逃すか、アイリスとの生活を思い浮かべ、天秤にかけてみた。
その結果――
「どうしてこんなことをしてるんだ……なんて野暮なことは聞かない。義賊っていったって、やってることは犯罪だぞ? 悪いことは悪いことだ。ちゃんと罪を償うために自首するんだ」
俺の天秤はアイリスとの生活をとった。
いや、薄情だなんていうなよ?
犯罪をしている知り合いを見かけたら、それ以上の罪を重ねず償ってほしい……それだけだ。
決してアイリスと一緒に生活することとか、義賊に自首を促したことを話して尊敬の眼差しで見られたいとか、そういう思いはこれっぽちしかない。
「カズマくん待って! 違うんだよ、これには訳があるんだってば!」
「大丈夫、こっちにはダクネスがついてるんだ。素直にごめんなさいすれば命までは取られないだろ。じゃなきゃ俺が二人のことを力尽くでとっ捕まえて警察署に連行することになる」
「ほ、本気なのカズマさん……?」
「今日の会話で俺は一回も冗談は言ってないぞ?」
ピシリと走る静寂。
義賊の二人は俺が本気だと悟るや否や、厳しい目つきで冷や汗を流す。
その様子を見るに、どうやら自首するつもりはないらしい。
「ごめんねカズマくん。あたしたちにはどうしてもやらなきゃいけないことがあるん――」
「じゃあこのパンツは俺の家宝にして、社にご神体として崇め奉ることにするよ」
「待って! せめてそれは義賊の手がかりとして警察に提出するとかそういう使い方を――いや、それも嫌だけどもどっちもいやぁあ!」
「ほら、もうパンツのことなんて忘れて逃げるよ! 窓の方に走ってクリス!」
「でもでもねりまき! 今この状態だと地味にスースーするしいつもみたいになんか動けるわけないよ! せめてそれを奪い返してからじゃないと!」
「それじゃあ早く奪い返してよ! ほら、カズマくんにスティールを教えた師匠なんでしょ! さっさと奪い返して逃げよう、パンツ脱がせ魔の師匠!」
「その不名誉な呼称やめてくれないかな!?」
パンツがなくて力が出ないクリスだが、ねりまきに言われて涙目ながらも俺の方にじわじわとにじり寄る。
パンツを奪還するつもりなのだろう。
ねりまきは固唾を呑んでその戦いの決着を待っていた。
「向かってくるのか……義賊が逃げずにこの俺に近づいてくるなんてな」
「近づかなきゃ、パンツを奪い返せないからね……!」
「そうか。……なら出してみな、お前の技を。それと同時に俺の技をお前に叩き込んでやる」
クリスはもしも失敗したときのことを考え一瞬身震いするも、前にしか活路はないと覚悟を決めてさらに俺の方ににじり寄る。
俺たちはガンマンの決闘のように相手の呼吸を読み、相手の気配を機敏に感じ取り、手を前に突き出したのを感じ取ったその瞬間、互いの技は狙いを打ち抜いた――かに思われた。
「……あたしの装備品は何もとられて……ない。そして私の手の中に握られている確かな布の感触……! や、やったっ! さあねりまき、早く逃げよう!」
「ク、クリス……ちょっと待って……」
「……? どうしたのさ、もじもじしちゃって。トイレに行きたいならなおさら今すぐ返らないと――」
「違うの。わ、私の……ぱ、パンツが……」
ねりまきは俺の方を指してクリスに訴えかける。
そして指に誘われて見た光景にクリスは目を大きく見開いた。
「な、なんで……どうして! どうしてカズマくんがパンツを二つ持ってるのさ!」
「二つ、クリスは勘違いをしてる」
「か、勘違い……?」
「一つ。俺はクリスに攻撃を仕掛けたわけじゃない。最初からねりまきに狙いを定めてたんだ。さっきの様子を見るに、ねりまきはクリスが逃げなくても簡単に逃げるだろうし、二人とも現行犯で捕まえるためにな」
「流石カズマくんだね。でもねりまきが簡単に私のことを切り捨てるんだったら、その逆がどうしてないと思っ――」
「そして二つ。お前が俺からとったものをよく見てみろ」
「……よくよく見てみると私のパンツじゃないみたいだけど……なにコレ?」
「お前が盗ったのはパンツはパンツでもお前のじゃない。俺のだ」
「ひぃっ!?」
「あ、おい! 俺のパンツを落とすんじゃない! そんなばっちいものを拾ったみたいな反応されると流石のカズマさんでも傷つくぞ!」
クリスは腰を抜かし、ねりまきも目を真っ赤に光らせて動けないでいる。
まあ、男のパンツなんて価値ないが、だからって悲鳴を上げられたら流石に泣く。
美少女のパンツだったらそれこそ国宝級の値打ちがあるとはいえ、それが俺のパンツを無碍に扱っていい理由にはならないのだから。
……って、余裕ぶってそんなことを考えてしまうのも勝利を確信してしまったが故の慢心があるからだろうか。
俺は改めて気を引き締めてクリスたちを捕縛しようと近寄ろうとしたのだが。
「ふふっ、あはは……あはははは!」
「何だ!? 精神的に参ってクリスはおかしくなっちまったのか!?」
「あははっ! 違うよ……これでもあたし、幸運値は誰よりも高い自負があったんだけどね。まさか、あたしの敗北ってわけか……。素顔もバレた。正体もバレた。本名もバレた。……だけどまだ終わらないよ! ねりまき、こうなったら力尽くでいくよ!」
「了解。ちょっと痛いかもしれないけど我慢してね……パンツの恨み! 『フリーズバイ――」
「『ドレインタッチ』」
「ほわわあああああぁああ!?!?」
「貧弱貧弱ぅ! 魔法使いの鈍い攻撃でこの俺を倒せると思ったかマヌケがぁ!」
「ふっ……かかったね!」
「なにっ?」
「お返しだよ! 『ドレインタッチ』――ッ!!」
「――ああぁああああああ!?!?」
ど、どういうことだ!?
ねりまきがドレインタッチを……!?
た、確かに俺はドレインタッチを使えるが、それは俺が技を教えてもらえばどんな職業の技でも習得できる冒険者で、リッチーであるウィズに教えてもらったからだ。
「不思議に思ってるみたいだから種明かししてあげよう。めぐみんからドレインタッチを習得している魔法使いのお姉さんを紹介してもらってね。そのときに教えてもらったんだよ」
「そ、そもそも……お前、アークウィザードのはずだろ……どうして……!」
「どうして、か。カズマさん。あなたは私が魔法使いだといったけど、いつから私がアークウィザードであると錯覚していた?」
「……ッ」
「私はね、カズマさんと同じ、冒険者なんだよ」
最近忙しいので投稿頻度が減りそうです。原作小説1巻分を1章として、どこまで書こうかという…
-
第6章(現在の章)
-
第7章
-
第8章
-
リメイクしてテンポよく進める