特急しおかぜ 瀬戸内海殺人街道   作:新庄雄太郎

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1人の男が、東京駅から寝台特急「瀬戸」に乗って四国へ向かうのだ。


第1章 四国へ逃避行

東京駅

 

3月14日、1人の男がバックを持ってホームへ来ていた。

 

20時50分、東京から香川県の高松へ結ぶ寝台特急「瀬戸」が到着していた。

 

「えーと、高松行かこれに乗ればいいんだな。」

 

と、男は言った。

 

プルルルルルルルルルルルルーッ

 

まもなくー、20時50分発寝台特急「瀬戸」高松雪が発車いたします、ドアが閉まりますご注意ください

 

と、駅のアナウンスが流れた。

 

ピィーッ!

 

と、警笛を鳴らして寝台特急「瀬戸」は夜の東京を発車した。

 

「よしっ、これで奴らとおさらばだ。」

 

そう言って、男は窓を眺めながらつぶやいた。

 

「すいません、乗車券を拝見。」

 

と、そこへ車掌がやって来た。

 

「あっ、はい。」

 

「松山へ行くんですか。」

 

「あっ、はい。」

 

「でしたら、高松で特急に乗り換えてください。」

 

「はい、どうもありがとう。」

 

ガタン、ガタン、ガタン、ガタン。

 

そして、次の日。

 

「はい公安特捜班、ええ、捜索願、名前は東田良拓、はい、一昨日から行方不明、分かりました、早速捜査してみます。」

 

と、高杉はメモを取った。

 

「おい、23歳の大学生が行方不明だ、付近の捜索に当たってくれ。」

 

「早速、当たってみます。」

 

と、高山は言った。

 

そこへ、また電話が入ってきた。

 

「はい、こちら公安特捜班。」

 

「もしもし、実は広域連続強盗殺人犯が今日東海道新幹線に乗って逃げようとしています。」

 

と、謎の男が言った。

 

「それで、犯人はどんな人ですか?。」

 

「はい、年齢は30代前後で名前は「ウソップ」と名乗っていました。」

 

「ええ。」

 

早速、メモを取った。

 

「ああ、それであなたの名前は?。」

 

「いえ、何も言えません。」

 

「そうですか、分かりました、早速捜査してみます。」

 

と、電話を切った。

 

「どうした。」

 

「ええ、実は男から犯人が新幹線に乗って逃亡してると電話がありまして。」

 

「それで、どんな男だ。」

 

「ええ、何でも30代の男で「ウソップ」と名乗っていました。」

 

「ほう、その男が犯人なのか?。」

 

と、高杉は言った。

 

「ええ、何でも新幹線に乗って逃亡してるとタレコミ電話がありまして。」

 

「そうか、よしっ行方不明の捜索についでにその「ウソップ」と名乗る男も確保しておこう、それから拳銃を携帯しておくように。」

 

「わかりました。」

 

そう言って、南と高山は拳銃を携帯してショルダーホルスターに収めて警乗へ向かった。

 

「犯人は「ウソップ」と名乗る男か。」

 

「この行方不明の捜索願の男は例の広域連続強盗殺人と関係しているんですかね。」

 

「ああ、それも考えられるな。」

 

「その可能性が高いな。」

 

と、松本は言った。




次回は、歩夢と侑とシオンが早春の四国へ。
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