そして、次の日。
上原歩夢は友人の侑とシオンと一緒に東京駅で新幹線に乗って岡山から特急「しおかぜ」に乗って松山へ旅行へ行く事になった。
「歩夢、ワクワクしてきたよ。」
「えっ、本当。」
「春休みは、特急に乗って旅行へ行けるんだからな。」
と、シオンは言った。
「春休みに四国へ行けれるなんて夢みたいだわ。」
「侑ちゃんもワクワクしているんだね。」
「うん。」
「でも、せつ菜としずくちゃんも残念な事したね。」
「うん、演劇部の関係だから仕方ないわよ。」
「そうね。」
「でも、お土産は買っておこうよ。」
「うん。」
歩夢と侑とシオンは午前7時56分発の東海道山陽新幹線「のぞみ3号」に乗って岡山へ向かった。
「おっ、新幹線が来たぞ。」
「えーと、博多行かこれに乗ればいいのね。」
と、歩夢は言った。
「じゃあ、行こうか。」
「わっ、300系「のぞみ」ね。」
「そうだよ、侑ちゃん。」
「じゃあ行こうか。」
ファーン!
6時56分、歩夢と侑とシオンが乗った新幹線「のぞみ3号」は東京駅を発車した。
「松山と言えば道後温泉だよ。」
「そうよね。」
「何か、ワクワクしてきたわよ。」
「でしょ。」
「でも、シオン君と一緒に旅行へ行くのは金沢と和倉以来になるわね。」
と、歩夢はシオンに言った。
「うん。」
「あの時は、能登へ行った時に事件に遭遇するとはね。」
「ああ。」
「でも、和倉に行った時はね。」
「うん。」
一方、南と高山たちは。
「ほう、デクと言うコードネームか。」
「はい、恐らく東田は犯人に強要されて何かの犯罪に巻き込まれて逃げ回っているんじゃないでしょうか?。」
と、高山は言った。
「ええ、恐らくな。」
「失踪した東田は、どうして「デク」と言うあだ名をつけたんでしょうか?。」
「一体、どう言う事なんでしょうか?。」
そこへ、3人の刑事がやって来た。
「広域連続強盗殺人の手配犯だ。」
「あのー、あなたは。」
「私は警視庁広域特別捜査隊の杉浦です。」
「同じく高見です。」
「山口です。」
と、3人は手帳を見せた。
「我々は、この事件の容疑者として追っています。」
「広域連続強盗殺人!?」
「ええ、犯人はルフィと名乗る男は全国を駆け巡って連続強盗をやるんです、そしてついに被害者を出したそうだ。」
と、高見は言った。
「何だって。」
「はい、一昨日横浜で宝石強盗が起きまして、そのルヒィとデクとゾロと名乗って宝石を奪って逃走し、そのルフィと名乗る男が拳銃で1発発砲し男性宝石店員を射殺して車を逃走したんだ、そして3日前には有楽町で現金輸送車を襲い3億円を強奪し、警備員を射殺して車で逃走した。」
「ほう、なるほどね。」
「つまり、東田はそのルフィと名乗る男に強要されているって事は。」
「えっ。」
「それは一体どう言う事なんだ?。」
と、高見刑事は言った。
「実は先日から行方不明になっているんです。」
「なるほど。」
「わかったよ、東田がどこへ向かったか。」
と、高山は言った。
「恐らく東京から高松へは夜行に乗って坂出で特急に乗り換えて松山へ向かったと思われます。」
「ほう。」
「という事は、東田が犯人のタレコミの電話をしたんじゃないかな?。」
と、梶山は言った。
「それも考えられるな。」
「わかったよ、東田は何処にいるか。」
「わかったの。」
「ええ。」
早速、時刻表で調べてみた。
東京発20時50分 寝台特急「瀬戸」
坂出着7時14分 下車
坂出発7時36分 特急「いしづち5号」
松山着9時44分 下車
「ほう、なるほどね列車に乗って松山へ向かったって事か。」
「ええ。」
「恐らく東田は、そこへ向かったんでしょ。」
「なるほどね。」
さて、どんな事件が起きるのか。