MASTER of KILLING・SHADOW WAR(仮)   作:究極の闇に焼かれた男

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陰実作品を新しく書き直した結果、全くの別物となっていた件。 個人的にはこっちの方が良かったので、以前の作品は消す事にしました。


始まりの章
序章


 

 

 

 

「ごっこ遊びや娯楽の為に人の命を悪戯に奪う輩が、本当の殺し合いを経験するとどうなるか知っているか?」

 

 

それは物心がついて間もない頃、共に旅をしていた師匠から問われた言葉だった。

 

当時の自分は師匠から実践戦闘術を学びながら各地を巡り、時には物資や命を狙ってくる盗賊や魔物の群れを相手取りながら見聞きを広げる旅をしていた。

 

旅の道中で通り掛かった森林地帯でキャンプをしながら夜を過ごしていた自分に師匠から問われた言葉に幼かった自分は答えられず必死に悩み続けていると、そんな戸惑う姿に師匠は「少し難しかったな」と優しく笑い返すと、表情を真剣なものに変えながら言葉を続けてきた。

 

 

「お遊びで人の命を悪戯に奪う輩が本当の殺し合いを経験するとどうなるかだが、その答えは────────だ。 それを知った時、そいつは多少なりとも心が折られ本当の恐怖心を味わう事となる。 だからこそ言うけど、本当の殺し合いをする時は必ず覚悟を持って挑め。 さもなければ、その先に待っているのは完全な死だ」

 

 

師匠から告げられた問いの答えと殺し合いにおいて大切な事を教えられた自分は、その日初めて命を奪い合う覚悟というものを考えるようになった。

 

そして師匠と共に各地を巡る旅を続けていた自分は、偶然にも寄った街で謎の集団と殺し合いをする事となり、そこで初めて師匠からの教えを敵対者に実践した。 その結果は師匠の言葉が示す通りのもので、相手は恐怖に身を竦める者や、心が折れる者、果てには逃げ出す者が現れる始末となった。

 

師匠との旅や教えは経験や知識として今も尚自分の中で深く息づいており、自分が9歳になると同時に「私が教えられる事はもう無い。 後は自分自身で見聞きして学びながら、自分がどうなりたいのか、どう生きていきたいのかを決めろ。 もしも君が答えを見つけて、胸を張って自分を誇れる様な男になったなら、その時は私の方から会いに行く」と言い残し、行方を眩ました。

 

師匠が行方を眩ましてから3日間の間はどうすれば良いのか分からず、あっちへ行ったりこっちへ行ったりと彷徨う様にして旅をしていたが、師匠からの教えや今までの旅で広げた見聞きと経験が自分の中で深く息づいた事もあり、それ以降は明確な目標は無いものの師匠が言い残した言葉を胸に抱きながら、ある一つの目的を果たすべく旅を続けた。

 

そんな俺が10歳になった頃、【ミドガル王国】の領土内へと訪れた自分が立ち寄った廃村にて、偶然にも【悪魔憑き】と出会う事となった。

 

それが後に自分の運命を大きく変える切っ掛けになるとは、当時の自分は理解していなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミドガル王国の領土内にある廃村───とある日の夜、廃村にて一本のナイフを手にした1人の少年が少数規模の盗賊と対峙していた。

 

 

「廃村が有ると聞いてテントを張らずに済むと思ったのに、まさか盗賊が先に居座っていたとは……」

 

「何ごちゃごちゃ言ってやがる。 とっとと死にやがれ!」

 

「煩い、少し自分の運の無さに呆れてる最中だ」

 

 

正面から斬りかかってきた盗賊の1人に対して、少年は少し不機嫌な様子を見せながら手にしたナイフで盗賊の振るった剣を受け流すと、流れるようにして首を切り裂き血の雨を降らせた。

 

 

「本当、最近は運が無さすぎないか俺……今月だけで盗賊を相手にするのも40回目だぞ。 それに加えて例の"邪教団"までシバかなきゃならなかったし、こっちはいい加減ウンザリしてるんだよ」

 

 

少年は今月に入ってからの運の無さの連続に苛立った表情を愚痴りながら次々と盗賊の首を的確に切り裂き血の雨を降らせると、盗賊たちは徐々にその数を減らしていく。

 

 

「て、てめぇいったい何も「知らなくていい」うげっ!?」

 

 

盗賊の頭目格と思しき男の問い掛けを切り捨てるようにして少年がナイフを振るうと、盗賊は反撃する暇もなく首を切り裂かれ物言わぬ屍へと早変わりした。 盗賊を殲滅した少年は周囲の気配を念入りに探り、他に居ない事を確認すると手にしたナイフを腰に付けたベルトに納める。

 

 

「ふぅー、一先ずは片付いたか。 それにしてもミドガルに限った話じゃないけど、どの国にも廃村ってのは存在するものなんだな。 …………ん? "アレ"は何だ?」

 

 

ふと廃村を見回していると近くに置いてあった数台の馬車に視線を向けると、馬車の側に布を被せられた一つの大きな檻と思しき物を捉えた。

 

 

「……この異臭は間違いなさそうだな」

 

 

そう言うと少年は馬車の側にある物に近付くと被せてあった布を取り払うと、そこには想像通り一つの檻と、檻の中には腐った肉塊に似た存在が収容されていた。

 

 

「やはり"悪魔憑き"だったか……」

 

 

【悪魔憑き】───それは女性にのみが患い、掛かった者は例外なく肉体が崩れて醜い肉塊と成り果てると言った奇病。 悪魔憑きを患った女性は忌み嫌われ捨てられ、教会が浄化と称して有料で引き取り人知れず殺される。

 

 

「悪魔憑きを発症した女を見るのはこれで何度目だろうか。 まあ見て見ぬふりも出来ないし、とりあえず安全な場所まで連れて行くとしよう」

 

 

檻の中に収容されている悪魔憑きを目にした少年は体に少量の魔力を込めると、悪魔憑きを檻ごと持ち上げると廃村から急いで連運び出すのだった。

 

 

 

 

 

少年が悪魔憑きを檻ごと運び出してから数十分後、フード付きの黒い衣服を着込んだ人物が廃村に現れると、盗賊が既に殺されていた事に少し落ち込むも、廃村に置き去りにされていた馬車から金品を持ち帰るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

主人公side

 

 

拝啓、今も何処かで旅を続けているであろう師匠へ、お元気にしていますか?

 

自分は師匠が去ってからの1年間は色々と苦労する事がありましたが、師匠の教えや旅で養ってきた知識や経験を活かしながら何とか過ごしています。

 

いきなりで悪いのですが師匠、自分は今とんでもない事態に直面しています。 それが何かと言いますと……

 

 

「……私の身体が……元に戻ってる」

 

(おいおい、マジかよ……!?)

 

 

偶然にも見つけて急いで安全な所に連れ出し、即席で立てたテント内で必死に治療を施した悪魔憑きが、肉塊からなんと金髪青眼の"エルフ"の美少女になりました。

 

師匠、自分は彼女にどう接すれば良いでしょうか?

 

 

 

続く‥?




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以下、オリ主のプロフィール(簡易版)


名前:ルーク
性別:男性
髪色:黒に近い紺色
瞳の色:藍色
年齢:10歳(入学前)・15歳(入学後)
体型:細身で筋肉質(着痩せするタイプ)
実力:SSS
趣味:釣り・読書・音楽鑑賞・旅
特技:一通りの事はこなせる
好きな女性のタイプ:不明(今後明かす予定)
家族構成:不明
座右の銘:「人殺しの罪から目を背けずに生き抜く」

汝はオルバの生存を望みますか?

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