MASTER of KILLING・SHADOW WAR(仮)   作:究極の闇に焼かれた男

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筆が乗ったので連続更新します。

追記:修正したのは五話の前書きに書いてあります。


第六話(一部修正)

 

 

 

 

「何故だ……何故とどめを刺さない?」

 

 

地面にうつ伏せで倒れ込みながらナハトを見上げるオルバの口から思わず言葉が漏れた。

 

 

「どうしてか……そうだな、俺は貴方を殺したくないと思ったから、じゃ不服か?」

 

「何を巫山戯たことを! 本気で教団に立ち向かう覚悟が有るのなら、此処で私を殺すべきだ!」

 

「貴方の言う通り、此処で見逃せば貴方が教団に俺達の存在が知られる事になるのは確実だ」

 

「ならば…「でも、此処で貴方を殺した所で失った命が戻る訳でもなければ、貴方の罪が許された事にはならないことに変わりない」っ!?」

 

 

ナハトの言葉にオルバの目が見開かれる。

 

 

「理由はどうあれ、貴方が沢山の罪を犯してきたのは紛れもない事実だ。 だけど、その犯した罪を贖罪できるのも貴方以外には誰にも出来ない事だ。 どうせ教団に使い潰される位の命なら、その命と残りの人生を贖罪の為に費やせ」

 

「……今更私が幾ら贖罪しようが意味は無い」

 

「それを決めるのは敗者である貴方じゃない。 貴方の生殺与奪の権利を手にした勝者である俺だ。 貴方を殺すも生かすも俺が決める。 拒否権が有ると思うな」

 

「くっ……」

 

「ロクデナシや外道と罵りたければ好きにしろ。 だがな、死んで楽になろうとするな! 貴方は今生きているんだろう。 なら今度は其の命を懸けて娘を救う位の気概は見せろ」

 

「っ、私が……ミリアを救う……!?」

 

「貴方の娘さんは形はどうであれまだ生きているんだろう? だったら、娘さんを救う為にどうすれば良いのか考えろ。 貴方1人では難しいと言うなら俺を利用しろ。 俺も全力を持って貴方の娘を救うのに協力してやる」

 

 

そう言うとナハトはオルバに手を差し出した。

 

 

「だからオルバ子爵、俺の…俺達【デイブレイク】の仲間になれ」

 

「……本当に、私はミリアを救う事が出来るのか?」

 

「その為の力と知識を得る為に俺を利用しろと言ってんだ。 今まで教団にいいように使われてたんだ、今度は教団の奴等に俺達はお前らの道具なんかじゃないって思い知らせてやろうじゃないか。 それでどうする? 此処で俺に全てを任せて贖罪する機会から目を背けるか、それとも俺の仲間になり教団から娘さんを救うか。決断しろ、オルバ」

 

 

ナハトの言葉を耳にして顔を俯かせるオルバの脳裏に浮かんだのは、在りし日の娘の笑顔だった。

 

 

(本当にミリアを救えるのか? あの娘をもう一度抱きしめてあげることが出来るのか? この男の言葉には何の信憑性すら無いに等しい。──────だが、少しでも娘を、ミリアを救う可能性が有るのなら、私は彼に賭けてみたい)

 

 

オルバは俯かせていた顔を上げる。

 

 

「頼む……ミリアを……私に娘を救う、贖罪の機会を与えてくれ」

 

 

そう言うとオルバはナハトの手を掴んだ。

 

 

「ようこそ、デイブレイクへ。 歓迎するよ、オルバ。 いや、今日から貴方の名前は【ファータ】」

 

「ファータ?」

 

「ファータの意味は(師匠曰く)父親だ。 娘を取り戻す為に戦う決意をした貴方に相応しい名前だろ」

 

「ファータ……父親……感謝する、ナハト殿。 これからよろしく頼む」

 

「こちらこそ。 さて、アルファ達にも新しい仲間を紹介しないといけないからな。 一先ず俺達の拠点に着いたらで良いから、貴方の知っている限りの教団の情報を共有させて貰えるかな?」

 

「ああ。 私に出来る事なら幾らでも協力は惜しまない」

 

「そうと決まれば、早速俺達の拠点に行くとしますか!」

 

 

そう言うとナハトは、オルバ改め【ファータ】を引き連れて教団のアジトから外に向けて出る事にするのだった。

 

 

 

その後、教団のアジトから先に脱出していたアルファ達の前にナハトがオルバを殺す所か仲間にして帰ってきた事にアルファ達が度肝を抜かれつつ、少し一悶着が起きたりしたのだが、それはまた別の機会とさせてもらう。

 

 

 

続く‥?




良ければコメントの方をお待ちしております。 それと次回は本当にいつ更新するかは未定となります。 因みにファータはドイツ語で父親、ルークのコードネームであるナハトは夜を意味してます。

本作のメインヒロインは誰が良いですか?

  • アルファ
  • ベータ
  • ガンマ
  • デルタ
  • イプシロン
  • ゼータ
  • イータ
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