宴もたけなわ。
腹満ちて酒回り、深まる交流と夜の闇。今宵カレイドステージに新たな星が灯った。
未熟な天使と黄雷の不死鳥、そして道化の王子。
強くも脆い輝きの星星は、爛爛と輝く恒星に触れて真の輝きを知る。目指す夢、背負う想い、歩む覚悟。布団の中で暖めてきた気持ちを再び此処に見せられて、乙女たちはまた少しばかり眩しくなった。
「グルルル。ちょっとソラ、あんたアタシの酒が飲めないっていうの!?」
「そうだそうだ~!妹ばっかり構ってないで私等もちゃんと構え~」
「はいはいはい。ユメはあんな風になっちゃ駄目だよ。そうだ、そろそろケーキだそうねー」
メイとマリオンの酔っ払い二人を上手くあしらうソラ。伊達にメイに絡まれ続けてきたわけでなく、今ではスルー技術さえ一流か。
とはいえ、新人がプロレス技を受けている画像をカレイドスターから送られてきたならば、さすがのソラでも流すわけにはいかない。
マリオンの面子上、新人の前で怒ることこそしなかったが、監視と注意の意味を込めてソラ達はマリオン達と合流した。
「ミア。今年はオーディションの形式を大きく変更したのね。実際に舞台で演技させるなんて面白いわ。でも、能力に偏りが出そうだけれども基礎能力などは見てないのかしら?」
「そうですね。書類審査はありますけど、舞台の結果が全てです。カレイドも今年で25周年ですから、そこで大きな改革を目指してこのような形にしてみました。オーナー曰く、才能は舞台の上で輝くものだということなので」
「なるほど。カロスらしいわね。確かに新人育成に力をいれる前提なら、今回の青田買いも頷ける。五分のフリー演技か。地力は勿論、構成力と対応力も必要ね。参考になるわ」
「ええ。それにしても驚きました。フェニックススクールのレベルは高いですね。ぜひ指導法などを……」
レイラは斡旋先のオーディションについて探りをいれて、ミアも求める人材の情報をほのかに提示しながら教育方針について探りをいれる。
「うふふ」
「あはは」
育てる側と使う側。絶妙な力関係の天秤を傾けようと、笑顔の裏に黒い炎を煌めかせる二人。
プレイヤーとして夢を追いかけた者達もいまや後身を育てる身。
レイラ・ハミルトンは翼を与える。脅威の身体能力、美しい技に高い志。一度翼を広げれば空高くへ至る偉大な翼を。
しかし、どんな翼も飛ぶ場所がなければ意味がない。
だからミア・ギエムは舞台を作る。それは小鳥が翼を広げゆうゆうと舞える空だ。希望に彩られた物語を紡ぐ、雲一つない暖かなステージを目指して。
彼女らは青春のど真ん中を駆け抜けたからこそ、再び次世代が駆け抜けるべき土台作りに奔走していた。
「うわぁ……二人ともすっかりビジネスモードかもかも。久しぶりに揃っても話すことは結局お仕事かぁ」
「そらぁソラみたいに現役バリバリとはいかないから、あの手この手で必死だよ。今のどう? どう?」
「ん~微妙?」
アンナ・ハートのギャグをソラはばっさりと斬り捨てて、揃うはくしくも火の世代。
レイラ・ハミルトンを中心に最も激動を生きた世代が、今やカレイドステージの中心となって周りを導く。
皆キャストとして前線を退いた身ではあるが、どうしてその心持ち熱くカレイドに注がれていて、掛ける情熱は今も変わらず最高のステージへと向けられている。
「そりゃ残念。けど良かった。あの子を迎えるならやっぱりソラがいないとね」
クイとアンナが顎で指すのは新人の一人、苗木野夢。ケーキを手にうっとりとした表情をする小さな少女だった。
ソラとは髪の色が違う少女。顔つきも背丈もまるで似つかない。それでも天真爛漫な笑顔が、どこかかつての大スターを思い浮かばせる。
「ごめんね。みんな忙しいのに身内贔屓みたいなことしちゃって」
「なに言ってるのさ。彼女は実力で合格したんだ。それを迎えるんだから何も後ろめたいことなんてないよ」
自然とウインクを繰り出すアンナ。
「それに嬉しいんだ。時代が変わって、世代も変わった。それでもまだ彼女がカレイドの門を叩くってことは、それってつまり、私達の15年は間違ってなかったってことだろ?」
かつて自分達の追いかけた夢を、今も変わらず追いかける者がいる。自分達は追いかけるに値する舞台を作れたのだと、少女達が証明していた。
「うん! きっとまだ私の憧れた頃と同じ、ピッカピカのカレイドステージだよ!」
「ああ、そうさ。そしてそれはソラが守ったものだ。だからこのカレイドステージがソラの夢を歓迎しないはずがないだろ。後で私にもちゃんと紹介してくれよな」
「もちろん紹介させて。私の自慢の親友だって」
そして少女達は見守る視線に気づくこともなく、目も眩む笑顔はどうやらデザートに向けられていて。
「ふぁぁ。このケーキ、カレイドステージの形してるんだ。可愛い~!」
ユメの手にしたカップケーキは海を表した水色の紙カップに包まれていた。
ケーキは、シロップに漬けられ宝石の様に仕立てられた色彩豊かなフルーツを、ふわふわのスポンジケーキとサクッとしたビスケットで挟み込んだものだ。
トッピングにホイップクリームで三角屋根を作り、頂点に載せられるのはサーカスと星をモチーフに描かれたカレイドステージのシンボルマーク。子供連れからカップルにまで大人気のこの商品、カレイドステージでお一つ五ドルで販売中である。
「あら、知らない? カレイドカップ。お土産としては結構定番のはずよ」
「知らなかった。名前も可愛い。でわでわでわ、お次はお味のほうも知っちゃいますます~」
ユメはカップケーキを目で楽しみ、フォークでクリームをたっぷりすくったケーキを頬張る。甘さに舌鼓を打ちながらご満悦の表情だ。
彼女なら何を食べても美味しいと言いそうだが、エリーも悪くないと褒めているので、味のほうは申し分ないのだろう。
「ん~甘ーい。おいしいね、このケーキ。でもカレイドのマーク食べちゃうのはちょっともったいない感じ」
「アラ。食べないのなら私が貰ってあげても良くってよ?」
エリーの伸ばす手をダメッダメッと必死にユメが避ける。冗談のつもりがユメのリアクションがあまりに大きいもので、エリーもついつい興にのってしまう。
右手が伸びては右に避けて、左手が伸びては左に避けて。何度か繰り返される攻防の末、ユメはこれならどうだと、カップケーキを両手で上に高く持ち上げた。
勝ち誇った表情を浮かべるユメだが、いくら上に持ち上げたところでエリーのほうが背が高いのだからその行動に特に意味はない。
「ユメ。言いにくいのだけど、その……」
「ふふふ。降参? 降参だねエリー? じゃあお楽しみのカレイドマークを……無い!」
腕を下げてあらびっくりと、豊富な顔芸に拍車を掛けるユメ。数秒前まで確かにケーキの上に君臨していたカレイドマークのチョコレートが消えていて、チョコレートの形に残るホイップクリームがやけにもの寂しく鎮座している。
「え?……あれ?」
呆然とするユメに向かってエリーが後ろを指を指した。ユメは首を傾げながらその指示に従う。クロエがまるで金メダルでもかじるかのようにチョコレートを咥えて立っていた。
「……」
「……」
交わう視線。ユメは一度前に視線を戻すと、何かの間違いでありますようにと言わんばかりに今度はゆっくりと後ろを振り向く。
視線再び交錯して、クロエは無表情のままにガリガリとチョコレートを食べ進めていった。
「ああっ!? 私のチョコ!!」
わざとらしくボリボリと音を立ててチョコを咀嚼するクロエと、呆気に取られる二人。
クロエは明らかにリアクション待っていて反応したら負けな気もするし、かと言ってそもそも一体なんと声を掛ければ良いのかも思いつかないのだろう。
ユメとエリーはクロエの口の中にカレイドマークが消えていくのを見守ることしかできなかった。そして食べ終わり、晴れ晴れとした笑顔でさっぱりと、何事も無かったかのようにクロエは振舞う。
「やぁ二人共。愉しそうじゃないか。アタシがコブラツイスト喰らってるあいだ何してたんだい?」
釣りあがる口角とは真逆にその瞳はやけに冷たくて、ついエリーは顔をふいと逸らして、聞かなかったかのように振舞った。
「知ってるよ。ソラさんに聞いたんだ。巻き込まれないように近づかなかったんだってね。がっかりだ。二人の友情にはがっかりだよ」
「でもでも、それはお姉ちゃんがマリオンさんが近くにいるから大丈夫だって言うし」
ねー?と、エリーに同意を求めるユメは、そんな事を言いつつ無意識に首に手を当てていて、いまだにアックスボンバーの痛みを忘れていないようだ。
「大丈夫な人なんて居なかった。もう完全にマリオンさんへの幻想は壊れたね」
「あ~でもほら、結局マリオンさんとお話しできたんでしょ?どんな人だったの?」
放っておくとどんどん暗黒面に落ちていきそうなクロエにユメは話を振って、なんとか話題を逸らして空気を繋ごうとする。
「ん……そうだね、信天翁。あの人を表すならやっぱりこの言葉がぴったりなんじゃないかな」
ステージの精の視えない女。舞台に選ばれないカレイドスター。 だが彼女は‘アイドル’の様に眩しかった。
常に笑顔を振く姿は、誰かの夢で在り続けることが理想であった。同時に彼女は‘アスリート’の様に輝いてる。
常に限界に挑む気概は、一番で在り続けることが矜持であり。そして彼女は‘アーティスト’の様に注目されていて。
常に新しいものを表現しようとする姿勢は、表現者で在り続けることが生き様だから。なにより彼女は‘エンターテイナー’の様に愛されていた。
常に楽しさを提供していて、舞台に笑顔が在り続けることが至福だった。しかし彼女は、やはり‘カレイドスター’として君臨していて。
常に最高の舞台を演じる事は、迎える喝采がなによりの証拠である。
カレイドスターの魅力は、彼女の代になろうとも一片の曇りを見せることはない。
秀才マリオン・ベニーニは、天才達と比べても見劣りせず、かくも見事にカレイドスターを演じきるのだ。
「マリオン・ベニーニ。私も興味があるわ」
「とは言われてもなぁ、他愛ない幼女の話を少ししたくらいだしね。ロリババアなんて代用品じゃあペドは満足しないと語ったところ、マリオンさんは深く頷いてくれたよ。うん」
「あー分かった。クロエがプロレス技うけてた理由が分かっちゃったー」
ロリコンの不穏な発言に少女はそそくさと距離を置く。
クロエはユメ達にステージの精の話をしなかった。マリオンから直接聞いたのだ、信じていないわけではないだろう。
それでもきっと、彼女達にこの話は必要ないと判断した。苗木野夢は、夢だけを見つめている。エリー・クラプトンは輝かしい未来を疑わない。
どちらも才能が無ければ諦めるという器ではなく。そしてクロエ・カートリッジもまた、愚かと知りつつそのままに楽しむ愚者であるゆえに。
「ま、それは半分冗談として。期待通りとはいかなかったけど、それでも理想通りの人だったよ。後15歳若ければ惚れたね、ドストライクだ」
逃げれば追うまでと指をわきわきといやらしく動かしながらユメに近づくクロエに、フォークでケーキを頬張りながら何の気なしにエリーが口を開いた。
「皆とっくに惚れてるわ。アルバトロス、素敵だもの。凄く扇情的な演技だわ、大好き」
独り言にも似た、返事などどうでもいいと言わんばかりの気の抜けた声だ。だからクロエも視線を合わせずに、逃げ惑うユメの捕獲に本腰をいれていた。
「おやおや浮気かい? 君だって演技だけなら十分に魅力的だよ」
「当然ね。私の技は黄金の不死鳥の技よ。美しくない理由がない……はずなのだけれど。悔しいことに、私ではまだ信天翁には届かないの」
必要なのは戦争でなく革命であれば、敵はマリオン・ベニーニにあらず、海の時代にこそあり。
舞台は主役により万華鏡のように姿を変える。
舞台に篭る熱を笑顔に。舞台に溢れる笑顔を驚愕に。舞台に張り詰める驚愕を包みこむ感動へと変えて。
ならばカレイドスターとは、時代における夢の形であり象徴だ。
節目は常にそこに、時に抗う愚か者だけが万華鏡を廻し、想いを舞台で表すのだろう。
「今はね。けれど必ず。ええ、最後には必ず私が勝ってみせるのだから」
エリー・クラプトンは静かにカレイドマークの書かれたチョコレートを口にする。
甘味で頬を緩ませた歳相応の無防備な貌は、あるいは彼女の素顔なのか。声色軽やかに、その芯強く、言葉は重い。
不死鳥を愛してやまない彼女はその意志継ぐマリオンをけして軽視せず、むしろ敬意と尊敬すら抱き、その上で越えると謳う。打算無く、勝算無く、しかして決して揺るがぬ想いで少女は大見得を切った。
「素敵だねエリー。なんかカレイドステージに来たって感じするね」
クロエは、うん? と声のする下を見る。捕獲は成功したようで、大きな女が小さい少女に抱きついていた。ジェットコースターの安全バーのように後ろから降ろした腕をユメの胸部でがっちりと固定している。
もはや抵抗を諦めたユメは飾りの抜けたケーキをモグモグと平らげていた。
「昨日までね、私はずっと布団の中で夢をみてたの。カレイドステージに行きたい、カレイドスターに成りたいって。けど今日からはカレイドステージで夢を追いかけられるんだもんね。それって凄く嬉しい」
「それは違うよユメ。そりゃあ確かにカレイドスターを目指すなら今日からさ。でも、昨日までは、いつかはカレイドステージにだったんだろ? それは昨日まで頑張ってきたからだよ。君は確かに今日夢を一つ叶えたんだ」
カレイドステージへの入団。素人からプロへ。それは大きな大きな一区切り。
新人の今日までの夢は、確かにそこにあったはずだ。ユメやエリー、カレイドスターを志す者にしたら中継点にすぎないそれも、紛れもない夢の形である。
「そっか。私の夢、今日叶ったんだ」
「ええ。それを夢のゴールと取るか、夢の始まりと取るかは貴女次第だけどね」
試練が一つ終われば、待つのはまた次の試練である。
問われるのは常に立ち向かう勇気だ。
「始まり、かな。素敵な皆と出会えて、最高の舞台で、憧れの場所を目指せる!なら、行けるとこまで行くっきゃない! ない! ない!」
「まぁ当然ね。入団なんかで満足するようなら私は認めなどしないわ」
「行けるところまで、ね。ユメらしいや。うん付いて行くよ。行けるところまで」
目標を目指して少女は愚かしくも飛ぶ。輝かしい夢が彼女を羽ばたかせる。
もっと高く、もっと高くと駆り立てる。
「未来を疑わない若者は眩しいね、メイ」
「全くだわ。でも、安心した。アイツの妹もちゃんと愚かね」
メイとマリオンの二人はもしゃもしゃとステーキに齧り付き、片手にはビールを。ほんのり赤みついた酔っ払いは楽しむことに全力で、羨ましいくらいに省みない。
「愚かなのはお前等だ。少しは反省とかしろよ」
アンナのツッコミに賛成するのはレイラだ。
「同感ね。現役のカレイドスターが面白がって写真を撮って送るなんて頭が痛いわ」
キッっと射殺すレイラの視線もなんのその。カレイドスターは合いも変わらずグイグイと酒を続ける。
レイラがカレイドステージに居たならば、この場で大反省会が開かれていたであろうが、あくまでゲストとしての身分を守り、何よりマリオンのカレイドスターとしての対面を守った。
「まぁまぁまぁ。なんとか丸く収まったんですし、掘り返すことないじゃないですか。それより人の妹を愚かとか言うのはちょっと」
「オーディションにおける高所からの飛び降り」
意地悪な顔でミアがぼそりと呟く。ソラは痛いところを突かれてうっと反論の声を呑む。
「そしてまさかの共同演技」
マリオンを注意していたはずのアンナが掌を返し、ソラに追撃。ううう……となにか言い返そうと言葉を捜すも、妹の見事な型破りには何も言えない。
「「ソラの妹だわー」」
同期の親友に、まさかのほっこり笑顔で言われてはソラも認めざるをえない。
「ご迷惑をおかけします」
波乱しか想像出来ないユメの門出に、姉は潔く頭を下げた。
「やだなぁ。謝らないでよソラ。いいんだ。カレイドは、それでいい」
あるいは、マリオンはそんな波を待っていた。
舞台で一番華やかであるためには、舞台下で一番足掻かなければならない。夢に夢見る者達は厳しい現実に打ちひしがれるが、夢覚めようと夢追うものは、なおも舞台に夢を求める。
可憐に美しく、もっと高くはばたきたい。
たったそれだけを胸に、駆けるは青春のど真ん中を。遊びを知らず、お洒落を忘れ、恋は舞台に、他の何事にも脇目を振らずに突っ走るその愚考こそが、少女に出来る最初の足掻き。
「夢を追うものだけが扉を開く。ミスターケネスの言葉よ。今なら少し分かる。効率とか結果を考えずに突っ走る人間は、そりゃ馬鹿よ。でもアンタみたいに突っ走って、突っ走って、突っ走っれたなら、凄いと思う」
自信は流した汗が与えてくれるだろう。実力は溢した涙が与えてくれるだろう。全身と全霊を人が注ぎ込んだならば、結果は拍手が伝えてくれるだろう。
飛ぶことに夢中になり、全力で愚かだったのならば、人は無敵である。
「メイ……」
「言ったろソラ。皆嬉しいんだって。だって彼女が苗木野なら、私達の青春が帰ってくるかもしれないんだ」
「あ、アンナひどーい。今苗木野って書いて愚者って読んだー」
青春が帰ってくる。アンナのその言葉に皆心を躍らせた。
そうだ。あの熱い時代が帰ってくる。闇雲に我武者羅にただ駆け抜けたあの時が再び見られる。
「や、あるかもよ。なんせ不死鳥も帰ってきたんだから」
ミアがピンと指立て立案すると、それにレイラが頷く。
「なるほど、奇遇ね。炎の時代、案外くるかもしれないわ」
「うわ勝手に海の時代を終わらせないで欲しいなー」
託す夢がそこにあった。託したくなる者達がそこにいた。
「まぁ言えることは、今年の海は荒れるわね」
人事のようにビールを煽るメイも、その未来を想像して頬が緩む。少女達の背中にあるのは、未だ淡い希望の羽。しかし、そこに篭められた想いは時代を超えた願いである。
例題である。
仮に苗木野そらがステージに選ばれていなかったのならば、彼女はカレイドスターに成れなかったのであろうか。
愚問。仮に、もし、ならば。そんな仮定に意味はなく、苗木野そらは才能があり、夢を果たした。ただ、その結果だけが残る。
だから、その答えは同じ苗木野の名を持つ者に委ねてみよう。
真に夢しか持たない愚か者に、未来(物語)を託そう。
夢の翼が、いずれ、空へ至ることを信じて。
カレイドスター~夢の翼~
始
最後まで読んでいただきありがとうございました!