私は、口の中から感じる鉄の味に気づいた。
食べたんだ。私があの人
ーーーーーーーー食べたんだ。
気持ち悪い、そう感じているのに何で吐き気が来ないの?
なんで、
私は、自分が化け物になっているのを感じた。
視界が徐々に黒く染まっていく。
私は、意識を失った。
「………………っ?」
目が覚めた。さっきまで香っていた鉄の匂いがしない。
私は、周りを見た。さっきまで、草木が生い茂った森の中にいたのに、何処かの建物の中に移動している。
ここは、一体何処なんだ。私は、なんでここに居るんだ。
…考えられる可能性は、誰かが私の事をここに移動させたということだけ。
「…!」
「お目覚めかい?」
誰かが部屋に入って来て、話しかけてきた。
小学生ぐらいの子だろうか。けど、人間ではないことはわかる。
なぜなら、私と同じように動物の耳や尻尾が生えているからだ。
見た目的に、ネズミだろうか…
「急にここに連れてきて申し訳ないね。倒れてる君を見つけたから、心配で連れてきたんだ。」
「…ここはどこですか」
まだ、味方かどうかはわからない。私を何のためにここに連れてきたかわからないからだ。普通に助けてくれただけかもしれないが、襲うためにここに連れてきた可能性もある。
これで、前者だったら疑ったことが申し訳ないが…
だが、一度襲われたことがある以上疑わないと危険だ。
「ここは、命蓮寺。寺さ。」
「寺ですか…?」
「そう、私はナズーリンだ。」
こずかあかり
「私は、狐塚紅里です…」
「紅里ね。紅里は、妖怪になったのは最近かい?」
「妖怪…?」
妖怪なんか、存在しているのか?いや、妖怪がいるならこの前襲ってきた化け物が何なのか説明できる。
「そう、妖怪。たまに、居るんだよね。人間から妖怪になるひと。」
「私は、気づいたらあの森にいて…」
「そして、この尻尾や耳も気づいたら生えていたんです!!」
もしかしたら、この人だったら元の世界に戻る方法を知っているかもしれない。
「……」
「あの、私!信じてもらえないかもだけど、こことは別の世界から来たんです!」
「ナズーリンさん、戻り方とか知ってませんか?!」
ナズーリンさんは、しばらく考えた後、私の事を真っ直ぐ見て言った。
「残念だが、紅里は元の世界に戻れない可能性の方が高い。」
「え…?」
ナズーリンさんから出た言葉は、私の期待を裏切る言葉だった。
「まず、人間からどうやって妖怪になるか説明しないとだね…。」
「いいか、紅里しっかりと聞くんだよ。」
ようやく東方キャラを出せました!
口調とかが違ったら、教えてください…。