まず、前腕に鬼火をまとったマガイマガドがその腕についた刃で斬りかかる
私はそれをヨリ斬りⅠで受け流し、もう片方のヨリ斬りⅠで斬りかかるがそれを尻尾の槍で受け止める
! 槍から鬼火が!
急いで距離をとり、大剣をクロスさせ防御すると同時に渦巻いた鬼火が放たれる...!
「キイィ!」
防ぎ切り、マガイマガドを見るが...
いない?!
「ヒスイ!上だ!」
背中からも鬼火を立ち昇らせるマガイマガドが鬼火を爆発させた反動で飛び掛かってくる
「キ、キィ!」
こんなにも早くこの手を使わされるとは思わなかったが
私は懐から取り出した閃光玉をそのまま握り潰す
手から溢れんばかりの光が発生し
グオォ?!
マガイマガドが体勢を崩し落下する
閃光玉を潰した手の反対の手で特性の鬼人薬を取り出し口に放り、ビンごとかみ砕く...!
ハモンさんの弟子のナカゴさんが作った(ハモンさんに作らされたとも言う)アイシスメタル製のビンなので私にとっては何の不都合もない
そして訓練の成果である鬼人化をしてマガイマガドに向かって...
鬼人連斬!
そして体感で鬼人の力が溜まったと感じた私は続けて...
乱舞、乱舞、乱舞!!
グオォ...!
マガイマガドもただ技を喰らうのではなく、急いで立ち上がり、反撃に出ようとするが、コノハの仕掛けた落とし穴が作動し、穴に落ちる
グ、グオォォォ!!!
「ニャ?! まずいニャ! 退避ニャ! 退避ーー!!」
いいように弄ばれたマガイマガドがぶち切れたのか、全身から鬼火を吹き出し、自身を埋めた土ごと爆発!
途中で私から降りて援護に回っていたハンター達と違って至近距離にいた私は爆発の影響をもろに受け......
「キ、キイィィィ......」
「グ、グオォォォ......」
お互い、ダメージの量は五分五分
少しでも傷を癒そうと、懐の回復薬グレート(アイシスメタル製ビン入り)を取り出そうとする
!
急いで行動を回避に切り替える...!
少し前まで私が立っていたところは吹き荒れる鬼火の渦に飲み込まれていく最中であった
(あ、危ないぃぃ。回復させてもらえないか...)
もう、アイテムを使う余裕はないと見るほか無い
ここからは正真正銘、こちらに不利な肉弾戦をしていくしかない...!
悪いことは続くもので...
ホオォ
「! ダイキチ! なんで?」
ホオォ
「......! ヒスイ! 百竜夜行に異常発生! 里の皆だけではしのげない!援護に来れるかだって!」
「キィ?! ..........キィ」
正直、このマガイマガドに対して今のハンター達では荷が重すぎるか...
私は視線はマガイマガドから逸らさないまま、ハンターに向かって尻尾でサムズアップする
「ヒスイ、ごめん! 片付いたら応援に来るから...!」
そうして、私はマガイマガドと1対1で戦うこととなったのであった