【完結】TSセミナー庶務(淫夢厨)   作:むにゃ枕

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03.お姉さん許して〜! シナリオ壊れちゃぅぅぅ〜

 ゲーム開発部はG.bibleを回収したという。私は、それに関わっていない。ミレニアムは複雑怪奇である。セミナー庶務という立場の私だが、どこに属するかを決めかねている。

 リオ会長とトキはなんか裏でコソコソやっている。ユウカは真面目過ぎる。

 

 輪廻ミテルという、1人の人間が関わった感想としては、アリスは危険ではないように思える。会長の懸念しているような兵器ではないように思えた。

 私がリオ会長の考えを知っているのは、コユキのおかげだった。コユキすごく便利! 一家に1人は欲しい。

 

「コユキ。リオ会長の動向は掴めた?」

「うん。資材がかなり動いてる。何か、大規模な建物を作ってるっぽいね」

「コユキはアリスのことをどう思う?」

「うーん。どうも思わないかな……兵器だったとしても1人で出来ることには限りがあるから。強くても1人ぼっちじゃどうしようもないもん」

 

 意外と真っ当な事を言う。しかし、コユキとつるんでいても仕方がないので、ゲーム開発部に向かった。

 

「うぃぃぃす。ミテルでぇす!」

「あっ、ミテル。丁度良いところに来たね! G.bibleの起動にはセミナーからKeyを奪う必要があるの!」

「なんて??……ちょっと待って? 私はセミナーの庶務なんだけど?」

「でも、私の友達でしょ!」

「ま、まぁ、そうだけど……」

「友達なら協力してよ! ゲーム開発部の危機なんだよ!」

 

 モモイの押しが強い。私はノーと言えるキヴォトス人だ。

 

「ちょっと協力出来ないかな」

「ゲーム開発部の危機なんだよ!」

「ちょっと協力は出来な」

「ゲーム開発部の危機なの!」

「うーん。ダメなものダ」

「ゲーム開発部の危機なの!!」

 

 コイツ無敵か? 無敵だったわ……そういえば他の部活を襲撃する奴だった。

 

「分かったよ……試してみる」

 

 モモイが目をキラキラさせていた。うぐぅ。私のバカ。断れば良かった。

 モモイの作戦通り、セミナーのデータバンクを弄っていたら、声を掛けられた。

 

「おい。庶務のミテルちょっと良いか?」

「げぇ、ネルさん」

「げぇ、はないだろ。げぇは」

「……はい。私めに何のご用でしょうか?」

 

 ネルは苦手だ。ヤンキーっぽいから。私が成り代わったあの子もヤンキーが苦手だった。嫌な記憶がこの身体には残っている。

 

「お前、ゲーム開発部と仲が良かったよな? いつも雑務ばっかりやってるあんたが、セミナーのデータバンクで何をやっているんだ?」

「…………リオ会長の横領について調べてる」

「は??」

「これは、ミレニアムの危機だよ!」

「……そうなのか?」

「うん。だから邪魔しないで!」

 

 行けたか? ヤンキーはアホだから、ネルもアホのはず。そのまま帰ってくれ。

 

「いや、お前Keyのデータをダウンロードしてるじゃねぇか!? アタシを騙そうとしたな!」

「……チョットナンノコトダカワカリマセン」

 

 ネルに捕まった私は、モモイの立てた作戦を全部バラした。ごめんモモイ。痛いのは嫌なんだ。

 

「あんた戦えるのか?」

「近付いて、ショットガンを撃つのとか銃剣で斬りつけるのは得意」

「じゃあ、ゲーム開発部の足止めを頼む。アタシはアリスって奴を試す」

「はいはい。リオ会長によろしく」

「おうよ」

 

 セミナーをクビにするぞって脅されて、C&Cの側になってしまった。NTRって感じ。そもそも、私はセミナー所属だし、元鞘に収まったというのが正しいかもしれない。

 ゲーム開発部がノコノコやって来たので、そこをC&Cと襲撃する。

 

「ミテル? その人たちは? まさか、メイド部…?」

「騙して悪いが、仕事なんでね」

「やってくれるね! みんな行くよ!」

 

 ゲーム開発部と戦闘になった。普通にコイツら強いな。邪剣夜でぶっ刺すわけには行かないし、どうしょうもない。

 

「動くな! 俺はゲイだ!」

「変態ッ!! もうなんでこんなに硬いの!!」

「カチコチになってるって、はっきり分かんだね」

 

 取り敢えず火力のデカいユズを沈める。1人は倒したので、義理は果たしただろう。それじゃあ、C&Cを裏切るか。

 これが終わったら、俺、コユキとカジノ行くんだ。

 

「遊びは終わりだ」

「え? ミテル?」

「ここは俺に任せて先に行け!」

 

 ゲーム開発部を守るように暴れる。C&Cの皆様が私を睨んでいる。

 

「どう言うことだが、説明して頂けますか?」

「セミナーへの義理は果たした。友を守るのに理由がいるかい?」

「……ミテル。ありがとう。私もにゃん's ダッシュに誓ってミテルを守るから」

 

 モモミドは、今頃keyを手にしているだろう。しっかり沈めたはずのユズが復活している。つよい。

 言いたかった台詞を全部言えたので、余は満足じゃ。かかってこいC&C!

 

「ここで、貴様らを倒してしまっても構わんのだろう?」

「ふふ。やれるものならやってみてください」

 

 いやーC&Cは強敵でしたね。ボコボコにされました。でも、keyは回収できたのでオッケーです。

 私は、セミナーの裏切り者としてコユキポジションになってしまった。ユウカに長時間正座させられ、説教されたのでフトモモがパンパン(ユウカ)になった。

 

「友達のためって言うのはわかるけど、貴方はセミナーの庶務なのよ。立場を守らないと。私もこっそり手を尽くしたけど、表立ってはやってないわ。立場を使い分けなきゃいけなかったのよ」

「友達に裏切られても、私は友達を裏切りたくなかっただけ」

「それは分かるわ。正直、良くやったって思ってる。それでも規則は規則よ。輪廻ミテル。あなたのセミナー庶務としての役割を凍結します……ごめんなさい」

 

 セミナー庶務としての権力を失ってしまう〜。まあ、でもそこら辺は後で考えよう。今はコユキとバカンスに行くことが重要だ。

 リオ会長が派手に横領してるし、ちょっとくらい盗んでもバレへんか……やっぱゴタゴタに巻き込まれると精神的に疲労するからね。しょうがないね。

 

「ゲーム開発部、特別賞かぁ。良かったじゃん」

「ありがとうミテル。でも、私たちを庇ったせいで、セミナーから追放されちゃったんだよね?」

「まだされてないよ!? どうなるかは、会長の決定を待ってから」

「じゃあさ。もしセミナーを追い出されちゃったらゲーム開発部においでよ。ミテルだったらみんな歓迎するよ」

「当たり前だよなぁ」

「アリス!?」

「アリスはネットで淫夢を知りました。淫夢はキヴォトスで流行ってます!」

「流行ってないの! 恥ずかしいから、あんまり口にしない方が良いの!」

 

 何もしてないのに壊れたアリスを見て、ちょっと笑ってしまった。

 

「ミテル!? 本当に何もしてないのよね!?」

「何もしてないよ。アリスが勝手にそうなっただけ」

「もう。なんでよ〜!」

 

 モモイが悩んでいるのを見て、私は笑顔になってしまった。でも、私がやりたいことは他にある。このままゲーム開発部に入って、みんなで楽しくやるのも良いかもしれない。

 けれど、そうなってしまったらあの子が浮かばれない。私に身体を託して私の中で眠っているあの子が不憫だ。

 

「ごめん。私にはまだやりたいことが有るの。だから、それが終わるまでゲーム開発部には入れないんだ」

「……そうなんだ。でも、大丈夫。それが終わったらで良いからね」

「ありがとう。話を断っておいてなんだけど、どこか行かない? 私が奢るから。みんなの成功のこと、本当に嬉しく思ってるの」

「器がデカすぎます!」

「アリスぅ、やめなって」

 

 ゲーム開発部のみんなは、私がやろうとしていることを知ったら、怒るだろうか? 悲しむだろうか? それとも罵るだろうか?

 叶うならみんなで止めに来て欲しいな。そしたら、真の友情を感じられるだろう。でも、今はまだ表面的なこの関係に浸っていたい。

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