エアプタシンおじさん   作:てとるマン

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初投稿です。


プロローグ

 

 やぁ、初めまして、先ず最初に自己紹介をしよう。

 

 私の現世での名前はタシン、前世での名は忘れたが確か日本人だった事とモンスターハンターワイルズをプレイしていたのは覚えている。

 

 

 

 そう言わずと知れたカプコンから発売されたモンスターを狩猟とするゲームであるモンスターハンターの最新作の事である・・・のだが私はそれよりも昔の作品に触れた事が無かったのだが、友人から「前作も面白かったし、オープンベータも最高だったからお前もやれ!!」と言われ、仕方なくPS5とワイルズを買ったのを今では懐かしく思う。

 

 

 

 

 さて前置きはここ迄にして本題に入ろう、そう私はワイルズの物語の実質的な主人公であるナタのおじさんである()()()()()()()に転生したのだ。

 

 

 

 

 自分自身が転生をした事を自覚したのは十五を数える年齢だったのだが、うん・・・何故、物語根幹たるハンターでは無く、タシンおじさんなのだと悲観したものだ。

 

 

 

 だがその悲観も少し時間も経てば落ち着くというもの。落ち着いた後、私はこの世界に於ける目標を立てる事にした。

 

 

 

 

 そう!その目標こそ、()()()()()()()()()()なのである!!

 

 

 

 

 説明しよう!!エアプタシンおじさんとは!!ワイルズの物語ではタシンという人物は基本的に善人としての立ち位置だ。

 だがしかし、物語において何故か物語の黒幕的発言やら行動やらをするせいで、()()()()()()()()()だろうと物語を進めていく内に勘繰るプレイヤーが続出したのに対し、結局の所ただの人当たりのいいおじさんで終わってしまうのだ。

 

 

 

 そこで有志達?が本来物語で発言しなかったタシンがそれっぽくラスボスムーブ?のようなセリフを言わせるのが流行り、その名前の集大成がエアプタシンおじさんだ!!

 

 

 

 

 

 さて、本来ならここから何故私がエアプタシンおじさんになろうと決めたのかを語ればならないのだが、どうやら時間切れらしい・・・何故ならば・・・

 

 

 

「グオォォォォォォォォォ!!!」

 

 

 

「死ぬぅぅぅぅぅ!!助けてくぇぇーーー!!」

 

 

 

 絶賛、命の危険に晒されているからである。

 

 

 

  ◯

 

 

 発端は私の日常とも言っていい遺跡探索だった。

 

 

 いつもなら浅めの層しか探索しないのだが、浅い層は粗方探索し尽くした為、今日はいつもより深く潜ろうと決めたのがいけなかった。

 

 

 まさか古代の遺物が集積してあった場所を()()()にしている[護竜ドシャグマ]がいるとも知らず、イキイキと探索していた矢先に鳴り響く咆哮、振り返る事なく走る私、()()を追うドシャグマ。

 

 

 

 

  ◯

 

 

 

 一度は自作の閃光玉モドキでドシャグマの目を眩ませ、何とか身を隠してやり過ごそうとしたのだが、どうやらあのクマは私の臭いを覚えたらしく、身を隠して居たはずの私の位置に突進をかまし、そのまま鬼ごっこが再開されたのであった。

 

 

「はぁ!はぁ!クソォ!!」

 

 

 

 ドシャグマが既に真後ろにまで近付いてきている・・・当たり前だ、全速力で走るセクレトに()()()()()()()()の速さなのだ、人間の足では到底敵わない。

 

 

まだ私が死んでいないのはドシャグマが私の閃光玉に警戒しているのか、若しくは護竜になる前の本能で狩りを楽しんでいるのかのどちらかであろう。

 

 

どちらにしても時間の問題なのは変わらない、閃光玉は在庫切れ、他の対抗手段は逃げ出す際に放り出したリュックの中、私の足も限界に近い。

 

 

「はぁ!はぁ・・・うぉ!!」

 

 

息が乱れ足の動きが覚束なくなり、トドメを刺すが難く地形に足を取られ転倒してしまう。

 

 

 

 痛みをこらえつつ、何とか起き上がろうした私の視界に入ったのは。

 

  

 

 「グルルルゥゥ・・・」

 

 

  低い唸り声を上げ、近付きながらその立派な大口を開けて私を捕食しようとするドシャグマの姿であった。

 

 

 

おかしい、護竜は本来()()()()()()()()()を失ってる筈なのだが、コイツは原種返りなのかも知れない。

 

 

コイツの血を採取して研究でも出来たら、私の目標に近付けるかもな・・・と死ぬ瞬間としては場違いな思考をしつつ、最後の時を待とうとした瞬間。

 

 

 

 「()()()()()!!タシン!!」

 

 

 その声が響いた瞬間、目の前が()()と同時にドシャグマの悲鳴の如く吠えると、私から離れていく鈍重な足音が聞こえてきた。

 

 

 

 「大丈夫か?タシン」

 

 

 足音が遠ざかるのが聞こえてから少し間が開いて、私に誰かが話しかけて来た。私はゆっくり息を吐きながらその声に応える。

 

 

 

 「ああ、助かったよ、ナル。」

 

 

 

 目が閉ざすのが遅れて何も見えていないが、声の主・・・名前はナル。私の幼馴染の一人であり、()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





追記:傍点による修正を入れました。
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