エアプタシンおじさん   作:てとるマン

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初投稿です。


天敵と主人公(実質)とエアプおじさん

 

 

 

 

 

 

 やぁみんな、タシンおじさんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 あと少しでモンスターのお腹の中に収まりそうになったおじさんさ・・・

 

 

 

 

 

 

 いや本当に危なかった・・・思い出すのも恐ろしいが、語るとしよう。

 

 

 

 

  ◯

 

 

 

 

 あれは私が深層へ降りる為のルートを通っていた時の事・・・

 

 

 

 

「・・・いやぁ、最初の頃はビクビクしていたが・・・人は慣れるものだ。」

 

 

 

 

 元々、我ら守人が着ている護竜を元に作り出した衣服により護竜が我々を仲間と勘違いしやすい為、襲われにくくなっているのだ・・・

 

 

 

 

 お前はいつも襲われてるじゃないかって?

 

 

 

 しょうがないだろう!!好奇心には人間勝てんのだ・・・

 

 

 

 

 

 そうやって私がイマジナリーフレンド?と思わしき者と無意識に会話していた時だ・・・何かが私の足に絡み付いたのだ。

 

 

 

 

「ん?何だ、草でも絡まったのか?・・・珍し・・」

 

 

 

 

 私は思考中断し、足に絡まった何かに対処しようと下を見た時、私は言葉を失った。

 

 

 

 

 

 何故ならば足に絡み付いていたのは草なのではなく、黒と黄色の混じった触手であったのだから。

 

 

 

 

「・・・くっやばい!!はやっ!?うぉーーっ!!」

 

 

 

 

 私は一瞬思考を持っていかれたが、腰に付けていた剥ぎ取り用のナイフ引き抜き、触手を断ち切ろうとした・・・が相手の方に先手を取られ、足を強く引っ張られ体勢を崩し、そのまま何処かへと抵抗が出来ないほど強く引き摺られていく。

 

 

 

 

 

「く、クソォ!!どこに連れていくんだ!?」

 

 

 

 

 

 私の悪態に答えてくれたのかは分からないが、それからものの数秒で下手人のいる場所に到着した様である。

 

 

 

 

「・・・・一体?・・・なっ!?」

 

 

 

 

私は引き摺られてた衝撃で目が眩み、直ぐに現状が認識出来なかったが視界が回復した瞬間、絶句してしまった。

 

 

 

 

 

「不味い!?不味い!!不味い!!!不味い!!!!」

 

 

 

 

 私の悲鳴を聞きながら、私を一飲みにせんと口を広げているモンスター[暗器蛸・シーウー]の姿が目に入ったからである。

 

 

 

 

 

 このままでは喰われてしまう事を認識した私は頭をフル回転させ、状況を打開する方法を探す。

 

 

 

 

 

「・・・!?そうだ、これだぁ!!」

 

 

 

 

思い付いた瞬間身体が動き出し、身に付けていたポーチから目的の物を取り出すと、それをそのまま奴の口の中に放り投げる。

 

 

 

 

「???・・・・!?!?!?」

 

 

 

 

 私が放り投げた物・・・それは里のみんなからかき集めた[う・・・]ではなく[こやし玉]である。

 

 

 

 最初は何か分からなかった様だが、理解した瞬間・・・激しく身体を震わせ右往左往し始めるシーウー、そうして私への拘束が緩んだ瞬間に私は奴から距離を取り、止めだ!と言わんばかりに先程と同じブツを奴の顔面と思わしき場所にぶつけてやる。

 

 

 

 

「!??!?!?!?」

 

 

 

 

 声にならない悲鳴を上げるシーウー・・・アイツに発声器官があるかどうかは知らんがな。

 

 

 

 

 

 私はそんな奴を尻目にシーウーの巣から離脱し事なきを得たのであった。

 

 

 

 

 

  ◯

 

 

 

 

 

「さて・・・どうしたものか・・・」

 

 

 

 

 現在私は深層に作った仮拠点で先程の出来事を振り返っていた。

 

 

 

 因みに仮拠点を何処に作ったかと言えば・・・繭の中である。

 

 

 

 物語でもあったがこの繭は非常に頑丈であり、少しの間だけなら護竜の攻撃を防ぐ事が可能だと物語のタシンが説明していた。

 

 

 

 

 それを思い出した私は幾つかの空になった繭に目をつけ、道具置いておく倉庫用や研究室に避難用のシェルターに改造したのだ・・・因みに今私は研究室型の繭の中にいる。

 

 

 

 

 

「何故私はあのタコ型エイリアンに襲われたのだろうか・・・」

 

 

 

 

 

 そう、奴は護竜を喰らう事でこの竜都跡地の生態に食い込んだ存在だ・・・必然、奴がこの辺りに住み着いたのは古代人が滅びてから後・・・奴に関する資料も存在しなかった為、私は奴の存在をすっかり忘れていたのだ。

 

 

 

 

 

「全く・・・迂闊にも程があるぞ・・・ん?待てよ・・・物語?」

 

 

 

 

 

そう先程も言った通り奴は護竜を喰らうが人間は喰らわない・・・だが該当する例が物語にはあった・・・

 

 

 

 

 

 「まさか、守人のこの衣服が原因か?」

 

 

 

 

 

 あれは確か物語においてハンターが警備用として作られた[護竜オドガロン]を狩猟した時の事、あの時確かオドカロンと直ぐ近くにいたハンター両方を巣まで引き摺り込んだ犯人こそ、私を襲った[暗器蛸・シーウー]の初顔見せであった。

 

 

 

 

 あの状況を推察するに、恐らくシーウーはオドガロンのみ引き摺り込もうと思ったが近くにいたハンターもオドガロンの一部という勘違いを起こし、巣まで引き摺り込んだのでは無いだろうか?

 

 

 

 

 

 この推察が正しければ守人の着ている衣服は護竜には有効だが、シーウーには逆効果だと言う事の証明になる。

 

 

 

 

 

 これは後々厄介な事になるぞ・・・何か対策をせねば・・・

 

 

 

 

 

 

  ◯

 

 

 

 

「さぁこっちにおいで〜」

 

 

 

 

「あう〜」

 

 

 

 

 所変わって私の現在地は守人の里の自宅。

 

 

 

 

 何をしているかと言えば、ナルの子供・・・ナタに歩き方を教えている。

 

 

 

 何でも1歳を過ぎても中々歩く事が出来ないので教えるのを手伝ってくれと懇願されたのだ・・・いや、私も経験ないのだが!?

 

 

 

 

 まあ、頼まれたから仕方なく教えようとしたが・・・結果は火を見るより明らかだった。その為、私はラナーさんに泣きつき・・・助言を乞い、何とかナタの世話をできる様になったのだ。

 

 

 

 

「おお、良くできたねぇ、よしよし。」

 

 

 

 

 上手く出来たら飴を与え、失敗したら鞭・・・は過剰なので次はナタでも分かるよう、出来るだけ噛み砕いて説明をする。そうする事でナタは大分歩ける様になったし、なにより。

 

 

 

 

 

「お・・・おじ・・・ちゃん、あり・・・がとう」

 

 

 

 

 

 まだスムーズとは言えないが、私の事をおじちゃんと読んでくれる様になったのだ!!

 

 

 

 これはもう時期、あの「タシンおじさん!!?」が聞ける日が近いのかも知れない。

 

 

 

 

 

 偶にはこの様な和やかな時間も悪く無いな・・・とナタをあやしながら浸っていると。

 

 

 

 

「ただいまー・・・おお!ナタ!!元気にしてたか!!」

 

 

 

 

「お・・・とうさん、おか・・・えり。」

 

 

 

 

どうやら門番の仕事を交代してきたらしいナルが家にやってきたようだ・・・いや、お前の家は別にあるだろ、何でただいま何だよとナルに言おうとしたがあいつは今それどころではないらしい。

 

 

 

 

「はうっ!!・・・うちの子尊すぎ・・・尊ぎて直視出来ないっ・・・」

 

 

 

 

「あ〜はいはい、親バカここに極まれりって奴ですね分かります。」

 

 

 

 

「だが!!こんな可愛い我が子と、一分一秒も離れたく無い我が子を引き裂く役目が私は憎い!!こんな役目!!私の代で終わらせるべきかもしれん!!」

 

 

 

 

 おい、俺の話を聞けよ・・・といかんいかん、私の方も落ち着いていないらしい、私まで冷静さを失えば誰がこの場諌める事が出来るというのだ。

 

 

 

 

 ナルの様子がおかしいのは何も今に始まった事ではない。

 

 

 

 イタが亡くなってからというものナルはイタから託された子という事もあり、ナタの事をそれはそれは大切に育てている・・・それが360度空回りを引き起こし、このように半ば暴走状態の様になっているだけなのだ。

 

 

 

 

 

 まあ、イタを亡くした直後の沈んでいた精神状態の時よりかはマシかと私は既に受け入れていた。

 

 

 

 

 

「タシン!!お前もそう思うだろう!?そうだろう!??」

 

 

 

 

 

 訂正・・・早く親友を元に戻してやらねば、コイツがワイルズでの黒幕になりかねん・・・私はそう予感するのであった。

 

 

 

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